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みなさまのお心遣いでゆっくりさせていただいた静栖さんと私は、明日早朝にホテルを発ち、それぞれのルートで日本(福井)へ帰ります。幕引きの濃縮還元もなんとかなり、上海に居るうちにこのブログを終わらせる事が出来ました。おかげさまで気持ちを切り替え、すっきり手放して日本に帰る事が出来ます。ありがとうございます。あっという間の3日間。予定通り、ホテルに缶詰をしてみました。苦悩する作家の気持ちは分かりませんが・・・一人で居る気楽さを満喫いたしました。小任が毎日のように遊びに来て・・・『白米が食べたい。』『日本語の本が欲しい。』『なんにもしないでいたい。』・・・そんな我儘な私たちの世話を焼いてくれました。小任は、本格的に料理の勉強をしたいと思っていて、日本で働きたいとの事です。日本語ももっともっと上手になりたいし、日本が好きだからです。この縁でまた何かつながっていくと良いなと思います。無事に手に入った福井からの荷物。中身はオーディオのアンプとスピーカー。小任は今、変圧器とMP3との接続コードを求めて毎日さまよっています^^。彼と共にすてきな音を楽しんでね◎そして・・・今日は、郭さんが訪ねてきてくれました。郭さんは故郷へは戻らず、こちらで仕事を探すそうです。仕事は沢山あるけれど、楽しい仕事は少ないんだと寂しそうでした。チーインも落ち着いたらこちらに戻ってくるそうです。大金は手にしましたが、彼らにとってはまたいつもの日常が始まります。東方農苑が再び動き出すとしても、まだまだ先のことでしょう。法的に、農苑がE氏の主導になる可能性は分かりませんが・・・別のカタチで東方農苑が存続できるように関係者は手を尽くしていくと思います。今度は、R氏もE氏も愚道さんも郭さんも袁さんも、一緒に田植えが出来たら良いね。っと、4人で楽しい話をしながら夕食を共にしました。五つ星ホテルの138元のバイキング。郭さんもモリモリお肉を食べれて満足そうでした。残りの経費から(勝手に)ありがとうございます。明日、小任に給料を渡したら、ちょうど元が無くなると思います。(業務連絡でした・・・。)関係者各位。短いのか長いのか・・・濃密な日々大変お世話になりました。後日届けられる小任からの報告をもって、一旦、東方農苑ブログを終わらせていただきます。方向が決まるまでは、このままここに据え置きたいと思います。事件続きではありましたが、とても楽しく、学び多き上海でした。私は、この思いを胸に、与えられるままに次に参りたいと思います。ご縁をありがとうございます。このすべてに感謝を込めて。東方農苑記録係:静遊。
2008.08.16
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濃縮還元ジュースって何だと思う?最近、そんな話をした。もちろん、濃縮還元がなんなのかは分かっている上での会話だ。『あれって、ちょっと怪しくないか?』そんな話だった。怪しいかどうかは置いておいて・・・私は今、まさに濃縮還元中。。。11日の平和な日記を書き終え、、、12日の運命の一日に挑もうとしているのだが・・・これがちっとも進まない。っというか、濃厚すぎてちょっとやそっとでは還元できない。・・・さっき、郭さんが部屋にやってきた。雪さんに電話をし、話を聞いた。先ほど小任からも連絡があったのだが、日本(福井)から送ってもらった荷物の件。運悪く、昨日、東方農苑に届いたのだ。近々届く事は分かっていたので、その処理も郭さんに託していた。中身は小任に使ってもらえたら本望だと思っていた。しかし・・・親会社の子悪党・この事件の表向きの取り仕切り人の袁(えん)。彼が受け取り、郭さんが交渉に言ったのだが、東方農苑はもう存在しない会社だから荷物を受け取る権利は無いと言っており、ちょっと喧嘩になったらしい。・・・。まぁ、そうくるだろうことは予想していた。そして、建物内に残る工具類も返してもらいたいのだが、郭さんではだめだと追い返されるだけだという。・・・すべて分かっていたこと。そう、みんな分かっていて目をつぶって終わりにしたのだ。・・・。さぁ。どうする。当然、もう関わりたくないと、あきらめることも出来る。事実・・・関わりたくない。同じ土俵に立ちたくない。でも、それってなんだろう。。。高慢?とにかく・・・黙って渡す筋合いの物ではない。みんなで投資したお金で買ったものたちばかり。何も物が惜しいわけではない。同じ土俵で回るわけじゃない。返してもらうことが当然であり、それが、シンプルな事実。まずは、だめもとであっても、挑まないでどうする?誠実に生きるということがどういうことなのか分からないが、私は自分に誠実でありたい。ただ、シンプルでありたい。やることやって気持ちよく手放したい。ただの自己満足だ^^。郭さんが言うには、明日にでも袁さんがいることを確認したら、一緒に行って見る価値があるかも知れないとのこと。ココでは、事はまだ終わっていない。郭さんが動いてくれている限り、付き合わなければいけないでしょう。彼に、あきらめろなんて言えない・・・。(いろんな場面で何度も言って来たのだが・・・)恵まれている私たち。それがたとえ、欲しないゆえの豊かさであったとしても、土俵を見下ろして彼らにこの感覚を押し付ける事は出来ない。っと感じている。さぁ。どうする。私が行ってもなんの役にも立てず・・・5分で帰ることになるだろう。ここは、警察に協力してもらわなければいけないのか?警察って信じられるのか?事が全て分かっている昨日の賄賂警官でもいいのかもしれないな。こちらの私物を返してもらうだけ、協力してくれる事を信じて明日挑んで見よう。私が・・・じゃなくて、郭さんと小任が・・・。ってところが問題だ・・・。シンプルにシンプルに。一晩寝かせましょう。濃縮還元。まだまだ濃縮進行中のようであります。今の私に出来ること。濃縮がこれ以上濃くならないうちに、端から還元していきます・・・。(遊)
2008.08.14
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終わった・・・。8月13日 17:00(日本時間18:00)静遊です。私は今、東方農苑のある上海市松江区の五つ星ホテルの一室。みなさんのご好意で(勝手に・・・)お金持ちの日本人をさせていただいております。・・・ありがとうございます。なんだか、こんな格好なのも申し訳ない感じです。(お見せできないのが残念ですが農苑スタイルです・・・。)二週間の予定で手伝いに来てくださった、静栖さんの帰国便に合わせ、4泊させて頂き、17日に日本のどこかに帰ります。共に活動してきた愚道さんは、もうここに居てもすることも無いので・・・18時の便で日本に帰国する為、すでに空港に向かいました。私は、ここでゆっくりとブログを・・・っと言うことだったのですが、、、さっきまで毎日一緒だったみんなが去り、今こうして独りパソコンに向かっても、何も書くことがありません。終わりました。前代未聞の大事件。ひとまずは・・・急転直下の幕引きです。おかげさまで何もかも、きれいさっぱり手放されてしまったようです。すべてすべて。このたった二日間のことでさえも・・・遠い過去の出来事です。しかし・・・これも与えられた仕事、頑張ってさかのぼって行こうと思います。高級ホテルに缶詰にされた・・・苦悩する作家の気分です。・・・。東方農苑のE社長から、この事件の事を『全て書いてください。』と言われています。いままで通り、私なりの“ありのまま”を書いていきます。これまでのことも、脚色していると思われる方もあるでしょうが、すべてすべて現実に起こっている面白いことです◎さぁ。私たち東方農苑に何が起こったのか・・・。最後まで楽しんでいただけたらと思います。徒然なるままに。すべてに感謝を。(遊)
2008.08.13
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8月12日の日記 ~5~------------------------------------------------開放。やっとやっと話が終わり、外に出た。時間さえももう分からない。荷物を早々に片つけるようにとのこと。大きなもので今すぐ運べなかったら、袁さんが事務所に置いておいても良いと言ってくれた。さぁ。どうしようか。こんな中国人とのやり取りにうんざりしていたので、開放されただけで清々しい。なんだか、恨みも無念も心残りも何も無い。カタチを残そうと思ってやっていたわけじゃないから当然だ。物や金、執着あるものが無いから手放すのは簡単だ。・・・愚道さんは、まず、温度差のある日本の関係者にこの現状を理解してもらいたいと、このまま荷物を残し、E氏の到着を待とうとした。電話でも写真で伝わるものではない。何がしかの正当な理由があるにしても現実はこのとおり。さっそく、蚊取り線香を付け。夜は郭さんと二人、寝ずの番を決め込む。(((なんだかすごく楽しそうだ・・・。もちろん、ホテルに移るために私物は運ぶ。・・・あれ?そしたら、家具くらいしか残らないね。臨場感が激減するだけだね。・・・。はたしてE氏は来れるのか?って事で、、、本格的に荷造りに入る。私は、昨日帰る時になぜか荷造りをしてあったので楽チン。(あれ・・・昨日のことだっけ・・・)愚道さんも荷物が少ないから楽チン。荷をキチンと詰めなおし、食材や布団などをまとめる。私物以外は全て置いていく。小任と郭さんに全部処理してもらおう。喜んでもらってくれるだろう。この布団、最初に袁さんが用意してくれたもの。彼は忘れたのだろうか?シーツはこっち。枕はあっち。っと細かかった割には大きなものを残してくれた。おかげさまで座るところがあり、荷物を広げるところがあり、(臨場感が増している・・・)ありがたい◎・・・・炎天下のもと。ぼちぼちぼちぼち片付けた。静栖さんは、この長丁場に疲れ果て辛そうだ。小任の家に行き、休ませてもらう事になった。私と愚道さんは・・・お腹が空いた。ってことで・・・出されていなかった冷蔵庫を、袁さんに出してくれと頼む。なぜかこころよく運び出してくれた。・・・。昨夜のカレー。炊飯ジャーに残るご飯。済塩つぼの小さいスプーン。完ぺき。 路上カレー。一晩たった静栖さんのカレーは美味しかった。追い出されて座り込む自分を省みて・・・『こんな場面見たことあるなぁ~・・あぁ確かにある・・・』っと、つぶやく愚道さんでした。・・・。そんな私たちの元に、知らせを受けて郭さんの娘小麗(しゃおれい)が到着。彼女は、1週間ほど前から近くの日本料理屋で働き出していた。寮に入り、本格的に日本語を学びたいとの親からの自立だった。びっくりしたことだろう。彼女は本当に心配してくれた。言葉が無くても顔を見たら分かるよ。大丈夫大丈夫。ありがとう◎(こんなのー天気な私たちでごめんね・・・^^)郭家の荷物も搬出が始まった。荷物を出す時くらい門扉くらい開けても良いだろうに・・・彼らは何を恐れているのだろう。 トラックを手配し荷物を積み込んだ。チーインは、このまま子供達と故郷に帰る。郭さんはしばらく後処理の為近くに居てくれている。最後に残った私たちの荷物。っと、小任にあげる日本の食材。無いようで有り、有る様で無いまだちょっと重たいけど・・・ちゃんと持って帰ろう。そして、この間もずっと近くをうろついていた袁さんとこの男たち。私たちの緊張感の無さに朗らかになっていた。インテリやくざもなんだか朗らかになったら・・・ただのちょっとしたインテリになっていた。この人たちはなんだったんだろう。。。きっと、暴走して手荒な事をしないように配慮してくれたんだろう。けど・・・誰が?そして、HEZZ(ヘッズ:黒子)とのお別れ。荷造り中のチーインと郭さんに、『連れて行ってくれる?』っと身振りで伝えると・・・二人は、すっごく嬉しそうな、これ以上無いぴっかぴかの笑顔。良かったね^^HEZZ。しかし、トラック荷台のチーインに渡したら・・・いつの間にか飛び降り、逃げ出した。駆けていった先は、事務所の玄関。私たちは立ち入ることが出来ず、そこにはパイプ椅子に座る袁さんが・・・おまえ・・・袁さんとこにいたら食べられちゃうよ。やっと戻ってきたHEZZだけど、撫でても触ってもうんともすんとも言わなくなった。捨てられちゃうと思って怒っているのか悲しんでいるのか・・・なにかを察しているんだろう。・・・。元気でね。ありがとう。そして・・・チーインたちが去った後、私たちもホテルへ。・・・前代未聞の大事件。長い長い数日を経ての幕引き。東方農苑。ありがとう。さようなら。(遊)
