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2020.04.03
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カテゴリ: データ分析
「倍加時間(倍増時間・Doubling Time)」があります。

ジョンズ・ホプキンス大学のデータから、日本全体での「感染者数」の倍加日数は、3月20日前後と比べると、最近は、やや短くなっています。つまり、より短期間で倍増するような増加ペースになってきています。

3月20日前後では、約2週間で倍増する増加ペースでしたが、最近は約1週間で倍増するペースになってきています。

このペースが続くと、4月2日時点のデータで、日本の累積「感染者数」は2495人ですから、今後の1週間くらいの間に、約2500人の新たな「感染者数」が確認されるだろう、ということになります。

つまり、4月10日前後には、日本国内の「感染者数」の累計は5000人を超えてくることも予測されます。

もし、検査の方針が変わり、検査数が増えたりすると、4月10日前後に、「感染者数」の累計が1万人を超えても不思議ではないと思います。

「感染者数」は急増しそうなので、今後は、感染しても軽症者や無症状者は入院の対象外になる場合があるようです。

「感染者数」の倍加日数が短くなる一方で、新型コロナウイルスによる、日本の死亡者数の倍加日数は短くはなっておらず、「ぎりぎり持ちこたえている」のかもしれません。

でも、「感染者数」が増えると、一定期間の後に死亡者数は増えると考えられるので、油断することはできません。

そもそも、死亡者数の検査漏れがないのかどうか、という問題もあります。

※参考にしたサイト:https://blog.datawrapper.de/weekly-chart-coronavirus-doublingtimes/

↓「5日間での増加率」から算出した「感染者数」の倍加日数
B列に日々の感染者数累計がある場合のExcelの式
=(5*LN(2))/(LN(B73/B68))

分子は一定なので、 当然ですが、 増加率(式の分母)が大きいほど、「倍加日数」は短くなります。



↓「5日間での増加率」から算出した「死亡者数」の倍加日数


増加率の動向でも、拡大ペースの傾向はわかります。

でも、「倍加時間(Doubling Time)」とかを使うと、「賢そう」と思ってしまうのは、数学コンプレックスによるものかもしれません。

「倍加時間(Doubling Time)」は、細胞培養などの分野以外でも使われています。

身近なところでは、預金の倍増年数などの計算でも「
70(あるいは72) / 利子率」という簡便式が使われています。超低金利の日本では、預金が倍増するためには、気が遠くなるような年数が必要です。

超低金利とは関係ないでしょうが、日本での新型コロナウイルスの「感染者数」の倍加日数は欧米諸国と比べると長めで推移しています。しかし、日本と欧米諸国では、検査数の絶対数が異なるので、増加率や倍加日数を直接比較するのは適切ではないと考えられます。

検査数の制約によって、日本での増加数が抑制されているとすれば、増加率や倍加日数であっても、欧米諸国との比較は意味がなさそうです。

増加ペースについては、それぞれの国ごとの増加率や倍加日数の増減傾向で判断するのがよさそうです。
Doubling Time = Ln (2) / Ln (1+r)​

Ln – Natural Log:自然対数
r – Interest Rate  or  Growth Rate
Doubling Time = 70 / r
増加率も倍加時間も、規模が小さい間の数字は信頼性が少ないと思われます。例えば、5人が10人になるのと、500人が1000人になる場合では、後者の方の増加率や倍加時間がより信頼できると思います。





後述の試作のダッシュボードの国別推移グラフから、時系列数表をダウンロードできるようになっているので、簡単に倍加日数を計算できます。

ダッシュボードのグラフの右上の欄外のところをクリックれば、グラフのデータをダウンロードできます。

ダウンロードしたデータのB列に日々の感染者数の累計がある場合、Excelの式「=(5*LN(2))/(LN(B73/B68))」によって、簡単に倍加日数を計算できます。

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​【ダッシュボード 「COVID-19 Transition Graphs」 を試作】​​
中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。​

随時、ページを追加しています。

アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。

また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。

楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。

無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。

↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。
​​

ジョンズ・ホプキンス大学の 「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。

4月1日付のデータは、当初アメリカのデータが抜けていましたが、2時間後に修正されました。アメリカのデータは地域分類が細かくなっていて、1日当たり2千行くらいになっています。
EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。

上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです






↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。






↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。



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 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。​



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Last updated  2020.04.21 03:12:55
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