PR
感想文のように、文章で自分の中から何かを伝えようとするとき、
自分の中で完結してしまうような、ひとりよがりでは伝わらない。
伝える相手を意識することが必要。
また、その意識は、自分をより明確に把握することにも繋がる。
前回の記事で述べました。
じゃぁ、この「伝える力」は、どうやったら鍛えられるのでしょう?
僕は、 会話 しかないと思うのです。
意見を交し合う温かい議論!?
決着をつけるといった硬いものではないですよ。
う~ん、例えばですねぇ・・・
あぁ~、何でこんなダッサイ制服毎日着なきゃいけないんだよぉ~。
まぁねぇ、あんたが着ている私服と比べると
確かにダサイかもしれないけど・・・
制服だから良いってこともあるんじゃない?
制服だったら、友だちや女子のチェック(視線)を
気にしなくてもいいじゃない。
どの服着ようかって迷わなくてもすむし・・・
お母さんからすると服代が抑えられるから大助かりだしね。
あぁ~、なるほどぉ・・・
私服だったら視線は気になるかも・・・
でも・・・、個性は?
中学生にだって個性はあるよ。
そうだわなぁ~、主張したくなる年頃だもんねぇ。
中には、すんごい格好してくる子が出てくるんじゃない?
確かに・・・
アイツはそうかもしんない。
わぁ~、自分はどっちなんか分からなくなってきたぁー!
これ、僕が中学生の頃の母とのやりとり。
別に結論を出さなくってもいいと思うんです。
最後、自分がどちらの考えなのか、
そのときは分からなくなったのですが、
制服というものをより深く捉えるようになりました。
実は、その1年後にある討論会に参加したんです。
僕は生徒会長を務めていたのですが、
市内の全ての中学校の生徒会長が集まり
討論会を開くことになったんです。
で、その議題が、
「中学生に制服は必要か、必要でないか?」
その当時、僕個人的には「必要ない」と考えていたのですが、
「必要派」と「不必要派」のチームの人数を
調整しなければならなかったんです。
誰か一人が「必要派」に回る必要があったのですが
手を挙げる人がいなかったんですね。
それで僕が手を挙げて「必要派」に回ったんです。
それができたのは、 母との会話 のお陰。
あのやり取り、僕の意見と母の意見は異なるものでしたが、
母の言っていることも、 なるほどぉ~ って頷いてたんですよね。
討論会は大成功!
必要派、反対派、先生方、
みんなで円陣を組んで バンザーーーーイ!!
母の意見そのものも、もちろん大いに役に立ちましたが
僕の意見を聞くときの母の姿勢はもっと役に立ちました。
意見が異なっても、決して相手という人間を否定するのではなく、
むしろ異なる意見を持っている相手だからこそ
その相手の考えを知りたくなる。
そういう姿勢が、討論会で最も役に立つものでした。
つづく・・・。
この記事が「役に立ったな」とお感じになった方だけで
結構でございます。 クリックお願いします。
この結果を参考に、より良い記事が書けたらと思っております。
ホンモノの勉強は受験後更に伸びていく 2017.10.19
イラッ!or 大人っ! 2011.08.25
自己の能力の評価 6 2011.05.28