2008.08.12
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8月12日の日記 ~4~------------------------------------------------カメラ騒動も収まり・・・まず、愚道さんは日本大使館に連絡。こちらの状況を伝えるも、どうも反応が悪い。暴力を受けて、強制退去させられている・・・のに?とりあえずそこにいる警官3人の胸の番号を伝えて電話は終了。警官の誘導で、皆、袁の事務所へ入る。さっきの大男たちは2階に。私達は一階の会議テーブルを囲った。席に付き、見渡すとそこには・・・昨日のあの警官がいた。 ・・・。(((彼に始めてあったのは昨日のこと?(((一瞬一瞬が濃密すぎて・・・(((あれはすでに遠い遠い過去の出来事。。。。まず、警察は、現状を把握しようと、私たちの言い分を聞いた。写真は無いが、警官3人の中で一番偉い主任だという人物が仕切る。愚道さんが、ココに来た経緯。工事のこと。突然態度が変わったこと。すべて話した。盗難事件も、親会社が私達を追い出そうと仕組んだことだという形跡もあるという事も話した。盗まれたものを考えても、鍵を使っただろうことを考えても、袁が絡んでいるととすると辻褄が合うのだ。さすがにそのときは、袁がガタンッと立ち上がって抗議があった。。。とりあえずは証拠は無くても、この賄賂警官達に『?』っと思わせなければならない。いくらお金を受け取り、親会社の見方である賄賂警官であっても、法律に違反することを容認するほど馬鹿じゃないと思うし・・・たぶん。しかし、このオリンピックの真っ只中、日本人が中国人に騙されて追い出された・・・なんて報道されたら恥ずかしく無いのか?っと訴えるも、関係無い様子。用意周到。すべて準備がそろったから勝負に出てきているのだ。ちょっとやそっとじゃ揺らがない。そして、12時といえばランチ時間。・・・こんなときにお弁当が用意された。食べるか?っと聞かれ・・・話が終わってからだと伝える。必然的に・・・赤いビニールに入った弁当を囲んでの話し合いになってしまった。R氏の妹、袁の妻である権力者の欣欣(きんきん)は、時折キンキン声で話しながら、片隅で食べ出した。彼女とは二度食事を共にしているが、とんでもなく汚い食べ方をする。始めて目の当たりにした静栖さんが目を丸くしている・・・。秘書のシュエ(通称:ティナ)も一緒に食べ出した。二人でこそこそ話し、笑いながら終始楽しそうだった。欣欣→ティナ(シュエ)には1回目の滞在中にお世話になった。日本語の通訳が電話でしか話せなくて、英語が出来るというティナが車で買いものに連れて行ったりしてくれた。・・・英語で話せと言われても困ったんですけど・・・。これがまた、今思えばティナだったからこその事件続きだった。なんとなく嫌な女の感じを受ける彼女だが、ドイツに4年留学していたとか。愚道さんに言わせると、中国人がヨーロッパで生活すると言う事はとても大変なことだと。愚道さんは一年間のスコットランド生活で仲間に中国人もおり、その人種差別を目の当たりにしている。もともとの気質プラス、海外で相当すれたんじゃないかという感じ。負けるもんかっが全身からにじみ出ている。買いもの行けば、安いもの安いものっと、愚道さんが選ぶ工具を勝手に積み替えてしまったり、郭さんに頼んだ買い物が納得できないとお金を払ってくれなかったり・・・今思えば、平和な農苑外で起こる事件はすべてティナ絡みだったようだ。私は、買いものに連れて行ってもらったとき、ひとり取り残され待っても待っても現れず、仕方なくタクシーで帰ってきたこともあった・・・。中国人の見分け方・・・ありがとうとごめんなさい。・・・。話は続く。強制退去の正当性。・会社の契約が無い。(R氏とE氏の友情から始まったことだし、私達は給料というカタチでお金をもらっていない=契約は無い)・昨日まではビジネスビザだったが、今日からは観光ビザだ。ここに暮らす権利は無い。・この建物は欣欣の持ち物であり、持ち主が住む事を認めていない。日本人が住み着いて勝手に改装をしている・・・っという図式になっている。。。しかし、後から聞いた裏の理由。これは、表向きには伏せられており、愚道さんと私の耳には入らないようにされていたのだが・・・ここで宗教活動をしており、郭さんと小任が洗脳されている。。。これ以上布教させてはいけない。っという理由があったらしい。これが一番の理由だ。中国で新興宗教は大変な問題になる。宗教と言うだけで、警察は簡単に動いたのだろう。現に愚道さんが浄土宗の東京の寺の僧であることは伝えていたし、それで、R氏には宗教色を出さないよう気をつけるように言われていた。まぁ、宗教色を出したくても醸し出せない私たちなので・・・何もしていない事は、みなさまにはお分かりいただけるかと思います・・・。宗教の事は公に話題になる事は無かったが、契約云々の話を聞いていると、全てが準備されており、ごもっとも過ぎて何も言えない感じ。そうですね。そうですね。そのとおりです。・・・っと、素直に話を聞くしかない。途中、警官に日本大使館から連絡が入ったが、『会社のトップ同士で解決させてくれ。我々は行かない。』との事。・・・聞きしに勝るなんたらだ。その、双方のトップが現れないから困っているのに・・・。ねぇ・・・。 そして、警察に没収されたままだったカメラを返してもらった。みんなの前でさっきの写真を消してから。ということで。愚道さんが消した。きっと上手いこと残っているだろうと思ったけど、全部消えていた。・・・。っと。名誉挽回(?)愚道さんが動いた。カメラが壊れたじゃないかっ!ほらっ カシャ。ほらっ カシャ。フラッシュが光らないだろう!っと、あくまでも騒動にならない程度にジェスチャー付きで訴えながら、シャッターを押している・・・。笑ってはいけない・・・『どうしたの?貸して!?』っと、深刻そうに(?)奪おうとすると・・・『お前がやったらばれる。』と拒否された。・・・。この3枚はそんな愚道さんの成果◎そんなことで、解決(?)に向かい、お金の話になった。日本人は強制退去させられる。当然、契約も無い。よって、現在の支払いはすべて親会社の責任とする。警察の正当な仲介。袁にしてみたら想定内のこと。大金が用意されていた。お金を計算する袁と、なぜか勝負服姿のシュエ(通称:ティナ)↓民工さんには先月分と今月の半月分の支払い。郭さん小任には、プラスボーナスだが、これは3ヶ月は多すぎる中国はそんなとこしないとダダをこねられ、日本人との約束だっと郭さんが奮闘するも・・・約1ヶ月半分に落ち着いたようだ。よって二人にはトータル3ヶ月分の支払い。そして、なんでもこなす設備屋さん。彼には工事代金もまだ払っていないので、それも含めて払っていただいた。本当は、給料は月締めで払っているので、民工さんにとっては一か月分丸まる丸儲け。背の高い、らおりー背の低い、らおりーさぼってばかりいた、らおそん顔を合わせた時にこちらへの気遣いも感じたが、ご機嫌でこの状況を楽しんでいた。3人とは、造成が始まった最初からずっと共にいた。愚道さんも私も、彼らとの別れを思うと胸が熱くなった。でも、最後に喜んでもらえて良かった。ありがとうございます◎ご縁に任せてまた会いましょう。そんなことで・・・総額は、今ざっと計算しても・・・60万円位だろうか。日本人の感覚で言うと10倍?・・・大変な金額だ。っと言っても、親会社の借金に比べたら微々たるものだ。。。無駄金を払っていると知ったら怒るだろうが、そんなこと分かっていても払ってやるぞの心境なのかもしれない。・・・そして、話は荷物の件に。もう日本人は中に入る事は許されない。まだ中には出されていないものが残っている。すべてトップが来たら・・・っと言うことになった。(なんで?)真っ赤なダンプに、大工さんの工具類。4階には、家具やタイルなどの資材も残っている。しかし!相手は用意周到。領収書を持っているのは親会社だった!だから・・・袁&欣欣は、買ったのはこちらだから返す筋合いはない!と。これには・・・やられた。R氏からの出資なので領収書が欲しいと言われた小任は、言われるままに領収書をコピーを取ってから袁に渡していた。そのことを私が聞いたのはつい最近。すっごく嫌な気配を感じた。何かが計られている・・・これだったのか。用意周到。いつからの計画なのか・・・このことで、かなり時をさかのぼる事になる。もうお手上げです。なんでもいいから早く終わらせてって感じ。・・・。(遊)
2008.08.12
