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コバケンオケとしても、私個人としても今年を締めくくる演奏となりました。
コバケンとその仲間たちオーケストラ in 郡山 2011(出演:12/17)初めての福島での演奏ですが、直前のステージリハーサルだけ、という強行軍。さらに私はそれに合わせて、16日(金)深夜の夜行バスで17日早朝に東京着。そこで東京メンバ(オケのほとんどは東京のメンバ)と合流して、改めて朝からバスに乗り、昼に郡山到着、というバス旅行となりました。
東京芸術劇場(改装中)前から、バス2台に分乗して郡山に出発です。
行きは東北道が一時的に通行止めとなったため常磐道~磐越道経由。ちょうどこの冬一番の寒気が流入してきて、PAでは雪がうっすらと積もっていました。
寒さは見当付かなかったので、アンダーの上にTシャツ(演奏会用の服)、その上に綿シャツ、セーター。あとは地ひびき(バスアンサンブルユニット)のフリースといういでたちです。
で、服自体は大丈夫だったんですが、それ以外のところを見事に突かれました。耳はフリースのフードで隠せましたが、弓や荷物を持つ手があっという間にかじかんできます。手袋忘れは痛かったです。。
それはともかく、到着は12時半すぎ。開演2時までほとんど時間がありません。
私たちが福島でお借りした2台の楽器を確認しているうちに、打楽器隊はセッティングに大わらわ。私たちもそのうち1台の駒の位置がずれているのに気付き、駒の調整をしているうちにリハーサルが始まってしまいました。
今回はプログラムのとおり、地元の高校の皆さんともご一緒する盛りだくさんな演目。
みんな実そうま合唱団の子供達や、バンダで参加下さった郡山ウィンドアンサンブル、郡山吹奏楽団、磐城高校の皆さんとの調整(メンバーは大人が多く、人数も多いため、今回はさすがにオケが押され気味で、マエストロから「オケが埋もれているよ!」とおしかりを受けてしまいました・・そのくらいハイレベルなメンバーでした)であっという間に時間は過ぎ、オケだけでの練習はほとんどないまま、お客様も入ってこられ始めました。
演目的には今年だけでも7回以上やっている(私は4回目の本番)曲ですから、改めて問題となる所はないのですが、やはりホールが変わった分響きや聞こえ方を確認するのにあわただしかったです。 事前にバスの車中で譜面を見ておいて助かりました。
私の演奏位置から見たホールの様子。
みんな実そうま合唱団の皆さんのリハーサルです。郡山女子大学の立派な講堂、というか完全にホールです。
今回の演奏会では津波で楽器を失ってしまった豊間中学校箏曲部が出演、マエストロ・小林先生が寄贈した箏の音を聴かせてもらえました。一糸乱れぬ切れ味ある演奏が素晴らしかったです。
これらの心のこもった演奏で、最初は少し遠慮がちだったお客様(県外で避難生活を続けている方もご招待していたとのこと)からの拍手も段々と熱を帯びてきて、
小林先生作曲の「夏祭り」の和太鼓ソロ(演奏中にバチが割れてVnの方に飛んでいくハプニングも!奏者はさっとスペアのバチを出して演奏続行、Vnはバチをしっかり受け止めて、何事もなかったかのように曲は進みました)を経て、最後の1812年が終わるとスタンディングオベーションとなりました。
そして「ブラボー」の声の中から一声、
「ありがとう-」
と。
・・・感激しました。
何よりもありがたい言葉をいただきました。いや、本当に「ありがとう」を言わないとけないのは私たち。遠くから、そして困難な中、演奏会場までお越し下さって、時間を割いて演奏をきいてくださる。それだけで私たちは「ありがとうございます」とお客様に頭を下げないといけないです。実際にマエストロはじめ全員で、答礼の「ありがとうございました」と、最後に手を振ってのお別れとなりました。
そんな感動のステージも、時間的には1時間近く予定をオーバーしており、片づけもそこそこに、東京のコントラバスメンバー部隊(みんな車で楽器ごと会場に来ていました)ともあわただしくお別れのご挨拶をして、池袋へのバスに乗り込みです。
帰りのトイレ休憩の合間に家族へのおみやげ(なにせ福島は、仕事以外ではここ20年近くほとんど行ったことがない)を買い込み、予定より1時間少しの遅れでの解散となりました。
その後東京→草津はまたまた夜行バス、しかも11:45という遅い便だったため、福島からのバスが着いた池袋から関西行きのバスが出る新宿へ移動し、それから食事、マスクの購入(行きの時の車内で喉をやられそうになった反省から)、をして、さすがに11時以降は酒抜きの店が次々店じまいする中、マクドで時間待ちをして無事乗り込みました。
帰り便は行きの経験を反映してのアイマスクと口鼻のマスク。これでかなり休めるのですが、周囲からはどんなに見えていたことか(笑)。
今年の5月から通算4回目のステージとリハーサル日が2日。わずか6日という日数なのに、すでにバスパートは会うとハグする仲間状態です。トップのリーダシップとバスパート生来(たぶん、これは間違いないと思う)の仲間意識(?)で、チームワークの感じられるパートが出来上がっています。 来年の予定はまだはっきりとは決まっていませんが、また素敵なステージを重ねていけることを願っています。
楽器の貸し出し含め、郡山のステージを準備下さった当地の皆様、タイトな計画を時間調整しながら進めてくださった仲間オケスタッフの皆様、そして一緒に演奏してくださった福島のプレーヤの皆さんと聴いてくださった皆様への感謝を込めて、今年最後の(本番)演奏会報告としたいと思います。
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