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今日は知事選挙のあと、お花見でした。しかし花見は人が集まりすぎていて、わけわからなくなっていたうえ、天気もくもりぎみであり、早々に退散。つれに「次の休みのとき、またネットカフェいって20世紀少年の続き読もーかな」と言ったら「じゃ今日これからいこう」ってことになり、連日ネットカフェ。日曜午後とあって込んでおり、オープン席となりました。つれはオープン席でも何かの漫画で笑ったり泣いたりと自由な読み方をしていました。私は20世紀少年の続きを持ってきて、またまたこもること3時間ちょっと。14~22巻と、21世紀少年上下巻を読破してしまいました。 前回に引き続き、最終巻でも「誰?」と思い、前の巻から探し出し。 納得できないこともないけど、しかし今回のほうは途中から現れた人物なので、ちょっとズルいような前以上に物足りない気もしたり。それから、いくらSFとはいえ、超能力に頼るのもちょっとと思ったり。半巻くらいでまとめてもらった方がよりヨカッタかも、と思いつつも、何かと壮大だし、いろんな要素がてんこ盛りで、面白かったです。ついでに昔子どもがもっと多かった頃って、周囲にイマイチ把握されていない児童が実際結構いたのかも、と思いました。「かろうじて覚えられている」のが最初の人で、その手下?が「あんなヤツいたっけ?」で、さらに存在感薄くなると、こうなるのかなぁみたいな。昨日読んだ、お面の子と担任教師のエピソードでは、思わず涙ぐみましたが。絵がうまいし、物事に詳しいし、子ども時代の描写とかリアルだし、話も引き込んでいくし、すごいなぁ。最近ストーリー漫画を全然読んでいなかったけれど、全巻しかも新刊でほしくなってしまいました。
2010.04.11
今更「20世紀少年」(+21世紀少年上下)を読むことにしました。 映画の宣伝が「おもしろそうだなー」と思ってたら「原作は漫画でカルト集団の話だよ」と聞かされたまま読む機会もなく。 先週休みの日に、家から一番近い古本屋で寄ってみつけました。つれに「それ読みだすと話複雑な上、長いから大変なことになる」とか釘をさされつつ、2巻まで立ち読み。あるカルト集団が、少年時代(万博のころ)と関係しているかもしれない話というのはわかってあとはまだ全然よくわからない感じです。 立ち読みは限度があるため、続きは買おうかなーと思ったけれど、古本の割には高く、どんどん買いたくなったら…。結構な金額になるし、しかも人から血が吹く場面とかあるんで、もしイマイチだった場合、そういう場面のある漫画をウチに置いておくのもイヤですぐ手放すということになるかも、とも思ってそのまま帰宅しました。しかし続きが気になり。夕方に仕事が終わってから、花見散歩のついでに、初めてのネットカフェへ寄ってわざわざ入会して、こもること3時間半。3巻から13巻くらいまで読みました。面白かったです。やっと「ともだち」の正体がわかる場面では「…こいつ誰?」と思い、最初の方の巻を読み返しに行きました。「誰?」と思うのも当然。「うまいなぁ」と思いました。子ども自体のエピソードとか、先に顔を見てた人の感想とか合わせて読むと。この人は極端だけど、子どものときって多かれ少なかれこういう経験がある人も多いかも。でもフツーはだからって悪の道に走る訳はなく、忘れていくことが多いんだけど。その忘れちゃうような微妙な体験とかを話として描けるのってすごい。このあたりで終わってもいい気がするのに、あと9巻+上下巻まで続くなんて何の話があるのでしょうか。
2010.04.10
お笑い番組「レッドカーペット」で、小島よしおと鳥居みゆきのコラボが面白く、ついでにYOU TUBEで今更ながら鳥居さんのライブの動画をいくつか見て、TV以上の、ヘンな面白さに驚き、軽くファンです。R-1で初めてみたときは、正直よさが全然わからず(まず何言ってるのかも聞き取れず、ただわめいてる人にみえた)なぜ友近を押しのけて(というか女性枠ひとつって決まってるのだろーかM-1にしても)この人が~?って感じだったのですが・・・。 その後よく耳をすましていると、実はけっこう面白いことも言っている・・・なのにそこで「ヒットエンドラーン」てわめくから笑いが消えちゃうし、声も聞き取りにくいので、もったいない?なんて思ってました。でも「米屋の奥さん(名前忘れた)」ネタは、妄想マサコよりずっと面白くて、コントというか1人芝居っぽい。バラエティでのアドリブやネットで見られるインタビューも、変でかみ合ってなくて笑えて「すごい人かも、頭の回転も超速い」なんて思ってたのが、ライブ動画みてすっかり「この人天才!!」って感じ。一見、感覚で適当にやってそうだけど、語彙は豊富だし、支離滅裂にみえて筋とかオチもちゃんとあって、すごい(きっと頭がいい)。伝説の?天才ギャグ漫画家、岡田あーみんさん(元りぼんの漫画家さん。3作だけ描いて漫画界を多分自ら去ってしまった)の世界を三次元化したみたいな。ネットで色々検索してみたけど、今はライブはしてないんでしょうか??TVの仕事でいっぱいいっぱいで暇ないのかな。してたとしても地方はないか。少し前のネット記事で「結婚しても人気衰えずライブチケットが高額で取引」なんてのっていたけど。DVDでもいいけど、生でも見たいな。BS2辺りで特集もしてくれないかな。劇団ひとりとかイッセー尾形さんは、前NHKでしてたし。NHKでできるネタじゃないかもだけど、BSで深夜枠なら大丈夫じゃなかろうか(いやギリギリかも)。
2008.10.08
「グーグーが長生きしますように、事故にあいませんように、病気しませんように そして天寿をまっとうしたら、この私がグーグ-を見送る事ができますように」 京都シネマで映画「グーグーだって猫である」(犬童一心監督)観てきました。 原作は大島弓子さんの同名漫画。1~4巻まで刊行中です。漫画家大島さんが、エッセイ漫画によく人間の姿で登場していた愛猫サバを亡くして悲しみの中出会った、アメリカンショートヘアーのオス猫グーグー。大らかで人懐こいグーグーとの生活を楽しむ大島さんが、やがて大病にかかり、療養生活をしながら、家も買って、段々数がふえていく猫たちと暮らす毎日を淡々と可愛らしく描いた作品。手塚治虫文化賞短編賞も受賞しています。 大島弓子さんの漫画は、全16巻の選集、文庫、選集に載ってない作品が読みたくて探した古い単行本…いろいろ持ってます。一番すきな名作「バナナブレッドのプディング」にいたっては、なぜか選集・文庫・単行本3パターンで持っていたり…。映画の中では、アシスタントのナオミが、高校生の頃「四月怪談」を読んで超感動し、大泣きしてました。私が「バナナブレッド」を初めて読んだとき、既に20歳で、漫画はそれより、丁度20年前ほどに発表されたもので、でも「なんでこんなもの描けるんだろ」とかなり驚いて「これ16,7歳のとき知ってたら役立ったのに」って思いました。全部何でも気に入った訳ではないけれど、新鮮な作品が多くて。もう少し刊行の新しい「ダイエット」は、ラストで大泣き。どちらも映画で出てきてました。映画化にあたって、映画で出てくる作品集が刊行されており、思わず買いかけて「いや、全部読んでるんだから」と思いとどまりました。 とはいえ、最近はそんなに読んでなくて、「グーグー読んだし、猫すきだし、小泉今日子もよさそうだし、観てみよう~」くらいの気持ちでしあまり期待もせず(笑)。原作ものはなかなか思い通りにいかないし、可愛い猫がたくさん観られたらいいな、みたいな気持ちで観に行きました。 出演者と前半がよかったです。天才漫画家「小島麻子」を演じる小泉今日子は、控えめで静かな演技がいい感じ。自然体なのにキレイだし。上野樹里も、可愛上手い。森三中や加瀬亮はいい味あって、グーグーは愛らしく、明るくコミカル、そして監督さんがいかに大島弓子さんのファンかが、伝わってくる映画でした。話も面白くて、原作と切り離して見られました。 ただ、病気が発覚する後半は、暗く寂しい印象になっていて。癌という大病ながら、漫画では淡々と、ユーモアさえ交えて描いてあり、ほかの記事で大島さん癌告知を受けたとき、「人生の大晦日」と周囲に感謝し、悟ったような様子が大島さんらしくて、よかったんですよね。実際は大変だったにしろ、映画でもあまり暗くしないでほしかったかな。大島さんの作品自体、シリアスな内容でも、可愛い絵であっさり明るく描かれているし。そして、猫とのふれあいが少ないのも、ちょっと残念。「猫がいっぱい出てくる可愛い猫映画」を期待して観たら肩透かしを食うかもしれないですね。動物を使うのは大変なのでしょうか。「グーグーだって」といいつつ、亡くなったサバとの交流の方が重視されている感じでした。大島さんの漫画が朗読されるシーンでは、あちこちからすすり泣きが聞こえてきて、他のお客さんも大島ファンが多いんだろうな、と思わされました。音がついたら、一層胸にきますもんね。一緒に観に行った人は、大島さんの漫画をあまり知らなかったので、よく分からなかったそうです(笑)私は、冒頭サバが亡くなるあたりで、既にきてましたが。大島ファンって周りにいないし会った事なかったけれど、お客さん達は、オシャレで「すきなものはオープンカフェと猫」とかいいそうな、可愛らしい人が多かったです。 余談で。先に、国際マンガミュージアムで、映画「グーグー」の特設を見ており、ポスター等とともに「八月に生まれる子ども」「ダイエット」の生原稿らしきものがありました。「これが、あの原稿の下書き?大島さんの肉筆?」と感動してしまったのですが。絵もそっくりだし、疑いもせず。 が、映画をみたときに同じ原稿やメモが出てきて、タイトルロールの「作画・漫画監修」は大島さんではなく、別の女性のお名前。アシスタントさんでしょうか。映画に出てくる上野樹里演じるアシさんと同じお名前。そしてマンガ「グーグーだって猫である」で大島さんが病気したあと、付き人のような仕事をしていた女性Nさんとも同じイニシャル。Nさんは、漫画で大島さんが、自身が病気と分かったとき「私が死んだらマンションを譲るから猫を引き取ってほしい」と頼んだ人で、よっぽど信頼関係あるんだろうな、と思ったのですが。とにかく私は、別の人が描いた、映画の小道具をみて感激してたのか…。「原稿はできあがってるハズが、なんで下書きあるんだろ?別描き?」って疑問ではあったけど。「これは大島さんが実際に描いたのではありません」と、注意書きをしてほしかった(涙)パンフレットにも、大島さんの書き下ろし絵とかコメント、インタビュー等は一切なくて、残念。大島さんが人見知りというだけじゃなく、体調も悪くてあまり働けないのかなぁ、と心配だったり。映画をみたあと「グーグー」の4巻も購入しました。どんどん猫がふえていく、大島さんち。大島さん自身が、猫と化していくかのような。3巻あとがきで9匹だった猫が、現在は13匹いるとか。増えたうち、唯一でてきた「ミケマル」のエピソードは大変可愛らしく、ちょっと羨ましい。ほとんどはぐれ猫・捨て猫みたいだし、スペースに余裕があるなら、引き取りたくなる気持ちは、分かります。大島さん、リフォームしたり、猫を探し回ったりできるほどには、元気そうで、よかった。
2008.09.12
1982年小劇場で上演された、渡辺えり子さん主宰「劇団300(さんじゅうまる)」のお芝居。劇団300は、渡辺えりさんの他に、もたいまさこさん、豊川悦司さんを輩出した劇団だったかと思います。 渡辺さんが当時書いた戯曲を、何点か読んだことがあって、映像でも、再上演でも、何とか見てみたいと思っていました。特に、岸田戯曲賞をとった「ゲゲゲのゲ」は、面白い上、戯曲を読む限りでは、舞台では難しいだろうに、どうやって表現したんだろう?って思わせるところも多く、気になっています。しかし、DVD発売などもされていないし、TVでも滅多に流れないだろうし…。しかし、今日BSで、初めて300の芝居をみることができました。この「夢坂下って、雨が降る」も、おそらく読んだはずですが、あまり覚えていません(汗)。私が読んだものは、大体異なる空間が、最初は別のものなんだけど、途中で関連して、交差して絡んで終わっていく、という構成が多くて、これもそういったつくりでした。 放映前に、女優の高泉淳子さんと演劇・歌舞伎評論家の渡辺保さんが、紹介と対談をしており、高泉さんは「面白いけど訳がわからなかった、これはTVみている方も、真剣にみず、何かしながらぼんやりみるのがいいかもしれない」と、言い渡辺保さんは「分からないことはなかった」「異なるようにみえたものが、最後全て関連しているのが素晴らしい」「押し入れ内が、開くたびに変化しているなど、小さい劇場なのに、美術も相当こっているから、むしろ細かくみてほしい」と(うろ覚え)別のことを言っていたのが、面白かったです。 一つの舞台で別々のことが起こっていても、違和感がない。考えたら、辻褄があわないようなことでも、「ああそうか」と納得してしまうように、できていて、感覚にぴたりぴたり、と当てはまるところがありました。そうやって訳分からないとは思わず見られたので、舞台上で紳士が「訳がわからなくなってきたところで終わりにします」と、客が分からないと決め付けて、突然終了を告げたのと、あとこの芝居のいわんとしたかったことなどを断定していたのが、ちょっと後味悪くおもいつつ。全体的には、分からないどころか、とても面白かったです。終わり方は、いいと思わないけど、出だしから中盤はとても面白く、こんな芝居をどんどん観られた人たちが羨ましい。話も演出も、美術も、役者さんも、よくって、特に渡辺さんの演出、松野さんの美術、すごい。戯曲の時点で既に立体感があるのが、舞台だとさらに。パズルのようにきれい。 押し入れ内の変化も確かに小さなことまで、凝っている。さっきまで古くさい布団が何枚も入っていたのに、次の瞬間には、片付ける音などもなかったのに何も入ってなくて、代わりにティンカーベル(でかいので、宇宙人かと思った)が入っている…など。舞台上のもたいまさこさんって、初めて見ました。ドラマや映画だとスローな役柄が多いので、早口早動作のもたいさんって新鮮。見た目は、四半世紀前なのに、あまり変わりがないようにみえます。当時から、ちょっとした動作でお客さんが笑う目立つ存在だったのですね。「ゲゲゲのゲ」も、放映前の対談時に、一瞬流れていましたが、見せてほしいです。他の作品もシリーズとして、どんどん流れないでしょうか。戯曲を読んで、他にみたいのは、故如月小春さん作、劇団綺畸「家、世の果ての・・・ 」「ロミオとフリージアのある食卓 」など。「家、世の果ての・・・」は「ゲゲゲのゲ」と並んで、すっごく面白かったので、本気でみたい。