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8月12日の日記 ~3~------------------------------------------------留守中。愚道さんと私の留守中、何が起こっていたのか・・・静栖さんの話を元に、なんとなくまとめます。■11日の17時過ぎ。日本人が帰国している事を知った袁が、郭さんと小任に早く出て行くようにと忠告に来た。(ここで袁は、もうひとり日本人・静栖さんが居る事を知りびっくりしたことでしょう・・・。)二人がそんなにあっさりと出て行くはずが無く。郭さんと小任は、愚道さんの入れ知恵通り・・・『日本人から先月と今月分の給料をもらっていない。これが終わったらボーナス3か月分ももらう予定だから、全額もらうまでは出て行かない。』っと答え、『こちらで払ってやるから出て行け。』っと言われた。とりあえずもらっておこうかとする郭さんと、絶対に受け取ってはダメだとする小任。二人の間にもひと悶着あったよう。16歳のときからこの世界で独りたくましく生きてきた郭さんと、大学を出て日本で働いた経験のある二人では、その世界観がまったく違う。これまで共に過ごしてきて、どちらの言い分も理解できるもの。郭さんとは、もっともっと捻くれてもおかしくない状況にありながれも、純粋な心を持ったまま出会えた事を感謝しています。純粋ゆえにまっすぐで頑固で・・・大変なんですけど。。。違う意味で純粋でまっすぐな小任の心にも感謝しています。■11日夜20時。静栖さんが一人である事を心配した小任が泊り込んでくれることになっていた。3人で会議が開かれ、とりあえず報告として現地の状況を日本の関係者に伝えようと言うことになり、メールが打たれ、回りまわって日本に到着した私の携帯電話に連絡が入った。『俺が居るから絶対に大丈夫。』っと言うような郭さんの言葉に安心して、静栖さんは眠りに着いたそうです。。。っが、朝方目が覚めて階下に降りたときに、大きな会議テーブルの上で寝ている郭さんを見て・・・『ただ事じゃ無い事が起きようとしている・・・』っと直感が働いた静栖さん。ズボンのポケットにパスポートなどの大事なものを身につけ・・・怒涛の幕引きの一日が始まりました。■朝7時半朝食をつまみながら・・・事が起こるとしたら何時だろう?9時、10時ぐらいだろうか・・・っと話しながら、再度部屋で横になった静栖さん。・・・・罵声で目が覚める。■8時半袁と、3,4人の男が罵声を上げ、郭さんと怒鳴りあっている。このときもお金の話になり、早く出て行けとの訴えだったらしいが、たとえお金が欲しくても愚道さんを慕う郭さんが動じるわけがない。そうこうする間にも男の数がどんどん増え・・・抵抗する郭さんが男に殴られる・・・。荷物に手をかけようとする男に抵抗する小任。男は小任のコップを割って威嚇する。小任から見ると、コップを割った男は悪い奴。静栖さんから見ると、コップを割ったのは威嚇。そう、静栖さんも、この男達の知性あるインテリやくざぶりに気が付いていた。・・・・。R氏の妹で袁の妻・欣欣(きんきん)が、仁王立ちで男たちに指示。『私はいくつもの会社を経営しているのよっ。』『こういう事は全て分かっているのよっ。』っというような事をキンキン声でまくし立てながら、この行動が正当であるという書類をいくつもテーブルに並べ始める。小任は、警察に電話をしようと二階へ。それに気が付き、後を追った男は一部屋一部屋ドアを開け・・・奥の部屋にいることを付きとめ、鍵が掛かっている事を確認すると・・・大人しく階下へ。。。・・・。機転をきかせ電話を静栖さんに渡し、揉め事の渦中に戻る小任。警察から電話が掛かってきたらこう言って。っと中国語のメモを渡された静栖さん。しばらくすると電話があり、中国語で何かを伝え、あとは小任に対応してもらう。男たちは、一階事務所の荷物をすべて奥の一室(元の事務所・窓のない陰気な部屋)に移動しはじめる。そして、2階の我々の部屋の荷物も運び出せ!っと、ずかずかと階段を上がり出した。・・・静栖さんは見守り観察するしかなかった。知的なインテリやくざなだけに、レディを扱う礼儀はあったようだが、『本気』を感じたっと。静栖さんが彼らに『本気』を感じると言う事は、かなり本気の修羅場だったと言うことだ。・・・。っとそこへ・・・警官が登場。この間、たいして時間が経っていなかったはずだが、ものすごいスピードで事が起こっていたようだ。若い警官が二人。袁と郭さんから事情を聞く。話し合いが行われ、ここの責任者である愚道さんが戻ってからにしようと言う話になり、戻っているだろう『18時までは何もしない。』っと、袁と郭さんは一筆書きあったそうだ。。。・・・いずこ?((まぁ、これは、若い警官を追い返すための策だろう事は見え見え。静栖さんは、男達に抵抗できるはずも無く、しかし何かをしなければっと・・・まずは、東方農苑の社長であるE氏に連絡を取ろうと修羅場の中、悪戦苦闘。小任に愚道さんのPCを立ち上げてもらい、スカイプから電話を掛ける。E氏も、常務も電話に出ない。仕方ないので、スカイプが立ち上がっていた北海道の農苑にSOS。『江場さんと今すぐ連絡を取りたいので、ここに電話するように伝えて!』のんきな北海道の仲間に修羅場を説明している暇は無い。何も言わないでただやって!っと祈る気持ちで電話をしたそうだ。そして。18時まで何もしない。っと約束を交わした袁チームは、警察と共に引き上げていった。・・・。引き上げていったらE氏から連絡が入った。しかし、E氏は日本。状況を説明してもなんにもならないと悟った静栖さんは、当たり障り無い報告をし、静かに受話器をおきましたとさ。・・・・。小任が呼んだ警官が去った・・・10分後。別の賄賂警官を3人連れて、男達が乗り込んできた。そうだろう。そうだろう。■11時賄賂警官と共に、ものすごい人数の男達を引き連れて、袁再び現る。抵抗する郭さん。郭さんを援護するチーイン。二人を、2重にも3重にも取り巻く男達。おっかなびっくり、静栖さんは小任に通訳を頼む。『殴るなら殴る』『殺すなら殺す』っという恐ろしい怒鳴りあいがなされていたようだ・・・。しかし、最終的に郭さん一人でなんとかなる状態ではなく、男たちは開き直ったように・・・荷物を外に運び出し始めた。・・・外にっ!?分かったけどちょっとまって!の、静栖さんに応じるわけが無い男たち。シーツはこっち。枕はあっち。これは・・・あれは・・・っと、どちらの持ち物であるかをやけに細かく細かく選別をしていたようだ。((その割には全部出されていないんですけど・・・。袁側も、策が二転三転しているのだろう。ここで一気に追い出してしまおうという事になったようだ。■12時10分荷物が外に出され、人も全て出され・・・炎天下の元。心身ともに疲れ果てた静栖さん。警察が袁事務所へ案内。水をもらいホッと一息ついたその頃。愚道さんと私が東方農苑に到着した。そして、事はまずカメラ騒動へ・・・。・・・・・ふぅ。(遊)
2008.08.12
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8月12日の日記 ~2~------------------------------------------------東方農苑に近づくと・・・なんだかちょっとだけ物々しい感じ。車が何台も止まっていて、人がうろちょろしている。荷物が外に出されたって あれ か・・・。大工さんの作った家具がご丁寧にも出されている。なんだか変な光景だった。しかし・・・こうして見ると、強制退去と言っても家財道具が少ないので、いまいち臨場感に欠ける写真だ。臨場感といえばこれくらいか・・・味噌汁が入った椀。・・・・。まずは、そんな状況を確認してから、愚道さんと私は親会社のところに乗り込んだ。(あくまでも冷静に・・・。)親会社の袁氏の事務所。彼の事務所は、私たちが住んでいる一階だったのだが、東方農苑設立の際に隣に移った。隣の建物の壁に穴を開けて・・・広い階段室を1,2階使って事務所にしている。こちらの人はやることが大胆だ。・・・愚道さんを追って、私も事務所に入ると・・・そこの会議テーブルには10人くらいの体の大きな男達。愚道さんは、彼らの写真を撮っていた。警察?っと私が聞くと、小任が袁の部下だと言う。そりゃ撮らなくてはっ!っと感情的に思った私は、愚道さんからカメラを奪い・・・(?)パチリ。すると・・・大変なことになった。・・・。一人が立ち上がり、写真を撮るなという感じで私に向かってきた。すると、示し合わせたように全員が・・・全員が!私からカメラを奪い取ろうと向かってきた。渡すものかっと、愚道さんの加勢もあり、カメラを保守しようと頑張った。・・・っというか、頑張れた。。。分かりますでしょうか?まず、私が、警察?っと聞いたところから始まるのですが・・・この男達、身体は大きく威勢も良いですが、いつも袁の周りをうろついているたちの悪い感じではないのです。 袁→袁の周りにはいつも、何をするか分からないたちの悪い人間がうろうろしていました。この写真だと、彼も頑張って荷物を運んだように見えるかもしれませんが・・・彼は重いものを一切持ちません。それは、一緒に引越しをした小任からの情報です。←親会社の管理人たちの悪い人代表。これも不思議なことですが、ここで盗難事件があったのに、この管理人がクビにならないのはおかしいのです。この国では、すべて管理人の責任になる世界ですから・・・。そして、この管理人・・・管理をするのが仕事でしょうに、普段まったく姿を見せずって事は仕事をしていません。直接悪事を働く手下だと言うことでしょうか・・・。っと。とにかく・・・今回集まっているのは、ちゃんと知性がある雰囲気で・・・警官かやくざかのボーダーラインな感じ。そして、、、愚道さんが撮影しているときは大人しく撮られていたのに、私がへらへらとカメラを向けたら・・・『ここはちょっと威嚇しておくか・・・』っという雰囲気を醸し出しながら一人が勢い良く立ち上がり、示し合わせたように全員が立ち上がって向かって来たのです。小娘(?)一人に大の男が10人全員で掛からなくても良いでしょう。。そして、どんなにどつかれようが、手加減を感じたから怖くなかった。だから、私の力である程度カメラが保守できた。そして、最終的には取られたが・・・壊されはしなかった。これがあの管理人の大群だったら、私も恐怖を感じたでしょうし、後先考えずにカメラはたたき壊されているでしょう。・・・おそろしい。今後、軽はずみな行動は控えます・・・。ちなみに・・・問題の写真は、警察の見守る中すべて消去いたしましたとさ。(遊)
2008.08.12
