コントラバス演奏記

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2019.01.31
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カテゴリ: 音楽雑感
色々偶然が重なって、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏を、その本拠地アムステルダムのコンセルトヘボウで聴くことが出来ました。しかも曲目はコンセルトヘボウ管弦楽団が初演を行った、かつ​ 自オケの50回記念演奏会 ​で取り組んだ、R・シュトラウスの「英雄の生涯」。その素晴らしい演奏とホールに圧倒された忘れ得ぬ思い出となりました。​

<<​ Royal Concertgebouw Orchestra and Pierre-Laurent Aimard ​>>​

Thu 31 January 2019 from 20.15 till 22.00
Main Hall

Programme
Beethoven - Piano Concerto No. 5 in E flat major, op. 73 'Emperor'
R. Strauss - Ein Heldenleben, op. 40
(This concert has an intermission)

Musicians
conductor
François-Xavier Roth
piano
Pierre-Laurent Aimard

 ホールは言わずとしれた​ アムステルダムのコンセルトヘボウ ​大ホール。
 実は、コンセルトヘボウ自体は2回目の来訪となります。前回は飛行機の乗り継ぎの関係でアムステルダムに1泊した時間を使って、昼に行われていたランチタイムコンサートを聴きに小ホールまでトラムで行きました。確かギリギリに駆け込んだので席が埋まっていて、ステージ上にパイプ椅子が並べられた所に座らされ、ピアニストの至近距離で演奏を聴いた思い出があります。
 今回、アムステルダム南駅近くのホテルからやはりトラムで(遠回りですが)乗り換え無しでホール前の電停に連れて行ってくれます。
 メイン(大)ホールの方は、シューボックスタイプの完全コンサートホール仕様。世界でも有数のよく響くホールとのこと。オルガンが付いていて、袖、バックヤードが存在しない(客席は完全に客席に囲まれていて、奏者はホール一番奥のお客様と同じ扉から入場する。)ので、残響の多さも含めオペラは無理かと思います。そんなホールでどうやって協奏曲用のピアノを出すのかと思ったら、舞台真ん中にある小さい「迫り」(せり)でもって奈落からピアノを引き上げていました。

 私のシートは1階席30列16番、2階席を支える柱の隣でしたので、2階席に少しだけ潜り込んだような位置になります。それでも音響は十分に満足行くものでした。


 当日のお客様は2037名収容の大ホールで、約9割程度。オーケストラ後方側の席も多くが埋まっていました。平日(木曜)夜にもかかわらずほぼ満員です。地元の年配の方々が主なお客様に見えましたが、翌週からの旧正月休暇期間(2/2-10)のせいか、アジアの若者が見かけられました。団体さん(修学旅行?)でしょうか、演奏開始前にホールで記念写真をとってはしゃぐアジアの高校生くらいの団体が印象的でした。


大編成の曲だけあって、さすがにステージはややせせこましい感じでした。

 コントラバスは9?名。大編成なのでコントラバスも当然ながら大量投入。ベートーヴェンの方は記憶が定かじゃないですが、4名くらいでしたか。弦楽器のサイズをかなり絞り込んだ感じでした。

 オーケストラの後ろ、日本のコンサート専用のホールなら「ポディウム席」と呼ばれそうなあたりも結構広く、オーケストラメンバーの出入り口がステージ左右には見えません。どうするかというと、後方(最上段)左右のお客様が入る扉から、団員や指揮者もステージに向かって降りていきます。大相撲の花道みたいな感じで、ポディウム席通路側は指揮者、団員を間近に見られるという特典があるわけです。これもいいかな、とちょっと思ったりして。ただ指揮者のカーテンコールは大変です。階段昇降が入るので、高齢の指揮者だとキツそうですね。

 ​ 指揮者のロト ​、​ ソリストのエマール ​共に私は初めて聞く名前でしたが、ピアニストの方はピアノに詳しい私の友人らは知っていたようです。。(最近は不勉強で、新しいアーティストが追いかけ切れていない)
グローバルでメジャーCDレーベルからデビューするか、日本のオケにポジションをもたないしない限り、なかなか現地のアーティストは把握しきれないだろうなぁ、と思います。だって私が日々(?)お世話になっているマエストロの名前を、オランダのクラシック聴く人は・・知らないですよね。このへんは実演に接するかどうかがストレートに効いてくる感じだと思います。
 今回の演奏会でだけの感想ですが、二人とも現代的な流麗な演奏スタイルなのかな、と思いました。もう爆演は流行らない時代なのかな・・
 そういえば、​ シーズン全体のカタログでは(リンク先は変わっていくので、2018/2019シーズンのものをご覧ください) ​Daniele Gattiが予定されていたのですが、​ セクハラ疑惑でシーズン直前に辞任 ​。そのためカタログはガッティですがロトがピンチヒッターで振ったものと思われます。

ホームページ ​での​ この演奏会 ​のサマリ。
As ​ artist-in-residence ​ Pierre-Laurent Aimard will play several different programmes with the Royal Concertgebouw Orchestra. In this concert he’ll play the majestic Piano Concerto no. 5 (the ‘Emperor’) by Beethoven. You’ll also hear Strauss' Ein Heldenleben (A Hero’s Life).
(私訳)
アーティスト・イン・レジデンス ​として、​ ピエール=ローラン・エマール ​がいくつかの異なるプログラムで​ ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団 ​と共演します。このコンサートで彼はベートーヴェンの堂々たるピアノ協奏曲第5番(「皇帝」)を演奏します。また合わせて「英雄の生涯」も聴くことができます。


