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2006年04月28日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
テケツにて…。

私 「大人一枚」 
受付 「はっ?」
私 「だから、大人一枚」
受付 「…一枚ですね?」
私 「…そうですよ!」
受付 「これ、『クレヨンしんちゃん』ですけど」
私 「わかってますよっ!!(怒)」

こういう偏見がある限り、日本のアニメ文化もまだまだと

行きゃあ、そりゃ確かに怪しいけどさ…。

劇場版の「クレヨンしんちゃん」は、非常に素晴らしい
作品が多い。特にここ5年くらいは「オトナ帝国」や
「戦国」などなど、ひとつの日本映画として観ても、
グレードの高い、見事な作品が多い。

劇場版「ドラえもん」は、どうしても感動路線のゴリ押しで、
急にジャイアンやスネ夫がいいやつになったり、お涙頂戴の
オンパレードだったりと、「友情」や「勇気」などがテーマで、
毎回毎回、説教臭くて、どうも…幼心に思っていた。

そこいくと、「クレヨンしんちゃん」は凄い。とにかく凄い。
人間の描写もリアルだし、感動路線でも、押し付けがましく

マニアックなギャグも多く、子供は勿論、大人も絶賛するのは
当然、だと思っている。

ベースは「娯楽映画」になっているのも良い。昔の東宝の
喜劇の匂いを、かろうじて残していると思うし。

で、今回の「踊れ!アミーゴ!」。なかなかの作品だった。


いう感じで、特に前半は見応え満点の、しっかりとした
ホラー演出になっていて見事だった。

「そっくり人間」が、ある日唐突に、埼玉県春日部市を
ジャックしていく。
本物の市民と偽者が、意味も目的もわからず、どんどんと
すり替えられてしまうという計画が、実に怖い。

そっくり人間は、サンバのリズムを聞くと踊りだすのだが、
そのサンバのリズムが、逆に淡々としていて、恐怖感を
増幅させるのに、いいアクセントになっていた。

恐怖演出が最強(見事)だったのは、風間君のママのところ。
台所に立っているママの口がいきなり裂け(顔を全部見せない
ところがポイント!)、包丁で叩き割った鶏肉を、長い舌で
巻いて、口に入れる描写は凄まじいものがあった。

視点の定まらない、偽者のひろしの同僚や、ひろしが帰宅する
電車の中の無機質な乗客の描写、スーパーマーケット内での
偽者のみさえの不気味さ…見事な場面も多かった。

また、風間君が夕方の公園で「ママが偽者でも、僕は家に
帰る!」と言うシーンは、永井豪先生のトラウマ漫画の
金字塔「ススムちゃん大ショック」を思わせるものがあり、
そこの演出も巧かったと思う。

ジャッキーという、今回の味方のゲストキャラは、印象が
薄いものはあったが、所属している組織が国際秘密組織
「SRI」というのは笑った。

これは昭和40年代にTBSで放送された、円谷特撮の傑作、
「怪奇大作戦」に出てくる組織名である(笑)。
思わず、岸田森や勝呂誉の顔が脳裏をよぎってしまった…。
まあ、スタッフはそういう意図で付けたかは知らんが(笑)。

ただ今回の映画、後半のアクションシーンからEDまでが、
前半の緻密さからはかけ離れていて、非常に消化不良の
感があった。
なんか第1稿の脚本を、そのまんま決定稿にしてしまった
感じがした。ストーリーが尻切れトンボっぽい気もしたし。

もしかしたら、私のこの文を読んで、観に行こうと思う人が
2人くらいは(笑)いるかもしれないので、あえて内容を
深くは書かないが、前半が見事な分、後半の内容の薄さが
とても惜しい。

難点は、敵キャラの過去がイマイチわからないこと。そして
過去の作品に比べ、しんのすけの下ネタがくどかったこと。
サンバで対決する真の意味が不明なことなどだろうか。

特にしんのすけの下ネタのくどさは、いただけなかった。
下ネタを、もう少し抑えて、敵キャラの過去を(くだらない
話でいいから)教えて欲しかった。そうすれば、最後の
ボスとのサンバ対決も、もう少し盛り上がった筈なのに。

ただ、娯楽映画として、また子供向け作品としては、
合格点をあげられる作品にはなっていたと思う。

来年の映画に期待しよう。また「温泉ワクワク~」や
「オトナ帝国」のような、クオリティの高い娯楽作品を
期待したい。





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最終更新日  2006年04月28日 22時22分17秒
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