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開催日:2013.10.14(月) 14:00開演
場所 :千曲市更埴文化会館 あんずホール(768名収容)
プログラム
第2部 ~吹奏楽の世界へ~
4.星条旗よ永遠なれ
5.スウィングしなけりゃ意味がない
6.八重の桜
7.ジャパニーズ・グラフィティー12
第3部 ~屋中ワールド全開!!~
8.あまちゃん オープニングテーマ
9.つけまつける
10.リトル・マーメイド・メドレー
11.あなたに
12.ありがとう
13.3月9日
14.「となりのトトロ」コンサート・バンドのためのセレクション
アンコール
15.宝島
16.ふるさと
レポート
星条旗よ永遠なれ
スウィングしなけりゃ意味がない
なかなか難易度の高そうな真島俊夫氏編曲版でしたが、手拍子とともにご機嫌なスイングが繰り出され、アルトサクソフォーン、フルート、トランペットが堂々たるアドリブソロを奏でるという豪華な演出がありました。
八重の桜
NHKの大河ドラマのテーマ曲ですが、幻想的な雰囲気が漂う厳かな主題がなんとも大河らしいなと思いました。私もこのドラマは見たり見なかったりの状態ではありますが、主人公の八重よりも山本覚馬が登場する名シーンの印象が強いです。
ジャパニーズ・グラフィティー12
ジャパニーズ・グラフィティーシリーズの中でも一二を競う演奏頻度がある印象ですが、それだけ銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトが不朽の名作ということなのでしょう。ちなみについ先日ユーチューブで銀河鉄道999とさよなら銀河鉄道999、宇宙戦艦ヤマト完結編を見る機会があったのですが、よくできている作品だと改めて感じました。ネタバレではありますが、完結編ではあれだけヤマトを苦しめたディンギル帝国がガミラスのデスラー砲一発であっけなく滅びさるのはいかがなものか・・・、999ではメーテルは肉体が老いると若い体に乗り変えて時の流れを旅しているというが、機械帝国の娘がなぜ生身の体に固執していたのか・・・等々の命題も今更ながら出てくるところです。演奏の方は、銀河鉄道999のトランペットソロはお約束のスタンドプレー。オーボエのソロ、後半のゴダイゴの999ではサクソフォーンのスタンドプレーが映えていました。そして演出ではミラーボールを使って宇宙を連想させるような効果が抜群によかったです。
あまちゃん オープニングテーマ
あまちゃんのオープニングテーマは、その大ヒットからM8・ウインスコ・BJと非常に選択肢の広い譜面になっていますが、こちらではNHKから出ている公式版の演奏となりました。あまちゃんも終わってからだいぶ熱が冷めた感がありますが、「おひさま」や「ゲゲゲのありがとう」のように当面はロングで演奏される曲になりそうな気がしました。
つけまつける
きゃりーぱみゅぱみゅってとても発音しずらい・・・ということを逆手にとって司会の二人による面白いコントがありました。それにしてもこのゆるい系のぱみゅぱみゅですが、厳しい世相だからこそ受けるのでしょうか・・・。
リトル・マーメイド・メドレー
魚のワンポイントをつけての演奏になりました。この曲は前後の賑やかなところもよいですが、特に中間部の弱奏部がとてもきれいに作られているので歌いどころありという印象です。
あなたに
いかにもJ-POPらしいアップテンポ感のある曲でしたが、こういう曲が流行るのもある意味時代の世相なのかなと感じたところです。
ありがとう
一二年生が演奏する中で伝統となっている引退する三年生へ花と絵馬の贈呈式が行われました。それにしてもこのセレモニーは涙なしには語れないところです。
3月9日
卒業式ソングとして定番になっている曲ですが、三年生だけでの演奏となりました。この曲ですが、もともとはドラマ「1リットルの涙」で主人公の沢尻エリカが不自由な体と戦いながらクラスの合唱を指揮するという名シーンで使われた曲としてブレークした経緯がありますが、私の中ではドラマのイメージが強いです。曲想は卒業する喜びよりも、別れの切なさが前面に出てくるのかな・・・という感じがあります。
「となりのトトロ」コンサート・バンドのためのセレクション
トトロもいろいろな編曲のものが出ていますが、その中でもブレーン社のこの譜面は最もシンフォニック寄りで聴き栄えがするという感じです。ちなみに屋中の定演のトリはジブリ!というのもここ最近は伝統化しているようで2011年は千と千尋、2012年はナウシカで今年はトトロというところです。
宝島
アンコールの定番曲ということで、少し前の音楽祭に招待された鈴木英史氏が予定外のアンコール演奏をすることになった時「宝島なら譜面無くても吹けるでしょう!」という程の曲ですが、話をしていくと「宝島なら譜面なくても吹けるよ。」という人は少なくありません。話がそれましたが、中学生なのにこれだけの音圧を放って演奏をしている屋中はやっぱりすごい・・・と改めて感じるところがありました。
ふるさと
こちらも定番ですが、アンコール2曲目はこのふるさとか信濃の国か?!で意見が分かれるところです。私的にはラデッキーが良いのですが、日本人はやはり日本の歌が似合うなと感じるところ大でした。
まとめ
演奏・演出ともに非常に豪華で2時間強のステージはとても聴き応えがありました。また選曲もなつかしの名曲からいま話題の曲まで非常にバランスよくされていたのも好印象でした。さらに演出ではプロジェクターを有効に使用した活動紹介なども入り、演奏会とはいえエンターテイメント性を前面に出した素晴らしい催しになっていたのではないかと感じた次第です。