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2018年09月16日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
現代のテレビ界・映画界・演劇界で、最も失ってはいけない
役者さんを失ってしまった。今日の16時すぎ、突然に聞いた
この訃報で受けたショックは大きすぎる。

ドラマに映画にCMにバラエティに、独特の存在感と抜群の
演技力を魅せ続けていた唯一無二の名優・樹木希林さん。

15日に、自宅で家族に看取られながら静かに旅立ったという。

享年75。ちょっと若すぎるでしょ、女優さんにしちゃ。




8月に知人の家で転んで、大腿骨を骨折して手術したという
ニュースは聞いていた。その後、娘婿のモックンが「ガンの
影響で、一時は危篤状態になっていた」と言っていたのも、
テレビのワイドショーで見たことは見た。


死ぬわけない!」と、私は信じきっていた。談志師匠のときと
ちょっと似てる感じもある。

12年に「全身ガン」を告白していたが、体調の悪さを微塵も
感じさせない、マイペースな仕事ぶりに「いい治療法を得て
快方に向かってる」もんだと信じていたから…。

だから、今度の骨折→危篤の報も「すぐに治って、また映画と
バラエティに帰ってくるんだろうから」と…言い方ぁ悪いけど
”気にも留めてなかった”というのが正直な気持ち。

それこそ『さんまのまんま』の特番とかに出てきて「イヤね、
なかなか死ねなくて、ホントにね」とか何とか、愚痴を言いに
すぐに出てくるんだろうと…。


気持ちしか湧いてこない。後々に、物凄い寂しさと悲しみが
湧いてくンだろうネ…。




昭和36年に文学座の研究生になった樹木さん。当時の芸名は
いわずもがなの「悠木千帆」。

昭和39年から41年まで放送された、TBSのテレビドラマ
『七人の孫』で、お手伝いさん役に大抜擢。毎週、主役の
森繁久彌と丁々発止のやりとりを見せ(生ドラマゆえ映像が
全く残ってないのが残念!)一躍お茶の間のスターに。


『時間ですよ』(昭和45年~)では、森光子・堺正章という
面々と。『寺内貫太郎一家』(昭和49年~)では小林亜星・
加藤治子・西城秀樹という面々と、そりゃもう名演技合戦を
繰り広げていた。

特に『寺貫』では、実年齢より相当年上の「お婆さん」役。
沢田研二のポスター前で「ジュリィ~~!!!!」と身悶え(?)
するのがお約束。「カツラじゃリアルじゃないから…」と、
髪の毛を脱色して、「手の甲に年齢が出るから…」と、常に
手袋(全部の指が出るやつ)をしていたのは、プロの証。

昭和52年に、日本教育テレビが『(株)テレビ朝日』に社名を
変更した日の特番内のオークションコーナーで、売るものがない
と言って、なんと自分の芸名を競売にかけ、その日から芸名が
「樹木希林」になったってのが凄い(笑)!

同じ52年のTBS『ムー一族』では、郷ひろみ・伊東四朗・
伴淳三郎という面々と共演。郷ひろみと歌った、挿入歌の
『林檎殺人事件』もヒットした。もっとも、樹木さんの声は
殆ど聴こえなかったが…(苦笑)。




とにかく器用な女優さんだった。今の言葉で言やぁ「自然体」
というとこだろう。普段の喋りをそのまま演技に取り入れると
いうか、ナチュラルな喋りで”演じている人物”をポンと見せる
点では「天下の名優」だったと思う。

「女の森繁久彌」は、文句なしにこの人だろう。樹木さんも
「私は森繁久彌の弟子だ」っぽい感じのこと言ってたし。

これは以前に母親から聞いた話だが、『寺内貫太郎一家』で
「布団の打ち直し」を、樹木さんが1人でやる場面があった
らしい。そのときの鮮やかさと巧さに、母親はテレビの前で
感心したことがあると言っていた。

だって、演技しながら打ち直しやるんだからね。凄いヨ。




CMでは、岸本加世子と長い間「フジカラー」のCMで共演。
「美しい方は、より美しく。そうでない方は、それなりに…」
というフレーズは、今もなお使われる不滅のフレーズ。

あと、私が小さいころにやってた「ピップエレキバン」のCMも
思い出す。当時のピップの横矢会長(ハゲ頭のおじいさん)と、
なんかいろんなやり取りをしてたような…。

もう正月版の「フジカラー」に、樹木さんは出てこないのか…
こんな寂しいことはない。




ギリギリまで、映画にCMにバラエティに活躍された樹木さん。
ガンだけでなく、左目の失明とかもあって、ここ10年くらいは
満身創痍の状態で仕事をしていたのかもしれん。

今年の5月、西城秀樹が亡くなった次の日のNHKの生放送で、
いつも飄々としている樹木さんが、えらく力を落としていたが、
自分の寿命のこととかを、少し悟っていたのかもしれない。

とにかく、失ったものが大きすぎる。本当に大きすぎる。
この穴は、そうそう簡単に塞がるものじゃないだろう。

樹木希林がいなくなって、作れなくなった映画の企画とかも
あるかもしれない。私の勝手な思いつきの意見だけど。

旦那の内田裕也のショックも大きかろう。ああいうタイプの
人ほど、こういうショックは物凄いだろうから…ちょっと
心配になってしまう。ロックンロールとか言ってる場合じゃ
ないだろうね、さすがに…。

樹木希林さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。





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最終更新日  2018年09月16日 22時48分40秒
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