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8月12日の日記 ~1~------------------------------------------------空港隣接のホテルで朝食を済ませ、再び上海に向かうべく空港へ。飛行機を待つ間・・・というか、昨夜から私はひとりでどきどきしていた。強制退去ってなんだろう・・・残る人たちは危なくないのだろうか?静栖さん、そして、昨夜は泊り込んでくれているはずの小任。昨夜遅く、小任にメールを入れた。『こちらの行動はすべてばれています。無理をしないように。』っと。離れているんだから、じたばたしても無駄。全て到着してからだ。っと、どっしりと構える愚道さんを横目に・・・なんだか私はひとりそわそわしていた。空港でこっそり小任に電話をしてみたら、つながらなかった。つながらなかったけど、そわそわがスッと消えた。・・・(なんで?)大丈夫って思った。心配しても仕方が無いっと割り切れた。今この時にチューニングできた感じ。やることはやったから大丈夫という自己満足だろうか・・・我ながら、、、自己中な私。・・・。っと、今度は余裕で構えていたら・・・搭乗口を間違えていて呼び出しがっ!あわてて二人で空港内を走った!・・・・っということもあったが、無事に飛行機に乗れた。危なかった。ただの不注意なのだが、同時刻の上海行きがあるなんて!どう考えても無駄だよねぇ・・・・。さて。いちおう、今回が6度目の上海。10時40分、無事に上海浦東(ぷーとん)空港に到着。いつものタクシーさんを呼んでいた。このタクシーさんは、以前、郭さんの実家にみんな(先生、E社長、愚道さん、郭さん、小任、私)で行ったことがあったのだが、そのときに知り合った運転手さん。10人乗りのワゴン車だが、空港までの方道を250元(4,000円)で走ってくれる。はじめて上海に来たときにメーターのタクシーに乗ったら350元(5,600円)だったから、かなり親切なタクシーさんなのだ。それに、いつもピンクのポロシャツににこにこスマイルで安心安全◎何かあると、いつも頼んでいる。・・・上海での人との出会いは、すべて素敵に回っていた。(総まとめだと思うと、みんな紹介したくなる・・・お付き合いを。)東方農苑までは混んでいなければ一時間ほどの旅路。タクシーが動き出し、さっそく愚道さんが小任に電話。『今、たくさんの人が来て、荷物を全て移動させられている!』っとのこと・・・事は、現実に起こっていた。E氏に連絡が取れず、先生に状況を連絡してから、15分後位だろうか、再び小任に電話をすると・・・『荷物を全部外に運び出されている!』っと。何が起こっているのか・・・タクシーは順調に松江のインターを降り、いつもの町並みを走る。予定通り、12時少し前、私たちは東方農苑に到着した。・・・。(遊)
2008.08.12
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さて。幕引きの一日に入る前に・・・この事件をまとめておきましょう。事は、上海市松江区の土地を持っているR氏と、私たちの農業の師である先生が出会ったことから始まります。R氏は、日本に留学していた経緯がある親日家であり、日本の親友E氏と共同開発というカタチで松江の土地の利用計画(日本村計画)を長年に渡り進めていました。今回、ここに自然の公園を作りたいとの事で、R氏からE氏に相談があり、それならふさわしい自然農の先生がいるから・・・っという事で紹介したことが、R氏と先生の出会いでした。3月、先生が実際に現地を訪れました。上海郊外の開発が進むこの地にこんなにも広大な手を掛けていない敷地があり、自然公園という構想があるならば、ぜひ協力しましょう。っと言うことで、4月上旬の視察旅行となりました。すでに湖が掘られ、山がある状態。なんの変哲も無い自然とは程遠い造形でありましたが、造園のプロとして30年関わってきた愚道さんの指導で、この地に自然農苑を造ることが決まりました。山に木を移植するには・・・時期的に遅いのですが、あと半年待っていられる状態ではありません。今すぐに始めなければならない!っということで、私と愚道さんは、一旦日本に戻り、翌々日とんぼ返りするように上海に戻り、勢いで工事がスタートしました。視察旅行1回目造成 4月15日~29日(2週間)2回目造成 5月21日~6月4日(2週間)3回目造成 6月8日~18日(10日間)そして、今回。5回目の上海、4回目の造成工事滞在でした。7月13日~9月10日(2ヶ月)しかし、一ヶ月目の今日、いろいろあり、ビザが切れることになっていました。この事件にはお金がからんでいます。共同開発とはいえ、土地の持ち主は中国のR氏。出資していたのは、日本のE氏の会社の投資。その借金返済をR氏に早急にしてもらい、その資金をもってE氏が代表となる『東方農苑有限公私』を立ち上げて、工事と今後の管理もしていく予定でした。そういうことで、R氏とも話が付き、返済できない分は、この土地の権利を譲ることで返済とする。っという約束でした。(それでも補い切れないほどの高額な借金です。)事実上、農苑の土地も建物も『東方農苑』の名義となる予定だったのです。しかし、親会社であるR氏側に一任していた『東方農苑』の会社設立も一向に進まず。そして、R氏からは工事金としてのお金も細々としか払われず、工事が滞ってもいけないからと、結局はE氏の資金で造成が進んでおりました。そして、私たちの自然農仲間もこの農苑に出資してくれていました。・・・・・前回の滞在までは友好的だったR氏。しかし・・・今回は、私たちがこちらに来ても、R氏からはなんの音沙汰も無く、連絡してもまったく応答が無い状態が続きました。やっとやっと、お金の問題解決の為にE氏が農苑に来たときに、数時間だけ顔を出しましたがすぐに帰ってしまいました。。R氏にお金が無いだろうという事は分かっていました。お金返済の目処が立たないのだろうと思っていました。彼を追い詰めることになるだろうと分かっていながら、、、だからこそ、腹を割ってすべて相談してほしいと願って声を掛け続けていたのです。R氏とE氏は、長年のこの地に夢をかけ続けた友人同士だからです。だからこそ、不可解なことも多く・・・単純な話では無いのではないかと思っています。追い詰め過ぎてしまったのでしょうか。それとも、最初からこういう計画だったのでしょうか。その要素はありつつも、途中で大きな誤算が生じたのでしょうか。なにかあった事は間違いないと思うのですが、この事件の背景はまだ見えてきません。ただ、私たちがココに滞在していることが邪魔になった事は事実のようです。借金をすべて踏み倒す策に出たとしか考えられない状況です。事実上、私たちは、中国人に騙されたのです。詐欺にあったということです。私たちは今日、数々の嘘により、農苑を強制的に追い出されました。では。そんな一日をドキュメントしていこうと思います。その前に・・・主な登場人物です。~詐欺一派~・中国の親会社の社長-R氏・R氏の妹-欣欣(キンキン)・欣欣の旦那-袁(エン)・R氏の秘書-シュエ・怪しい管理人~東方農苑~・社長-E氏・現地責任者-愚道(ぐどう)さん・記録係-静遊(じょうゆう)・ちょっと遊びに来た-静栖(じょうせい)さん~農苑現地社員~・現場監督-郭(かく)さん・郭さんの奥さん-チーイン・通訳兼すべての事務処理-小任(しゃおれん)※R氏については、E氏が信じたいと思っておられるので名前は伏せます。
2008.08.12
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8月11日の日記 ~4~------------------------------------------------12日でビザが切れるので、一日フェイントをかけて・・・11日午後、隠密に日本にトンボ帰りすることになってました。11日の13:00。東方農苑をこっそりと出発した愚道さんと私。オリンピック中だから3時間前にはチェックインしておいた方が良いとのアドバイスを受け、18時の便だったにも関わらず、14時に空港に着いてしまいました。・・・4時間前ですよ。。チェックインカウンターは、2時間半前・・・15時45分まで開きません。『どうしましょうか?』(小任の口癖、ちょっとだけ頭を傾けます^^)大事件中の私たち二人のことです。。。いろんな推理を巡らせて時間をつぶしていた事は安易に想像できるでしょう・・・45元(720円)のばか高いコーヒーを片手にゆったりとソファーでくつろいで過ごしました。そしてチェックイン。目の前には、絵に描いたような新婚カップルのような二人。とってもさわやかに・・・イチャイチャしていました。・・・。(どうでもいいんですけど。)っで、30分遅れの21:40中部国際空港(名古屋)に到着。ホテルにて関係者が集まり話し合いが行われました。話し合いが始まったところに、タイミング良く東方農苑からの一報が携帯メールに入りました。っというか、電源を入れたのでメールが入ったってだけですが・・・。そこには・・・小任からの闘志に満ちたSOSが。(以下、後日談を含めて説明します。)私たちが日本に帰った事が、親会社にばれてしまった事で起きている騒動が書かれていました。なぜばれたのか・・・それは、現地と日本の関係者の温度差から生じた事だということがすぐに分かりました。R氏を信じたいというE氏の思いから、こちらの行動をR氏に正直に伝えていたのです。隠密に往復し、『ビザが切れたのになぜ?!』っと、びっくりしていただこうと思ったけど・・・まずは身内から、現場の緊迫した(?)状況を理解していただかなければならなかったようです。。。『日本人が許可無く住み込んでいると警察に通報し、明日強制撤去してもらう。』『お前達も荷物をまとめて出て行くように。』・・・っと親会社の袁氏から、郭さんと小任に連絡があったとの事。これは・・・愚道さんがいない間に強硬手段に出るということです。自ら、絶好のチャンスを与えてしまったようです。前代未聞の大事件であることが伝わりますでしょうか・・・。・・・。それに対し、郭さんと小任は、愚道さんの入れ知恵通り・・・(何かあった時にと、半分冗談で伝えていた事が役立ちました。)『日本人から先月と今月分の給料をもらっていない。これが終わったらボーナス3か月分ももらう予定だから、全額もらうまでは出て行かない。』っと答えたそうですが、『こちらで払ってやるから出て行け。』っと言われたそうです。かなりの金額になりますよ・・・。よっぽど出て行ってもらいたいのでしょう。もちろん、東方農苑は、給料の支払日を決めてちゃんと支払っております。っが、そんな嘘をあっさり受け入れてしまう中国ならではのシステムがあります・・・それがこんなときに役に立つとは思いませんでした。(以前の日記に軽く記しましたが、こちらの民工さんには決まった給料日が無いのです。)郭さんと小任は、愚道さんが帰るまでは出て行かないし、お金も受け取らない。事務所のものを持ち出されそうになったら警察を呼んで引き止めてみる。なんとか、2人が戻るまで時間を稼ぐから。っという一報でした。・・・時は折りしも日本での関係者との会議中。聞けば、、、その情報はE氏のもとにも入っているとのこと。正直なE氏に、R氏も正直に対応しているようです。雲の上で・・・。・・・・・親会社のR氏。その人柄はともかく。信じる信じないはともかく。いつからの計画か・・・も、ともかく。彼が、私たちを裏切らざろう得ない何かが起こった事は間違いない。そして、どんな理由があろうとも、裏切ったカタチである事も間違いない。それがシンプルな事実。事実は事実。さぁ。どうする?・・・会社の為。会社の立場。会社ってなんだろう。通帳に並ぶただの数字。実体の無いお金とおんなじ。確かにそこにある幻。世の中、会社の為(国の為)という大義名分でいろんな事が起きている。・・・そんな事を思った夜だった。東方農苑。まずは、誠実にひとつひとつ対応しようと言うことになった。騙し騙されるふんだりけったりの世界。明日何が起こるのか・・・じっくりと観察いたしましょう。(遊)
2008.08.11
