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2016年07月11日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
浅草に生まれ、あれだけ「にほんのうた」シリーズを
作っていながら、天皇陛下を侮辱するという非国民発言、
様々な反日的な言動…。

どうしても、そっちの印象の強い人だった。

左翼思想の輩は、いま何がいちばん重要か?ということが
全く見えず、人に迷惑をかけても何とも思わない人非人…
ってのがよく分かったのが、小林信彦氏(この人も完全な
左だけどさ)の名著『テレビの黄金時代』(昭和58年)に
おける、今は亡き日テレのプロデューサー・井原高忠氏の


『光子の窓』制作時の話。昭和35年のこと。

「永ちゃんが何でいなくなったかというと、安保騒動ですよ。
岸信介の所へ赤旗振りに行っちゃったの。そのおかげで、
締切なのに僕んとこへ台本がこなかった。旗振ろうが
共産党だろうが何でもいいけど、台本がこないってのは
けしからんわけよ。金払ってんだから、こっちは。
それで喧嘩になって、あいつはいなくなって、その後、
NHKの『夢であいましょう』ができたわけ。」


談志師匠も大嫌いだったもんね、この人のことが(笑)。

中野坂上の「艶歌」で言われたっけ。
何の話の流れから、こう言われたかは忘れたけど。

「おい、永六って舌っ足らずのバカがいるだろ?」と(笑)。

思わず「はい(笑)!!」と言い切った私も私だが(爆笑)。


なんでも家元が国会議員だったとき、九州のどこかの空港で
バッタリ会ったら、永六が「談志さん、尺貫法を復活させて
ください!」とか詰め寄ってきたんだそうな。

それで、間の経緯は忘れたが、空港のロビーでつかみ合い
寸前の大ゲンカをしたと、仕方噺でしてくれた(笑)。




左寄りの人間の訃報を聞くと、私も十二分に人非人だが

ホント目出度い!」なんて、いつもなら思う。

「赤飯炊け!赤飯!」レベルの喜びかな。




しかし…。

その喜びの10倍以上の、淋しさと悲しさに襲われている。



あの抜群の作詞の数々。『夢であいましょう』の構成の
巧さ。私ものべつモノマネしている、あの独特の語り口と
言語のセンス。

青島幸男・大橋巨泉・前田武彦と並ぶ「テレビ草創期」の
偉人であり、「テレビ番組全体の生みの親」と言い切って
過言ではない。

でも個人的には「作詞家・永六輔」の仕事が最高だと思う。

第1回のレコード大賞を獲った『黒い花びら』に始まり、
同じおミズの傑作『黄昏のビギン』(ホントは中村八大が
作ったらしいが)、世界的な歌『上を向いて歩こう』、
『見上げてごらん夜の星を』『こんにちは赤ちゃん』
『遠くへ行きたい』『帰ろかな』『おさななじみ』
『女ひとり』『いい湯だな』『二人の銀座』『ともだち』
『筑波山麓合唱団』(←これは作詞なのか!?)などなど。

そして、我らが植木等御大にも『万葉集』という大傑作を
書いている。

クレージー映画の超大作『クレージー黄金作戦』のOPで、
植木御大が乞食坊主姿で歌っているから、ご存知の方も
多いだろう。

談志師匠が私に「永六と青島ぁどうしようもねえ奴だけど、
作詞はイケるよな?」と言っていたが(笑)、この意見は
本当に正しい意見だと思う。

家元は『女ひとり』が巧い、と言っていた覚えがあるな。

1月に死んだウチの祖母も「結城に塩瀬の素描の帯が」
というフレーズを聴いて「いい帯締めてるわね~」とか、
妙な感想を述べていた、そういや(笑)。




我が家は、立地の関係なのかTBSラジオが全くと言って
いいほど入らない。だから、永六輔のラジオ番組ってのを
聴いたことが全くない!

そりゃ思想的に相容れないから、聴いたら聴いたで
ボロクソに罵倒したかもしれない。

でも、軽妙なトークを聞いてみたかった。今となっては。




晩年はパーキンソン病での闘病、そこにガンやら骨折やらで
満身創痍の状態だったと思う。

2月の『徹子の部屋』での姿を見て「こりゃもうダメかな…」
とは思ったが、こんなに呆気ない最期とは思わなかった。

やはり、反日でも江戸っ子気質なんだろうね。
気短で、グダグダするのが大嫌いという…。

でも、パーキンソン・ガン・大腿骨骨折のトリプルパンチに
なってしまったのは、私は「天誅」だと思う。

テレビの芸能文化を高めた功績は、もちろん心から認めるし、
本当に素晴らしい仕事をされた一生だった。

でも、日本に生まれて日本で暮らしていながら「皇族」の
方々をバカにして、反日発言を繰り返してたツケ…というか
罰が当たったんだと、私は信じている。

でも、やっぱり、物凄く悲しくて淋しい。

享年83か…。

「遠くへ行きたい」なんて言ってたが、本当に我々の前から
遠くに逝ってしまわれた…。

「大衆芸能文化崩壊の音」が、今日は聞こえた気がする。




黒柳徹子さんの、心中察するに余りある。本当に本当に
大ダメージを受けておられるだろう。

沢村貞子・越路吹雪・坂本九・向田邦子・渥美清・森繁久彌・
植木等・森光子・小沢昭一・永六輔…。

全員あっちに逝っちゃったんだもの…。




今日はもう1人、ザ・ピーナッツの伊藤ユミさんの訃報も
入ってきた。5月に亡くなられていたそうで、四十九日を
過ぎて公表したんだそうな。享年75。

ザ・ピーナッツの2人も、昭和30年代のテレビも「伝説」の
域に突入してしまったということか。

底抜けに明るい『若い季節』のテーマソングが、こんなに
悲しく聴こえる日はないな…ホント。





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最終更新日  2016年07月12日 08時07分53秒
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