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TERA DREAM

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2007.06.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 あの事件のことをある方から知らされたとき、私は一人、書斎にこもって泣きました。何故か判りません。涙が止めどもなく流れたのです。悲しみの涙と、苦しみの涙と、そして怒りの涙でした。この被害者の方と同じくらいのお嬢さんを何人も教えてまいりました。小学校の時から高校を卒業するまで私のところへ来ていたお嬢さんもいました。それぞれ、ご両親やご祖父母の皆さんに愛され、慈しまれ、育まれてきたお嬢さんたちです。「手塩に掛ける」とは正にこのことだと思われます。そして、あの被害者の方々は途轍もない苦しみを背負わされたのです。それも、信仰に関わる言葉で呪縛を掛けられて、準強制わいせつ行為をされていたのです。具体的なことはもう書きたくありません。私も遅々たる歩みではありますが、いまでも神学の道を歩ませていただいている者です。




 ルカ福音書23章39節~43節(日本聖書協会『新共同訳聖書』
 「十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。『お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。』 すると、もう一人の方がたしなめた。『お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。』そして、『イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください』と言った。するとイエスは、『はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる』と言われた。」

 「私を思い出してください。」
 私たちが捧げる御ミサは、いつもここにあると思っています。あの十字架の出来事を神様に想い出していただき、救いを求めることではないでしょうか。「私の記念として」という言葉は、「私を想い出すために」とも訳せます。つまり、「神がキリストの十字架を想い出して下さるために」とも訳せるのがあの「私の記念として」という言葉であるように思えます。紀元前にヒブル語の旧約聖書をギリシア語に訳した「七十人訳聖書」というのがありますが、その中で「私の記念として」と訳されている言葉の多くは、「神が私を思いだして下さるために」という意味で使われているそうです。

 主は、自らも十字架にかかりながら、横にいる犯罪者に語りかけました。
 「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」
 口語訳では「パラダイス」と訳されていました。新共同訳は地名と人名以外は、基本的にすべて日本語にするという大前提があったので、「楽園」と訳されているのだと思います。

 自らの罪を告白し、いま処刑されようとしている人に、「私と一緒にパラダイスにいる」と語りかけていらっしゃるのです。主の十字架は、悔い改める者に、十字架の死による贖いの恵みを与えるためのものでした。それが福音書の核心部分です。
 主は、この悔い改めた人を十字架刑から解放していません。しかし、「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と語りかけていらっしゃるのです。
 私と一緒に‥‥‥
 主イエスと一緒に‥‥‥

 あまりにも悲しい出来事の中で、主は悔い改める人々と共にいらっしゃるのです。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」と口にした人の方を主はご覧になっていらっしゃいません。本当に厳しい選択を主は求めていらっしゃいます。十字架刑に処せられたこの人は、相当の罪を犯した人であろうかと思われます。
 「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。」
 ローマ帝国の圧政に対する反逆者ではなかったように思えます。
 自らの罪を悔い改め、そして他の人々が罪を認め、悔い改められるように祈ること。御ミサはそこから出発し、そこに帰結するのではないでしょうか。

 すべてを見そなはしていたもう全能の神よ、
 被害者とそのご家族を今宵も主がお守り下さいますように。そして、過ちを犯してしまった人々が一日も早く悔い改めの道を歩み始めることが出来ますように。
 主の御名によって、アーメン。





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Last updated  2007.06.13 23:54:42


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