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8月11日の日記 ~3~------------------------------------------------あの盗難事件以来、番犬としての意識に目覚め、私の後を付いて来るようになったHEZZ。なぜ、犬を飼う気も媚びる気もさらさら無かった私とHEZZの絆が深まったかと言いますと・・・盗難事件以後、私が夜警をしていたことがありました。図面を書いたり、ブログを書いたり、夜でも仕事が出来るのが私だけだったからです。HEZZは、そんな夜中も私の部屋の前で番をしてくれていました。私が眠くなり(・・・)10分でも仮眠をしようと『ちょっと見ていてね。』っとお願すると、トコトコ階下に降り玄関の前で丸くなって番をしてくれていました。私とHEZZは、危険な夜を共に過ごした夜警仲間なのです。お互い、ただ起きていたってだけですが。・・・。そんな事があって以来、私が農苑に出かける時に着いて来るようになりました。番犬として守っているつもりなのでしょうか。それとも、、、食事係りの私への媚でしょうか。・・・狭い小屋で他犬にいじめられながら生後4ヶ月間過ごしたトラウマのある農苑内なだけに、最初はオドオドと着いてきていたHEZZも、次第に広い農苑をのびのびと駆け回り、楽しそうに遊び回るようになりました。最近は、番犬もそっちのけで・・・郭さん、チーイン、愚道さんを見つけるとじゃれついて楽しんでいます。そして、、、我が物顔で、農苑内の野鳥を追いたてる事が楽しくなっているようです。!!!そうです!農苑には、いろんな野鳥が遊びに来ています。名前の分かるところでは・・・キジらしき姿も見かけました。すずめなど小さな野鳥から、大きな真っ白な鷺もやってきます。・・・ボキャブラリーが少なくてすみません。実は先日の朝、愚道さんと農苑に行くと、真っ白な鷺が3羽、田んぼに降り立っている姿がありました。3羽の詐欺・・・鷺。しゃれにならない光景でした・・・。・・・。まぁ、とにかく。。そんなこんなで、自然が循環し始めている東方農苑なのです。↑写真は10日撮影の田んぼ。~~~~~さて、先ほどの警官来訪もひと段落。静栖さんに夕食用の空心采の収穫を頼まれ、畑に行きました。いっそう混沌とした畑です。辿り着くだけでも大変です。(左に見える骨組みが、HEZZやヤギが暮らしていた小屋の残骸で、その奥が畑です。)HEZZにして見たら、まるでジャングル。 誘導するかのように私の前を歩くときがあるのですが、彼女は道草が多く、急に立ち止まるので、時おり蹴っ飛ばしてしまいます・・・。HEZZを避けるだけでも大変です。お公家チックな麻呂眉毛・・・。畑には雑草と共にいろんなものが育っています。このとうもろこしは、もう2,3日で食べごろでしょう。こちらのとうもろこしは、もっちりとして昔懐かしい食感で、独特ですがとっても美味しいです。色もまだらで、真っ白なのもあれば、紫、黄色、黒、茶色・・・しろんな色が混ざっているものもあります。このみんなの畑で採れたものは、一段と味わい深いことでしょう◎明日の天ぷらパーティーに間に合うものが有るでしょうか。チーインに相談して見ようと思います。っで。肝心の空心采。一本づつ収穫する私の手に、HEZZがじゃれ付き始めました。人間に撫でてもらう心地よさを覚えたHEZZは、どこでも誰にでも腹を見せます。なにも、こんな空心采の真ん中でごろごろしなくてもいいのに・・・。ねぇ。。。前代未聞の大事件勃発以降・・・HEZZとの別れを意識し始めた私たち。HEZZはどこで生きていくのでしょう。日本に連れて行きましょうか・・・あの北海道の農苑にHEZZのいる光景は安易に想像ができますが、手続き的にも、犬的にも、大変なこと。そこまでするのは人間のエゴで・・・この大地で元気に育って行くのでしょうね。さようならを意識しながら、HEZZと共にいます。まさか・・・こんなにも早く別れが訪れるとは思っていませんでした。・・・確かにHEZZが居た記録として・・・さかのぼってこのブログを更新しています。HEZZありがとう◎(遊)
2008.08.11
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8月11日の日記 ~2~------------------------------------------------事務所1階のキッチンが完成間近です。あと、無垢の杉材に、ネットで取り寄せた胡桃油を塗り込み、水道の蛇口を付け、扉の取っ手を付けて終わりです。壁に穴を開けて換気扇も付けたい所ですが・・・なにしろ、前代未聞の大事件中であるため、お金がかかる大きな工事は自粛しております。とりあえず急ピッチで使えるように整えております。明日12日。完成披露も兼ねて息抜きに民工さんもみんなで集まり、寿司と天ぷらでパティーをする予定です。料理長の静栖さんの腕の見せ所です。料理長の静栖(じょうせい)さん。小任は、日本料理を教えて欲しいと、連日のように静栖さんから料理についてアドバイスを受けて勉強しているようです。小任は、先日もって来てくれた巻き寿司を見てもお分かりのように・・・一度だけ愚道さんを手伝って巻き寿司を作っただけなのに、自分で創作し、中国風にアレンジして作ってしまいます。なかなかに料理の才能があるんじゃないか?という感じです。この大きなキッチンが出来たら、仲良く並んでお料理をするのでしょう。私?私は・・・静栖さんがいらした時点で料理係りは卒業しております。新しいキッチンに立つ事は無いでしょう^^。(別の意味で立てなくなりましたけど・・)この数ヶ月、久々に自分のキッチンを持ち、誰の為とかではなく日々の生活として楽しく食に向かう事を思い出しました。こんなお役を与えていただいた事。そして、耐え忍んでいただいた愚道さんにも感謝しております◎今の私はというと、上げ膳据え膳で食事をいただける有り難さを痛感し、もう戻れません^^あんなに楽しかったお料理も懐かしい思い出です。毎日、何を作っていたかということさえ思い出せません。・・・。今日は、チーインと小任が、明日に備えきれいに掃除してくれています。楽しそうな様子に、私も嬉しくなります。明日のパーティーが楽しみです。そして、壁に土を塗り、照明を付け・・・本当に完成する日を楽しみにしております。(遊)
2008.08.11
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8月11日の日記 ~1~------------------------------------------------11:00私が玄関事務所で、東方農苑ブログを書いていると・・・ものすごいスピードで一台の車が玄関に入ってきた!!!また事件かっ!?っと身構えると・・・車からひとりの警官が降りてきた。やっぱり事件だっ!っと、報道カメラマンの私はすかさずカメラを構えた。パチリ。『ここの責任者は誰ですか?』ってことで、2階から愚道さん登場。私たちは、前代未聞の大事件を抱えているので・・・ちょっとピリピリムードで警官を向かえ、なんだか用件が分からないままスタッフ全員で警官を囲む。私たちは、前代未聞の大事件を抱えているので・・・なぜか用件も聞かずに警官の話をただジッと聞いていた。っと言っても、中国語で穏やかに話し続ける警官を制する間がなく、ただジッと聞いていた。あまりにも長いので、愚道さんが警官を制した。『ちょっと小任、通訳を入れてくれ。』っと。すると、この警官、私たちが中国語を理解していると思っていたようで、ひどくがっかりし呆れた様子・・・。意味も分からずに私たちったら・・・ジッと聞きすぎていたのか。チョングオ(中国語で中国の意)生活も長くなると、最近はどこに行っても中国語でまくし立てられるくらいチョングオ化している私たち。無理も無い。・・・っで今度はゆっくりとひとつひとつ話をしてくれた。ここに滞在するのは滞在許可がいるんだということ。外国人が居住しているなら警報システム(日本で言うとセコムのような感じ?)が必要だろうということ。みんなで、ふむふむと話を聞きつつ・・・私の頭には疑問だらけ。だから・・・この警官、何しに来たんだろう?私たちは、前代未聞の大事件を抱えているので・・・普通は最初に確認するだろう事を聞かず、ただジッと話を聞いていた。みんなが・・・ジッと聞きながら見定めようとしていた。(((親会社の手先だろうか?(((タイミングよく心配して来ただけだろうか?なにやら思惑がありそうな愚道さんに全てを託し、みんなでジッと聞いていた。愚道さんは、今後の相談も兼ねてみた。先日居住許可を取ったということ。罰金も払ったということ。なぜかここの親会社が居住許可の件を教えてくれなかったこと。ひどいと思いませんか?っと。そして、私たちは二人、12日にビザが切れ一回日本に帰り、またすぐに観光で戻るので、そのときは相談に乗って欲しいと協力を申し出た。もちろんだ。ということで、こちらに来て始めて警官と親しくなれた記念に、一緒に写真を撮って欲しいとの愚道さんの要望で・・・有無を言わさず押さえ込み・・・パチリ。どちらが犯罪者でもおかしくない模様・・・。・・・失礼。っと。笑顔で警官を見送り・・・捜査会議が始まる。みんなで愚道さんの真意を拝聴。あの警官は、先日居住許可を取りに行ったときに隣の公安の窓口に居た警官だということ。(よく覚えていますね・・・)そして、それを受け、金になるかもしれないと見込んで、賄賂を当てにしてきたんじゃないかという事であった。親会社の手先では無いだろう・・・っという推理であった。もし、親会社の手先であっても、12日に帰りすぐ戻るんだという嘘の情報を与えたので問題ないという事だ。そうか・・・そう言われるとなんとなく納得が出来る事がある。だから、言葉が分からず、かわいい小任(しゃおれん)を通さないとやり取りが出来ないと知ってがっかりした感じであったのか?そして・・・愚道さんが『今後いろいろと協力をしてほしい。』っと賄賂に乗り気であることを匂わせた事でご機嫌になったのか?・・・何か問題が起きたときの為に警官と親しくしておくのは必要かもしれない。タイミング良く現れた警官。・・・あまりにもタイミング良く現れた警官であった。私たちは、前代未聞の大事件を抱えていたので・・・それ以上は、気にすることなくやり過ごした出来事であった。そう。そして・・・このことが何であったか全てとつながるのには、そう時間は掛からなかった。・・・。人生ってドラマだねぇ。愚道さんはというと・・・『この事件、農苑造りよりも楽しくなっちゃったね♪』っと、ご機嫌で事務所の掃除をしておりました。報道記者兼カメラマンの前で迂闊なことを・・・◎さて。どうなることやら。(遊)
2008.08.11
