コントラバス演奏記

コントラバス演奏記

PR

プロフィール

ytaki1

ytaki1

カレンダー

コメント新着

本人です。新世界の弱音器問題解決編@ Re:すみオケ練習(で、新世界の弱音器処理について)(08/22) その後、弱音器の扱いおよび4楽章のシン…
ytaki1 @ Re:ドボ8の謎(04/22) 約14年の時を経て、ついに問題は(ほぼ)…
ytaki1 @ Re:ドボ8調査結果とおまけで新世界調査(04/26) 約14年の時を経て、ついに問題は(ほぼ)…
渓です ありがとうございました@ Re[2]:楽器の調整へ大阪往復(12/7/21)(07/21) ytaki1さんへ お返事ありがとうございまし…
ytaki1 @ Re[1]:楽器の調整へ大阪往復(12/7/21)(07/21) 渓 朝子さんへ はじめまして!コメントあ…

バックナンバー

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

購入履歴

最も愛用者が多い!【定形外郵便(特定記録郵便)】*【松脂】Carlsson BASS
軽量 コンパクトミニ三脚 3WAY雲台 リモコン付 ビデオカメラ三脚 Bluetooth スマホ三脚 iPhone Android goPro対応 バレンタイン プレゼント 修学旅行 入学式 卒業式 卒園式 入園式?ポイント5倍/【楽天1位獲得】【三脚用ケース付き】三脚 ビデオカメラ三脚 アルミ製 スマホ三脚 3WAY雲台 デジタル一眼レフ 3段階伸縮 360回転 クイックシュー式 折り畳み式 リモコン付き170cm iPhone/Android/カメラ多機種対応 コンパクト三脚 キャリングバッグ
オニオン スープ うんと健康 あわたまオニオンスープ 5食入 3個セット うんと健康 あわたま オニオン 玉ねぎ スープ
自転車 ライト ソーラー USB 充電式 防水 おしゃれ led ライト 間接照明 4つの点灯モード IP64 防水仕様 自転車 ソーラー ライト【楽天1位/MAX1年保証】 2way 自転車 ライト 充電式 ソーラー USB 防水 led 自転車ライト 4モード搭載 明るい ソーラー USB おしゃれ ヘッドライト 懐中電灯 2way ledライト 充電式 屋外 太陽光 自転車 ライト led コンパクト 取付簡単 アウトドア キャンプ 防災 夜間走行
松阪牛やまとのお惣菜お試しセット。メンチ・コロッケは揚げてあるので簡単調理!松阪牛ハンバーグはジューシー!お手軽ギフトにもどうぞ父の日 肉 牛肉 プレゼント お中元 内祝い 誕生日 惣菜 松坂牛 100% ハンバーグ 入り ギフト デラックス A ハンバーグ x1 メンチカツ x3 コロッケ x4の3点 セット 松阪牛 出産祝い 結婚祝い 出産祝い 結婚祝い 食べ物 食品
2021.06.27
XML
カテゴリ: トラばなし
「知られざる名曲」を取り上げることをコンセプトに活動する(​ 楽団Webサイト ​より)オーケストラ、京都フィロムジカ管弦楽団さん。コロナの中1年半もの間演奏会がストップしていましたが、緊急事態宣言明け早々に復活の演奏会を開催されました。そこまでの出演者とメンバー維持、そして厳しい条件下での練習場所確保など大変なご苦労があったことと思います。そんな貴重な演奏会に、二度目のお声がけをいただきました。懐かしの八幡市文化センターで、初めての曲2曲と横浜で弾いて以来30年ぶりの曲との演奏となりました。​

《​ 京都フィロムジカ管弦楽団 ​ 第47回定期演奏会》

午後1時開場/2時開演
(午後1時20分よりホールでプレコンサートを予定)