2008.07.05
フランス映画「譜めくりの女」。京都は四条烏丸にある、フロシキ模様ビルCOCON烏丸3Fのミニシアター「京都シネマ」で、観ました。 ピアノを題材にした映画なので、前売り券の特典は、ミニ楽譜でした。オリジナルの短調な曲です。同時に秋公開という「グーグーだって猫である」の前売りも購入。 10時15分上映で、映画館自体があくのは20分前…。早めにきたら既に列らしきものが。列は広がり小さな賑わいをみせていましたが、お客さんの8割方は「靖国」めあてだったみたいです。100席くらいとはいえ、満席となってました。「譜めくりの女」は一回り小さな部屋での上映。お客さんは10名強。近くのお客さんが、その隣のお客さんに「靖国、みられました?」「いえ」「あんなに並ばれてて驚いたわーわたくし興味ないから。面白いのかしら~」とか言われてました。どうなのかしら。 長めの予告のなかに、「イースタン・プロミス」もでてました。もうじき京都でもするらしい。予告でもいい加減怖いです。冷凍人間~。予告みてたら、必死で止めたかも。R18侮れない。 さて、本編なのですが。 家、でかっ!!というのが、一番の印象で。家の中に、エレベーター、プールがある。隠れん坊のできるお庭、テニスコートも。貴族のようなおうち。夫が弁護士、妻が有名ピアニストだったら、フランスではこんな暮らしができるの?「家財産は夫の家のもの」って言ってたから、先祖代々のものかもしれないですけど。ピアノで「玉の輿にのった」ってことでしょうか。 ピアニスト役は「女はみんな生きている」でも主演してた、カトリーヌ・フロさん。こういう女優さんって何の役でもできそう。クセもないし、年齢にさからわず、自然にしてるから。そして上手いし…。 復讐をこころみる若い娘役、デボラ・フランソワさん。初めてみたけど、きれい!髪型も服装も地味(やったら胸元があいてる以外は…向こうでは普通?)なため、最初本人も平凡にみえたけど、よくみたら、スタイルも抜群だし、めちゃきれいな人やわ、とみとれたり。 話はどうでしょう。 ピアニストを目指していた少女メラニーが、コンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽学校)試験のとき、審査員の有名ピアニストアリアーヌに気を散らされて失敗、そのままピアノは辞めてしまいます。後に、短大生になったメラニーは、アニアーヌに近づき、演奏時の譜めくり役を引き受けて、復讐をこころみる、という筋なのですが。 詳しい説明がないので、ぼんやりとしか分からない部分も多いです。親は「試験に落ちてもピアノ続けていい」といっていたものの、メラニーは断ってきっぱり辞めていたり、親が肉屋であるのが、みょうに強調されていたり、復讐も彼女が最初からどこまで計算してたのか、わかりません。アニアーヌの行動は、本来なら抗議ものですけど、子どもだったメラニーは多分親にも言えず、1人恨みつづけたのでしょう。だから復讐になってしまったという。気になるのは、「まさか、それも復讐のために彼女がしたこと?」っていう事件が。他のはともかく、それは犯罪にあたることで。いや、よく分かりませんが、試験に失敗したときも、知らない子にともすれば怪我させる八つ当たりするくらいだし…。 しかしながら、アリアーヌの方がちょっとかわいそうになったかも。みる限りは「偶然近づけた」「偶然罠にかけられた」っていう感じがあり、そこまで上手くいく可能性は、計算してもできないというか、かなり少ないと思うんですけど。この映画だけみてたら、フランス人ってかなり無愛想・言葉少ななのかな、っていう思い込んでしまいそう。そんな訳ないのでしょうが、それくらい、みんな静か。 1つリアルだったのは、ピアニスト(志望)が出てくる話って、大抵、みな練習時にも有名なピアノ曲ばかりひいているのが、これは練習用の面白みのない曲も多用されていたところです。ピアニストも普段は、演奏会でひくような曲より指の練習曲をひいてる方が多い、ときいたもので。監督さんは、プロの音楽家さんらしいです。テーマになっている曲も派手さはなく、ずっと落ち着いた調子のまま、終わります。
2008.06.22
シネ・リーブル梅田にて「イースタン・プロミス」というカナダ&イギリス製作マフィア映画をみてきました。R18指定です。 最初の予定は、三谷幸喜さんの「ザ・マジックアワー」だったんですが…。イナカ者が、予約もせずに直接いったら大間違い。土曜日の午後、かつTOHOシネマが何と千円の日で、ダダ混み。2回先まで満席。観られる映画を探したところ、女子高生が妊娠する「ジュネ」か、息子が母を殺すらしい「美しすぎる母」、またはマフィア映画の「イースタン・プロミス」の3本。 場の雰囲気ではなんか「イースタン…」に流れそうだったので、「今時18禁なんて、相当グログロシーンが登場するに違いない、内臓系とか」と、主張したのですが、通らず。 初日だったみたいで、主演「ヴィゴ・モーテンセン」って男優さんの生写真もらいました…。連れの分ももらったんで、2枚あります。 本編ですが、やはり、かなり怖かったです。しょっぱなから、「あ、この場面は危ない」と思った瞬間目をふせ、みていない場面多数。「内臓系」って冗談で言ってたんですが、半ばあたっているくらい凶暴(ホラーではない)。 助産師の善人ヒロインが、ある種、無鉄砲無計画な行動をとったら、マフィアに巻き込まれて、そのマフィアはちっともカッコよくなく、悪行非道軍団で、エグさでいっぱい。「そっか・・・現実のマフィアは、こんなにエグいのかー」と思わせる、うすぐらい内容。陰気な無修正エログロ(?)で終わるのか、とぼーと観てたんですが、一応「ほう」と思わせる筋もあり、娯楽色がないグロぎらいの私でも、まぁまぁ面白かったのが意外でした。 いくつか疑問もあるのですが…。「ヒロインの最初の行動は危険すぎないか」とか、「なぜそんなにゲイをきらうのか」とか、「ロシア人に悪くないか」とか。ゲイをきらうに関しては、「あんなにこだわるってことは、彼もそして彼もゲイってことだよね、きっと」と連れと勝手な解釈を。 アカデミー主演男優賞にノミネートされてるとのこと、全裸でのサウナシーンが見所です(全裸だから、ではない)。
2008.06.14
先日、BS2で、三船敏郎主演の「赤毛」って映画がやっていました。1967年東宝配給。赤いカツラが際立つ天然色です。「ええじゃないか」踊りではじまって、赤報隊が現れて。中学のとき習ったかなぁ、とボンヤリ眺めてただけだったのですが、面白くていい映画でした。 赤報隊って、歴史授業でも、印象が薄く、現れたと思ったら、次出た時には、もう駆逐されてたという、由井正雪のように儚いイメージ。何をした集団なのかも、はっきりと覚えておりませんでした。それを取り上げるなんて珍しい。三船さんが出ているけど、あまり題名もきいたことないし、特に話題にのぼった訳でもないのかな。 しかし、まずこの時代の映画自体が、出演者は豪華で達者な人が多いし、殺陣も上手いし、腕のたつ職人スタッフが集まり、資金も十分にかけられていて、もうそれだけで、とてもミがつまっていてゼイタクに感じます。 赤報隊は、適当にいうと、「年貢半減」などをうたい、貧しい農民に支持されつつ、新政府の財政難によって「ニセ官軍」の汚名を着せられ処刑された、集団らしいのでした。主役の青年権三は、隊士といえど、貧しい農家出身で、庶民目線で描かれてるところが、いいです。悪役は、憎めないのと、やや憎めるのとそして、最終的に一番憎めるのが出てくるところが、上手い。ラストの権三のセリフが生きてきます。 ごく少数派に過ぎない、しかも殺人や米強奪犯の為政者ばかり取り上げたタイプの時代物は苦手で。上の世界ばかり取り上げても、みえることは少なく感じられ。私は、時代劇なら、刀ももたず武士を30人くらいなぎ倒すありえない町民が出てくるようなドタバタ喜劇や、こういった農民・庶民目線のものが、すきです。しかし、過半数をしめた貧しい農民目線でいくと、ずーーーっとヤな時代が続くのですよね。 三船さん初めて見ましたが、確かに"スター"。華やかで渋く、大きな存在感。若いときの岩下志摩さん、まだ後年のような貫禄や美はないけど、ラストシーン辺り、既に極妻っぽい迫力。岩下さん以外の方は、ほとんど亡くなっているでしょうか。ヤヌスの仮面の父親役、浅見光彦の兄役等が印象に残っている高橋悦史さん、時代劇やっておられたんですね。江戸からきた浪人役、かっこいい。望月優子さん、「晩菊」という映画、リアルな母親の演技に、主演してた杉村春子さん以上に感動したのですが、この映画でも、逞しく一見がさつだけど、誰より息子思いのお母さんを演じてて泣けて、やはりすごい人だったに違いない、などと思いました。 赤報隊は史実では、全く正義の集団だったという訳でもないらしく、話は単純かもしれず、高評価をつけるべき映画なのかは分かりませんが、こんな風に、庶民目線で、でもコミカルで暗くせず、それでいてやはりシリアスで泣けて、そして見所もたくさん用意して映画的に面白くしてある、なんてことされたら、いつの間にか食い入るように至近距離で(近眼なのに裸眼だったというのもあり)、画面をみつめているのでした。たびたび登場する、夫婦愛とか親子愛とかも、カッコよくて。 とりあえず面白かった。見られてよかったです。
2007.12.15
京都シネマで「めがね」観てきました。映画館はひっさしぶり。舞台あいさつがあったという先々月末は、列ができており早々チケット完売だったそうだけど、私が観た日は、お客さんは10名ほど。私は姉と観たけど、1人観にもぴったりな。 監督、主演が同じ「かもめ食堂」以上に筋がなく、説明もなく、笑いも少なく、ただただゆるゆる~~とした映画。プラネタリウム並にα波分泌されて、とっても気持ちよかった。春先のカキ氷は、紙コップに色鮮やかなシロップがけ氷ではなく、ゆであずきにキメ細かい氷、上にかけられたのは練乳?、美味しそう。3輪車の荷台には人も乗れるのね。気持ちよさそうな。「かもめ」でも食パンのCMでも思ったけど、もたいまさこさんの存在感ってば。セリフも少なく、そこにいるだけなのに。出てくる人たちは、妖精のよう。普段の生活や、収入源など不明で、よその土地で謎の人となってぼんやりする。ここまでゆるゆる映画って、ありそうでなかったかも。********************************* ゆるゆるした後は、隣の美大とコラボした雑貨屋へ。展示場もあり、いつも謎のオブジェなどが置いてあるのだけど、今日は厚い幕がかかっている。薄暗い部屋に、何色かのランプがぶらさがっており、正面に、小さな机と、黒いドアが。卓上の小説を開いてみると「16回ドアを叩いて」という文章に線がひっぱってあったので、同じように、16回ドアを叩いて、開けてみたら、「ギイー」と重いドアの擬似音。そして、自分のものではない、人影がびゅーと伸び、「ひゅうううう」と木枯らしの擬似音。ばっさばっさと天井から、黄色や赤の落ち葉がふってくる…という凝った演出。なんか、楽しい。幼稚園、小学校、高校のときにやった参加型展示会とか、文化祭を思い出しました。前に、京都芸術センターでも、「触っていい剣」が飾ってあり、会場スタッフのいうとおり、キラキラした剣を逆さにしてみると、「しゃらららら~ん」とそれはそれは、美しい音が流れつづけ、ちょっと楽しかったことがあった。参加型って、いいかもしれない。ゆる映画と、不思議体験のあとは、姉の家で、マシュマロ入りココアなどもらって、またもやまったり。帰り際、ドラマの話をしている矢先、テレビが大河ドラマをうつし、「あ、これガクトやで~。すごい評判がいいみたい」と姉の言葉にびっくり。以前、ちらっとみて「誰これ~、顔が精巧で、えらく凄みがあり、なりきっている、こんな役者さん、いたっけ」と大変、気になり。勝手に「美貌で上手い…市川春猿かも」と納得させて、過ぎていたのに。歌舞伎役者と遜色ないのか、ガクト。NHKって2世と風変わりな人がすきだなぁ。しかし、馬から武士をひきずりおとし、びしばしムチうつサドな武将…。これが上杉謙信?
