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2018年10月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
藤田まこと氏が言っていた有名な話だが、自身が売れる前、
東海林太郎先生の歌謡ショーの一行にいたとき、大雪だかで
お客さんが殆ど来ない(来られない)地方公演があった。

小屋主か興行師だかが「どうしますか?」と、東海林先生に
尋ねたら「1人でもお客さまがいらしてるならやります」と、
数十人(もしかしたら十数人?)という僅かなお客さまの前で、
いつも通りに歌ったという。




演芸評論家の川戸貞吉さんが書いていた話。


夜は寄席という「相鉄演芸場」という小屋があった。
とある晩、ヒザが西川たつ・主任が桂文樂という豪華な日が
あったのだが、台風で東京・神奈川を走る電車の殆どが不通。
そのときの入りは、川戸さんを含めて10人程度。

川戸さんは「こんな状況だから、黒門町は来ないだろ…」と
諦めていたらしい。でも東横線しか動いてない中、黒門町は
少し遅れながらもキチンとやってきて、主任で「愛宕山」を
熱演したという。

僅かなお客さんでも、手を抜かずに。




こんな話、ジュリーはどう聞くのだろう?どう思うのだろう?

終わりなのだろうか?

今回の騒動の舞台になった「さいたまスーパーアリーナ」は、
最大収容人数が、なんと37000人だという!!

これは、ジュリーではなく興行を打った側の責任ではあるが、
ここで「9000人は入(い)れます」というのは、ただでさえ

空席が出た)となれば、ジュリーが怒るのは分からなくはない。

大宮ソニックとか、もうちょっと他の小屋はあったろうよ。




しかし、この一件で、やっぱりジュリーは最低な行為をしたと
思わざるを得ない。「人前に出て、パフォーマンスをするのを
生業にしている人間」として最低最悪な行為だと思う、私は。

いや…これは「行為」というよりゃ「怒りに対しての判断ミス」
と言ったほうがいいかね?

なぜ、ジュリーは「わざわざ来てくれた7000人」じゃなくて、
「来なかった2000人」にしか、目が行かなかったんだろう?

高いチケット代を出し、北は北海道・南は沖縄から来た人も
いただろう。下手すりゃ海外から来た人もいただろう。全員
ホテルや旅館の予約してさ。
有給を取ったり、シフト変えたり、予定を返上して来た人も
たくさんいただろう。7000人の中には。

そういうファンの人たちの、自分を応援してくれる気持ちを、
根本から全て裏切った、踏みにじったことになると、怒って
帰る道すがらに思わなかったのかね?

興行側に対して怒る気持ちは解る。でも「その怒りと、予定を
キチンと守ってライブをやる」ことが、くっつく(イコールに
なる)のが全く理解できない。

「腹が立つけどライブはやる!終わってから、興行側に怒って
ギャラアップとか言う。もうお客さん来てんだもの」ってのが、
藝人としての普通の行動じゃない??




恐らく「空席がない会場でライブをやる」というのが、かつては
天下を取ったジュリーの”最後のプライド”だったのかもしれん。

でも、そんなプライドに何の意味があるんだろ?少ない客前でも
いつも通りに歌ったというのなら、そりゃ株も上がっただろうし
「ジュリーも丸くなったね」って言ってもらえるのに。

今の30歳代以下の大半は「沢田研二って誰~?」と言うくらい
「過去の人」になっているのにさ。
だって、こんな騒動がなかったら、誰も「沢田研二がライブを
全国でやっている」なんて知らなかったんだから。

テレビにゃ出ねぇ、往年のヒット曲は歌わねぇ、そこへおまけに
反安倍&反原発の売国思想に染まった左巻き…あと容姿…。

記者に答えたときの、恰幅のいい髭面の写真を見て「誰これ?
カーネル・サンダース?」と思ったのは、私だけではなかった
みたいね(苦笑)。

それでも来てくれた7000人という、たくさんのファンまでも
裏切るってのは歌手云々というより…1人の人間として問題が
あると思う。
小さな子でもわかる「約束を守る」という、人間生活の基本が
なってないんだもの。




とにかく、沢田研二のプライドを守ったつもりが、かえって
今の自分が「かつての天下が忘れられず、今でも我儘勝手で、
あげく予定通りの集客ができない落ち目の人に成り下がった」
ということを、満天下に露呈させてしまった気がする。

今回の件で失った信用を取り戻すことは、個人的には非常に
難しいんじゃないかと思う。

これから先、このドタキャン騒動を「さすが、ジュリー!」と
褒めて?くれる、盲目的ファンを相手にしか、大きなライブは
できないんじゃないかね?

あの細身の色男で、志村とコントをやってて、今でも歌われる
ヒット曲をバシバシ飛ばしてたころのジュリーが懐かしい…。





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最終更新日  2018年10月20日 23時11分15秒
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