日日是口実

日日是口実

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

suudarabushi

suudarabushi

フリーページ

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

suudarabushi @ Re[1]:橋幸夫さんを悼む(09/05) 佐久間秀明さま コメントありがとうござ…
suudarabushi @ Re[1]:橋幸夫さんを悼む(09/05) リュウちゃん6796さんへ コメントありが…
佐久間秀明@ Re:橋幸夫さんを悼む(09/05) 林田様 当ブログが更新されないので止めて…
リュウちゃん6796 @ Re:橋幸夫さんを悼む(09/05) 初めまして、小生、橋 幸夫のオールドフ…
suudarabushi@@ Re[1]:長嶋茂雄さんを悼む(06/03) 佐久間秀明さま 返信が遅くなり申し訳あ…
2019年12月07日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


古関先生の(歌謡曲に関してのみの)作曲生活を振り返って
みてみると、質・量ともに”最強にアブラが乗っていた”のは、
昭和21年~30年の間ではないかと思う。

特に戦前~戦中には、どういうわけか全くヒットがなかった
藤山一郎先生とのタッグで生まれた珠玉のヒット曲の数々は、
今も尚、色褪せることなく光り輝いている。




まず 『三日月娘』(昭和21年) だろう。この歌が古関&藤山の


有名なエピソードだが、南方から引き上げてきた藤山先生が
帰国直後、NHKから「これ歌ってくれよ」と譜面と歌詞を
渡されたとき、2番の「恋は一目で火花を散らし」という
詞を見て「こんなの歌っていいの?」と聞いたら「…戦争は
終わったの!頭ァ切り替えなきゃダメ!」と言われたそうな。

中近東ムードが漂うエキゾチックなメロディーが私は好きで、
カラオケで歌うことが多い。歌詞の適度な艶っぽさもイイネ。

そして 『夢淡き東京』『愛の星』『白鳥の歌』『バラ咲く小径』
という、昭和22年の東宝映画『音楽五人男』の主題歌4曲!
どれもこれも、珠玉の名曲ぞろいと言い切っていいだろう。

『夢淡き東京』と『白鳥の歌』は、古関先生「生涯の代表曲」に
必ず入る傑作。『夢淡き東京』は(私の周りの)懐メロファンで
嫌いだという人に会ったことがない(笑)!
噺家で言えば、談志家元・市馬会長・志らく師匠・たけ平師匠も
全員好きだもの(笑)。


歌の中でいちばん好き」と言い切った歌。あまりに格調高いゆえ、
カラオケで歌うと引かれることがあるのだが(苦笑)若山牧水の
短歌三首を見事に歌謡化した大傑作ね、これは。

ただ!私は『バラ咲く小径』を推したい!ハバネラ・タンゴの
この歌はメチャクチャ難しいのだが、藤山先生の美声を最も
良く引き出している、珠玉の1曲ではないかと思っている。
音楽評論家の森一也先生が、藤山先生のCD11枚組の大全集で
(平成2年発売の)大絶賛していて、私も初めて聴いたときに


その後に出た 『若人の歌』(昭和22年) も好いね。曲を聴きゃ
解ると思うが「ザ・藤山!」という青春歌謡(笑)。ただ少し
地味な感じは否めない(苦笑)。だから流行らなかったのかも。

『イヨマンテの夜』みたいな始まり方をする『幻の笛』という
スゴイ歌もある。 昭和23年3月発売。




このあと、 NHKラジオ歌謡『みどりの歌』(昭和23年)
出て(これは中ヒットくらいだろうか?)昭和24年になると
トドメの大ヒット『長崎の鐘』 が出るわけ。

平和への祈りを込めた傑作であり、長崎が主題の歌謡曲の中で
最高峰に位置する歌であることに異論はないだろう。

『長崎の鐘』の凄いとこは、原爆で奥様を失い、自身もまた
原爆症を発症した永井隆博士のことを歌っている…つまり、
悲しみのどん底に叩き落とされた日本人を歌っているのに…
悲しみの表現が「7割止まり」なのね。



不謹慎かつ妙な例えだが…現在、もし日本で戦争が起きて、
多くの被害が出て、戦争が終わったとする。
そんとき、もしも何らかの歌を作るとなったら単にダラダラ
長くて、平和への祈りが込められていたとしても、全体的に
鬱々とした歌を「アーティスト」は作りそうな気がする…。

つまり「悲しみの表現120%」ってぇこと。

その点『長崎の鐘』は、原爆という非人道的な兵器で酷い目に
遭わされているのに、その怒り・悲しみの表現が7割くらいで
抑えられていて、あとの3割程が「明るい未来」を向いている
(向く)ように作られている、と聴いてて勝手に思うのだ。

その「3割」ってのは、長調に転調する最後の2行のとこね。

だから、悲しい歌なのに「歌っててスカッとする」歌なのヨ。


これが古関先生のスゴイとこだと思っちゃう、心底。





…とまあ、これだけ熱く『長崎の鐘』のことを書いたのだが、
私は『ニコライの鐘』(昭和26年)のほうが好きで(爆笑)。

戦争への怒り・悲しみがない分、普通の格調高い歌謡曲として
ホントに大好きな歌なのよ、これ。
どういうわけか、テレビ東京『なつかしの歌声』では1回も
歌われることはなかった。ライバル番組の、よみうりテレビ
『帰ってきた歌謡曲』では何度も歌われているのだが…。

そして、忘れちゃいけない「雨シリーズ」!!

第1弾は『東京の雨』(昭和26年2月)で、これは小ヒット。
続く6月に出た『長崎の雨』がヒットした。 この歌は以前に
ここで書いたのだが、立川談志師匠に初めて会ったときに
一緒に歌った歌として個人的にも思い出深い、好きな1曲。

第3弾の『みどりの雨』(昭和28年)は、談志ファンなら
ご存知だろうが、家元が藤山先生の中でいちばん好きだった
歌として有名。勿論、私も大好きで、よく歌っている。
家元の前で、私が藤山先生の歌真似を『みどりの雨』で演り、
人前で演っていい許可貰ったのも、懐かしい思い出…(涙)。

あと年代が前後するが、上記の『ニコライの鐘』のB面の
『明るい歌声』もいい。 長調→短調→長調という転調をする
歌で…『夢淡き東京』の真逆だネ(苦笑)。難しい歌だが、
この歌もカッコよくて好い。

ワーッ!急に思い出した!!『東京ノスタルジア』を忘れちゃ
いかんわね! 昭和27年の東宝映画『息子の花嫁』の主題歌で、
4月新譜だったはず。この歌もテンポよくて、いいのよ。

「三越ホームソング」として、西条・古関のコンビが作った
『美しき高原』(昭和28年)も素晴らしい。 『美しき』は
「うるわしき」と読むので、お間違えないよう。
この歌、イントロから出だしが何となく『丘は花ざかり』に
似ている気がするが(笑)途中から見事に古関調になる。




…藤山一郎先生の歌を取り上げただけで終わっちゃった!
やっぱり1回で終わらなかった(苦笑)!ほかの歌手の
ヒット曲も書かなきゃ、刑部先生だけじゃなく、いろんな
方面から張り倒される(苦笑)!

というわけで、次回が完結編に…なりゃいいんだけど…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年12月08日 11時49分36秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: