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疲れるのとか、めんどくさいことが大嫌いだから(笑)。
だから、スポーツに対して全然興味がないんだと思う。
しかし、一転これが…語弊がある言い方かもしれないけど
「全身全霊のシャレ」「命がけのシャレ」となった途端、
感動に打ち震えてしまう変な人。それが私。
命がけのシャレには、命がけで応えちゃう人。それが私。
私も長い間、いろんな落語公演を見てきたけれども……
昨日の武道館は、文字通り「日本の落語史に名を残す」
”歴史の瞬間”に立ち会えた。
爆笑と感動が同時にくる、5時間(!)の長丁場だったが、
終演後の充実感と高揚感は、今までに味わったことのない
ものだった。
公演前、ネット上では「日本武道館で落語公演やるなんて
バカじゃないの?」「…落語家の息遣いや所作が見えねぇ
じゃねえか!」なんという意見も。
そういう意見をお持ちの方に言いたい。
…んなこたぁ、こちとらハナから分かってるんだ!落語を
聴く環境じゃねぇってことが、武道館が!!
普段キャパの小さい「らくごカフェ」の10周年記念公演を
いちばん大きい(しかもカフェから徒歩10分の)武道館で
開催するという、オーナーの青木さんの命がけのシャレが
分からねえのか!?あぁ!?
このニワカ通のウスラども!!締め殺すぞ!
…いや~、暴言暴言。しかし、こういうシャレが解らないで、
ヤフーのコメント欄なんかで、落語通を気取ったコメントを
書く奴には、ホントに強い殺意を覚える(苦笑)。
…というような逆境にもめげず(?)、ついに開催された
昨日の大イベント。開場は15時だったので、15時10分に
武道館前に到着したら…もうたくさんの人・人・人!!
この写真だと信じてもらえないっぽいが(笑)、この右側に
大行列ができていた。入場~自分の席に着くまで…そうさな…
20分近くかかったと思う。 それにしても、いつも見慣れてる
カフェのロゴ(紋)が、武道館に堂々とかけられているのを
見ただけで、胸が熱くなる私(感涙)。
私の席はアリーナの、それもA5ブロックというセンターの
真ん中(変な言い方だが)という、最上級の席!そりゃまあ、
プレ予約のプレ予約(笑)くらいで、席を確保してもらって
いたので、当然といえば当然か(なんと図々しい発言…)。
そのアリーナ・センターブロックの席は、どっちを向いても
知り合いや関係者の顔だらけ。”いつものカフェの雰囲気”が、
1000倍くらいになっていた感じといえばいいのか…。
盟友・井上新五郎正隆先生とライターの凡平さんが隣の席、
すぐ側には読売新聞の長井さん、落語評論の広瀬和生さん、
『東京かわら版』の編集部の皆さんなどなど…。あと久々に
池袋・新文芸坐の永田元支配人に会えたのが嬉しかった!!
他にも、いつもカフェや様々な落語会で顔を合わせる面々に
挨拶しまくりで、まあ楽しかったけど大変だった(笑)。
16時に開演。さだまさしさんの前説でスタートし、なんと
カフェの青木さんが第1部の総合司会で登場(笑)!
私にゃ「勝新みたいに、白タキシードで出ようかな?」と
言っていたのに、いつもの格好(紺のパーカー)のままで
出てきたのにコケた(笑)。
第1部は「らくごカフェに火曜会」レギュラーメンバーが、
様々な藝を披露するという趣向。
小辰さんの蝦蟇の油売の口上、一蔵さんの戸田競艇の予想
(文吾さんも登場)、わさびさんの和紙紙芝居「味噌豆」、
天どん師が「ヤクルトファンの私」(ただの自己紹介ネ)、
正太郎さんの似顔絵(素晴らしく巧い!)と続いて…。
踊りが文菊(茄子かぼ)・市弥(深川)・馬玉(かっぽれ)
と続いて、最後が志ん陽師匠の「パンダかっぽれ」!!
青木さんが紹介で「かんだパッポレ」と噛んじゃったのが、
もう可笑しかった。直後の文蔵師の乱入も、実に楽しくて。
このあとが歌謡ショー!司会はたけ平師、伴奏は小せん師!