2007.11.19
京都市には、日本で唯一の漫画博物館である「国際マンガミュージアム」というのが、あります。京都市と京都精華大学の共同運営で、昭和初期に建てられた旧・龍池小学校の跡地を利用してあります。 健全な感じで、小さな子どものいる家族連れ、友達同士、カップル、お1人で、誰でも訪れやすく、楽しめる場所になってます。紙芝居をやってたり、似顔絵を描いてもらえたり、工作・漫画作成教室なんてあったり。元貸し本屋さんから寄贈された漫画も置いてあり、その場で読むことができるんです。飲食は厳禁ですが、チケットがあれば終日出入り自由。常設展示は500円、特別展示込みだと1,000円くらい。 今回は、アンケートに答えてチケットがあたったので、姉夫婦を誘って、常設・特別展ともにみられました。漫画家のみなもと太郎さんが、講演にきており、折角なので、聴きに行くことに。2時間もある、ということで途中で出るつもりだったのですが…。みなもとさんは、歴史ギャク漫画「風雲児たち」を描いて、手塚治虫文化賞の特別賞をとった人。私は、何かの雑誌で、1、2度読んだ程度ですが、どの歴史物より分かりやすく、絵は可愛く、面白かったので、覚えてました。デビュー当時は少女漫画やメルヘン漫画を描いておられたらしい。「歴史ギャクの作り方」というテーマだったはずが、貸し本屋の歴史からはじまり、昔の漫画家と今の漫画家の原稿料の話とか、話があっちこっちへ飛び、面白かったので、2時間まるまるきいてしまいました。講演が終わった後、サインをしてもらってる人がいて、私たちもミーハーに漫画買ってサインしてもらおうか、なんて話しながら、しかし物販エリアにもどこにも売っておらず、断念。 残り時間は自由行動?で漫画を読みあうことに。今回は雨ぎみでしたが、晴れていると元運動場に人工芝がひいてあり、寝転がってよむこともでき、市内のオアシス状態になってます。市内の2大美観通りである、烏丸通り・御池通りの交差点側にあり、景観も上々。最近の漫画はない代わり、しかし今は探しにくい古く懐かしい漫画がたくさん。私は姉の薦めで「クッキング・パパ」を読んでみたり…。私が子どもの頃有名でしたが、読んだのは初めて。で、すごく面白かったです(笑)文庫とか出てないかなぁ。姉は、歴史漫画展の中で、さっそく「風雲児たち」をずっと読みふけっていました。
2007.10.07
土曜日は、先斗町は鴨川納涼床。他府県からのお客さんを招き。単品注文にお酒を2杯、お腹いっぱいになるまで食べて、味もよく、特にお酒が美味、それで5,000円ちょっとは、床なら安いのかもしれません。床は開放感があって、すてきでした。その後、祇園にある風情ある喫茶店で、話し込み、もう少し飲もうと木屋町に踏み込みました。2人とも「ビールは苦手でのまれへん」という話をしていた矢先、「じゃあ適当なとこで」と選んだのが、なんとビール専門のバー…。2人して固まりましたが、しかし世界には様々なビールが。ビールを心から愛していそうなオーナーから説明を受け、「ビールらしくない味のビール」を出してもらい今までにない経験をしました。外国のビールは瓶が可愛い。 日曜日は、5名の友人知人と食事会。四条烏丸近辺にある、知る人ぞ知る、看板の出ていない、和食の創作料理屋さん。予約制でコースのみ。姉に薦められたのですが、大当たりでした。 値段の割に料理の数が多く、どれもとても美味しい。雰囲気があるキレイな町屋、中も明るく、店員さんも感じもよい。デザートも凝っていて、京都らしい。飲み物代別で2600円、というのが、とっても安く感じ、大満足だったのです。実際、他の4人にも、大好評で「今までの食事会で、一番よかった、今日来られてよかった~」とまで言われました。先斗町はさすがに、そうそう行けませんが、ここはまた誰か誘いたくなりました。
2007.09.24
昨日、地元で映画「めがね」の舞台挨拶付き上映会がしていたようで、行列できてました。お客さん、めがね率が高かった気がしますが、わざとですか。映画みてみたいな~。と思って寝たら、よほど見たかったのか、舞台挨拶を夢でみてしまいました。主演者に混ざって、端っこには猫のホテルの女優さん2人が。客席には市川しんぺーさんが。何でしょう、マイナーな願望でしょうか。ウチに宣伝印刷物が、送られてきた秋冬公演3つ。 市川しんぺーさんが、NODAMAP第13回公演「キル」に出演されるようで。中村まことさんに続いて、猫のホテル快進撃続行中?「キル」は初演が、羽野晶紀&堤真一、再演が深津絵里&堤真一、今回再々演にいたっては、広末涼子と、妻夫木聡という驚きのキャスト。勝村政信さん、市川しんぺーさん、高田聖子さん等も出る、とあれば観たい気はします。しかし東京公演のみ。Bunkamuraシアターコクーンにて2007/12/7~2008/1/31。 猫のホテル・池田鉄洋さん率いる「表現・さわやか」は東京公演:下北沢駅前劇場11/1~11/12、大阪:梅田HEPHELL11/23~11/25公演。レトロな宣伝写真が笑えます。 ヨーロッパ企画が「火星の倉庫」を4都市で公演。京都公演:府立文化芸術会館11/23~25、福岡:イムズホール11/30~12/1、東京:シアターサンモール12/4~9、大阪:ワッハホール12/20~23。シアターサンモールって…StudioLifeの「トーマの心臓」のイメージ。(実際観に行ったのは「ドラキュラ」ですが)。これまでより、少し広めの劇場で公演。 しかし、チケットをとるつもりなのはNYLON100℃ 31st SESSION「わが闇」。大阪公演2008年1月13日(日)~14日(月・祝)於:イオン化粧品シアターBRAVA!かな。しかし初NYLON100℃が、「暗くて地味で笑いの少ない劇」とは、大丈夫かしら。
2007.09.24
昨日は、姉夫婦の新居に初訪問し、もでなしとして現れたのが「水曜どうでしょう21カ国完全制覇」のDVD。姉が、大泉洋さんとか大泉さんが所属する劇団、TEAM-NACSの大ファンの人に借りたそうです。姉に「まったりしてるけど、面白いから~」と言われ、ちょっとだけ見ていくつもりが、気付けば3時間半が過ぎ…。一回完結ではなく、常に「続く」なので、どこで辞めていいのか、とりあえず最後までみてしまわないといけないような、そんな気分で。 地元でみるお笑い系深夜放送って、ほとんど関西弁なので、標準語っぽい言葉の羅列には、ちょっと違和感があり、大した起伏もオチもなく、まったりゆるやかなテンポで、何といっていいのか戸惑いながら、にも関わらず面白かったです。姉は「眠たくなるけど、癒されて、時々笑える」と気に入っていました。 関西で大人気の長寿番組「探偵ナイトスクープ」が全国的には、特に東日本にはあまり評判呼んでないらしいのは、濃いから?数あるゴールデンタイム番組を飛ばして、深夜放送が視聴率1位になる国関西は、ちょっと変なのかもしれないですが。 大泉洋さんは、このDVDのときはまだ22才の若者だったようですが、10年後の今と見た目が変わらず驚きます。姉の友だちさんが主張するには、彼は歌もうたえて、舞台ではとてもカッコいいそうです。大阪公演とかもしてるみたいだから(しかもシアタードラマシティ級で)ちょっと観たくなったかも。
2007.09.17
先週の休日、久々にビデオを借りてみた映画。「シドアンドナンシー」と「華氏911」。組み合わせがおかしいですが、そんな心理状態だったみたいです。両方、わざっとDVDじゃなく、VHS借りました。DVDすきだけど、特典映像に気がちるからさ。シドアンドナンシーは、その昔、よしもとばなな氏のエッセイにでてきて、興味があったのを、やっと見られました。イギリスのパンクロックバンド"セックスピストルズ"のベーシスト、シド・ヴィシャスと恋人ナンシーの実話が元。名声を得たものの、ナンシーとどっぷりクスリと暴力とお酒に溺れ、ナンシーを死なせ、覚せい剤のやりすぎで、弱冠21歳にして亡くなってしまう…。なぜそないボロボロんに、ヤクってやだなぁ、と思いつつ、そんな2人にはちょっと憧れてしまう、から人気あったんでしょうねぇ。元から有名だったけど、若くして亡くなったから、一層有名になったという人は、けっこういるけど。赤木圭一郎さんとか。 「華氏911」は映画館に観に行ったのですが。当時では無論、レアな話題で、衝撃的な話が多く、イラク戦争の映像には、激しく感じ入るところがありました。米兵がたくさん亡くなっている話よりも。今みると、政治話は堅苦しく、大統領選挙云々はさすがに、過ぎたことに感じられるし。何でしょう。その後にマイケルムーアが、他の大統領候補をたてて、選挙活動してリベラル層の票を奪ってなきゃ、ゴアの方が、大統領になってたかも、という話をきいたからか。前のように凝視できませんでした。「ボーリングフォーコロンバイン」は今もしっかり見られるのに、何でしょうか。今、マイケルムーア監督のアメリカの医療制度に関する映画、上映してますよね確か。 先週のバックトゥザフューチャー3部作は、よかったぁ。ストレートに面白い映画いいものです。今週BSで放送してた、ヒューグラント主演の「アバウト・ア・ボーイ」、ドイツの「マーサの幸せレシピ」、両方映像がきれいで、話もおもしろそうでしたが、残念ながら前者は後半、後者は前半しかみられてませんー。子どもが出てくる映画特集の週だったのかなぁ。
2007.09.14
年上の友だちに「最近ものわすれや失くし物が多い」と訴えると、「私も同じ年のころ、一時的に物忘れがひどくなったけど、しばらくすると復活して落ち着いた」と言われました。何?じゃホルモンのバランスとかと記憶力とかが関係するのでしょうか。「しばらくすると復活する」らしいので、しばらく様子をみます。友だちには、渋く朗読と計算をすすめられました。 昨晩は、BSで久々にバックトゥザフィーチャーをみました。今日が2で明日が3かな。景気がよい感じで、よくできたお話。当時大変な話題でしたね。上映からもう20年くらい経っているのかと思うと、怖くなります。あと8年で車が空を飛ぶことに。3が、日米同時上映か何かで、子どもの頃、映画館で観ました。3が一番面白かったような。バブルの時代で明るい映画が似合うのでした。 ヤフーのニュースで新卒の初任給をみて、びっくりでした。「事務系の平均で?」と目を疑いました。そしたら、大手企業の平均みたいですが。そっか。って中小は新卒とってないとこも多いものね。しかし大手でも事務系は正社員とらないとこも多いとききますが。何か自分と関係ないところで、新しい世界が動いているようです。
2007.09.04
ヤマザキの2枚組ホットケーキ(マーガリン入り)と、食パンの白いところで具をはさんで袋とじにしたサンドイッチシリーズは、安くて美味しい、と思ってたら、会社の人にも同調されました。ホットケーキに、今時甘味もなにもないマーガリンをはさむ。しかも2枚もいれる。そしてあの安値で売ってしまう。ある意味斬新、かつ大胆な発想。袋とじサンドは、甘いものがはさんであるのより、野菜カツみたいなのがはさんであるのが、おかずになるから、すきです。とてもおいしく、家でも真似したくなります(袋とじ以外)。それらを、ヤマザキでなく、ローソンでよく買ってます。ローソンはおむすびをよく買ってミッフィーポイントを貯めたのに、品切れ生産中とかで、ミッフィーボウルを手に入れるまで、待たねばならない様子。30点丁度だから、1個分。今日レジで、おじさんが70点以上ためたシートを持参していて、「ボウル2つですね」といわれ、「え、あと10点あるからスプーンもらえるんちゃうん!」とがんばってましたが、「うちでは終了して」と返されて気の毒でした。しかし、おじさんがミッフィー食器を使ってるところを想像するとほのぼのとした気持ちになってしまうのですが。 今日、会社のお使いがてら郵便局のATMに走ったら、まだ6時前だったのに、しまってました。あれ、ATMって6時くらいまでは、あいてるんじゃなかったでしたっけ?5時半まで?「そうか、民営化するからATM休業するんだっけー」と思いかけて9月30日だけの話、とポスターで気付きました。じゃあそんなに早くしまるのか。あるいは会社の近くだけ?会社の周囲には、ローソンしかないので、例えば給料日だからって、飲みに行こうぜ(そんな職場にあたったことないので、本当にそんな光景あるのかも知りませんが)みたいなことは、なさそう。 今月は、本代が、けっこうかかりました。あと、4年ぶりにまとめ買い足したバーゲンの洋服代も。しばらくしまっていきます。
