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1 音(読み・発音)
2 イメージ(意味)
3 文字
3つのことばの要素のうち、1と2はしっかりと繋がった状態で
頭の中にあり、3の文字だけが繋がっていないという状態。
1と2がしっかりと繋がった状態であれば、
会話でそのことばが使えます。
机に着いての勉強よりも、生活全てにおける会話の方が
僕は学力に影響を与えると考えています。
会話において使うことのできることばが多いということは
会話がスムーズに進み、新しいことばを
吸収することにも繋がります。
「ことばを発する」上で必要不可欠なのが、この1と2の繋がり。
作文工房で辞書を使うこと、
1と2の繋がりが確かなことばに、
3の文字(漢字)を繋げるという意味で
非常に理に適っていると思ったんですね。
結果、生徒は少しも嫌がらずに、
むしろ楽しみながら意欲的に辞書を利用し
どんどん作文を書いていくようになりましたから。
しかしですね、やはり差が出るんです。
使うことばのレベルと数に。
これがどういうことなのか、
それを知るために、小・中学生にこんなことをしてみました。
国語の評論文の問題を用意しました。
難易度はその学年よりも高いもの。
はい、じゃぁ、今からやることを言います。
まず、問題が解けるかどうかは重視しません。
本文、問題文、目に映る日本語で、
読めないものを〇で、 意味の分からないものを△で囲んでください。
一通り終わったら手を挙げてください。
僕が読みを教えに行きます。
読み方が分かったら、それも含めて意味の分からないものを
辞書で全て調べてください。
それから問題を解いてください。
この結果から、3つのパターンが見られました。
A 〇(読めない)も△(意味が分からない)、極少数で
〇の数と△の数の差が殆どない。
B 〇の数より、圧倒的に△の数の方が多い。
C 〇の数より圧倒的に△の数が多く、
〇の中に意味が分かるものが含まれている。
このABCのパターンは、
そのまま学力の高いもの順になっていました。
問題の正解率は、普通に解くよりも全体的に高く、
学力が高い生徒と低い生徒の差が縮まりました。
これらの結果は何を表しているのでしょうか?
つづく・・・。
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