PR
ある中3生スマイルとの日常を例に挙げてみます。
中3生の英語の授業での話です。
その日は、新しい文法をいろいろと説明しました。
その中の一つ、<間接疑問文>。
説明し終えて、演習。
いつものように僕は生徒それぞれに突っ込み(アドバイス・指導)を
入れるために、教室中をぐるぐる回ります。
スマイルの横を後ろから通り過ぎた瞬間、
むむ、僕の足は止まり、彼の横に戻りました。
ちょっと、待て! それでOKなの?
・・・・・・・・・・・・・
スマイルは、ある問題(和訳)が分からず、
そこをとばして次の問題へと進み、
そのカテゴリ内の問題を終了し、
答え合わせをしていたんですね。
で、とばした問題の答えを赤ペンで直し、
直ぐに次の問題へ移ろうとしたときに
僕が反応したわけです。
その問題は、こういったもの。
Nobody knew when we could finish the work.
私たちが( いつその仕事を終えることが できる か )誰も知りませんでした。
で、スマイルの答えあわせは、
私たちが( いつその仕事を終えるか )誰も知りませんでした。
答えを見ながら書いたにも拘わらず、
彼は正確に答えが書けていませんでした。
しかし、僕はいきなりそこを指摘しても、
たぶん彼にとってあまり意味のないことだろう、
そう思い、こう彼に突っ込んでいきました。
なぜ、( いつその仕事を終えるか )って訳になるのか、
調べてみろよ。
え?
いいから、<いつ>って、どの単語?
[when]です。
うん、じゃぁ、[when]に斜線を入れて。
はい。
こんな具合に続けていって、こうなりました。
Nobody
knew
when
we
could
finish
the work
.
私たちが( いつ仕事を終えるか )誰も知りませんでした。
おい、おかしくないか?
1単語余ったぞ!?
ということは、[could]って、
この文の中では意味をなさないのか?
[could]って、意味のない単語なん?
いいえ、[can]の過去です。
じゃぁ、わかってて、敢えて書かなかったのか?
いいえ、気づきませんでした。
あのな、演習で、「分からない」、「間違えた」があっても、
それはそれで別にいいんだよ。
ただ、自分の「分からない」部分が分からない、
「間違えた」部分が分からない、
これでは、答えあわせをしても成果が出ない。
その前に、おもしろくないだろ、勉強!?
じゃぁ、なぜスマイルはそうなってしまうんだろう?
・・・・・・・・・・・・・
自分の「分からない」や「間違えた」を探そうと思ったら、
自分の「分かる」や「これは合ってる」を明確に して、
自然に浮かび上がるようにするんだ。
誰でも自分のダメな部分を直接探そうとすることは嫌なもんだ。
だから、それを続けると、誰でも曖昧になっちゃんうんじゃないか?
「分かる」部分を曖昧に流してはダメだ!
もっと自分を大切にしなきゃ。
コツは「分かる」部分を明確にするんだぞ。
1文単位で明確にならなければ、
単語単位まで細かく絞ってやればいい。
つづく・・・。
この記事が「役に立ったな」とお感じになった方だけで
結構でございます。 クリックお願いします。
この結果を参考に、より良い記事が書けたらと思っております。
ホンモノの勉強は受験後更に伸びていく 2017.10.19
イラッ!or 大人っ! 2011.08.25
自己の能力の評価 6 2011.05.28