2007.08.31
さいきん、忘れ物やなくしものが多くって不思議なこと危険なことも発生。これまで何を忘れてもこれだけは忘れない、と確信してたお財布も家に会社に置き去り。 物でなければ、夜に網戸があけっぱなしだったので家族にきいてみると、「全く知らない」と。私も自分で開けた覚えがなく、入りかけて辞めた泥棒か、大分前に、掃除のときかなんかに網戸をあけたきり、ずーっと全開してたのか。どっちにしても怖いです。 また、いつの間にか、知らないところに自分が(?)。 目医者へ、コンタクトレンズ検診へいくと、美しい目医者さんカルテ見ながら、「今月20日にも来院されました?」と聞いてきましたが、覚えないことです。「いいえ」というと「え?でも・・・。あ、本院の方ですね」そっちも行ってないですが・・・。なんかの勘違いなんだろうけど、一瞬生霊かなんか発生したのだろうか、と思いました。これだけボヤけてたら、幽体離脱くらししそうです。 それくらいなら何とかなるで済む(?)けど、朝に水を沸かして忘れ、湯がなくなりアツアツになったヤカンと、自動消火してくれて、ピコピコ点滅中のガスレンジみたときは、ホントやばい、って感じ。火事だけは絶対ダメ。もう一つのコンロなら自動消火がついてないので(しかしそれも何で?)ヤカン穴あいたでは、すまなかったかも。 脳が活性化してない・・・。新しいこと覚えてるから、いつも以上に他に頭まわらないのだ、といい風に解釈してましたが、ぼやけすぎ。自転車で1時間近くかけて通勤してみたら、その日は何だか頭がさえていました。あと自炊も、もっとしたほうがいいんでしょうきっと。 今日などは、雨上がりで涼しく、会社のそばは緑も多いので気持ちよく、頭はさえるし、自転車いいかもっと思いかけましたが、途中から緑がへり、交通が増え、危ないし空気悪いし涼しかったのがぬるくなっていき喉が痛く、車社会とか別に必要じゃないのに車に乗っている人とかに、いちいち何かしら考えを抱かないといけなくなり、そのへんが自転車の辛いところです。自動車のマイナス点について、自動車産業がダメージくうとどうなるのかな、タバコとどっちが身体に悪いか、などなどずーーーーっと考えながら、疾走しているんでは、健康にダメージきたしそう。そもそも空気悪いと頭痛や、喉痛しやすい体質だからっていうのもあって。しかし、やはりバスで往復運ばれて、会社では座りっぱなしよりは、脳みそにいい気がします。よく歩くのですが、歩くより、自転車の方が、なんかよかったです。歩いてるときってボーとしてるけど、自転車でボーとしてたら危ないからかな。 9月はまた半アマチュアのような小さな芝居と・・・秋になれば、何か有名どころの大がかりな面白い芝居も、映画もいろいろみたーいです。でもどっちかいえば、郊外にこそいきたいかな。最近、9月まで暑く、「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざが、きかなくなり、10月も日によれば半袖で過ごせたりクーラーをつける不埒ものがいたり、で11月になれば肌寒く、暖房をつける不埒ものがいるくらいで、なんだか秋がなくなってきたと思います。前は10月って一年でも一番、過ごしやすく気持ちいい月という気がしていましたが・・・。今年はどうでしょうか。四季が復活してほしいものです。
2007.08.30
日曜日は、京都芸術センターで小さな芝居を観ました。悪い芝居(劇団名)「ベビーブームベイビー」とかいう。芸術センターの舞台芸術賞にノミネートされてるらしいですが、きいたことはないので、あまり期待もせずにみました。主役の人が所属してる劇団はきいたことがありますが・・・。しゃべり語尾が「ゆ」になる、ある寒い地方にすむ家族(人間じゃないのかも)の話らしい。10年失踪してた兄が帰ってくるけど誰にも歓迎されず、その理由はよく分からぬまま。実はこれらの話は、夢みがちな作家志望の創作だったのかも、というところで終わり。出だしとか、終わり方は、よかったのですが、途中がぐちゃぐちゃっとして動きすぎ叫びすぎでうるさく観ずらかったかも。笑いどころも、ネタが作りこまれている訳でもふっきってるわけでもないから、中端な感じだったかも。作者は24才らしくそれでベビーブームの人がどうのと言うなら、年相応を越えた雰囲気がないと、説得力が。割と小奇麗な役者さんが多かったのですが、そんな見た目をうち捨てるくらいの勢いでがんばってほしかった、なんて思いながら帰ってきました。
2007.08.28
赤ちゃんのいる同窓生の家に、何人かで押しかけました。安産で、寝つきもいいらしい。始終和やかに過ごしたのですが。一つ、アルバムみせてもらっていたとき、「命名」と書かれた墨字つきで、立派な和風の衣装をきている写真があったので、「これってお七夜よね?」といいたくて、「これって初七日よね?」といってしまった私。爆笑されたからよかったものの、アンタ縁起でもないよ。使い慣れない言葉はいうもんでないです。旦那さんに「それは、あの、亡くなった人の・・・」といわれて平謝り。赤ちゃんは、目が離せないため1人では育てられない、最低もう1人は常に手助けしてくれる人が必要らしい、ということを知って帰ってきました。母親さえ専業主婦になれば、少子化じゃなくなるとかいうのは、やっぱり勘違いなんですね。 昨晩、久々テレビで芝居をみました。教育テレビ。荘厳な演出に「これは蜷川幸雄!」と勝手にきめつけて、テレビ欄みたら、実際蜷川幸雄ので、とてもよかったです。勝村政信さん、生でみたいなぁ。すっごい、よい。カッコいい。途中からみたのだけど、なかなか面白そう。高い芝居て外れると悲しいですが、アタると、逆に高い分いいですよね。高級感のある芝居も、久々にみたくなりました。バクチするみたいなものなのですが。
2007.08.25
奮発して椿オイルのクレンジングオイルを使用していたら、宣伝文句どおり、確かに化粧ノリはよくお肌も柔らかくなった気配がしますが、しかし、久々に頬にニキビができたりして困ります。やはり、椿オイルは、髪にのみ使うのがよいのでしょうか。髪には長年愛用してます。年々敏感肌になり、天然物割合を増やせば増やすほど、これまで受け付けたはずの製品も、ケミカル物質交じりである限り、お肌は拒否されるようになってきました。いいんでしょうか。さらに天然を味わいたい、という訴え、空気や水などの取り巻く環境は変わらないから、拍車がかかっている、その辺の店で買えずわざわざ探しにいかなきゃいけない、という手間のストレスで弱くなっている、というのも考えられます。つうか、特に石けんとか、考えたら、純石けんのみ出回っていてたとして、誰が困るのでしょうか。あと、関係ないけど、環境のためにペットボトル飲料は控えましょう、ってじゃあペットボトルの規制緩和なんかしなきゃよかったんじゃないか。蓋つきアルミ容器は、「放置すると爆発します」と恐ろしいことが描いてある、自販機もかなり電気を食っているとか。じゃあ容器を持ち歩き、お店に、液体だけ出すようにしてもらいましょうか。お茶屋さんで実行しているところがあるようですが。話はそれにそれ。もうデリケート肌用でさえ、お肌が、ごわごわになります。とりあえず労わってあげることにしています。 劇団「壁ノ花団」っていうところが、9月に下鴨のちっちゃい芝居小屋で、公演するとか。一回だけみたことある、多分関西圏では有名な俳優さんが出ています。あらすじを見ても、面白いのかどうかは不明だけど、仕事帰りに、みにいっちゃうかもしれません。年々、学生が多いような、小さなとこでの芝居からは、遠ざかるのかと思いきや、芝居ずきになったのが遅いからか、まだ行きたいようです。
2007.08.24
漫画家山田花子さんの作品を初めて読み、ネットで色々調べてるうちに、どうしても読みたくなり、閉館まぎわの図書館で「自殺直前日記」を借りてきちゃいました。借りにくかったけど。書庫に入ってたので、職員さんにとりにいってもらわなきゃならず・・・。発売当時、立ち読みしたときは、題名はセンセーショナルだし、怖くて、ほんとちらっとしか読めませんでした。今は、しっかり読めました。そして大分感想変わりました。すごいこの人。 若くて苦しみつつ亡くなったけれど、短い間に漫画家になり、激しく硬派な文章もかき、バンドを組んでレコードも出し、演劇活動もし、すきな作家・映画・音楽・芝居等たくさんあって、有名な文化人とも交流のある、可愛らくおしゃれでセンスのいい女性だったのを知りました。 世の中の犠牲になった哀れな人ではなく、一般の人が簡単にやれないこと短期間でしてから、亡くなった濃い人生を歩んだ人なんだと。人と違う感性があり純粋で優しいから、余計傷ついてあとあと考える、自分に厳しい、そんな人だったのかなぁ。叩かれたり抑圧されず、伸び伸びと描きたいものが描けてたら・・・と思えたり。苛められて「おまえががんばれ」と言われる傾向は、当時は、今以上にあったでしょう。傷ついて弱っているときは支えが必要なのに、「もっとがんばれ。強くなって立ち向かえばすむこと」と言われてしまい、ますます疎外感を感じて、ストレス強になる。一回り生まれた年は違うし、もう15年も前に亡くなって、彼女より年齢上になってから、何を今頃シンパシー感じてるんでしょうか。暗いとか痛いというだけの印象は前より薄まり、惜しい人が亡くなったのだ、例え無名のままでも、彼女が生きてられるような世の中であってほしかった、と思わざるをえません。若くして病気にもかかって自分からなくなっているので、何を言っても不謹慎に思えてしまうのは、変わらないですが。 最近、映画や芝居をみるのが減っているかわり、本屋さんに一歩踏み入れたら、1、2時間は出られない、入ったら何か買ってしまう、という現象が続いています。子どものころは自分ではあまり買えないし、同じ物を何度も表紙がぼろぼろになるまで、読み返したのが、今は一応本くらいは買えるぞ、というのがうれしいのかも。本といっても、軽ーいものが多いんですけど。文学は、子どものときのほうがよく読んでました。英文テストで「本の脳への役割は、運動の身体への役割と同じだ」みたいな文章がでてきて、納得するほど、必要なことだと思って読んでました。で、運動しすぎたら体壊すように、弱ってたら運動できないように、本も同じでした。今は、傍からみたら暗かったり、風変わりなものでも、軽い読み物と同様に、さくっと楽しく読むことができますが。ブログを見返すと、趣味が偏っているかも。
2007.08.22
土曜出勤の日です。今日もショッキングでした。会社でスプーンを片付けようと、流し台の引出しをあけたら、中身はからっぽ、でも、虫がわいてる(硬直)。うちの猫が赤ん坊だったとき、数日間ダンボール箱にいれておいたら、いつの間にかわいていた、あの虫が台所にわいていました。丁度、「ワーキングプア 日本を蝕む病」を読んでいたときだったので、泣きたくなりました。昨日は書類をしまう倉庫の天井がカビだった。扉はサイズの合わないふるびたフスマ。廃屋か。 前みたいにお客さんと喋ることもないので、陰にこもりそうで、心配です。 会社で陰にこもったのが、早くも影響として現れました。帰り、座り仕事なので、なるべく歩こうと、バス停をおりて、某お寺を通り抜け、某カフェに。このカフェは、10数年前からあり、レトロな人形や置物、古本などがたくさんあります。夫婦経営らしいのですが、最近は、無愛想で商売気ゼロな奥さんの方しかみません。以前読んで面白かったグレゴリー青山さんのコミックエッセイがなくなっていたためなので仕方なく、「完全自殺マニュアル」と山田花子さんの「嘆きの天使」を読みました。他にも色々あったのに、迷いなくその2冊を手にとる私。「自殺マニュアル」は高校生のとき話題でした。今もたまに本屋さんでみますね。今となっては、冒頭の文章など、かなり古くさく感じます。漫画家の山田花子さんを知ったのは、この本で。今読むと、漫画が面白いかはともかく、ずいぶんと人間関係の洞察力にたけた、進んだ人だったんだなぁ、という気がします。数年後に、彼女の自殺直前日記がベストセラーになって、ちらっと立ち読みしたのですがその時も、「すごく鋭いこといってるのに、自分がおかしく間違っているのだ、と全否定している」と、とてももったいなく感じました。仕事のストレスなどもあったんでしょうが、拝金主義で排他的な社会に馴染めない人は、本人のせいにして、抹殺する、そんな時代の壮絶な犠牲者かもなぁ、という気がします。・・・カビ臭い仕事場は、人を暗さへ導くようです。ぱーっと遊びたいです。
