いいもん見つけた&手作り・アウトドアー

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2007年01月27日
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カテゴリ: 職人の技

隠れた名店


神戸は六甲山や、摩耶山があり手軽な楽しみの一つ。

防寒の装備をして一日、山にいるつもりだった。
何せ飯の準備や文庫本まで15Lの安物バックに詰め込んで行ったのだ。
しかし頂上までのアクセスに一部予想外のことがあり、早めに引き返してきた。
一寸残念。
本日は、山の話ではなく山からおりた時の話となります。

以前もコーヒーの話をした
コーヒー豆の焙煎 我流 職人の店 の続編(笑)です。
つまり心やすらぐお茶の話。


日本でしか売っていない?ミレーザック

麻耶山の麓、当方の住んでいる王子公園駅・商店街入り口近くに
お茶屋さんの隠れた名店がある。
今日も帰りにはこの店に立ち寄ることとした。


ひと時の安らぎ

この店、コーヒー店ではない。「お茶屋さん」だ。
というのも、この店は中国や日本のお茶まで出るのだ。
一杯ずつ、気持ちを込めた本格的なものを出す。


店内には中国茶・緑茶・抹茶・コーヒーと、なんでもあり

今日の気分は、コーヒーだなと思い注文。
大きなコーヒー豆が入っている入れ物から、店長は手際よく豆を出す。
器の蓋を開けるだけで、店内のコーヒーの香りに新たな香りをつけたす。
正確に豆の量を取り出し、ミルに入れる。
豆に対応して挽き方の微調整をしているところがすごい。


コーヒーを豆に合わせて挽く

コーヒーを淹れるのに、1人分は味にむらができやすく難しい。
しかしやはりプロ。見ているとドリップしている時に「旨そう」と見える。
コーヒー粉が湯をさすと「こんなに膨れるのか」というぐらい粉が膨らむ。
短時間で蒸らされる様は、とてもまねができない。


コーヒーの粉の膨れ具合は驚嘆

熱湯の温度管理も1度単位を見切っている。
火から離した時の温度。 湯の器を移し変えた時の温度。
カップに入れた時の温度。 全部確認してあり、最良の温度管理をしている。
店長曰く、中国茶もまた温度管理が難しいとのご意見。


コーヒー豆はすぐなくなる

豆に対しても厳しい。毎朝状態を確認するため味見をしている。
変わっているのは、店長管理の「ブレンド」の一種類しか置いていない。
専門店だから豆の種類を普通は10種類程度はあっても良いのではと思ったが
このブレンドを飲むとうなずける。

味の管理は、何種類もできないのか?。
しかしこの自信の一品は、コーヒー党の常連が多いにもかかわらず
誰も種類が選べないことへの文句を言わない。
毎朝の店長の味見の儀式は、豆の状況・焙煎のでき、
そして自分の体調までわかるという。

抹茶を複数の人が注文すると店長の顔色が変わる。
茶碗、茶筅(ちゃせん)、抹茶を手早く用意する。
店の名前は、茶筅(ちゃせん)から取ったものだろうことが分かる。
一人分ずつ丁寧に気持ちを込めて点てる。
もちろん全員分を同時に点てて持って行く事ができない。
この時ばかりは、店長の余裕は消えている。


中国茶も本格的

中国茶もまた季節によって(5つの時期)分ける。
茶だけでなく食べ物も季節によって、体に良いものの時機があるという。
この店に行くと、お茶だけでなく健康まで考えさせられる。


さて、コーヒーでも

さて美味しいコーヒーをいただくかと
文庫本に手が行き、自分の世界に入っていく贅沢な時間がそこにある。






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Last updated  2007年03月03日 17時47分08秒
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