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2017年02月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私が15年前に、昭和歌謡に関するHPを立ち上げた当初、
「昭和歌謡ベストテーク集」なんてページを作っていた。

様々な昭和歌謡の大ヒット曲で、テレビでの歌唱映像が
数多ある歌は多いが、どのテークがベストかを勝手に
決めるという企画。企画っつうほどのもんでもないが。

落語で言うと「立川談志の『芝浜』は2007年12月の
よみうりホールの独演会のがベスト!」みたいな。

落語でもクラシックでもジャズでも、こういう視点での
評論が必ずあるのに、昭和歌謡だと誰もやってないから、





一昨日亡くなられた、作曲家の船村徹先生。

NHK・テレ東・TBS問わず、数多くの歌謡番組の
映像が私の手元にあるので、ホント久々(15年ぶり)に
「ベストテーク集」を、船村先生の数多のヒット曲から
数曲チョイスして、やってみようと思う!

異論・反論も多々あるかと思いますが、これは私個人の
独断と偏見で選ばせていただきますです!

各テークは、1曲につき3本までということにします。
まずぁこの歌から!




『別れの一本杉』(昭和30年・春日八郎)


『赤いランプ』『お富さん』と並んで、春日御大が
最もテレビで歌われた歌と見て、間違いなしだろう。

手元にある中で最古の映像だと思うのが、 昭和43年
12月28日にTBSで放送された『日本レコード大賞・
10周年記念音楽会』での歌唱映像。


TBSホール(だと思う)の舞台で、センターマイクで
青いタキシードを着て歌っているもの。しかしながら、

私はやや物足りない。

てなわけで、私が選んだのは下記の3つ。

1・『第20回NHK紅白歌合戦』
  (NHK・昭和44年12月31日放送)
2・『きらめく日本の歌声・第10回年忘れ大行進』
  (テレビ東京・昭和52年12月31日放送)
3・『第16回・年忘れにっぽんの歌』
  (テレビ東京・昭和58年12月31日放送)


やはり大舞台で、生放送で歌っているテークのほうが
バンド演奏にも春日御大の歌唱にも、力が入るようだ。

特に(1)昭和44年の『紅白』は、春日御大のノリも
バンドの音も素晴らしい。

後ろで座っている歌手も(東京ロマンチカの三條正人が
ずっと一緒に歌っている)みんな大喜びなのが分かるのも
とても好い。

テレビ東京は昭和55年以降、夏と大晦日の特番はほとんど
『別れの一本杉』ばかりで、かなり選ぶのが難しい。

その中で、初めて『年忘れ』で歌った(2)昭和52年と
(3)58年は比較的、御大がノッて歌っているように
見受けられるので選ぶことにした。

選からは漏れたが、NHKの『思い出のメロディー』でも
毎年『別れの一本杉』ばかり歌われていて…(苦笑)。

その中だと、最後の出演になった平成2年の、N響だか
東京フィルの伴奏で歌った「クラシック・ヴァージョン」が
非常に素晴らしかった。




『柿の木坂の家』(昭和32年・青木光一)

ふるさと歌謡の中では、『別れの一本杉』と双璧だと
思われるのが、この歌。今でも青木会長がごく普通に
歌っているのが凄い。90歳だというのに!

この歌は決してヒット曲ではなく、発売当初はさほど
売れた歌ではない(だからSP盤が珍盤なのである)。
青木会長が好きで歌い続けて、気がついたら「昭和の
名曲」になっていたというような歌。

だから、懐メロ番組における「ヒット曲扱い」は、
ホントはおかしいんだけどね…こうして様々な歴史は
捏造をされていく(笑)。

1・『きらめく日本の歌声・第11回年忘れ大行進』
  (テレビ東京・昭和53年12月31日放送)
2・『なつかしの歌声「歌う青春図絵」』
  (テレビ東京・昭和48年3月17日放送)
3・『第14回・年忘れにっぽんの歌』
  (テレビ東京・昭和56年12月31日放送)


全部テレ東になったのは、あまりNHKで歌われている
印象が薄いからかもしれない。

上記の3本の中で、昭和53年大晦日(1)は、この歌が
「初めて大晦日で歌われたとき」の記念すべきテーク。

テンポも若干速めで、バンドの音のノリが非常に良くて
個人的には大好きなテークである。

この歌が、テレ東の看板番組『なつかしの歌声』で初めて
歌われたのは、私の知る限り、昭和47年5月6日放送の
「東京よふるさとよ」という回らしい。尤も、その前に
「青木会長が出演しているが、歌唱曲目が不明」の回が
数回あるので、そこで歌っているかもしれないが。

おそらく最古の『柿の木坂』のVが、上記の(2)。
『昭和歌謡大全集』『懐かしの昭和メロディ』などで
散々再使用された、口パクのあの映像である(笑)。

(3)は、イントロのギターソロのところが、ホントに
「ギター1本だけの伴奏」というレアな編曲だったので
選ぶことにした。




『王将』(昭和36年・村田英雄)

村田先生の代表曲であり、戦後初のミリオンセラーと
言われている大傑作。なんてったって作詞は超大御所・
西条八十大先生だもんね。

村田先生、吹込時に「八百八橋」を「やおやばし」と
歌ったらしく(苦笑)、船村先生が慌てて「村田さん!
それ『はっぴゃくやばし』!」と訂正したらしい(笑)。

1・『第9回・思い出のメロディー』
  (NHK・昭和52年8月13日放送)
2・『きらめく日本の歌声・第10回年忘れ大行進』
  (テレビ東京・昭和52年12月31日放送)
3・『第15回・年忘れにっぽんの歌』
  (テレビ東京・昭和57年12月31日放送)


余談だが、手元にある『王将』の最古の映像は、上記の
『別れの一本杉』と同じ、昭和43年12月28日放送の
『日本レコード大賞10周年』なのだが、このテークは
私はあんまり好きじゃない。バンドの音が薄くて。

そしてテレビ東京信者の私だが(笑)、この歌のベストは
(1)だと思う。

村田先生が亡くなったときの、NHK-BS2のほうの
追悼特番で見たのだが、これは涙が出るほど素晴らしい
歌唱だった。

今は亡き相川浩アナウンサーの、玉置先生とは違った
魂のこもった名司会と共に忘れられない。

(2)(3)は、共に大晦日の歌舞伎座だが、(3)は
珍しく2番の歌詞を歌っているので選んだ。

(2)の昭和52年大晦日は、昭和50年大晦日とどちらを
選ぶか迷ったのだが、若干テンポが速めで、バンドの音が
洗練されている(と思う)昭和52年を選ぶことにした。




3曲選んだだけで、この大長文(苦笑)。これ、次回から
シリーズ化して書いていこうかな(笑)?まだまだある
船村メロディー!次回以降もご期待ください!





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最終更新日  2017年02月18日 23時29分23秒
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