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2012年06月17日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
3日もブランクが空いてしまって、失礼致しました。

ブランク長いは低音の魅力。

…皆さまを低温にしてしまいました(苦笑)。

重ねてお詫び申し上げます。

さて、シリーズ「私の落語論」。

文章どころか、自分の意見が全くまとまっていない
うちから書き出してしまったので(苦笑)、客観的に
改めて前2回の文章を読んでみると、自分で書いた
文なのに、何を伝えたいのか支離滅裂(苦笑)。


「落語の内容に『変化を求めすぎる』今のファン」に
苦言を呈している、ということだけお判り頂ければ
それでいい(笑)。

あんまり高い文章力を求めないでください、私に。

今日のテーマはこれ。

「寄席の客よ!演者にもっと気を遣え!」

「何で、客が金を払って気を遣わなきゃならないの?
向こうが客を楽しませるんだろうが!」

…という意見の方が殆どだろうが、私はそう思わない。

上の意見がおかしいと思う人は、寄席にはあんまり
行かない方がいいような気がする。

ホール落語は、「ちゃんと落語を聴くんだ」という、

噺家も気合いを入れて(いつでも入れてるだろうが
特に)、高座に臨む訳だから、あんまり上の意見は
関係ない。

しかし、寄席に行く場合。

初めてでも、何回目でも。


ある程度は観客も『仕事』をすべし!」というのが、
私の長年の考えである。

別に、「仕事」っつっても、高度なテクニックが
要る話ではない。普通に笑い、普通に拍手をして、
落語を十二分に楽しむ雰囲気を醸し出す。

これさえ守れば、寄席マナーはバッチリなのだ。

しかし…

私も、もう13年くらい『寄席通い』をしているが、
行くたびに思うのは、一部の客の「落語を聞く」という
態度のレベルの低さ。

「あなた、同じこと、歌舞伎や演劇でやれますか?」
と言いたくなるほど。

国立演芸場は別にして、都内には上野鈴本演芸場・
新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場の4軒の
定席があるが、どこでも大体、そういう客は目立つ。

私が頻繁に行くのは末廣亭で、いつも高座向かって
左側(下手側)の桟敷の前の方、というのが定位置。
その辺にしか座らない。

何でかというと、一つは都内の寄席で、桟敷席が
ここにしかないということと、視線の先がちょうど
楽屋で、いろんな声が聞こえてきて面白い(笑)、
というのが理由。

そうすると、一段高い桟敷席だから、椅子席のお客が
どういう姿勢で聴いているかというのが丸わかり。

そうすると、態度の悪い客の目立つこと。

末廣亭のみならず、私が特に嫌いな寄席の客の態度、
というのを挙げてみる。

1・噺家が出てきたのに拍手をしない

こういう人を見ると、本当に理解に苦しむ。

何しに来たんだ、テメエ、バカ野郎!ってなもんだ。

普通は出囃子が鳴って、高座返しの前座が出てきて、
メクリが返ったら、拍手をするのが当たり前。

ただ、ボーッとしてるだけの客がいるんだ、結構。
こういうのは大概、落語を聞いても全く笑わない。

寄席に行く前に、病院に行った方がいいと思う。

2・飲み食いしながら落語を見続ける

これは、雑誌やテレビなんかで寄席紹介をする際、
「飲み食いしながら観られます」みたいなことを
アピールしすぎたのが原因だと思う。

それを真に受けるおバカさんが多過ぎ(苦笑)。

私だって、ペットボトルのお茶とお菓子くらいは
持っていくが、不思議なのは…

「ハイキングが中止になったんですか?」

…と聞きたくなるぐらい、豪勢なお弁当を持ってきて
ワイワイ食べてる人たち。

特に中年~老年の団体女性客に多い。

そんなの食うなら、高尾山に行け! と言いたくなる。

そもそも、落語のみならず、誰かが喋ってるのを
見聞きしながら食事を取ったら、相手の話なんか
頭に入る訳がない。

ましてや「○○さ~ん、これ食べる~?」とか何とか
言いながら落語を聞いてて、噺家に対して失礼だという
気持ちにならないのだろうか?