2007.08.18
今日は、五山の送り火でした。「大」が2つ、「妙」「法」「鳥居型」「舟形」の五つの文字が、一旦あの世(又は墓場)から、仏壇に帰ってきていたご先祖を見送り、京都の夏に、終わりをつげる…という行事なはずです。「夏の終わりの証」というのは、旧暦やと、丁度涼しくなっていくからでしょうか。今の暦では、というか地球温暖化の現在、当分終わりそうにもない。といって済ますには本当に深刻な温暖化ぶりみたいですね。車や冷房は絶対ないと死ぬ、くらいの気持ちの時だけ使いたいものです。私はうちで冷房つけないから、家にいると、身体より先に、精神的に参ります。冷房がないなら、日本家屋で、風鈴のさがった縁側のあるお部屋でお昼寝したいものです。 私は、仕事帰り、歩いて吉田神社の近くまでいき、「大」をみてきました。「吉田山へ登ればよくみえる」と、雑貨屋の店員さんに教わり、登る気でさえいました。しかし吉田山、上り口で既に灯もなく、かなり薄暗い…。帰るころは、足元がまるで見えず、決して山をおりられないだろう、と断念。カメラをもってスタスタ登っていった人たちは、鳥目ならぬ猫目なんでしょうか。来年は懐中電灯を持って挑戦したいです。そのため、京大時計台の辺りまで、引き返し、見学。斜め下からなので、真正面で見るような迫力はないものの、かえっておごそかな気分に。 東大路通へでると、真正面にバーンと「法」がみえ、慄かされました。初めてみた。正面なのに加え、画数が多いと語りかけられている気持ちになります。「大」って斜めからみるとヒトデにもみえる。京都の行事ずきの姉は、嵐山で鵜飼いや、灯篭流しと一緒に「鳥居型」をみたとかで、羨ましいが、大変な人出だったそうです。 私も帰りは道が込み、バスがちっとも動かず、出町柳辺り(よくみえるらしい)からはバス内も混み、往生しました。浴衣姿の人も、ちらほらみましたが、10~15分で消える火に対してあの着替えの手間、情熱的です。
2007.08.16
終戦記念日です。テレビ、地上波ではNHKしか記念日的なことしてないですね。先日同じくNHKでみた「鬼太郎が見た玉砕」が、よかったです。役者さんも骨太な人ばかりで。原作は大分前に描かれたみたいですが…。「きけ、わだつみのこえ」を思い出しました。昭和25年につくられて、スタッフも役者さんも全員戦争を知ってる人たちだからか、戦闘場面が非常に怖くてリアルで、何の救いもなく、たまらなくなる映画でした。 お盆休み、今日までです。11日は飲み会、12日は姉夫婦と烏丸付近で遊び、13日から謎の頭痛。お仕事の復習もせず遊びもお断りし、暑さにもだえておりました。明日は、大文字の送り火。仕事場の近くから、みえるかも。 京都は新風館のビレッジバンガードで、前からずーっと「人を怒らせる方法」みたいなDVDがかかっており、これまではスルーしてました。12日に、姉夫婦とも寄ったとき、初めてそのDVDでウケてる2人組みをみて、一緒にみてたら、面白さが分かってきて、思わず吹き出しそうに…。で姉夫婦もやってきて、皆でみてるから他の人もやってきて…。パッケージみたら、どっかの大学教授がつくったことになっているため、驚きましたが、結局は架空の教授で企画モノだそうです。人を怒らせる方法を学んで、役立つ事があるのかどうか、そして店もなぜ何ヶ月もずーっとこのDVDを流すのか…。個人的に「中腰」による怒らせ方が、一番お気に入りでした。この「温厚な上司の怒らせ方」に続き、「一番大切な人の怒らせ方」も絶賛発売中。姉は買おうかどうか迷っていました。ビレッジバンガードは、立ち寄ると、ポップにつられ、何か買ってしまいます。今回は池内紀訳カフカ「審判」「失踪者」「変身」新書版が出てたため、素早い勢いで買ってしまいました。単行本を、何度も図書館で借り、高くて買えず、ずっと文庫を待っていたのです。しかし、新書本だと、ちょっとした単行本並みの値段だし、解説と訳が前と少し変更してるし、変更してる割に青年が「ウッヒャー」とか言いだす訳だし(マニアックな感想)、でも池内さん訳のカフカが大すきです。
2007.08.15
会社で、薬缶に蛇口からぽたぽた水がたれており、ちゃんと水を貯めようとしたらとめられ。「今、浄水器の方でためてるから」とのこと。水道、浄水フィルター通すの通さないのと選択できるようになっていたようです。通さない選択をしたら水しっかり出るのに、フィルター越しだと1滴ずつしか出ない、ということは。「これフィルター目詰まりしてません?」「ああ、ずっと変えてないからしてるかもね」わざわざ時間かけて、汚れがつまったフィルター通しの水を薬缶に大事そうにためて、尚且煮沸する、というのは常人の発想を超えていますが、新人はそれ以上口を出せません。 掃除も、2週に1回しかしていない模様。それもトイレ掃除と掃除機のみ。「拭き掃除などは?」「してない」手始めに、自分の机と洗面台を拭いていると「汚いやろ、いくら拭いても、どこからかホコリがやってくるねん。」多分、毎日拭かないからではないでしょうか…。「いくら拭いても」って1回も拭いたことないでしょ。先日の、掃除の日に、他の机の拭き掃除もしてちょっと爽やかなきもち。しかし先輩のいうことも、あながち嘘ではなく、あちこちに何年間も蓄積された埃君が…。今日、仕事中、目が重く、頭が痛く、「疲れてるのかな」思ったら、会社でたらすっと治りました。空気が外より悪いみたいです。目標は、浄水器のフィルターをかえ、パンクしたままの自転車を直し、ぼうぼうの草を刈り花でも植え、ボロボロの洗面台を塗りなおして、洗面所に電気をつけられるくらい、会社が活性化することです。 「ドグラ・マグラ」下巻、今日、読み終わりました。といっても、飛ばし読みです。長すぎる教授の手記と話は、はしょりました。感想も、一応推理もの?なので書けません。20年前に映画化されたらしいですが、今10代で美形で演技力のある男女を探し出して、映画化されたら…。有名人では、10代じゃ思いつく人いないです。20代だと、オダギリジョーとか宮崎あおいとかがイメージかも。でも、けっきょく、加瀬亮とかが、使われるかも(勝手な想像)。
2007.08.06
パソコンが、古くて電池切れのようで、いろいろおかしいのです。立ち上げるときもネットにつなぐときも。サイトによっては、ログインや投稿時にはじかれてしまうことも、しばしば。ドライブのCがやたら容量少なく(前に電気屋さんがなぜか勝手にそうした。Dの容量はいくら使っても山ほどある。)すぐいっぱいになるのも、改善したいし…。もう何かと限界きてます。けど電気屋さんに連絡するのがメンドイのです。 「腑抜けども」はうっかりしているうちに、京都シネマでは終了。評判はどうだったんでしょうか?よそでしないかなぁ。 先日、角川夏の文庫シリーズの中から、夢野久作著「ドグラ・マグラ」上下を購入。ヘンな推理小説(とは知らずに買ってた)で、目覚めたら記憶がなく精神科らしきとこにいた青年が、ヘンな2人の教授に振り回され訳わからず混乱する…何がウソで何があってるのか?これからクライマックス、ってとこまで読んで、そのまま会社に置いてきてしまいまいました。異様に長い教授の手記などは読みづらいし、寝る前に読むと、夢で恐怖物や、勝手な推理などが出てくるので、ちょっといやです。でも結末が気になって…。うずうず。米倉斉加年さんが描いた表紙の絵が妖しげでステキ。 昨日、BSハイビジョンで、レミオロメンの野外ライブをみていた母が、「こんな息子いたらいいなぁ。ボーカルの人か、ドラムの人かどっちのファンになろう?」と語りかけてきました。すきにしてもらっていいと思います。
2007.08.05
四条通にはまだお囃子隊が。祇園祭は、7月いっぱい続いているようです。最近まで宵山と、山鉾巡行しか知りませんでした。 宵山にも行った姉は「初めて鉾に乗れた」と感激してました。「函谷(かんこ)鉾は前から乗れるし、今年から月鉾も乗れるようになったらしい」とのこと。本当でしょうか。八坂神社のHPをみてみたけど、よく分かりません。去年、初めて鉾に関心を寄せ、「何てきれいなんだ」と思った鉾が長刀鉾と月鉾で、どっちも女人禁制とあり、そういえばあのお囃子隊も…。乗れる鉾は他にないと思い込み落胆し、今年まで落胆を続けていたのに。ところでお囃子隊、演奏は素晴らしいが、ビジュアル的にも、メークとか華やかな浴衣にするとか、しちゃダメなんだろーか、人に見せるものだし…とか思ってたのは私だけです、すみません。すきもの祇園祭ファンの姉は、3時間以上続く山鉾巡行と、鉾の解体作業まで見学し、全ての鉾(32体ある)の写真と説明をブログに載せていて、妹ながら、度肝を抜かれました。来月は、大文字の送り火を、見に行きたいなぁ。祇園祭と送り火は京都の夏に欠かせません。 来週は、映画「腑抜けども、悲しみの愛をみせろ」を観に行く予定です。秋に公開予定の「めがね」も面白そう♪
2007.07.21
転職中で、ゴタゴタしてますー。事務系、1社複雑な感じで採用されたのですが、前に入った人が1週間で辞めたとか…。私も、先週採用されたところ、1日で辞めてるし(!)、特に夏の求人はヘンな会社も多いらしく、落ち着くまでは不安…。今日受けたとこは昔ながらの好条件会社でしたが、「まがったことができない、という真面目な方には向いていません」って、裏で何やってんでしょう。 芝居のチケットを手に入れました。面接帰りに寄った京都芸術センターで、劇団「悪い芝居」の「ベビーブームベイビー」というもの。 聞いたことのない、知らないところですが、チラシ見て舞台が色とりどりできれいそう、怪しそう、というだけで、買ってしまいました。8月終わりの方です。 StudioLifeから、「決闘」の宣伝ハガキが来てますが、最近のLifeは地方公演がないから、なかなか観る機会がなさそうです。及川健ちゃんや笠原さんに替わるスターを育て中、なのでしょうか。あのお二方は、本当に華があるので、匹敵するようなスター、ぜひ出てほしいものです。
2007.07.20
日時:2007.7.8 16時開演場所:アートコンプレックス1928(京都市寺町三条)劇団:宇宙レコード出し物:「Let's Dive Hey Now!(邦題)ダイブして、ほら、今すぐ」3回目、1年ぶり以上の、宇宙レコードです。去年の京都公演は確かStudioLifeトーマの心臓と日がかぶって・・・。さて、前観たときは、お客さんの半数が男子でしたが、今回は99.7%くらいの割合で女子。何があったんでしょうか。小洒落ぎみの可愛い女の子でいっぱいです。そんな中で多分、ヨーロッパ企画の主催・上田誠さんが観に来ていて、男子なので目にとまりじっと見てしまいました。 前観たのと同じように、演劇というよりは、コント、音楽、ダンス、映像、と組み合わさったやつ。 のっけから登場した、白人女性役の、濃い役者さんは、誰か。こんな団員さん、いたんだ。3人しかいないのに、顔も忘れているとは…。驚いていましたが、後に、客演だと分かりました。「ふくらまない話」をしかけて、扉がとじられました。 既に、内容をおぼろげにしか覚えていません…(笑)まとまりなく、ダラダラ感想を。最初の病院コントで、若者を演じた中村たかしさんがえらくカッコええ兄ちゃんに見えた記憶があります。前は、顕作さんが目がキラキラして、美形やと思ったのが。つうか顕作さん、今回アゴをがばっと落として、目がうつろの、変な顔役ばっかりやったからなぁ…。1番、面白かったのも、謎の派遣社員の女を演じたときの、中村さん。小林顕作さん演じる、全然オーディションに通らないミュージシャン志望(君の子猫がとってもキュート♪抱きしめたいけど、僕はニート♪、とかいう歌)の若者。泣いていたところ(←ホントに可哀相になる可愛い泣き方だった)、突然現れて、酒場に誘いアドバイスをして、1人で酒を飲んだのに「今日は私のおごり!」と言い、歩道橋にかけあがり、夜風にあたって悦に入り、有無を言わさず「終電、終電!」と去っていく嵐のような女性。その一人よがりのテンションの高さ、大笑い。今も思い出すと、笑えてきます。 映像もバカっぽくて、特にマトリョーシカが出てくるヤツが、バカバカしすぎて、すきでした。