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日曜日の今日は、お休み。今までは、2週間の滞在っと工期が限られていたので、定休日を取る事は考えられなかった。雨が降ったら休み。それで体力&気力ぎりぎり・・・丁度良く休めていたのだと思う。それに、こちらの民工さんには定休という感覚は無い。日給で出稼ぎに来ているから、一日でも休んだらお金が入って来ない。こちらも、雨の日休んで丁度良い感じ。働き者だし、強靭な体力をもっている。だから・・・工事責任者である愚道さんが休む訳にいかなかったのだ。日曜日は休もうよ。っと提案し続け・・・雨の日は改装作業があるからいいでしょ?っと・・・(民工さんも減ったし◎)こちらに来て一ヶ月になろうとしている今日、始めて実施された。お休み。ゆったりした一日。誰も働いていないので心からリラックスできる。しかし・・・ゆったりしつつも事件真っ只中だった。。。なんだかみんなが集まってきた。・・・。午後、小任が手巻き寿司を作ったので食べて欲しいと持ってきた。っと、それは口実で、、、小任は私たちのことが心配だったのだ。ほんとに小任はかわいい◎郭さんも呼んでみた。すると、必然的に・・・特別捜査会議が始まった。みんなで、愚道さんの信憑性ある推理を拝聴させていただいた。・・・。振り返ると人生はとっても単純。(by上海パンダ)って事で、その道のプロである愚道さんの熟練された推理がきっかけとなり・・・『そういえば』っといろんな出来事が浮かび上がり、また、先走りには待ったがかかり、ひとつひとつの事件が連鎖的につながっていく。そして・・・渦中にありながらも冷静に多角度から見えるようになってくる。結論はひとつじゃなくていろんな可能性がある事が見える。あぁ。複雑に生きてる人間って大変だ・・・。全て手放してシンプルに生きようよ。無い頭で推理するのは疲れるなぁ。愚道さん生き生きしているなぁ。・・・。っと。そんなそんな休日でありました。まぁ、捜査会議はともかくとして・・・いつもと変わらない作業をしていても、『休日』というだけで心にゆとりが生まれる。今回の滞在で初めて、絵を描こうかな!という気分になった。(・・・描かないけど。)掃除をしてすっきりした心もちで外に出たら・・・キラッキラッ☆の一角コインを拾った。ありがとうございます。(・・・?)サービスショット。今日のHEZZ。(遊)
2008.08.10
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前代未聞の大事件勃発中ではありますが・・・農苑の姿は変わらず美しく輝いております。にわか雨が通り過ぎ、入道雲がもくもくと。そこには、田舎のおばあちゃんちに行く田んぼ路がありました。前代未聞の大事件勃発中ではありますが・・・ここには幸せがいっぱいあります。 事情を全て把握している郭さん夫婦も、今を一生懸命生きています。ユンボが大好きな郭さん。『郭さんは監督だから、ユンボに乗っていてはいけないんだ。』丁寧で上手なチーインにもっともっと乗らせて上達させたい愚道さん。しかし、なんど言っても・・・気が付くと郭さんが乗っています◎前代未聞の大事件勃発中ではありますが・・・みんなの願いを力に、『東方農苑』は、今日も元気です◎(遊)
2008.08.09
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始めまして、東方農苑の小任と申します。 愚道さんと郭さん達のお陰で、農苑が段々美しくなり、遊さんの設計の通り、そろそろ新しいキッチンが出来上がります。東方農苑の一切一切を楽しく期待しています。皆精一杯でやっているところで、親会社から電話があり:「東方農苑のE社長は、ビザの延長することに対して反対なので、愚道さんと遊さんのビザの延長しないで、8月12日の前に帰ってください。」「東方農苑のE社長は、東方農苑が設立したくないので、日本人は全部帰り、ここの建物は全部他の会社に貸す予定ですから、小任と郭さん夫婦は他の仕事に探してください。」という二つ話がありました。R社長は博士なので、ずーと優しいと感じている人間ですが、こんな話をいう、本当の人柄はなんだろう。。人間の裏面はとても恐ろしいことです。。将来、どうなるのは、分かりませんが、天に任せながら、自分も出来るだけ努力しましょう。美しい東方農苑のために、皆様もお願いいたします。有難うございます。小任2008.8.9
2008.08.09
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この事件・・・全貌が少しずつ明らかになってきました。すごいことになっています。騙し騙されるふんだりけったりの世界へ迷い込んだようです。いえ・・・ここにはそんな世界があることは分かってました。ただ立ち位置が違うだけで、最初から同じステージにいたようです。私たち・・・親会社のR氏から、ココを追い出されようとしています。工事も半ばでありながら、日本人は『もう必要ない。』『邪魔だ。』と判断されたようです。昨日の早朝の電話の内容はこんなものでした。『市長がこの農苑に関心を寄せている。もっと大規模な農苑を造って欲しいと隣の土地を提供してくれたので、全体像を考え直したいから工事をストップして欲しい。』・・・。事実なら、この農苑を造っている愚道さんに相談するでしょう。今までの不可解な経緯をもってして全ての出来事が符合しました。嘘がバレバレなのです。・・・やられてしまいました。私の、全ポジティブを総動員してもフォローしきれません。事は実にシンプルです。そして、、、用意周到・・・私たちがここに居れなくなるような手筈が整えられていました。私たちのビザは、延長しなければ来週切れます。ビザ延長申請の為に必要な書類に、居住許可書と、会社の証明書が必要です。昨日、親会社から証明書をもらい、上海に申請に行くつもりでした。なぜこんなにギリギリかというのも全部計らわれていたようです。一昨日の居住許可書の件・・・正確にいうと、親会社に確認したときは必要ないとの返事だったので申請をせずにいました。そして今回罰金を払いながらも申請をし、いざ親会社の書類が必要ですでに準備してあるとの事だったのですが、昨日急に『出せない』といわれました。直接的な言葉ではありませんが・・・・こちらの人は、タイル屋の言い訳のように、まったく言い訳になっていない言い訳をするようです。すぐに嘘だとばれる事を平気で言うのです。なんなのでしょう。まぁ一言で言うと・・・『帰れ』と言われたようなものです。今回の事件には、お金が絡んでいます。土地の持ち主である中国の親会社のR氏。最初の話では、協力者の日本の友人に借りているお金を清算し、その一部を工事資金に当てるという計画だったのですが・・・R氏にはまったく支払いの意思が無く、再三にわたり催促してきました。大金を必要としたわけではありません。とりあえず民工さんの給料も払えないようでは工事が出来ないからです。これまで、30万の支払いが数回あっただけで、予定の額には程遠いものでした。もうこれ以上ごまかせないと思ったのでしょうか。農苑のカタチが見え、後は自分達で出来ると思ったのでしょうか。土地を抵当にいれ銀行からお金を引き出そうとしているのでしょうか。その真の意図は計りたくもありませんが・・・様々な状況を照らし合わせるとそんなようなことでしょう。888の昨日。縁起の良い8並びの日。北京オリンピック開催の日。土日を前にした金曜日。勝負に出てきたような感じです。彼らは、昨日から今日にかけて郭さんや小任に嘘の電話報告をしてきています。『日本人が工事を辞めると言っているから、別の仕事を探しなさい。』だから・・・バレバレなんだって・・・。こちらは今、手を打ちながらも静観しています。・・・皆でいろんな妄想をしながら楽しんでいます。今までいろんな事件がありました。そして、今回の不可解な盗難事件も、4階改装要請も、申請の嘘も・・・すべてすべて辻褄が合って来ました。(妄想の域です。)!!!彼らは、何を求めているのでしょうか。やはり、幸せを求めての事なのでしょうか。私たちには計り知れませんが、そういう世界で生きる人もいると言うことです。人間は、何者にもなれると言うことです。残念ではありますが、これもすべて完全な流れとして受け止めています。中国での出会いと日々、R氏にも今までと変わらず感謝しています。進展がありましたらまたご報告いたします。私たちの行動は内密に・・・。(遊)
2008.08.09
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毎日が事件の連続。しかし、今回の事件はちょっと違う。これが本当の事件です。早朝、土地の所有者である親会社から、工事ストップの要請がありました。農苑造成存続の危機です。私たちの滞在もままならなくなっています。~~~~~このブログは、私(静遊)の主観から見た出来事を、ありのまま計らわずに書いてきました。それに関し、いろんな方のいろんな判断があるかと思います。中国の事を悪く言っているように感じ、お国柄上注意した方が良いと思った方もいらっしゃったようですが、私にとっては良いとか悪いとかではなく、ただありのままを書いていたつもりでおります。国の違いから、中国は・・・日本は・・・という表現になってしまうのも当たり前のこととして表現してきました。今、起こっている事件についてもありのまま書いていきたいと思っておりますが、事が事だけに、関係者の方にご迷惑がかからぬ様、もうしばらく様子をみようと思っております。~~~~~工事はいつものように進み、農苑の景色は変わりません。もともと無計画のまま勢いで始まった農苑作り。造りながら計画を練り、ここまで楽しんで来ました。金銭的な問題もあり、まさかここまで!とは思いませんでしたが・・・こんなこともある程度予想されることでした。私たちは、全てがベストな出来事だと信じるだけです。誠意を持って、今出来る事をして過ごして行きたいと思っています。なるようになるように。天の計らいはなんて・・・よーいぃーすぅ。(おもしろい!)(遊)
2008.08.08
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8時。朝のミーティング。連日のユンボ指導です。どこに印を付け、どの角度から作業をすると効率が良いのか・・・まったくの素人相手なので必要以上に細かい説明が必要です。私にとっても、こうやってユンボの事を教わる機会もないのでちょっと貴重な体験です。なかなか奥が深いユンボです。バケツでちょいちょいと平らにして行きます。愚道さんの手足のようにしなやかな動きです。そして、こうやって出来つつある田んぼ。5つの円形の田んぼが出来る予定です。左側の3つの田んぼが形を現しました。ここに水が張られると・・・情景が浮き上がってくるのでしょうね。私たちは、ここに、水の循環する農苑を作っています。(遊)
2008.08.08
