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すごいトスカでした。事前にお聞きしたとおり、オケがバックに徹してなんてものではなく、物語と一体化してすすんでいきました。
2幕の息をもつかせぬ迫力と緊張は今まで感じたことありません!
プッチーニは聞く機会は多いけど、なかなかこれほどのものには当たらないです。
しかも先週のヴェルディ「仮面舞踏会」と比べると、指揮者が別人ではないかと思うくらいの、印象やインパクトの違いにもびっくりです。
とにかく2幕の劇的に次々進む迫力に圧倒、ストーリーがわかっているのにこれだけワクワクドキドキの展開なんて、ひさびさです。
わたしはスカルピアのラド・アタネリが一番気に入りました。本当に憎たらしい悪役に徹して、ノセダのドラマを一層盛り上げてます。ひさびさ感銘受けたスカルピアです。
アルバレスはさすが。感情押さえ目でかえって激情が伝わります。まさに誇りをもった騎士でした。知名度的にも一番の拍手当然でしょう。
パトリシア・ラセット、もっと拍手受けてもよかったのではと感じます。感情起伏の激しさが、ノセダの音楽にミックスされて、ビンビン伝わってくる、渾身のトスカでした。
しかしイイ舞台はやっぱあるんですね~おいしいワインを飲めそうです。
指揮 ジャナンドレア・ノセダ演出 ジャン・ルイ・グリンダ
トスカ パトリシア・ラセット
マリオ・カヴァラドッシ マルセロ・アルヴァレス
スカルピア男爵 ラド・アタネリ
アンジェロッティ ホセ・アントニオ・ガルシア
堂守 マッテオ・ペイローネ
スポレッタ ルカ・カザリン
シャルローネ フェデリコ・ロンギ
看守 ジュゼッペ・カポフェッリ
牧童 阿部昇真
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