ほかには、「裏方コント」のダンスが最高だったのですが(ただ、2回で辞めてほしかった(笑)3回は繰り返しすぎ)とある舞台監督さん、照明チーフ?さん、音響チーフ?さんの3名、クセがあって悪い噂が多く、仕事はミスばかり。突然3人で「裏方ダンス」を手をつないで踊りだしてしまう、唐突さと激しさがおかしすぎ。本当の裏方さんに、恨みとか、あるんだろうか、怒られない?とちょっと心配になったり。変わらず、オープニング・エンディングの映像がカッコいい。やはり、顕作さんは、右脳が発達してる人なんだろうなぁ、とまた思いました。「若者にしかきこえないモスキート音(うろ覚え。蚊の音?)を出すイヤなお客」とか、ほかにない発想。あと、マルレでもそうだったけど、恋愛に対して、細かく微妙な点をつついてある辺り、恋愛力あってモテたっぽい、と思わされました。1番、顔は男っぽい西村たけおさんが、1番、女装似合うのは、スタイルがいいから?そんなこんなで、なかなか楽しい1時間45分でした☆個人的には、最初に京都で観た「マルレ」が1番、サイコーにおもしろかったし、完成度高く感じられました。全体にマトマリもあって。また、あれくらいのを、観たいです~今回は、西村さん&中村さんのパントマイムが全然なかったのも、残念です。舞台挨拶では、中村さんが、またロレロレになっており、なかなか収集つかず・・・ついに、「舞台上の私たちが、ありがとうございました、というので、お客さんも同じように返してください」ということになぜかなって、しかしお客さんたちはちゃんと返してあげ、一応まとまったようでした。帰り、京都公演限定ストラップを買ってしまいました。リストバンドみたいな型のやつ。裏表、それぞれ黄色とピンクに文字入り。しっかりしたつくりで、早くもお気に入り♪で、今回も、西村たけおさんを、ロビー&外で見かけました。知り合いらしき人とずっと喋っておられました。役者さんをロビーでみると、「さっき、舞台に出てた人だ」とちょっと慌てますが、なんか素なので、遠巻きに眺めて帰るだけです。私は顕作さんを、ロビーでみたことないんですが、過去たまに、出ていたよう。発見できる時は来るのでしょうか。
2007.07.08
わ、実に8ヶ月ぶりの日記(年記かな)です。久々に観劇をしに東京へ。お一人様旅行となりました。日時:07年6月16日13時開演場所:下北沢本多劇場出し物:加藤健一事務所「モスクワからの退却」主演:加藤健一 久野綾希子 山本芳樹(StudioLife) 加藤健一事務所は、昔、TVで見た「ラブ・ゲーム」がすごーく面白かった記憶があります。 後に京都公演を度々していると知り、生ではコメディを2回、シリアスを1回かな?観たことが。しかし久々です。チケット代も気付けば1.5倍くらいになってました。今回は残念ながら京都公演はないみたいで、下北沢へ足を伸ばしました。 チラシには「カトケンワールド超本気のシリアスドラマ」と。てっきりシリアス歴史ものかと思ってましたよ。しかし熟年夫婦の離婚と、その息子のお話というホームドラマ。夫婦ものってあんまり興味ないかも~?平凡な話では?と思いつつ…結構おもしろかったです。結婚してなくても、まだ若い人でも、たぶん共感できる部分が随所に。 激しくエキセントリックな性格のお母さんにやられてしまいました。側にいたらうるさくうっとうしく感じるかも、だけど、なかなか魅力的。美しく頭がよく詩をたくさん知っていて行動的、夫はそこに惚れて結婚したけど、妻の求めるものと夫の求めるものが違っていてー、という。 奥さんの方は、旦那が意見をいわず、妻と向き合わないというので、いつもイライラ。「もっと、こうして、ああして」とずーと言いつづけてる、旦那は、妻の望む自分になろうと30年以上努力したけど叶わず。そこへ知り合った女性と気が合い、彼女の前ではありのままの自分でいられることに気付いて、離婚を決意。ありそうな話ですが…。 私も人間関係で、奥さんタイプな時があったかもなぁ、となぜか前から2番目の席で時折反省モード。「私の意見が絶対正しいのだから、私に合わせるべき!」とは言わないとしても、相手の態度の変更に期待して、上手くいかなかった、ということはあったかも。 人にきいて8割が「そりゃいけないね」という態度であろうと、当人はもう大人なんだし、自分もなかなか変われないのに、他人を変えようたって無理な話(悪い事するなら、更正してもらいたいが)なんでしょうねー。良し悪しの問題じゃないときは、尚更。 しかし分かっていても、時にはワガママで言ってしまうことが。それがあまり続くと決別とか、ケンカとか、よくないことに…。 奥さんは、旦那さんを「この人は口下手で、クロスワードパズルが何より楽しみの人」と受け入れてあげなきゃいけなかったのですかね。しかし、旦那さんも、恋人が見つからなきゃ、離婚しなかったのでは?と思うと、少々身勝手で薄情にも思えたり。といって、双方簡単に割り切れるものじゃないんでしょうが。 と、気持ちは共感できるけど、多少の不快感も沸かなくもない。そんな状態だったのを、息子が、親への愛をのべた長ゼリフで、しっとりと温かくまとめ、なかなかいい芝居じゃないか、という気持ちにさせてくれました。 山本芳樹さん、よかった~~。大抜擢ですね。加藤さん久野さんと並んでもひけをとらず、舞台栄えし、見た目もきれいだし、それでいてやたらStudioLife色が出ることもなく、予想以上でした。時々、「ドラマチックで繊細な感性あふれるセリフをしゃべってほしー」と思いかけることもあったけど、普通の息子の役をこなせる役者さん、というのを再確認。 ラストの長ゼリフも気負いなく、さらりと言ってのけてるのに、胸にじん、と響くかんじ。セリフ自体は「どんな女性をみても、母と比べるとどこか物足りない」とか、マザ・ファザコン度爆発部分もアリでしたが(恋愛とか上手くいってなさそな役柄だったけど、そのせいか、と思った)家族愛あふれる喋り口調が、かなりのものでした。
2007.06.20
超早起き早寝、夜遊びもできない生活、けど結構遠出したり寄り道したりしてたら体ついていかない毎日。疲れやすい私。養命酒を買おうか。気づけば、チケット発売日が過ぎている、などフツーのことだ。NODAMAP「ロープ」みたいなぁ。劇団赤鬼も興味あるなぁ。体力的にも、いけるかわからないし。あとは、どーいうものを上演してるのかも知らないという。まず連休がないしな。先日の日曜日、京都は祭ざんまい。昼間に、京都三大祭のひとつ、時代祭に遭遇。平安貴族から明治維新辺りまでの扮装をして練り歩いたり、牛車や馬や馬車に乗る、コスプレのおっちゃんたち。夜は、鞍馬の火祭りがあったようだ。みられない。ラジオで「京都の祭としては勇壮で、ふんどし姿の兄ちゃんたちが、きわどいことをする奇祭。女性も縄をひくなどして参加する」と紹介されていた。どういうことだろう。日曜夜などという時間帯でなければ、みたかった。14時からは、大阪は淀屋橋~難波の御堂筋で「関西レインボーパレード」があるというので、友達にあいがてらみてみようと思った。セクシュアルマイノリティの関西では初のパレードで、興味があったのだった。しかし着いたのは14時半頃。淀屋橋付近はパレードの影も形もない。折角きたので、難波まで地下鉄でおいかけ、終点付近でようやくみつける。虹色の風船とか旗とかもった人がいっぱいいた。あとからあとからの行列だ。男性が多かったが、女性も2~3割くらいはいた。来年は、最初から見ようと思う。帰りに、カフェによる。普通の可愛いとこが満員だったので、オーストラリアンカフェによる。日本にはないデザインと色合いが広がっていた。店員の多くは日本語ができないらしかった。フツーに英語でものをきいてくるので驚く。通訳店員も一見日本人風なのに、日本語が怪しかった。いっそプチ英会話教室とか併設したらいいかもしれない。
2006.10.25
ひとつき以上ごぶさたでした。PC自体、時刻表や地図みるのにしか使っていませんでした。その間、お芝居は1本だけみました。ヨーロッパ企画の「ブルーバース、ブリーダーズ」。一緒に観た人とは先週会えなくなり、そして今週から始発列車で通勤する日々となりました観た人と会えなくなることが決まった翌朝、母と姉からほぼ同時に「スタジオライフがテレビに出てる!」とメールがありました。二人とも同じ番組みてたんだ、と思いきや、母は「安部新総理の妻がスタジオライフ、特に前田さんのファン」という謎の情報が流れていた番組を、姉は公式サイトに掲載されていた(ネット巡回してた日々ならビデオ録画できたのにぃ)日テレの番組と、違うものをみていたのでした。姉はビデオ録画してくれたけど、うっかり消しちゃったとのこと。後でテレビ欄みたら「大人気!男版宝塚」って載ってて遅まきながら驚きですわ。 そのヨーロッパ企画「ブルーバーズ、ブリーダーズ」。9日にアトコンのある三条通を歩いていて「ここお芝居やってんねん」「今なんかやってへんの」とかいう会話しながら通りがかったら、丁度やっていてしかも開演直前。「これは!」と飛び込んでしまったんでした。二人並びの席はもう2階席しかなく、照明だか映写機だか、そんなもの置く場所みたいなとこが、座席になっていました。やはり映像ではじまり。誰が描いてるんでしょう?プロ並みの上手い絵。どんどんレベルがあがってオサレ映像になっていく気がする。…が気まずかったです(汗)。運悪く、連れに見せるには不謹慎になる場面があったため…。やはりこういう系統の芝居は1人か、芝居ファンの人と観るべきなのかもしれないですね。 青い鳥の話なのですが、青い鳥を実社会になぞらえての悲哀とか、やっぱり家にいたとかいう展開とは、まったく関係ありませんでした(笑)。相変わらず、何も考えさせられないのが特徴の芝居。 マヌケで無邪気なひとたちが、ただただ実際に青い鳥を捕まえようとするだけで終わる、シュールな話。でも面白かったです。ポカリスエットのとことか笑える!やっぱりテーマも結末もないんだけど、前回よりはずっと満足度たかかったです。
2006.09.26
5日に猫ホテ公演をみたあと、お手洗いを借りたくて、北沢タウンホールというところへ寄った。黒服のおにーさんが「レボリューションセブンただいまより上演開始します~」と呼び込み続けている。掲示板には「劇団赤鬼」と手書き文字。きいたことあるなぁ、とふらふらとチラシによってみると「美内すずえ」という名が目に飛び込む。そうだ、「ガラスの仮面」作者が「今の若手劇団の中で一押し」と気に入って、自ら原案を提供した、という宣伝文句が派手なチラシを大阪で見たんだった。他でもきいたことあるし、関西では有名な劇団みたいだ。 ちょっと興味あったが「神戸?遠いよ~」と行かなかったのだった。それがもっと遠いはずの東京に、と感慨深げでいると、黒服のおにーさんが「どうですか。2時間くらいですよ。笑いあり涙あり。神戸の劇団です。」と勧めてきた。「私も関西人です」と言ってみたが伝わらず、気付けば当日券で上演ギリギリに潜り込んでしまっている。こんなに突然観劇が、はしごでできる町なんだ。毎日何か上演してそうだ。広いが児童劇や発表会で使いそうな、会場。美内さんが原案だからって面白いとは限らないし、関西で動員数N0.1と書かれていようが、期待せず。 雰囲気が、学生劇っぽい。あまり上手くないし笑えない。オープニングの映像がよかった以外は「何が、そんなにお薦めなんだろう~」と不思議。このままの雰囲気で終わるのかと思えば…すご~く面白かったのだった。「笑いあり涙あり」もそのまま。ホント偶然観られてよかった。 まず話が面白くて。クセがなくしっかり作ってあるから、誰がみても楽しめそう。実際、何気に観てた感じのお客さんが、次々と身を乗り出していった…と思う多分。魔女がいるという妖しげな森に探検にいったら、捕まって…なんて話を面白くできるのは、すごいかも。予想外の展開が何度もたくさんあって、伏線もいっぱいはってあって「あ、そうゆうことなんだ~」って夢中になれる。最後の方は感極まってぐすぐす泣ける。その辺りは、さすが「ガラかめ」の作者!なのか劇団赤鬼ってすごい!なのか。でも、「話、面白そう~」って思った矢先に導入されたダンスシーンで「うわぁ」と何だか盛り上がっていったし「一押し」の気持ちも分かる話だった。ダンスも、ダンサーさんでさえ、全くの素人よりは上手い程度で。揃ってないし。だけど動きと音楽とぴったりで、ただの踊りじゃなく場面の再現になってたりとか、変わってて楽しい。全体の雰囲気が理屈抜きでよかった。 クセのある濃い劇をすきなら、「もっとふっとんでで下品でオリジナル色に溢れててもいいのにー」と多少物足りないかもしれないが、誰でも、芝居すきじゃなくても楽しめそう、なんてのはそうそうないから、いいかもしれない。 次回、美内さんが原案じゃないのをみて、それでも面白かったら、続けて観そうな気がする。