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田んぼの造成。ユンボでの細かい作業が続いています。きれいに均ていく作業です。ユンボでの高い技術が要求されます。基本的には、愚道さんが仕上げていくのですが、郭さんとチーインにも毎回説明しています。ただ見ているのと、分かって見ているのは違うからってことで、実際に仕上げを任せたりもしています。土の動かし方。ユンボの癖。なんだか毎日同じ事を繰り返し説明しています。愚道さんは、長年の造成経験の中、こうやって何人もの技術者を育ててきたのかなぁ~っと思うと同時に、その熱心さと根気に関心させられます。~~~~~川の塞き止めから4日。新しい強力なポンプも導入しての水揚げが行われ、川の底が見えてきました。魚や、貝が顔を出しています。さらに乾燥させるため、背の高い老李(らおりー)が川底に溝を掘っています。 しんくーら。~~~~~夕方。申請から戻った愚道さん。郭さんらがユンボで均した土を、再度丁寧に均しているところです。しんくーら。(遊)
2008.08.07
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気持ちの良い朝。一日のはじまりです。そして。気分も新たに・・・出頭。なんとも不真面目な違反者です。実は・・・滞在にあたり、居住許可申請をしていなかった私たち。。。注意を受け、罰金を支払う手続きをしに、小任と警察に行きました。今回の滞在は、≪3ヶ月以内のビジネス・ビザ≫での長期滞在。本来ならば3日以内に申請しなければならなかったのに、すでに25日経過しており・・・30日以内の罰金一人300元(約5千円)です。なぜ誰も教えてくれなかったのかは・・・置いといて。なぜ発覚したかというと・・・私たちは2ヶ月滞在の心積もりで来た(飛行機も2ヵ月後帰国便)のですが、オリンピックの関係で1ヶ月しかビザが取れず、中国で延長申請するという事になっていたのです。その延長手続きの過程で、『なぜ居住許可書が無いのだ?』ってことになったのです。それが無いとビザの延長手続きもできません。まず、この申請窓口で書類を提出し、また別の署で罰金を払う手続きをし、それを持って銀行に振込みに行き、振込みの証明書を持って署に戻り・・・罰金を払った事を証明する種類をもらって・・・また最初の窓口に戻って全てを提出して仮の居住許可書が発行される・・・っとそんな感じ。(仮ってところが曲者・・・。)旧暦の七夕。中国では恋人達の日。長い一日です。路上では轢かれそうになりました。・・・。注意安全。ちゅういあんちゅん。仕事が早くなんでもできる小任(しゃおれん)が、テキパキとこなしてくれました。警察を回るうちにいろいろと分かってきました。私たちの場合、≪3ヶ月以内のビジネス・ビザ≫では無く、1~3年いられる≪就労ビザ≫を取らなければならなかったそうで、注意を受けましたが、それは見逃してくれました。親会社に全てお願いしていたので、その思惑から行き違ってしまったようです。次回からは、こういうことは最初から小任にお願いすることにしました。↓銀行にて私たちは、ただ小任の後を着いて行き、言われたことに答え、サインをする。その繰り返し。最後は居なくても良いとのことで、小任にまかせて一足先に事務所に戻りました。一日仕事となりました。小任、いつもありがとう◎(遊)~~~~~余談。証明写真を撮りに行った写真屋でのひとコマ。中国語の単語を勉強する違反者1。覚えた単語は、、にーじぇんしん。(よくやったね!)っとよーいぃーすぅ。(おもしろい!)^^v
2008.08.07
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ここ数日、タイル屋さんが仕上げの作業を行っている。前回の様子。水周りの仕上げだけに目が離せない・・・。シンク。昨日郭さんと購入してきた防水シートを木工の水槽に貼り、その上大理石を貼る。貼りやすいのは分かるが、水槽の角を合わせてシートを貼ったのでは石の合わせと同じになり、防水の効果が半減してしまうのでは?真ん中で合わせて欲しいと伝える。・・・そんな事からチェックしなければならない。そして、石を設置して目地の穴埋め(コーキング)作業。私ももともとアバウトな人間。若干の石の合わせの段差は目をつぶった。ゴミも落とさずに天板に接着剤を付けて行く姿にも目をつぶった。施工中に角が欠けてしまったのも適当な補修で良しとした。・・・。しかし、目地の隙間はどう考えても・・・譲れなかった。ここで水を使うんだよ。。。端からすべてチェックして、『ちぇっが(ここ)』『ちぇっが(ここ)』っと一箇所一箇所チェックし、のりを足すように促した。『安い石だからしょうがないんだ』っと、どう考えても言い訳になっていない主張をするタイル屋をなだめながら、どうにか水が漏れそうなところの補修は完了した。そして・・・彼のめんどくさそうな態度も、一緒にいて話をすることで軟化していった。中国語で話し続ける彼に、私も日本語で話し続けた・・・。分かったような分からないような会話。最後はとても良い雰囲気で、心からありがとうが言えた。タイル屋さんの笑顔にも充実感を感じた。仕事の中に、なにか大切なものを感じた一日だった。~~~~~4階では、民工の老李(らおりー)が配管埋設の為の穴堀をしていた。電気の配線も全て埋設なので、これからコンクリートの壁にたくさんの溝を掘らなければならない。心苦しいお願いだが、そんな事を気にする方が高慢なのかと感じている。彼らはいつも、計らいも無くただ黙々と仕事をしている。施工しやすい事を考えるのは当然だが、中途半端に妥協するのは止めようと思った。心からありがとうと伝えるために。そして、この後姿は、設備屋さん。電気に水道になんでもこなす。配管をセメントで埋めている姿に思わず日本語で・・・『なんでもするんだねぇ~』っと話しかけたら、、、はお!(うん!)なんとなく分かってしまうんだよね・・・◎~~~~~部屋の片隅には、大工さんが作ってくれた家具が置かれている。キッチンに、テーブルに、この家具。これらを見る度、あのはにかんだ笑顔を思うのだろう。ありがとうございます◎(遊)
2008.08.06
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17時過ぎ。最近、夕日の農苑を散歩(?)するのが日課となっている。日中は4階の改装に関してうろうろしており、ほっとするのがいつもこの時間。今日は、現場写真を撮り終えてから、数日振りに畑に足を伸ばした。ほんの3、4日ぶりくらいだろうか。あっという間に畑へ続く獣道が無くなっていた・・・。腰ほどになるさまざまな草を掻き分け、迷いながら(?)畑に向かった。相変わらず混沌とした畑。 豆。とうもろこし。瓜。きゅうり。菜葉。撒き過ぎた野菜の種。。。雑草と共にぎゅぎゅっと野菜が元気に育っている。本日の収穫は、空心菜。ちょっと育ちすぎちゃったかな。甘味としっかりした粘り。畑でむしゃむしゃ食べれるしあわせ。事務所前で小孫の奥様におすそ分け。明日朝旅立つお餞別になっちゃった感。静栖さん。後は、お料理よろしくお願いします◎今日も夕日が美しい。感謝。(遊)
2008.08.05
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東方農苑。その景色とは裏腹に、穏やかな日は3日として続かず。・・・まぁ、この学びの中で続くわけが無く◎今日。大工さん、左官さん、小孫の3人がここを辞めた。~~~~~きっかけは・・・昨日朝、ミーティングでの愚道さんの一言。『ここに住む民工さんから家賃をもらう事にする。』この一言の発端は・・・海外遠征も視野にいれてメンバー全員を技術チームにしたいとの思いから、行く行くは皆が社員となって保障も休みもあるような暮らしをして欲しいという思いからのけじめと、暮らしぶりの問題。たとえば・・・現在、いつの間にかボトルの水を無料で提供してしまっているが、かなりの量になるのでお金を取ったほうが良いのか?っとなるが、こちらの人は有料にしたら買わないだろう・・・しかし、身体に悪い臭い水道水を飲んで欲しくない。などなど。日頃からの私たちの日本人感覚の一方的な観念と、その日の朝の愚道さんの勢い(・・・)が、愚道さんの中で『家賃』という言葉になった。しかし、この事はあくまでもきっかけに過ぎず。波紋は広がった・・・。・・・『家賃をとるなら辞める。』今現在、4階建ての3階には、小孫家族、そして大工さん、左官さんが暮らしている。実は昨夜、飲んで酔っ払らい、勢い付いた3人がちょっとした反乱を起こした。そこで、郭さんに雪さんに電話で通訳してもらい話しを聞いた。そして愚道さんは納得し・・・今いる3人は、最初に伝えていなかったので家賃はとらない。っが、今後民工さんが増えるのでけじめとして、月に家賃分上乗せするから家賃を払う形にしてはどうだ?っと提案した。しかし、日本では通じそうなこんな提案もこちらでは理解されず・・・消化不良。『明日の朝みんなで相談をしよう。』ということになっていた。~~~~~っで今朝のミーティング。雪さんにも来てもらい、全員参加の話し合いが行われた。・・・通常、日雇いの民工さんから家賃をとる事は無いそうで・・・家賃の話は白紙であっさり終了。そういえば、私たちが初めて来た4月、ここの民工さん達は建築途中のだだっ広いコンクリートの建物の片隅で薄い汚い毛布に包まって寝ていた。民工さんは住む所はどんな悪条件でも大丈夫なんだった。。。まぁ、愚道さんにはその悪条件さが容認できない事なので改善したくなるのだけれど。どこまで生活に踏み込んで良いのかはココに来てからずっと続く課題だ。っと。それから、せっかくだからと話が広がり・・・愚道さんが民工さんに、どんな思いでおり、みんなにどうなって欲しいと思い計らっているかを伝え、それについて民工さんがどう思うか率直な意見を聞いた。思えば、今までは郭さんを通して話を聞いていたので、みんなが同じ思いでいると勝手に思い込んでいた事だ。民工さんの話を一言で言うと・・・長年の民工生活で若い時は『いつかいつか』とボスに騙され続け、今、日本人が来て上手い話を言われても考えられないし信じられない。今は家賃を取り消されても、またいつボスの気が変わるか信じられない。自分達は、現実だけを信じて、その日一日働いたお金が貰えればいいだけだ。そんな今に満足しているので、技術向上のチャンスであっても興味ない・・・。っと、そんな感じ。・・・そういえば以前聞いた話を思い出した。こちらの民工さんには給料日が無い。(民工は全て日雇いで日給制)よって、2,3ヶ月支払われないことも当たり前にあるそうだ。それは、会社の金銭的な理由だけではなく・・・支払日を決めると、それに合わせて計画的に民工が辞めてしまうとの事。だから、支払いを不定期にするそうで。。。民工から言わせると、給料が支払われないまま、サボっていたとかなんだと理由をつけて解雇され、結局給料が全額もらえなかったりするそうで。。。そんな会社に、恩義を感じるわけも無く、辞めて立ち去るときには、当たり前のように会社の備品を持って帰る(泥棒する)民工が多い。だから、会社はなんでもかんでも鍵をつける=鍵だらけ。そして、こんな環境で良いモノが出来るはずが無い。