それにしてもさ、たけ平さん偉いよ。日本武道館の大舞台で
「東京12チャンネルが総力を挙げてお送りする『なつかしの
歌声』を…」って言えちゃうんだから(笑)。
…なんであんなこと言うんだ!?…って、私のせいか(笑)。
わん丈さん『秋桜』(曲終わりで激怒した談春師が乱入!)、
こみち師の『茨の道』(ドレス姿で客席大爆笑!)と続き…
あっ、そうそう。小せん師のギターテクは絶品だった!
…で、最後が一之輔師『堀の内』!やっと落語(笑)。
…書き忘れていたが、日本武道館8000人のお客さんのうち、
4割~半分弱は、さだまさしファンのお客さんだったように
私は感じた。だから、我々のように深く落語に触れていない
方々も多かったはず。だから一之輔師にとってみたら、やや
「アウェー感」もあったのかもしれない。
しかし、一之輔師は凄かった。軽く見事に爆笑を取ってのけ、
8000人が”ひと固まりで笑う”状況に持っていったのは、もう
感動の領域であった。サゲも変えていたのも凄かった。
第1部最後は、出演者全員が黒紋付で登場して、三本締め。
青木さんが前々から言ってた「8000人の三本締めの音」が、
現実になった瞬間だった。私ゃ、また涙腺が…(苦笑)。
第2部は「さだまさしコンサート」。フォークは知らない
私でも耳馴染の歌を歌ってくださったから良かった(笑)。
『案山子』とか『雨やどり』とか。
ギター1本の演奏なのに、ストリングスが入ってたように
聴こえたのは、何だったんだろう?そりゃ、いいギターを
使われているのは当然だろうが、それだけではない”気”を、
物凄く強く感じたのネ。あれは「藝の力」なんだろう。
あとは、やはりトークの力よ。もう凄ぇのなんの(笑)。
最後の歌が『関白宣言~関白失脚』だったのだが、その際の
コール&レスポンスは、さだファンのやり方に静かに黙って
従う形を取っていた(笑)。勝手なことして雰囲気壊したら
パーだもの。
第3部・第4部は、落語と歌のコラボ。
まず談春師が「紺屋高尾」。長尺ではあったが、まったく
ダレ場のない見事すぎる流れ。家元のやり方を踏襲せずに、
独自の演出を入れ、笑いと感動の比率がちょうどいい感じ。
まあ~~惚れ惚れする出来、ホント。
その後、さださんが1曲。ネットやTwitterで調べてみたら
『いのちの理由』という曲だったそう。
そしてフィナーレは、志の輔師!
マクラで爆笑をとり、何を演るのかな?と思っていたらば、
なんと『妾馬』!通常なら、涙を誘うほうを重視するのが
昨今の流行で難なんだが、志の輔師は笑いの比率が多く、
カラッと笑って少し感動させる…という演り方。これなら
初めて落語を聴くお客さんも、十分満足できたと思う。
そして、さださんが再び登場。『親父の一番長い日』を。
歌が終わったときの場内の拍手と歓声を、私は生涯忘れる
ことはないだろう。
そしてフィナーレ。 出演者全員、ただ黙ってお辞儀をして、
そのまま追い出しが鳴るという、無駄のない演出。
井上さんが帰りに駅に向かう途中で「最後に青木さんが
何かひと言コメントを言ったら、まず泣いたと思う…」と
私に言ってたのだが、これは同意見。
いつも過激なことばっか私や井上さんにギャーギャーと
言う(笑)青木さんの「感極まった表情」を、私は初めて
見たのだ。8年間くらいの付き合いで。
そりゃ胸が熱くなるよ、この私でもさ(涙)。
相当オーバーな言い方かもしれないが、歴史に残る瞬間に
立ち会えた喜び、というのは何物にも代え難い。
いい席で見られたのは、本当に感謝しかない。青木さん&
W女史!ありがとうございます!
らくごカフェオープン10周年おめでとうございます!
心からお祝いを申し上げます!
これからもお世話になりますので(来年から新たな会を
やりたいし)今後とも何卒よろしくお願いいたします!