2006.08.06
久々の遠征・東京観劇をしてきた。去年の6月以来遠征はしてなかったらしい。最近、諸公演のチケット発売日を次々と忘れている。猫ホテ本公演も迷ったまま放置していたが。初の本多劇場進出なんだしそりゃみなきゃ、と突然思って、本来の休日分を無理に連休に仕立て上げて出かけてみた。真夏は真昼の東京は、静かだった。姉と出かけた代官山も、1人で訪れた下北沢も夏休みの週末と思えぬほど人が少ない。海や山や花火や祭りに出かけているのかもしれない。桜・新緑の時期も思ったが、海の時期にもまた観劇。 本多劇場はロビー付きで、客席もスズナリの数倍あった。席が、前のほうがピンクで、途中から「ここからは悪い席ですよ」とでもいうふうに緑に変わるのだった。 ロビーにたくさん花が届いており、多くは客演の松重豊さんへのものだったが、誰だっけか。「零れる果実」に出てた人だろうか、何となく見たことがある。 お話の舞台は、またまた海辺の町。なぜ山や里ではなく、いつも海辺。漁師がすきなのか。そこへ東京からきたサラリーマンとか、犯罪者とか、ヤクザとか、芸人とか、スナックのママとかが、やはりまた出てくる。何だろう。よほどすきなのか。 千葉さんの芝居に出てくる人たちは、みな殺伐としている。生活も心構えも人間関係も。楽しくなさそう。 建物の設定が随分変わっていた。フィクションの町、浦安なのだが、青っぽく、建物の間に海があり舟が通っていて、各部屋から見える。ヴェニスか。こんなとこ実際あったのだろうか。不思議な感じ。 時々笑えるが、筋がずーとくらーく読めない感じで進んでいくため、徐々に眠くなってしまう。後々半ようやく千葉さんが登場。その辺りから少し面白い。千葉さん、相変わらず白く小さくすごく細い。なのに存在感大。またもスナックのママ役だけど、ほんとカッコいいわ~。笑えるし。 眠かったお話も、最後のほうは、分からないなりに結構良くて、松重さんも素敵だし。市川さんはキメ細かそうなモチ肌だし、女装してたし、佐藤さんはフロシキにしまえるほど小さいことも分かったし、となんか意味分からない辺りで、見応えあったかな。。 今回は「ケータイ切るように」という寸劇はなく千葉さんのナレーションのみだったが、誰1人ケータイを鳴らさなかったお礼として、「もうケータイの電源入れていいんだよ」寸劇が、上演後行われる。ところで猫のホテルの芝居ってアンコールが起こらないのではなく、起こらないように仕組まれている気がする。素早く帰ってほしいのかもしれない。
2006.08.06
「トーマ」から1週間後、またもドラマシティでアッキー主演ミュージカル「アワ・ハウス」を。今回は前よりはスムーズに大阪駅より辿り着けたが、しかしどうしても徒歩10分ではいけない気がする。劇場につくと、客層はスタジオライフより幅広く、雰囲気は落ち着いていた。ファンクラブに入ってしまっている姉のお陰で、またも最前列。周囲は本筋のアッキーファン、という気配に満ちていおり、何となく申し訳ない気分。東京で観たという姉もまた最前列で、しかも舞台上のアッキーと同じスニーカーを履いていたため動揺したらしい。
2006.07.16
「トーマの心臓」大阪2日目。「お笑いトーマの心臓…?」といういけない言葉が一瞬よぎる程ハジけているのがさすがの千秋楽。お客の反応もよく盛り上がってた。実はラストも、今度は隣客ではなく前が、体が痛かったのか頭から体から動き回る人で、特に前かがみに迄なられると頭の位置があがって、舞台がみえないよぅ、他の人は大概、座り直しとか大きい動きは暗転のうちにする、とか気をつかってるのにどうよ、という客だった。結局3回とも周りにマナーイマイチな人がいる、という。周囲客運、とでもいうのだろうかこういうの。すごい確率。 昨日はアンコールも1回ずつくらいと控えめで、その辺りやはり前回の黄金コンビのいた公演には叶わないかなぁと思わされたが、楽日は最終的にお客さんの7割くらいが立っていたね。役者さんら、特に芳樹さんがすっごく喜んでいたのがとても印象強かった。舞台に再度でてきた途端、客席みて驚いて、エーリクとオスカーに飛びついて、そのあともハネていたもの。立ち上がった甲斐があったよ。結局残った人は全員立たされ、文化祭のうちあげのようなムードが楽しかったし、ホント千秋楽こられてよかった。舞台の感想は、どういったらいいのか複雑感もあったし、前回から変わったところはなぜ変えられたのか…とかよく分からないところもあるけど、高揚感はいっぱい。意外に、初日の芳樹さん&高根さんコンビの回がよかったな、などと振り返ってみたり。
2006.07.09
「トーマの心臓」大阪初日。行きの電車は冷房装置が壊れていて窓も開かなかった。大阪駅からドラマシティへスムーズにいくのはどうしたらいいのだろう。マチネの芳樹さん&高根さんキャストでは、初の最前列。芳樹さんの色気オーラがすごくて?最初まともに舞台をみられない。緊張したうええらい集中してみてしまった。最前列パワーか。前半から涙ぐみ、後半は泣きどおし。03年のトーマと全っ然違う…。雰囲気から違うし、前より笑い場所は増え、フェンシングは盛んになり、モノローグは減り、5人組が前より活躍して、ドタバタしていた。前は、本当にきちんと計算された美しい舞台をみた!と思わされたのが。一旦完成されたものを、もう一度初めから別モノとしてやりなおし、だろうか。最後にはふんわかと幸せな気持ちになるのが「トーマ」だと思っていたけど、この回は何か深刻な悲劇的なものを観た気持ちになったのはキャストのせいだろーか。全体にはけっこうよかったけど、印象があまりに違うのに驚いた。舟見さんのサイフリートにも驚き。松本君のエーリクはまた見たいかな。 ソワレは、もう少し後ろだけどど真ん中で、却って観易い。にも関わらず、疲れてしまっている私。前マチソワはみたものの印象がまざってよくわからなくなるからやめよう、と誓ったことなど。トーマのマチソワは予想以上に厳しい。芳樹さん&曽世さんのキャストはまとまりもよかったようにおもえたけど、何となく目のまえを流れる映像を追うような感じでみており、もったいなかった。でも後から思えば落ち着いてみたので、却って雰囲気はよく覚えてるかもしれない。残念ながら隣客、飲食したりガサガサ動き回ったりとマナーがひどくて、気が散った。マチネでも隣客、ガム食べてたりうるさかったしどういうことだ。1日の労働時間くらい観劇したら、飲みに誘われていたのも断って直帰。帰りの電車の中でも、隣客がずっとケータイでしゃべくっており隣客運の悪さ3回連続だった。イラつきと疲れでなんか3回目は反撃をした気がする。観劇にいって、イラついて帰ってきてどうする。やはり次回からマチソワはやめよう、と思うが、またそんな誓い忘れるかも。
2006.07.08
久々日記です。去年、販売で採用されたような気がするが、来月から営業事務としてよそへ異動してくれとなぞのおふれ。営業事務経験ってないのだが、しかも異動先、遠くて超のつく不便さ。電車乗り換えて、駅から徒歩20分ってどういうことだろう。工場街で、コンビニが駅の側にあるかないかに違いないところ。側に住みたいとも思えない。今のとこは交通便も考えて受けた訳で、よほどすきな会社とか職種なら通えても、なんか遠回しのリストラだろうか。「考えてみてくれ」と言われたが、考えてどうにかなるなら、「無理です」っていうよ。転職たって、すぐ次がみつかる身の上でもないし、計画していた習い事も通えなくなって、多難。そんなどうでもいい近況をひとつ。先日、演劇をやっているという若人と会った。二度と会わないと思うけれども。劇団名をきくと、きいたことあるので「ああ、結構有名なとこですよね~」と感心したフリをしておいたが、よく似た別の劇団名ともごっちゃになっている。どっちも同じ漢字が使われてて、多分関西系で、同じく観たことなくて、ややこしい。 「トーマの心臓」は異動の有無関わらず、観られそう。宇宙レコード蹴ったんだし、そりゃ観なきゃ。しかし関西で安い芝居のお客さんて、8割9割学生な気がして、段々観に行きづらくなってきた。で、大人がいるなぁと思えば身内か、昔自分も演劇青年だったみたいな人か、娘に連れてこられた人。5千円以上で、ちょっと年齢層が広がって、1万前後になれば、もっとぐぐっと広がる感じ。年齢も色々混ざってる方がいいなぁと思う。ずっとちっちゃいとこでしてる安いお芝居も観たい。 StudioLife次回公演「真夏の夜の夢」は…ミュージカルなのだろうか。踊らないかもしれないけど、とりあえず歌うぞ、みたいな。キャスト、特に片方が魅力的。小劇場だし、「The Other Life」っぽくて、なんか楽しそう。
2006.06.25
最近仲良くなった人に「スカーレット・レター」とかいう韓国映画がいい、と勧められる。「何系?」ときいても「いや何系、とかでさえ言うとつまらない。何も知らずに見るのがいい」という思わせぶりとか「映画直後に亡くなった愛人役の女優さんがいい」と言われてのったんだけど、パッケージでひるんだ。激しそうだし。チェリストの妻に、シンガーの愛人、仕事で出会った容疑者の女性も気になる、とかいう男が主役らしいし。ただ時には勧められたまま見るのもいいかなー、と思ってDVD借りてみた。血まみれな人がでてきた以外は、静かにすぎていき、あまり大したことが起こらない。というか筋もよく分からず、容疑者の女性との関連とか女性の見分け自体いまいちつかないでいると、ラストがえらいエグイことになっていった。エグいし、ちょっとマヌケだし、うわぁ、どうしよう。閉所恐怖症ならみられまい。愛人と妻の秘密は意外だったが、愛人の方は結局こうなっちゃってるし。「危険な情事」の変形版?血が怖いし純粋に気持ち悪かった。こんなの見たら寝られない、と思ったけど大丈夫だった。私のほうは「17歳のカルテ」とか「ピアニスト」とか勧めたいけど、何となく。けど他人が勧めるまま見ることって、「ぜひ見て」とDVDを押し付けられたりしない限り、少ない。よく知らぬものを探す手間ヒマが面倒だし、勧められて好みでなかったら、自分で見た時よりガッカリしたり、「思ったとおり好みじゃなかったなー」で終わるからかな。
2006.06.10
「嫌われ松子の一生」木曜日にレイトショーでみてきた。私は前売りを1300円で買ったので、ファーストディ・レディースディ、混んでそうなペアディ・週末も全て避けて限られた日時を選んでいったのだが。レイトショーは当日・前売りとも1200円らしかった。前売り買ったお陰で「下妻」が千円で観られたため、かろうじて損はしてないが。これだけサービスが多いと前売りは買わなくていいのかもしれない。 中身は宣伝から受けた印象どうりだった。笑えて泣けたりもするのかも!と思ってたら、そうだった。なぜか家族モノに弱いから、おとーさんや妹関連のところは、必要より涙してたけど、あとはおかしかった。松子の死因のみ「声変わりもしていない中学生に逆ギレで殺されるという社会に波紋を呼ぶ少年凶悪事件だったとは、すっきりしなさすぎで、あまりにもあまりでは」と、しこりが残ったけど。最後までせめて情がらみで殺されるとかの方がよかった。松子が死んじゃったところでは、お客さんの泣いてる様子がうかがえたが、私はなんか「そんな理由か…」と涙もなかったが、ラストはまたダーと泣けて、でも「泣ける映画」とも「笑える映画」ともいいにくくて、何だか出演者が多くて豪華、歌もたくさん、マヌケでカラフルなのがよかったかも。パンフ読んで一応ミュージカル仕立てだったことに気付く。いきなり歌や踊りが入っても何も違和感なかったから、気づいてなかった。あまりモノ考えない松子さんもスゴイが、勇ましい友だちとか、おねーちゃんずきな病弱妹がよかった。あと女囚でちょびっと出てた江本純子カッコよかったわ。 映画終わると、新京極は夜が早かった。シャッターしまり静まりかえった通りがうすら怖い。地下鉄にのるべく、昼間も閑散として物騒な匂いのするなぜ作られたのか分からない地下街へおりる。踊り場にホームレスの人、あとはダンサー以外みかけないので、やはり怖い。ずんずん歩いていくと、警官も1人いた。地下鉄利用者は、ここを通るのがイヤだから駅ぎりぎりまで地上を歩いてから、降りているらしい。いいんだろうか、そんなことで。
