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4月30日の日記
で訪れた玉簾の滝に到着するまでには短いドラマがあった。
何度も訪れている場所であるにもかかわらず生来の恩寵、 ド
方向音痴が発動して道を間違えてしばし彷徨ってしまった。
お天気もいいし、ドライブだと思えばね-、と乗り合わせた友人が言うならともかく私自身が暢気な発言をかます。

あれあれ?何やら知らないお寺がある。
道路からは石段しか見えないが、手前の一角、小さな仏たちが石に混じって苔むす感じがとてもいい。
幸い友人も古文書の読み方の講座を希望したお寺好き。
降りてみよう!と早速話がまとまる。
石段上の真ん中にでんと聳えるあの巨木はなんだろう。気になるなあ。

上りきって振り返るとほろほろと散った椿と桜の花びらが石段に。

門をくぐる。目の前にある巨木の迫力は素晴らしい。
謂れがかいてある立て札か何かがあると思ったが見当たらない。
右手の足元を見下ろすと別の木の洞の中に小さな仏がいらっしゃる。
道路の立て札には「庄内三十三観音巡礼○番所」「庄内水子地蔵百三番所」と書いてあったように思う。
この仏は水子地蔵さんだろうか。
兄は生まれてきたものの産声をあげず逝ってしまった。
不憫に思ったのか戒名はいただいたがそれ以外にこの世に生きた証はない。
これもご縁とお賽銭をあげて手を合わせる。

裏手にまわったら何やらほのぼのした様子の童子がいた。
鼠小僧
次郎吉ってわけでもあるまいから、 小僧時代に涙で鼠を描いたという雪舟にちなんだ
像だろうか。
それにしては牧歌的な雰囲気。謎である。
このお寺さんはとても気さくなのだ。
母屋から出てきて、地蔵尊に水をかけて手を合わせていた私たちに気づいたお嫁さんと思われる人物が「ご苦労さんです」と声をかけてくださった。
お彼岸でもお盆でもない時期はずれの、見知らぬ訪問者に。
調べようがなくてお手上げだが、お寺の名前は「興都寺」だったと思う。
また行きたいが、二度と行けないような気がして残念。
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