太郎英語

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2015年09月13日
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カテゴリ: 平和関連

被爆70周年ということで

長崎では色々な核軍縮や平和に関する

イベントが開催され、私も通訳ボランティアで

いくつかのイベントに参加しました。

元国連軍縮問題上級代表のブラジル人である

セルジオ・デュアルテ氏の講演通訳をした時

デュアルテ殿がブラジルにも100人以上の被爆者が

いることと、原爆投下から間もない時期に

ブラジルの有名な詩人のベニシウス・ジ・モラエスという

方が作った「ヒロシマのバラ」という詩を紹介してくれました。

詩の内容は以下の通りです:

  音を失い テレパシーで 
 意思疎通 
 する子供たちのことを考えてごらん 
 
  光を失い  
 手探りでものを探す 
 少女たちのことを考えてごらん 
 
  この先 歩む人生を変えられてしまった女たちのことを 
 考えてごらん 
 
  燃えるような紅い薔薇の傷を 
 負った 
 人たちのことを 
 
  忘れてはならない 忘れてはならない 
 
  薔薇のことを 薔薇のことを 
 
  ヒロシマの薔薇 
  
 語りつがれて 
 ゆく薔薇のことを 
 
  何もかも無に帰す 愚かなる 
  放射能の薔薇のことを 
 
  原子によって肝硬変と化した 
 
  もはやピンク色ではない薔薇のことを 
 
  色もない 
 
  香りもない 
 
  薔薇なんかでは決してない 
 
  何もない 
 
  ありえない 
 
  どこにもあってはならな 
  
 
  肝硬変 
という言葉が出てきます。 
 これは英語では 
  Cirrhosis 
 
 となり、発音は 
    
ーシス 
 
 という感じになります。 
 デュアルテ氏は講演の中で、この詩のことを 
 題名をナガサキのばらと置き換えてもよいと思いますと 
 紹介されておりました。 
 この詩は、ブラジルでは有名らしいのですが 
 日本ではあまり知られていないようでした。 
 Youtubeで調べると男性歌手ですが高音で 
 歌っているものがありましたのでURLを貼り付けます。 
  https://www.youtube.com/watch?v=p8vNNmgscVQ 
 





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最終更新日  2017年03月02日 20時25分34秒
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