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2015年07月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日で「東宝クレージー映画」30作連続放送もオシマイ。

最終作『日本一のショック男』は昭和46年大晦日の公開。

この映画をもって、東宝クレージー映画は終焉を迎えた。
私は本当に初見の映画。

期待すまいと思いつつ、わずかな期待を持って見たが…。

…そりゃ終焉を迎えて当然だわ、この出来じゃ(苦笑)。
過度じゃなくても期待はするもんじゃないね。

これはもう、こう言っちゃなんだが「東宝映画」でもなきゃ
「クレージー映画」でもない。 植木等が主役で、酒井和歌子・
谷啓・人見明らが出ている「東宝配給の松竹風の風俗喜劇」に
なってしまっていた。




画面全体から漂う「邦画界の斜陽ムード」。

『ワルノリ男』から毎回挟まるエロ場面。

テーマが「公害問題」ゆえ、なんとなく全体的に暗~い
雰囲気の笑い。谷啓の動物実験の場面なんか、完全に
残虐な演出だったものね。マンガ的にはしていたけど。

喜劇版『ゴジラ対ヘドラ』という雰囲気というか(苦笑)。

そしてトドメ、70年代のどことなく田舎くさい風俗と、
クレージーの持つ都会ムードとの乖離。

おまけに何故か挟まる「戦時中の回想場面」の異常な重さ。
いくら主人公の初恋の想い出とはいえ、どうしてあんなに
暗いシーンを挟んだのかが、全く理解不能。


ムードにクレージー映画が完全に染まってしまったということ
なんだろう。時代の流れで。

エンディングは、前作の『だまされて貰います』と同様の、
ディスカバー・ジャパン落ち。どうなんだろう、これ。

『ワルノリ男』が、まあまあの作品に見えてしまうほどの


「坪島監督、どうしちゃったんだろう?」と思ってしまう、
いろんな意味で『ショック』な映画だった(苦笑)。

坪島監督に本当に申し訳ないが、問答無用のワースト映画は
これだろう、クレージー映画で。

あと、これは勝手な想像だけど…。

もう『ヤクザ男』あたりから、植木御大は「クレージー映画に
対して完全にやる気を失っていたんではないか」と思う。

いつもどおりの台詞回しではあるけれど、なんとな~く
精気が感じられないというか…。

植木御大の老け方(お髪など)も、歳は誰でもとるんだから
仕方ないけど、ちょっと見ていて辛かった…。

最後に、この4週間で痛感したこと。

それは「封印作品=傑作」という「変な幻想」「過度な期待」は
絶対に止したほうがいいってこと(笑)。

やっぱり、どんなシリーズものでも「絶頂期の作品」が
素晴らしいのだということを思った貴重な4週間だった。

…当たり前と言えば、当たり前だけど。


改めて『ニッポン無責任野郎』でも見直そうかな…。





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最終更新日  2015年07月06日 22時53分13秒
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