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2006年12月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今年も残り8日。

今年の落語通いのスタートは、1月6日の
談志師匠の会だった。

だったら、今年の最後に、もう一度家元を見よう!
と思って、東京・霞ヶ関はイイノホールで開かれた
「にっかん飛切落語会・年忘れすぺしゃる」に
出かけてきた。

出演は立川志の吉、橘家圓蔵、国本武春、松元ヒロ、
そして家元・立川談志という面々。贅沢な会だった。



三代目金馬師匠そのまま、という感じの演出だった。
全体的に人物描写に難があったが、亀ちゃん(子供)の
描写は上手かったように思う。

圓蔵師匠は「火焔太鼓」。

マクラで談志師匠のことに軽く触れ、後はそのまま
本題へ突入!
相変わらずのギャグと、テンポで場内爆笑だったが、
やはりストーリーのテンポは落ちた、と感じた。
それでも、あれだけ面白いんだから、ホント凄い。

中入りを挟んで、国本武春師の浪曲……というか、
三味線漫談+浪曲という高座(笑)。


よく太田家元九郎さんが寄席でやっている。

元九郎さんには申し訳ないが、武春師の演奏テクと
曲選びのセンスのほうが、数段上手だった。
最後には、宮本武蔵の巌流島の決闘を、10分ほど
弾き語って終わり。


強く感じた。何も虎造や米若のが「浪花節」では
ないのだ、と反省してしまった。

松元ヒロさんは、いつもの過激な感じの漫談。
今日はモノマネが少なかったが、相変わらずの
テレビで放送できないネタばっかし(笑)。

でも、この方は、いっつもシャイな感じで
舞台を務めていて、非常に好感が持てる。
「程がいい」という感じと言ってもいい。

だから辛口な事を言っても、あんまし辛口に
感じず、数秒あとで「過激な事を言ってる」と
初めて気付く感じ(笑)。

さて…トリの家元だが…。

まず出囃子が鳴っても延々出てこなかった。
お客が皆「あれ??」と感じたはじめた時に、
やっとこさ登場!場内大拍手。

ただ、出てくるのを見たとき、何だか解らないが
私はピンと来た。「機嫌悪いのかな?」と。

案の定と言うか…もしかしたら、青島幸男氏や
岸田今日子さんの訃報のショックとかも
あったのかもしれないが、2人の訃報に軽く
触れた後、今日は躁状態であり、あんまり調子が
良くない旨を語り出した。

そして、「マイクのボリュームを下げてくれ」と
袖に言って、地声で(マイク無し!)話し始めた。

ホールの音響がいいから、ちゃんと聞こえていたが
(私は前から5列目の正面にいた)、あれ後ろに
いた人にはキチンと聴こえたんだろうか?

おまけに、後ろの方でパチパチと音がしていて
(写真のシャッター?)、それに向かって
「そのパチンパチンって音やめてくれねえか!?
俺は機嫌悪いから、このまま高座降りるぞ!」と
ご立腹!ビリビリに緊張する場内!

しかしまあ、お客の拍手やら、ジョーク集で機嫌を
元に戻し、始めた噺は「鮫講釈」だった!

久しぶりに演った噺らしく、途中つっかえる場面も
あったが、例の五目講釈の件は素晴らしく、感激も
ひとしおだった。私は知人から貰ったVTRでしか
聴いたことのない噺だったので、嬉しかった。

ただ、家元本人は、今日の出来には満足して
いなかった様子だった。
噺が終わった後、弟子にメモとメガネを高座に
持ってこさせ、エロ講釈(禁止用語連発の物凄い
内容!)を語った。

最後に、「今日は出来が悪くて申し訳ない」と
頭を深く下げて終わり。

しかし、今日はいいお客さんばかりというか、
大半のお客さんは大拍手で、高座に向かって
手を振ってる人もいた。

家元もそれに応え、手を振ったり、方々に頭を
下げながら、緞帳が静かに下りた。

正直言えば、今日の高座の出来は良くなかった。

ただ私は談志ファンだし、それも1つの作品だと
思っているし、今日は最後の、あのお辞儀で、
とても満足した。

ただ…もし、今日初めて家元の高座を見た人が
いたとしたら、満足しないだろうし、おそらく
ファンにはならないかもなあ…と思って、
ちょっと、複雑な心境で帰宅したってのが、
私の正直な感想だった。





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最終更新日  2006年12月23日 00時27分35秒
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