ものすごい悪循環で中国は回っている。どっちもどっちのふんだりけったりな世の中だ。何も信じず、お金だけを目的に生きるしか、生き残る術が無い。この国のシステムでは、そんな風になってしまう民工さんを責める事は出来ない。民工生活を長年やってきた人たちに、私たちの理想論を説いても理解されるはずが無かったみたいだ。習慣や価値観の違いは大きいが、まず自分を信じることが出来ない人に、日本のやり方は通用しない。・・・しかし、ここ東方農苑で中国の悪循環を作る気はまったく無い。やる気があり、お金以前に大切なことがある事を信じる人たちと仕事がしたい。この国にも日本人の気持ちを持った人はたくさんいるし、現にそんな人たちがいるから『東方農苑有限公司』が出来たのだ。小孫、大工さん、左官さんの3人とは、改善策を話し合ったが、結論として『辞めたい。』との事で、辞めていただいた。しかし。しかし。そんなことでなにも今辞めること無いのに・・・???っという思いから行き着く、もうひとつの辞めたい理由。。。これは、あくまでもこちらの憶測に過ぎないが・・・これまでも大工さんと左官さんの言葉や態度の端々に、技術面の自信の無さが伺えた。もともとアバウトな仕事をしていた職人に、図面通りの家具。目地の揃ったタイル張りを要求するのだから、50過ぎの職人にはちょっと酷だったのかもしれないし、そこに世界巡業できるチーム作りを目指すんだと伝えたので、躊躇があったのではないかとも思う。二人とも、人が良くて親しみやすく、私も仕事がしやすかった。もしかしたら、これは東方農苑への彼らの心遣いかもしれない・・・とも感じている。そうであると思う。~~~~~何気ない一言から起こった波紋。落ち着くところに落ち着いた。『東方農苑』新たな始まりです。私たちの思いを理解し、自分の可能性を信じる民工さんを探しはじめます。起こること全てが完全でありがたい日々。だからこそ、常に誠実であることを心がけていこう。っと心機一転。心も新たに始まりです。~~~~~追記翌、6日朝5時。故郷が同じ3人と家族は、連れ立って旅立って行きました。いろんな思いを胸に、笑顔でお別れ。『ありがとう』『さようなら』(遊)
2008.08.05
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過去4日分の日記を一気にアップいたしました。それと。少しずつ、過去の工事記録(フリーページ)も更新中です。只今、Prat2 なんとなく更新済み。何をどんな風に作り上げてきたのか雰囲気は伝わるかと思います。では、お知らせまで。(遊)
2008.08.04
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東方農苑に新たなスタッフが加わりました。夕日が落ち、涼しくなってから農苑内を案内しました。この美しい夕焼けの中のシルエットは!?そうです。昨夕、日本から到着された静栖(じょうせい)さんです。路や田んぼの説明をしながら農苑を見ていただきました。↑ちらっと・・・たんぼのあぜ。(またしてももったいぶってみました。)静栖さんは、お料理とお花の師匠として来ていただきました。さっそく今朝から小麗(しゃおりー)の教育が始まっています。おかげさまで私もブログ更新に専念できます。(これ以上?!)・・・。ありがたい限りです。※静栖さんは、このブログを読んでいてくださっていたので細かい説明が省けたこともありますが、この場に違和感無く溶け込んでしまわれました。ぜひ、こちらにいらっしゃる方はこのブログを読み砕いてからいらしてくださいね◎しかし、この二人・・・。(愚道さんと静栖さん)カメラを意識しすぎです。往年の映画スターみたいです。↑先ほどの鳳凰が静栖さんに・・・!?・・・。そしてこんなポーズ。 ↓↓・・・息が合っているのかいないのか。・・・。これ、アップして良かったんでしょうか^^全世界に大公開。サービスショットです。今後ともよろしくお願いいたします◎(遊)
2008.08.04
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東方農苑。今日の夕日。そして。空には鳳凰が◎祝◎~~~~~そして・・・造成開始から数日・・・田んぼはすごいことになっています。次回の報告をお楽しみに◎ちょっともったいぶってみました。(遊)
2008.08.04
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今、農苑内にたくさん繁殖している植物があります。お豆ちゃん(ちょんず)です。山の上にもちらほら。畑に向かう獣道は、このお豆ちゃんだらけです。チーインによると・・・もっともっと大きく育つのだそうです。さて。どんなお豆がいただけるのでしょうか。お楽しみに♪(遊)
2008.08.04
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ユンボ故障中につき、、、って・・・毎度のことで報告が追いつきません。操作レバーの不調です。・・・。ってことで。人力での川の塞き止め作業。日本ではこんなこと人力でしてくれませんが、こちらでは、こんな事で何で高い機械を入れるんだ?っという感じなので、難なく完了。ポンプで川の水を湖に汲み上げ、川が干上がったらユンボを入れて最終成形に入ります。田んぼも着々と出来上がっています。先日の雨で敷地内も水が多く、すぐに水が溜まってきます。おかげさまで作業はし辛いですが、水平に均されているかいないか・・・一目瞭然です。~~~~~一日の作業を終えて、今日も岐路に付くユンボ。愚道さんは、キャタピラーの泥を落とす技を郭さんに伝授。車体を持ち上げてキャタピラーを動かすと・・・ぼろぼろと泥が落ちるはず。っが。水分を含むと泥団子になってしまうこの土。ここでぼろぼろと土が落ちるとかっこいいのですが、、、ちょろっとしか落ちず。・・・。しかし、気持ちは伝わったようです。dareni?・・・。(遊)
2008.08.03
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農苑に行ってみると、そこには・・・なめらかな動きのユンボの姿がありました。はて?愚道さんは事務所だし・・・郭さんや小孫はあんな優雅に動かせないし・・・はて?っと思いながら近づくと・・・そこには、颯爽とユンボを乗りこなすチーインの姿がありました!なんてかっこいい・・・。真剣なまなざしでユンボに乗る姿は、すっかり熟練した運転手。左から右へ次々と土を移動していく動作の早いこと早いこと!彼女は、何を運転させても決まるんです。・・・っと、、電動バイクはともかくとして。。。ある日の18時。工具車持ちの男衆をたずさえて・・・農苑から真っ赤なダンプに乗ってご帰還されたときは、神々しい光に包まれておりました。たくましい女神のようでした。あの時、カメラを持っていなかったことが悔やまれます。←ある日の愚道さんとダンプチーインは、とても気が付く女性です。日本人と暮らすうちに、すっかり私たちが何を気にするのか把握したようで、ポイントは外さず・・・掃除洗濯をする娘(小麗)のフォローをこっそりしています。そんな感じで普段からいろいろ見ているので、ユンボの動きも愚道さんを良く観察していたことが伺える動きです。土の動かし方が、前日に愚道さんがやっていたことを真似している感じだったそうです。ちゃんと教えたら誰よりも上手くなるでしょう。(愚道談)。これで・・・ユンボの神様(愚道さん)が留守でも東方農苑は安泰です。祝◎↑撮影:8月4日、夕日の後光がまぶしい女神。なによりも、いつも楽しそうなチーインです◎↑7月26日のチーイン~~~~チーインばかりではなんなので、今日の民工さんをご紹介いたします。まず、瓦並べ担当の老李(らおりー)。彼はとてもシャイで、少し離れ誰も居ないと、大きな声でしんくーら!(お疲れ様)っと大きく手を振りながら挨拶してくれるのですが、大勢居るところで挨拶すると・・ボソッと・・・・『・・・し、しんくーら。。。』愚道さんが言うには、雪ちゃんがいるときも態度がおかしいそうです・・・。結論=女性恐怖症・・・。郭さんや小孫の運転するユンボが動くと・・・ちょっと当てるだけで路の瓦が壊れてしまいます。そんな瓦を、文句も言わずに黙々と修復しているらおりーです。造成開始から一緒に働いている信頼できるメンバーです。そして小孫(しゃおそん)。チーインの弟で30台後半のお調子者。奥さんと、6歳の子供と一緒に移り住んできました。(いつのまにか・・・)この日は、ひたすら杭(くい)作り&補修先端をしっかりと尖らせ、頭に番線を巻いて割れ予防をしています。このシャツ背中が割れています・・・。暑くないのかな・・。涼しいのかな・・・。郭さんは、黒子HEZZと一緒にごみ拾いです。※HEZZは、最近(というかあれから)番犬気取りで後を着いて来るようになったのですが、駆け回る楽しさを覚えたようでとっても楽しそうです。ゴミに関しては、毎日毎日、郭さんと民工さんに同じ事を伝え続け・・・やっとやっと!何がゴミで何を拾えばいいのか判って来たみたいです◎(愚道談)そして次はHEZZですか・・・私たちは、HEZZをゴミ拾い犬にしようかと画策中です。農苑の名物犬です。~~~~~昼休み。農苑を散歩していると、『にいはお!』っと声が・・・振り返ると、裏の水池で釣りをしている大工さんと小強。いっつも酔っ払っているみたいな大工さん。老呉(らおうー)いつも愛想良く笑っているのに、カメラを向けると照れてしまいます。場所を変えてうろうろするも・・・まったく釣れて無いようでした。・・・しんくーら^^。そして!今日のベストショット。黒子(郭さん)と黒子(HEZZ)です。イーヤン(同じ)。(遊)
2008.08.02
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今日は、日本からお客様がいらしゃいました。いらっしゃいませ。というよりは・・・おかえりなさい!東方農苑の社長、江場さんです。愚道さんの心の兄貴です。そして、夜は外食することになりました。っとそれはいいのですが・・・・せっかくなので露天屋台にチャレンジです!↑お土産の酒を携えいざ・・・。愚道さんと二人、何度かチャレンジしようと思いつつも踏み込めなかった領域です。絶対にお腹を壊すだろうけど、郷に入っては・・・っの精神です。なぜ今夜?感は、たっぷりありましたが、みんなで行けば怖くない・・・の精神でしょうか。聞けば・・・郭さんも始めての体験です。・・・。 スリリングで楽しい晩餐となりました。7人で85元。(約1400円)その後どうなったかは、ご想像にお任せいたします。・・・。いつものごとく、にぎやかな歓楽街でありました。江場さん、いつも和やかをありがとうございます。お腹大丈夫でしたか?・・・。(遊)
2008.08.01
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