私は極力目立たないように飲むし、菓子類は中入りで
食べるようにしている。

血糖値が上がって、眠くならない程度に(笑)。

この態度が、私は当たり前だと思うんだけど。

3・落語の最中に喋り続ける

これまた、中年~老年女性団体客に多い(苦笑)。

まあ、早い話が「オバタリアン」って奴だ(古い…)。

落語に関することも、関さないことも含めて(笑)、
何故に思ったことを、すぐに口に出すバカババアが
多いのだろうか?

マクラで近所の話とかを振れば「アッハッハ~!!
そ~うそう、そういえばこの間○○さんがね~」的な
話になり…。

演者が何か言えば、いちいち相槌をうち…。

噺に入って…例えば「時そば」とかで蕎麦を手繰れば
「まあああ~!美味しそうねえ~!すごいわ~!」

…殴れるもんなら、全身全霊でブン殴りたい(笑)。

4・特定の噺家(芸人)のみ追いかける

ある意味、これが一番、質が悪いかもしれない。

お目当ての人が下がった途端に、思い切り帰る客。
「思い切り帰る」って日本語はないか。まあいい。

今は「特定の落語家の追っかけ」という人が多く、
「その人の落語しか、あるいはその落語家と頻繁に
会を催してる人の落語しか聴かない」という感じの
人がとても多い。

そういう客は、他の噺家が演っている間は、じっと
待つというか、とにかく無反応。拍手は一応するけど
極力笑わない…みたいな(笑)。

お目当ての人が出てくると「待ってました!」と言い、
人一倍笑い、終わるとそそくさと帰ってしまう。

あと、女性芸人さんを「AKB48」と同じ感じで
追っかけるファンが、ごく稀にいるらしい。

風の便りに聞いた話だが…本当なのかね(苦笑)!?

こういう人にも、あんまり寄席に来てほしくない。

寄席というものは、一見個人芸の集まりだが、私は
「アンサンブル」だと思っている。言い方変えれば
「バラエティーショー」とでも言うべきか。

自分の興味のない噺家・芸人でも、何組か続けて
観ることに、寄席の意味があると思う。

リレーというか、次の人に客席の空気感や高揚感を
バトンタッチしていくのを観る空間ではないだろうか。

昼席の途中から見て、夜席の途中で帰るのを悪いとは
言わない。しかし、特定の演者だけ見に行く場所では
ないと思う、寄席は。


お持ちの方!そういう方こそ、真の寄席通い者(?)!

これからも、堂々と寄席通いしてください。

…何ちゅう上から目線なんだ(笑)。


よく「落語初心者に寄席は不向き」と言われるが、
これはその通りだと思う。

寄席の敷居は、低いようで高い。

いきなり足を運んで、十分満足して帰ることは、
100%…とは言えないが、不可能に近いと思う。

本気で「落語を生で聴くこと」にハマろうと思うなら、
まずは面白い・つまらないは別にして、ホール落語に
通うべきだと思う。1年間くらい。

そこで色んな噺家を知り、ネタを知り、「私はこの人の
落語が好きだな」と思う人が4~5人できたら、初めて
寄席に行くべきだと、私は思っている。

そうすれば、いきなり寄席に行くよりは、一応下準備が
出来ているから、ある程度満足して帰ることは可能。

客が殆どいない、次々出てくる噺家・芸人が一様に
面白くない、壮絶な日にぶつかることもある(笑)。

でも、それを体感して「寄席ってつまらない」と思わず、
「今日は周りの客がバカばっか」と思えたら、一人前の
落語マニアの入口に立てたと思っていい。

異論も多々あるだろうが、私ゃ、そう考える(笑)。

ちなみに上記の道のりは、私の13年前の経験。

こうして私は、落語マニアになってしまいました…。





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最終更新日  2012年06月18日 01時31分56秒
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