 って私はどちらかというと後半が聴きたかったのですがね。(笑)
 ベートーヴェンは時差ぼけと仕事の疲れもあって、ちょっと気が遠くなっていました。実は開場後客席入場前に間違えて中を見てしまったのですが(ロビーで無料のドリンクを飲んでいる時間です。。係員に追い出されました)、リハーサル後ピアニストがずーっと曲をさらっておりました。
 なので、ちょっぴり「大丈夫かな」なんて思っていた(失礼)ら、本番は当然ながら余裕の完璧な演奏。微妙にピリオド演奏のようなモダンのようなところを揺れ動いていて、ノンビブラートのところがあったり、歌い込んだり、でその間合いはとても自然。無理矢理やっている感がないので、「最近のベートーヴェン解釈はこんな感じなのかなぁ・・」なんて思っているうちに心地よくなって、意識を飛ばしてしまいました。ホールの音響はそれくらい美しいです。

 演奏内容のページ(いつなくなるか判りません)から​ 演奏会の曲目の録音が少しだけ流れる(ページの下の方 ​にあります)演奏も、まるでCDかのようですが、ほんとにこんな響きが降ってきます。

https://www.concertgebouw.nl/en/page/36876#581ffb57eae47db881558b389f1d9b196bf67b27

 拍手で意識が戻り、休憩時間で気を取り直していよいよお待ちかねの「英雄の生涯」。開演前にコントラバスの団員がさらっているのが聞こえるだけでも、「あー、上手いなー」と思わせる物でしたが、本番の音が流れ始めると、とにかく美しい。
 強い音、強烈な音(例えば「英雄の敵」や戦いの場面)でも、常に「美しい」が前提にあって、その中での表現という感じでした。個人的にはもっと戦闘シーンなどはカタストロフに至る打楽器群を鳴らしても・・と思いましたが、それは指揮者の個性なのかも知れません。
 それとは別に、​ 自分たちが汲々としながら演奏 ​したのに比べて、なんと見通しのよいことか。それなりにさらって、各楽器のかなり難しいパッセージもアマチュアとしては何とか弾いたレベルにはいっていたと思っていましたが、この日の演奏は、我々が弾いているスコアが30声部くらいで書かれた曲に聞こえるとすれば、同じ曲が8声部くらいで聞こえるのでした。


 こういう楽器が変わりながら一つの声部を引き継いでいくスタイルは、近代以降のオーケストラ曲ではよくあることですが、これを練習で鍛えるのはなかなか難しく(数小節単位でつながる声部になるように各楽器に指示を正しく出すこと、理解することがまず大変。一度学生時代に学生指揮の方が「マイスタージンガー」でやろうとして、破綻した練習現場に居合わせました)、まさに奏者がスコアを知った上で周りの音を聞き合ってアンサンブルしていくしかありません。もう、さすが、という感じです。
 もちろん、各個人、セクションの技量は高く、「VcみたいなCb、VaみたいなVc、2ndVnみたいなVa,1stみたいな2ndVn」(1stVnは・・知りません)と言われるこの曲のパート譜が、いとも簡単そうに(実は全然簡単じゃない)演奏されます。
 2ndVnが通常チューニングでは出せない最低音(Ges音)を出すためにチューニングを下げ、上げするところなど、どんな感じか気にして見ていましたが、さすがに慣れたもので、キュキュッと数回の調整で素知らぬ顔して音替えが進んでいきました。
 最後のコーダ、圧倒的なクレッシェンドでの頂点から、どこまでも続くディミヌエンドは技量未熟な自分たちの演奏ではどうしようもなく苦しいところでしたが(最後の最後で・・)、これもよく響くホールに音を乗せた上で、管楽器群がどんな腹筋しているのか、と思わせるような支えでもって、揺らぎもせず音が無に帰って行きました。

 演奏後の響きを十分に味わった長い無音のあと、猛烈な拍手、ブラボー、そしてあっという間にスタンディングオベーションが始まり、私の辺りだと一緒に立たないと(オランダ人は背が高い!)何も見えなくなるので、私も立っての拍手。そういえや日本も熱狂的な拍手やブラボーはあるけど、スタンディングオベーションは少ないかな。​ コバケンとその仲間たちオケ ​では何度かいただいたことがありますが、そういう評価をいただける演奏が出来ると良いなぁ、と思いました。

 演奏時間が長く、カーテンコールもあったせいか、アンコールはなし。もう外は午後10時近くで、気温はすでに氷点下。雪もちらついてきました(翌日はアムステルダム市内も少し積もってた)。単独行動の上夜も遅い(とはいえ、トラムは臨時便が大増発されていて、帰宅の足は全く問題なし)ので、ホテルに戻ってノンアルのハイネケン飲みながら余韻に浸っておりました。



今回はオランダでの仕事が夕方に終わり、翌日の帰国フライトの前泊でアムステルダムに宿泊できたのが幸運でした。先に滞在・帰国した同僚の方は、同じパターンでハイティンクのブラ4を聴けたみたい(それはそれで羨ましい!)。またオランダ出張ないかなぁ(笑)。できればコンサートシーズン(9月~6月くらい)に。


海外での鑑賞履歴です。新婚旅行と、仕事での欧州出張時に偶然乗り継ぎ泊でアムステルダムで昼に行動できた時の3回だけ。
仕事で私が縁があったのは中国、東南アジアがメインだったのでしょうがないですね。

・ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ​ ウィーン国立歌劇場 1997/3/23 ​ ​ ドナルド・ラニクルズ ​指揮,  ​ ジークフリート・イェルザレム ​, ​ ジェーン・イーグレン ​他 (神々の黄昏)
・ローマ歌劇場管弦楽団 ​ ローマ歌劇場 1997/3 ​ (マスネ:ドンキホーテ)
・ピアノ演奏会(ランチコンサート) コンセルトヘボウ小ホール 2002/4






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最終更新日  2019.04.19 23:24:51
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