カウンター越しに・・・

カウンター越しに・・・

2004/12/09
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いらしゃいませ。こんばんわ。

はじめまして。
お飲み物、なにがよろしいですか?
彼女「バーボンかブランデーをソーダ割で。」
彼氏「僕は、アレキサンダー。」

お待たせしました。
オールド・エズラのソーダ割とアレキサンダーです。


彼女「このお店、誰かに聞いたことあるんだよね。」


彼氏「マスター、住まいもこの近くだよね?」

  はい。車で10分位の所です。

彼女「お父さんもお店やってない?」  

  はい。お豆腐やさんで料理屋、やってます。

彼女「やっぱり!!」
  「私、お父さんに聞いたんだ!この店!」

  うちの父、知ってるんですか?恥ずかしいなぁ!

彼女「私、○○の○○です。よろしくお伝えください。」
  「懐かしいなぁ、6年位前お世話になったんですよ。」

  そうでしたか。伝えときます。喜ぶと思いますよ。

彼氏「なんか、世間って狭いねぇ。」



  いいお父さん? うーん・・ まぁ外ではね(笑)



バーテンダーになって、はや13年、
そう思うと、ずいぶん長くやってきたなぁって感じる。
親父の知り合いも、いっぱい来たなぁ。


そんな親父だが、僕がこの店をオープンするにあたり、
ひとつだけ、僕に守るように言った事がある。
このことだけは、そうかもしれないと思い、今も守っている。


「お客さんはな、店を選んできてくれるんだよ!・・ヒック・」

酔っぱらっている。

「だから、お店もお客を選ばなきゃ、・・ヒック・ダメだよ!!」

はぁ、それダメじゃん!

「ばぁか、いいか!この店を選んで来てくれたお客さんにぃ」

「失礼があっちゃダメなの!」

「だから、そんな空間を、作るためには、他のお客さんにぃ」

「迷惑をかけるお客が、ここにいたらダメなの!!」

「だから選ぶのぉ、迷惑をかけさせないようにするのぉ」

そういうことか!

「わかった?」

はい!



正しいのか、間違いなのか。
実際、微妙だった。

だけど、僕なりの解釈の仕方で、
僕が選ぶのではなく、BARが選ぶ空間作りをしようと思った。
迷惑をかけそうなお客様、でも、何故か迷惑をかけない!
そんな空間が、実現できたら・・・
みんな楽しく、お酒が飲めるだろう。きっと・・

親父の言葉は守ってる、
いや、守る為に色んな人に愛されるBARを創りたい!


BARという空間を守る!、優しい止まり木、

僕の中では、この二つの意味を持つ

”バーテンダー”

とても、辞められない仕事です!





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Last updated  2004/12/10 05:02:50 AM
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