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開催日:2018.9.16(日)13:30開演 場所 :東部文化ホール(324名収容)
2010年3月の「はじめてのえんそう会」より8年半。6年前の2012年の「にかいめのえんそう会」、4年前の「さんかいめのえんそう会」、2年前の「よんかいめのえんそう会」を経て、今回「ごかいめのえんそう会」にも縁あって加わらせて頂きました。
プログラム
1st Stage
1.マーチ・エイプリル・メイ
2.序曲インペラトリクス
3.日本民謡組曲
2nd Stage
4.くろねこアンサンブル(木管五重奏)
・魔女の宅急便メドレー
5.チクタクSAXアンサンブル(サクソフォンアンサンブル)
・モーツァルトトリビュート
・サザンオールスターズメドレー
3rd Stage
6.ひょっこりひょうたん島
7.となりのトトロコレクション
8.CAN YOU CELEBRATE?
9.シネマ・マンシーニ
アンコール
10.また逢う日まで
レポート
マーチ・エイプリル・メイ
1993年の課題曲4ですが、コンクールの課題曲は1992年まではABCDと付けられていたものが1993年から1234と表記が変更になり、ある意味ここで昔の課題曲と近年の課題曲の線引きが行われたという認識があります。そんな中、このマーチ・エイプリル・メイは、ちくたくミュージッククラブの前身となる松代篠ノ井両高校吹奏楽部OBバンド時代の想い出の曲とのことで、演奏者の想いいれもあったのでは感じました。私事ではありますが、私も現役時代にこの曲でコンクールに出ているので当時のことを想い出しつつの演奏にもなりました。
序曲インペラトリクス
吹奏楽の神様アルフレッド・リードの曲ですが、リードというとアルメニやエルカミ、春の猟犬ばかりが演奏されている印象がありますが、実際に取り組んでみてインペラトリクスはじつに味わいのある素晴らしい曲と感じました。冒頭のファンファーレから厳かなフレーズの語りに入り、中間部のアレグロでいっきにテンションを上げ、その後は木管群を中心とした弱奏でいったん落ち着き、再びアレグロになり完結するというわかりやすく、吹奏楽を構成する楽器群の魅力がいろいろ感じられる曲でもありました。
日本民謡組曲
小諸馬小唄、ドンパン節、花笠音頭、竹田の子守歌、五木の子守歌、江戸子守歌、金比羅船々、会津磐梯山、こきりこ、八木節という日本のそうそうたる民謡をメドレーにした豪華曲で、もともとはズーラシアンブラスの曲のようですが、うまいこと吹奏楽のサウンドに載せかえられており、いいなと思いました。演奏会の1曲としてみても、よく知られている曲だけにお客さんの受けも良い感じがありました。また4楽章に分かれているのも、曲を切って演奏できるので、つなぎに気を使うことなくいけるのもよい感じました。
魔女の宅急便メドレー
フルート、オーボエ、ホルン、バリトンサクソフォーン、クラリネットによる五重奏となりましたが、グループ名のくろねこアンサンブルからわかるように、プレイヤーの曲に対する想いいれはとても強いものがあると感じられました。そしてジブリ作品の中でも人気の高い魔女宅の音楽の魅力を5つの異なる楽器のアンサンブルによる5色彩で表現するというとてもステキな演奏だと感じました。
モーツァルトトリビュート
世界中でこれまで数え切れないほど演奏されてきたであろうモーツァルトの音楽を集めて、艶のある音色が特徴のサクソフォーンにて表現したアンサンブルでしたが、モーツァルト特有の早い動きの躍動感がとてもうまく表現されていて、このあたりはさすが機動性に優れるサクソフォーンならではの魅力が感じられるところがありました。
サザンオールスターズメドレー
もともとサザンの楽曲はねばっこいものが多いですが、それをサクソフォーンにしか出せないであろうしわがれた音色でとても見事に表現しているのがいいなと思いました。このあたり歌手の桑田氏の声色そのものでは!という驚きもありました。
ひょっこりひょうたん島
2018年のちくたくミュージッククラブのイベント演奏である信更夏祭り、吹奏楽の夕べでも演奏されたように、今年のテーマ曲とも言えるひょうたん島ですが、本番にのる回数が多いということは、舞台慣れもしてきてよりよい音楽になるというところで、安定感のあるこなれた演奏が3rdステージのオープニングにはよくはまっている感がありました。
となりのトトロコレクション
クラリネットアンサンブル譜だったものを吹奏楽版として書き直したものだそうですが、それだけにクラリネットの活躍の場がたくさんあるように感じました。特にさんぽ冒頭の1stソリはプレイヤーとすれば大きなプレッシャーがかかる場面ですが、それもまたこの曲の魅力の1つなのかもしれません。そしてネコバスの主旋律を吹くパートが、3rdクラリネット、テナー&バリトンサクソフォーン、3rdトロンボーンになっているのも、面白いチョイスでは?と思うところがありました。
CAN YOU CELEBRATE?
まさに2018年9月16日に歌手活動を引退する安室奈美恵の最大のヒット曲ですが、同時に日本の音楽シーンの一時代を築いた小室ファミリーの絶頂期の作品でもあることから、懐かしくもしみじみと演奏させて頂きました。
シネマ・マンシーニ
ムーンリバー、シャレード、ピンクパンサー、いつも二人で、サンフラワー、子象の更新、ピーターガンといったヘンリー・マンシーニの名曲群を集めたメドレーですが、練習を重ねていくとそれぞれの曲が持つ魅力がいろいろとわかってきてどんどん楽しくなるスルメのような作品かなと思いました。演奏会的にもいろいろなパートにソロがあり見せることができる曲でもありました。まさに演奏会のメイン曲として尺的にも内容的にも相応しいというところです。
また逢う日まで
アンコール曲の定番曲としてこれ以上のものはないだろうという名曲ですが、ただ明るいだけでなく演奏会が終わってしまって少し寂しい・・・そんな気持ちも表現している感じがあり、改めて味のある曲だなと感じました。
まとめ
今回、えんそう会は5回目となりましたが、ちくたくミュージッククラブは隔年での定期演奏会を行っているため、実質的には9年に渡って何らかのステージを御一緒させて頂いていることになりますが、あっという間のようでもあり、その間に積み重ねたものを思うと長いようでもあり、遠い目で過去をふりかえるよい機会になりました。またはじめてのえんそう会から御一緒させて頂いているメンバーも、にかいめ以降、そして今回初めて一緒に演奏するメンバーも力を合わせて一期一会のステージを作り上げることができたことがとてもよい想い出になりました。
