キリスト教カルトを斬る

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TERA DREAM

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2007.10.13
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 「キリスト教は規範意識の高い宗教です。その規範はヒエラルキーとしての所与の規範です。人間の世界を越えた天上の世界に連なるヒエラルキーがキリスト教の規範です。キリスト教の信仰は人間の思想的営為の末にたどり着いたのではなく、神与・神定のものであって、人間が信仰の根幹たるヒエラルキーに手を加えることは出来ません。
 もしその禁を犯せば、相対主義・世俗主義・人間中心主義への坂を転がり落ちることになります。」

 「ヒエラルキー」は「ヒエラルヒー」のことだろうと思うのですが、困ったものです。ご自分の神学を「キリスト教」だとお考えになっていらっしゃいます。しかし、日本聖公会は、というかアングリカン・コミュニオンは聖職按手をサクラメントとしてお考えになっていらっしゃらないはずなのですが。この方は教会のオルドー(聖職者制度)は神定のものだとおっしゃるのであれば、なぜ日本聖公会に止まっていらっしゃるのでしょう。そして、「この禁を犯せば、相対主義・世俗主義・人間中心主義への坂を転がり落ちることになります。」と書かれていらっしゃいますが、なにをもって「相対主義」「世俗主義」「人間中心主義」とおっしゃっているのかまったく判りません。ご自分の神学以外は「相対主義」で「世俗主義」で「人間中心主義」なのでしょうか。
 もしかすると、イスラムは悪魔だから、どのような手段を持ってしても排除しなければならないとお考えになっていらっしゃるのでしょうか。ご自分の神学以外は世俗的で人間中心主義だとお考えなのでしょうか。

 「しかし宗教改革の時、国王ヘンリー八世の離婚問題を機に成立した聖公会は、これらを捨て去ってしまいました。そのツケがいま、信仰を押しつぶす世俗化の荒波となって教会に襲いかかっています」とも書かれていますが、「世俗主義secularism」と「世俗化secularization」の神学的社会学的意味を混同されていないでしょうか。それとも、この方はトリエント公会議以前のローマ・カトリック教会の神学に立ち帰れということをおっしゃっているのでしょうか。
 私は、呆れ果てています。
 また、「それでも社会変化の少ない時代や、イングランド教会のように均質性の高い社会の教会では、大きな問題は起きなかったのですが、現代のような激動期に、社会の均質性が破られ、なおかつ多様性や包括性では許容仕切れなくなったとき、教会の一致が揺らぎ、あるきっかけからコミュニオンに亀裂や内紛が生じる危険性があります。アングリカン・コミュニオンはまさにそのような危機に直面し、前述したようなカルト化の可能性さえ指摘されるほどに苦悩しているのです。」とも記されています。
 産業革命以前のイギリス国教会が一定の秩序を持っていられたのは、農村部では農村共同体の内部でしっかりとした共同性が確保されていたからであり、中世都市部では貴族や富裕層による教会の占有が起こっていたからではないでしょうか。ですから、産業革命が都市部への人口流入をもたらした時に、移住してきた人々は国教会ではなく、メソジスト教会に行かなければならないという情況が生起していたのではないでしょうか。そもそも、アメリカのメソジスト教会を教会的意味から成立させたのは、イングランドに批判的なスコットランド聖公会の退職主教たちだったのではないでしょうか。これをも、このかたはアングリカン・コミュニオンの危機だとお考えになるのだとすれば、アングリカン・コミュニオンが継承している「綱憲」に反することを主張されていることになるように思えます。


 こうした時代にあっても、この方はキリスト教会は「信仰」を語っていればいいのであって、政治に口を挟むなとおっしゃるのですが、この方のお持ちになっている聖書と私の所にある聖書は、どうも内容が異なっているようです。キリストは時代に目を背けていましたか?弱い人々、貧しい人々、病に苦しんでいる人々の所へ自らお出かけになっていらっしゃいませんか?取税人ザアカイの所へご自分から訪ねようとされたのではないですか?

 「呆れてものが言えません」と題しておきながら、いろいろと書いてしまいました。皆さんはどう思われますか?





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Last updated  2007.10.14 08:19:44


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