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2013年06月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
毎週見ている番組の一つに、BSイレブンで火曜日の
20時から放送している「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」
というのがある。

毎週、1人~4人の噺家をゲストに迎え(基本は2人)
喬太郎師との楽屋トーク、そして落語を1席という
シンプルな構成の番組。背景のCGが凄いのも特徴。

喬太郎師は平成元年入門だから、大体ゲストで来る
噺家さんたちは、喬太郎師から見て少し先輩か同期、
あるいは後輩が多い。


落語は勿論、高座前後の楽屋トークが凄く面白く(笑)、
かなりの満足度だったのだ。

先々週の鈴々舎馬風師匠の長編漫談も素晴らしかったが、
今週のゲスト、当代桂文樂師匠の楽屋トークがあまりに
面白くて、久々に落語関係の番組で笑い転げてしまった。

…今、思い返してみると、幼い頃に初めてメディアで
触れた落語家というのは、おそらく先代小さん師匠と
当代文樂師匠(当時は小益)だったと思う。

番組でも触れられていたが、やっぱり当代文樂師匠の
顔を見れば、30代以上の東日本育ちの人なら誰でも
思い出す「ペヤングソースやきそば」のCM。



この番組で久々にCMを見られて(3パターンも)、
懐かしい思い出が脳裏にくっきりと甦ってきた。

初期のやつは、生まれる前なので覚えていないが、
柔道部員が屋台に来るパターンのバージョンは、
長い間放送されていて、それこそ何度となく見たし、




文樂 「へい、いらっしゃい!」

部員 「腹減ったなぁ~」

部員全員 「押忍!」

文楽 「どうだい?味は」

部員全員 「まろやか~」

文楽 「もういっちょいく~?」

部員全員 「押忍!」


このやりとり、もうCMが放映されなくなってから
20年以上経ってるというのに、全部覚えてた(笑)。

前にここでも書いたが、平成4年に大名跡の九代目を
襲名された文樂師匠。

おそらく高座に専念するために、ペヤングのCMを
降板したのかもしれない。

しかし、襲名して20年経っても、今でも相変わらず
「桂文樂」は基本「黒門町」のことを指している。

当代文樂師匠の心のうちの葛藤、あるいは世間から
「何だって!?小益が文樂だぁぁ~!?」的な批判を
浴びまくった辛さは、想像を絶するものがあったと
私は思うのだ。私もだいぶ批判したけど(苦笑)。

でも、そんなことは微塵も感じさせず、明るく楽しい
高座を今でも務めているのは、本当に素晴らしい。

家元・志ん朝師匠がこの世を去り、圓蔵・扇橋という
師匠方が寄席に出られなくなってしまった今現在、
戦後の落語黄金時代を肌で知る、数少ないお一人に
なってしまった、当代文樂師匠。

黒門町の思い出、ペヤングの裏話、昭和35年の映画
「羽織の大将(東宝)」に端役で出たときの思い出…。

喬太郎師匠が心から嬉しそうに話を聞き、文樂師匠も
ノって話をされていたのを見ていて、何か……素直に
「いいなあ」と、私も心から思ったのだ。

こういう話は、よく司やたけ平さんともするのだが、
先人たちの思い出話を聞くことくらい、自分たちの
血肉になり、財産になるものはない。

昔の文化に興味のない奴は、人間として薄っぺらな
クソ面白くもない馬鹿だと、私は断言できる。

文樂師匠には、これからもお元気で活躍して頂きたい。





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最終更新日  2013年06月22日 23時58分04秒
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