 会 場 : ​ 八幡市文化センター ​大ホール
 指 揮 : 葛城 郁也
 入場料 : 800円(前売) 900円(当日) 全席自由

 曲 目 :
    ■ グラズノフ /祝典序曲  
        ■ ハイドン/交響曲第100番「軍隊」
      ■ チャイコフスキー/交響曲第2番

 ・体調が少しでも悪い場合にはご来場はご遠慮ください。
 ・自宅での検温で、平熱よりも体温が1度以上高い場合、ご来場はご遠慮ください。
 ・会場での検温、手指消毒、マスクの着用にご協力ください。


演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。

・グラズノフ:祝典序曲  (初)
・ハイドン:交響曲第100番「軍隊」Breitkopf版(旧全集版)(2回目)
・チャイコフスキー:交響曲第2番 「小ロシア(ウクライナ)」(1880年改訂版)(初)
いずれも
  2Pult中 1Pult In 独弓、4弦 Extender (low-C) は「軍隊」でのみ使用。

(アンコール)


 演奏会場は久々の​ 八幡市文化センター大ホール ​。永年お世話になった​ 八幡市民オーケストラ ​の本拠地です。
 八幡市民オケから離れた直後にコロナ禍となり、八幡のホール、そして市民オケも活動がほぼ止まってしまっていました。今回フィロムジカさんが何度も変更を余儀なくされながらも何とか八幡のホールで出来たのは、ホールの努力、オケの努力、そして少しのラッキーなタイミングによるものとしか言えません。多くの市民オケが数週間、いや数日のお上の規制レベル差で、演奏できたり、出来なかったりがありました。
 そして演奏会当日自体は開催可能となったとしても、アマチュアにはそれなりの準備(練習)期間が必要なため、そこまでの練習が出来たかどうかも、各オケの命運を分けました。固定練習場のオケは、その場所といわば一蓮托生に近い形でしたし、固定練習場を持たないオケは活動圏の中でできるだけ状況の落ち着いた場所を探していました。
 フィロムジカさんは京都市内のいつもの練習場が使えない中、京都郊外や滋賀の練習場を探して練習回数を確保されていました。運営の皆さんの努力に頭を下げるばかりです。



 このご時世でもあり、客席数は半分に制限され、決して足の便が良いとは言えない八幡のホール、またフィロムジカさん自体演奏会場は都度移動するタイプのオケで集客はなかなか厳しいのですが、それでも百名以上のお客様はお見えになっていたと思います。少なくても熱度の高いのがフィロムジカさんのお客様ですから、ブラボーは出来ない(このご時世なので)分、拍手は盛大でした。(もちろん曲も演奏も素晴らしかったからと思います)

 古典派~ロマン派と多彩な曲の演奏となりましたが、弦の編成は小さく(上から、8-7-6-7-4「人」)、ハイドンの編成で全曲通したような感じです。管楽器に対して相当頑張らないといけないバランスです。弦楽器はチェロを除いてエキストラメンバーが多く、運営の苦労が偲ばれます。
 弦楽器の並びは、チェロが外の近代スタイル(舞台下手から1st-2nd-Va-Vc,CbはVcの後)でした。金管・打楽器はTimpが中央奥、Timpの前にTp/Trb/Tuba,Hnは下手に2列で固まる配置。ティンパニ以外の打楽器はティンパニから下手側に並びました。今回はグラズノフ、軍隊、チャイコともシンバルやバスドラム等入る賑やかな編成でした。

 8型というコンパクトな弦楽器サイズに合わせ、コントラバスも4名。チェロとの比較で薄かった(というか、チェロがちょっと多い)感じです。
 4人ということで、雛壇不要、横一列に並ぶ形でリハーサルを開始しました。
「英雄の生涯」演奏したとき ​は、100人以上がステージ上)、とはいえディスタンス確保が必要な昨今ですから、半分の8型でもそれなりにスペース取る必要がありまして、雛壇無しの4人横一列で割といい感じになってしまいました。
 チェロとバイオリンも、本来ならこのホールの特性(上の反響板がある位置の楽器までしか音が抜けず、ピットをせり出した位置に座った楽器は音が飛ばない)的にはもっと管楽器側に詰めたいところではありました。
 ただ、ホールのこの特性とチェロが外という配置のおかげで、Vc-Cbのバランスは人数比ほど高音過多にならずに済んだように思います。(もちろんVcの皆さんが演奏に気を遣われたのが大きいと思います)