2006.06.10
StudioLife「トーマの心臓」最優先チケットが届いた。1枚は、信じられないほど前の席だった。一応真ん中ブロックで。ほかは、そうでもない。宇宙レコードは諦めることに。黄金コンビの出ない新キャストトーマは心配とはいえ、とった分は観る。 次回StudioLife公演がなぜか「夏の夜の夢」。これも超有名演劇マンガに出てきたね。原作は読んだことない。不思議な感じ。どんな風にするんだろ。 五反田団みたときのチラシ、セミプロ・アマチュアっぽい風変わりなのがたくさん混ざってた。目についたのは、15匹ののんたんみたいな猫が整列しているチラシ。無料というし、ちょっとみにいってみよーか、と思ったが、金・土の開演時間が24時と尋常ではない。日曜のみ19時だが。場所は大学構内らしいし、あからさまに学生じゃない女が混じって観ていいしろものだろうか。
2006.06.01
演劇ぶっくで知った五反田団。チャート式「あなた向きの芝居」みたいなやつで、辿り着いたところが「五反田団みたいな静かな劇」だった。それで記憶にのこっていたところ、京都にやってきた。ワークショップをするにあたって、京都芸術センターで上演。京都芸術センターは旧明倫小学校。古い小学校の雰囲気がそのまま。小学校どんどん統合されてもったいないよね。1500円というアマチュアピンのチケット代。 靴を袋にしまってから、かさ置き場をきくと、入り口に戻らねばならないという。そこへすかさず「お預かりしましょうか」と持っていってくれたスタッフさんがいた。作・演出家の人だった。 「ふたりいる風景」という曖昧な題名。地味な部屋にたくさんのフィルムがちらばっている。よその似た感じの芝居がフラッシュバックされて、「面白くないかも、なぁ…」と勝手におもう。まっくらになった舞台から、「シュポッシュポッ」という音がきこえる。灯りがつくと、主役の男性が、フィルムケースを口で飛ばしている。ぶつけられた女性が間をおいて「痛い」などとはっきり発音したりする。ますます不安になる。けど本当につまんなければ、注目されることもないはずだった。 主役の金替さんという人が、いい感じ。なんかもうゴマだけ食べてミイラみたいなのになりたがってる人なんだけど、いつも半笑いで、ひそひそしてて、謙虚な姿勢なので、普通にみていられる。他の人もみな、こっそりとした物腰柔らかな演技。静かで、ときどきおかしい。ゴマの精とか、男の精神世界上なのか現実なのかよく分からないものが、面白い。男が1人になりたいといって、女をすっかり追い出しちゃって、そしたら今度は寂しいなどといいだして、自分勝手なはずが、感じが悪くみえない。最後の方は、男が妄想の旅にでかけたように見え、泣きを誘われたけど、じつは軽くハッピーエンド、なのかな。女の態度も、普通に常識的すぎて、観ているときは気にさわった。でも後からおもうと、まとまっていたのでよかったのかな。あのまま妄想の旅で終わったら、後味がわるくて哀しすぎる。演出家さんがいうには「明るい芝居」らしい。 30分ほどのアフタートーク付き。今夏ワークショップがあるらしいし、芝居やってる人向きの話かなぁいていいのかなぁと気持ちひいていたが、全体には「トップランナー」の会場のような雰囲気だった。作・演出家の前田司郎さんは、静かで味があってちょっと面白い。話が長いところをみると語るのがすきらしい。あとで同じ年としって驚く。年下の作・演出家だってもういっぱいいるけど。戯曲は稽古の上でどんどん変えていって、東京と京都でも違っていて、客の目線や生じるであろう感情まで把握した上で作ってるらしかった。4人のお客さんから質問。最初のお客さんのラストに関する質問は、私が(他の多くのお客さんも?)漠然と思っていたのと同じだったが、分かりやすい言葉にすぐ置換えられる人ってすごいな、とお客さんにも何だか感心してしまった。前田さん手書きのキャスト表や作品説明がついていたのだが、すげぇ書きなぐりのやる気がなさそうな字だった。猫の絵つき。 芝居だけみて帰っていたら、面白かったのかどうだったのか、はっきり分からない帰宅になったろうが、アフタートークのおかげで何だか貴重な時間を過ごせた気分。今度はもう少し大掛かりでお金もかかってそうなのを観てみたいなぁ。チケット代あがっていいから。台詞や場面には心にしんみりと残るものも多くて、気持ちが落ちつく芝居だった。 お客さんは予想通り大学生年齢の人が8割。男女比6:4くらい。京都は男子学生が多いので、男性客も多めになるのだろうか。
2006.05.28
今日は代休。夜は地元で芝居を観る予定。昨夜、立ち寄ろうかどうしようか迷ったカフェに、「宇宙レコード」の新聞型チラシがみえたので、それをもらうために入った。訳の分からないチラシだったが、丁度昨日がチケット発売日だった。StudioLife「トーマの心臓」とはしご覚悟だったけど。「トーマ」大阪公演ソワレって両日とも、17時開演なのだった。早いわぁ。3時間半あるからか。宇宙レの方は逆にマチネが15時開演とえらい遅い。時間的にも無理なはなし。「トーマ」のCキャストはもちろん、どちらも蹴りづらい。宇宙レ大阪公演はアッキーのミュージカル大阪とかぶるという。東京へはいけません。観られないのは、いやだなぁ。
2006.05.26
仕事帰り、京極シネラリーベへ。地階と3階があって、とりあえずエレベーターにのると係員の人が偶然のっていて「前売り券はどっちでも売ってるのか」ときくと「トカゲ女ですか」と言われてひるんだ。「いえ、あの松子」と広告をさすと「地階です」と3階で降りた係員と離れまた一人地下へ。久々にきたし、長く京極弥生座だったのがカタカナになったし、このごろの映画館は仕組みがバラバラだし、いかにも訳の分かっていない不思議な客になったが、係員さんは動ぜずにこやかに対応。分かった事は新作は前売りアリで、アンコール上映は当日券のみ1200円で観られる。アンコールものは評判のよかったミニシアター系。来週からが「いつか読書する日」。今週からが「下妻物語」どっちもリアルタイムには見逃してた上、安いしこりゃ観なきゃって、早速「下妻物語」レイトショーへ。チケット買う時、係員さんは30分程前に松子を買った客と覚えており、「先ほどの前売り券の提示で、千円になります」と言ってくれた。本来なら、自分で把握してなきゃ受けられないサービスっぽいが、客の少ない時間とはいえ親切。小奇麗だし、サービスディも、レディースディ・メンズディ・ペアディと3種もある。どんどん老舗の映画館がなくなる中、生き残っている(上改装までした)理由がわかる工夫がいっぱい。脚本がすっごく面白かった覚えのある「下妻」いまさらだけど、映画もやっぱりとてもよかった。可愛い。上手くない人は出てないし。「大人計画」とか「毛皮族」の人が数名ずつ出ている。毛皮の江本さんと、まちゃまちゃはやはりキャラが似ていた。 来週は、五反田団、松子、いつか読書と何だか渋い週末予想。 木曜は大阪へいっていた。さいきんよく大阪へいくが、梅田の茶屋町付近でやっとなれてきたくらいなので、中央口からでたりJRだったりすると、もう訳がわからない。2度つけたところへ3度目迷う。八百屋も魚屋もないのに素朴な名前の商店街だったりして、この辺の人はどこで毎日の買い物しているのか、と大阪の人にいうと「じゃあ河原町の人だってどこでしてるんだ」と言われたが、河原町くらいチャリでちょっとよそへ行けば何かあるとおもう。(むしろ今の河原町に何であのように人が集まるのか、不思議なくらいだ。京都独自雰囲気薄くなってるし。大阪的な店など並べて同じようにするなら、大阪行ってしまったほうがいいじゃないか)大阪は、というか梅田周辺が?広くて迷路っぽい。
2006.05.20
ってきいたことあるけどどんな話ー?さっき新聞広告で「三上博・深津絵里主演 蜷川幸雄が シアターBRAVA!」とかいうのを見て、今日の先行予約番号をまわしてみたけど「全日予定枚数終了」だとさ。蜷川さんのってどんなんだろう。まるで喜劇ではなさそーだし面白いか分からないけど、深津っちゃんの生芝居観たことなくて、それだけで観てみたい。8月は猫ホテの本多劇場公演もいきたいのだが、どうしたものか。
2006.05.17
宇宙レコードが、また夏に京都へきてくれるそーです。ウレシ~。7月8日と、9日に。8と9…?見覚えある日付だとおもったら、某男優劇団の大阪公演日と同じじゃないか。そんなことあるんだろーか。なぜ外さない。しらんか。「StudioLifeと宇宙レコードのファンです☆」とかいう人のことなんか。せっかく地元の可愛らしい劇場にきてくれるというのに。14日からの大阪公演にいくしかないのか。しかし旭区中宮ってどの辺りだろう。遠そうです。 が 私「トーマの心臓」Lキャストはとってなかったのだった。連日マチソワも辛いし、思い切って外したのだった。9日の宇宙レコードは15時から。何時に終わるのかしらんが邦題どおりなら、梅田の19時公演間に合うんじゃないか、と思えてきた。連日マチソワより過酷なことを実行したら月曜日どうなるかしらない。が、そうしてでも京都公演の方にいきたい。なくなったと思い込んでいた宇宙レコードの公式サイトは、URL移行してただけだった。無事はっけん。 StudioLife公式サイト。どーしてもうちのPCからは芳樹さんのインタビュー映像が見られなかったのだが、既に高根さんに移り変わってますね。曽世さんは見られたのにな。
2006.05.07
明日でGW終わりですね。日・祝が休みでした。1、2、6はいそがしく、あとは休みと差の激しさ。カレンダーどおりのGWはある。でも実は繁忙期。なんか謎だった。3連休は五月晴れで気候も丁度良く新緑も美しかったのに、桜の時期と同じように季節感のないところへ遊びにいって3日目は目の不調で遊びをキャンセルし、医者に行く気もなくへばってた。今日は元気に出勤。夜は大正ロマン溢れる店で久々の友人と食事して雨の中チャリで帰宅。そんな1週間。 StudioLife「OZ」DVD予約しました。久々に会報も来た。「ヴァンパイア・レジェンド」で使われてた曲、どっかで聴いたことあるなぁとおもって、そしたら勤め先でかけてるオムニバスCDに入ってた曲だった。オリジナルをメモして「Gran Turismo」(The Cardigans)を借りてくると、オムニバスには2曲目が入ってたのだが、1曲目も舞台使用曲かな。他の曲もぜんぶよかったので、購入したい。
2006.05.06
京都シネマで映画「かもめ食堂」観てきた。チラシをみた時点でおもしろそーと思って、期待以上によくって。映像がきれいで服や家具も可愛いし。ストーリーも女優さんらが面白かった。特に絶妙なタイミングで表れるもたいさん、何も喋らなくても笑えるのが不思議。ちっちゃい映画館だけどほぼ満席。ロングランされるはず。もう一回観たいもの。旅行鞄型のパンフレットもかわいい。
2006.05.04
昨日は、StudioLife「トーマの心臓」大阪公演最優先予約日。電話はNTTとツーツーが続いたあと1.5時間後くらいにつながって。無事チケットを手に入れることができそう。 また「OZ」がDVD化されるとかで、うれしい話。「OZ」が大丈夫なんだったら、アレやコレや過去の人気モノDVD化されないかなー。 猫のホテルの池鉄さん、「医龍」だけでなくNHK朝の連ドラ「きらり」にもレギュラー出演してると、母から教わった。井川遥をイジめる旦那さん役らしい。いろいろ出てるんだねぇ…。
2006.04.24
「医龍」ってドラマに、猫ホテ池鉄さんと千葉さん出てて驚き。千葉さんは違和感なく、髪の長い変な医者役の池鉄さんは違和感あって?こそ、目立って面白かった。レギュラーなんだろーか。 ついでに他の脇役の人たちもいいなぁなんて思いながらみてたんだけど、ボクちゃんな医者役やってた小池徹平が上手いのにおどろき。ストーリーより、徹平ちゃんの演技で、思わずもらい泣き。すごいねぇ。公式サイトみたら、池鉄さんキャスト紹介にまでちゃんと載ってる。ってことはこの先もっと出番あるのかも。連続ドラマって最近みてなかったけど、これなら毎週見ちゃいたい。
2006.04.21
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