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2009年08月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
地上波のテレビは、どこを見ても期待が出来ないという
状況だが、過去の番組をバシバシ放送しているCSで、
やっと楽しみを見つけることが出来た。

…とは言うものの、4月から放送し始めたらしいので
完全に出遅れた形だが(笑)。

なんと、CSの「ファミリー劇場」で「花王名人劇場」の
再放送が始まっていたのだ!

遅まきながら、私はつい先週に知ったばかりだから、
まだ2本しか録画していないが、これがなかなかの


そのうちの1つが、昭和54年末(?)、今は無き
日劇からの中継録画、上演20周年記念と銘打った
「雲の上団五郎一座」

初代の団五郎は榎本健一だが、このときの団五郎は
由利徹先生だった。

その由利先生の脇を固めるのが、石井均・南利明・
平凡太郎・佐山俊二・石田英二・玉川良一という、
当時辛うじて生き残っていた(失礼な言い方…)
東京喜劇人が総出演!

全部で3時間半ぐらいの上演時間のうち、テレビは
その4分の1ぐらい(?)しか放送されなかったが、


「浪曲劇・南部坂雪の別れ」と「雪之丞変化」の
2本立て(雪之丞は断片)だったが、最初の方の
「南部坂雪の別れ」が、もう抱腹絶倒!

今の目で観れば、「古風な笑い」と言われてしまう
感じの、ベタベタなギャグのオンパレードだったが、

多さに、心底感動した。

特に、デカイ口の石井均の「不気味な」瑤泉院が
最高で(笑)、由利先生の大石内蔵助とのやり取りは、
死ぬかと思うくらい笑った。

今のお笑いには、こういう歌舞伎や演劇・演芸の
素養がゼロだから、一発屋が大量生産されてしまう
状況になるのだろう。

「バカな事をする」のと「面白い事をする」のの
境が判らないスットコドッコイが、テレビを観てて
あまりに目立つ。

そういう奴が、こういう正しいお笑いを「古臭い」と
バカにするから、ことさら腹が立つ。

座長の由利徹先生は、個人的には「下ネタ」の
イメージの強い人だった(笑)。

しかし、今回の番組を観て感じたのは「真の役者」
だったということだ。名喜劇人であると同時に。

キチンと「忠臣蔵」が体に入っているし、何より
台詞の口跡が鮮やかで、立居振舞いも美しい。

芝居の素養が完璧に入っていながら、おバカな台詞や
ジェスチャーで爆笑を掻っ攫うんだから、物凄い!

そして、戸田の局を演じた石田英二も、正直言って
私も名前しか聞いた事がなく、地味な喜劇人だが、
抜群に巧かった。

動いている姿を見たのは、今回が初めてだったが、
何気ない台詞や、動きの間合いが絶品。

こういう先人、諸先生方の芸を、もっと今のお笑いは
見習うべきだと強く感じた番組だった。

著作権の関係とかあるから、貴重なVTRがどれほど
放送されるか不明だが、これからのラインナップに
期待したい。





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最終更新日  2009年08月01日 23時11分44秒
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