 メンバーの内訳は、フィロムジカさんには永らく出演されている常トラで、八幡市民オーケストラでもご一緒させてもらっていたH先生と、同じく13年前からの常トラで、私はここで初対面となったMさん、そして前回から団員となられたYさんの4名。団員が1名だけだと、他のエキストラメンバーの対応とかが大変(楽譜の準備、練習会場の連絡等々)なのですが、細かく対応頂き感謝でした。そしてMさんからはこの演奏会の2週間後に本番となる演奏会へお誘いを受け、そちらでもご一緒させて頂くこととなりました。

 指揮者は葛城郁也先生。私は初めてご指導頂く先生です。フルート出身の若手の先生で、溌剌とした指揮ぶりでした。そしてフルートへの具体的なアドバイスは、さすが出身楽器、という感じでした。フィロムジカさんには弦楽器が八幡市民オケと同じく大フィルの岩井先生、そして金管楽器には学生オケの大先輩である山崎兄がトレーナとして指導に当たられているので、木管出身の指揮者でちょうどいいバランスになったかも知れません。


 何が良かったって、当初(コロナ前)にお話しをいただいたときに大判のスコアを「えいやっ」とばかり購入してしまったので、最後まで私を使っていただき、そして曲も変更せずに演奏し切ってくださったおかげで、このスコア、無駄にならずに済んだのが一番ほっとしました。(笑)
 曲はタイトルどおりの華やかな作りで、グラズノフの職人芸的な盛り上がる曲でした。この演奏会で私は初めてこの曲に触れましたが、まず思ったのは、「ショスタコーヴィチの祝典序曲って、この曲のオマージュがあるよな」というのと、「低音の動きがマイスタージンガー」(=2分音符中心のバスラインが延々と続き、しんどい)ということでした。
 細かい分散和音などもあり、なかなか難しい曲でした。というか、最初から音符だらけで疲労感きました・・なにせトロンボーン・チューバ勢揃いの編成にコントラバス4本ですから。

・ハイドン:交響曲第100番(軍隊)
 大学卒業して間もない頃、横浜シティーフィルさんで弾かせてもらってから、何と30年ぶりの演奏でした。
 古典派の曲といえば楽譜や演奏スタイルが問題になり、それはまたフィロムジカさんのこだわりポイントかとも思いましたが、今回は意外な「旧版Breitkopfによる旧全集版」の採用でした。特に版へのこだわりが無かったとのことですが、時折譜面の不整合などでの調整はあったようです。新版と比較して追加されたアーティキュレーションやダイナミクスが、アマチュアには実はありがたく、上手く旧版を使うのも悪くないな、と思いました。譜面もモーツァルトなど一時はほぼBärenreiterの新版にほとんど置き換わるような勢いでしたが、ネットで著作権の切れた譜面のダウンロードが普及してからは、アマチュアでは旧版の復権も起こっているようです。ただ、若手中心のオケにはその辺の版の経緯をわかっておらずに使うところもあって、「スコアと合わない、前に演奏した譜面や手持ちの譜面と違う」と思いつつ平気で混ぜて演奏してたりもして、エキストラでお邪魔したときなど、頭がクラクラするときもあったりします。
 今回は演奏としてはモダン・アプローチ(譜面が旧版なので、ある意味当然)でしたが、見物の「軍隊ラッパ」のみ、C長管のナチュラルトランペット(バルブやピストンが無くて自然倍音しか出ない、古いタイプの楽器)を採用されていました。
 弦楽器の編成が小さかったことがこの曲では幸いして、モダンなアプローチでも切れ味ある、なかなか良い演奏だったように思います。

・チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」
 こちらもグラズノフと同じく初めて演奏する曲。曲自体はマイナーながら「山羊さんゆうびん」の曲(4楽章のロシア民謡「鶴」の主題と似ている)として記憶にあったものです。スコアが無駄にならなくて良かった級ですね。なかなか演奏機会が無い。
 さらにこの曲は作曲者自身による改訂版があり、現在多く演奏されるのは実はこっちの方。シューマンの4番のような感じですね。​ フィロムジカさんはシューマン4番では敢えて初版(滅多にやらない方)を演奏 ​し、今日のチャイコフスキーは改訂版(良く演奏する方)を採用です。実はこの改訂は交響曲4番と5番の間にされたものなので、この改訂によって一気に後期の人気曲のような構成とオーケストレーションを持つようになりました。そして雰囲気はまるで「バレエ曲で交響曲を書いた」感じ。3楽章なんかは、ほんとにバレエ内の一曲として演奏しても違和感無さそう(長いけど)。コロナで他のオケの練習が少なかったこともあって、比較的この曲の練習時間が多く取れたことからかなりいい感じに身体に入った曲になりました。コントラバスパートも難しいところが何ヶ所かはありますが、1番(冬の日の幻想)のような無理ゲー的絶望感は無く、それも後期の雰囲気がある感じでした。随所に5番や6番の萌芽が見えて、楽しかったです。
 演奏も弦が薄いのがさすがに辛い部分がありましたが、客演コンミス以下腕の立つエキストラを揃えた1stVnの健闘で、曲がぐいぐい前に進んで、勢いのある感動的な演奏になりました。満を持してのラストの金管は、さすが山崎兄仕込み。「上手い金管は最後にすべてを救ってくれる」という感じです。
リハーサルで強打の反動で椅子が崩壊しティンパニ奏者が投げ出される、というびっくりするような事故もありましたが、京大オケ系の優秀奏者が揃った打楽器のおかげで、コントラバスも非常に弾きやすかったです。

 まだまだ世間体や会社の縛りとかでお忍び的な方もおり、それぞれの素晴らしい奏者の方とカメラに収まることができないのが、つくづく残念ではあります。


・(アンコール)
 今回も、アンコールはありませんでした。コロナ下の練習時間確保が厳しい中ですから、当初の曲目どおりにやりきれただけでもたいしたものかな、と思いました。個人的にはチャイコフスキーのバレエ曲のから一曲くらい何か欲しかったですが・・(4楽章の一部が白鳥湖の「ハンガリーの踊り」にとても似ていて、ちょっぴりやってみたかった)

 ご時世を反映してお客様とのコンタクト(プレゼント受付、楽屋出待ち)も禁止なので、打ち上げはとてもとても・・という状態です。なので、終演後お客様が捌けたあとで、ロビーに集まって指導の皆様からの講評をいただきました。団員の皆さんだけでもあとでオンライン打ち上げとかできてたらいいんですけどね。

 次回演奏会は12月26日(日)に、文化パルク城陽 プラムホールにて。フィロムジカさんらしい邦人作品(高田三郎/狂詩曲第一番「木曽節」)と、有名曲「ペールギュント」+「悲愴」とのことです。指揮は墨染交響楽団でも多くお世話になった滝本先生、という楽しみなプログラムです。
過去の演奏経歴です。通算362ステージ目。

■グラズノフ:祝典序曲 
・(初)
■ハイドン:交響曲第100番「軍隊」(旧版)
・1992/04/18    横浜シティ・フィルハーモニック/鎌田 由紀夫

■チャイコフスキー:交響曲第2番 「小ロシア(ウクライナ)」
・(初)


京都フィロムジカ管弦楽団での演奏履歴です。
・2019/6 ​ 第45回定期演奏会 ​ 大津市民会館 (ニールセン2番他)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.07.08 21:49:22
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: