きのう 浄瑠璃寺 に行って来ました。
heliotropeさん の記事に触発されてのことですが、このお寺、交通の便があまり良くないので行きたいと思いながらもずっと敬遠していたのです。(小学校か中学の校外学習で行ったような記憶が微かにあるのですが定かではありません)
このお寺の秘仏、 薬師如来像・吉祥天女像・大日如来像
が一どきに観られるのは一年を通して一月八日しかないというので、無理を言って奥さんに車を出してもらいました。駄賃は千円の鍋焼きうどんと甘酒(笑)
私はまったく信仰心というものを持ち合わせておらず、かと言って唯物論者にもなりきれない中途半端な人間なのですが、若い頃から美術鑑賞者の眼で仏像や建造物を観て愉しんできました。
以前は国宝だの重要文化財だのというレッテルに惑わされていたものですが、最近は 自分の心の琴線に触れてくるかどうかを目安に 対象をみています。仏像の場合もっと具体的に言えば、「 うっとりするようないい顔してはりますねえ。生きてるうちにもう一度お目にかかれたら幸せですわ 」と思えるような仏様を探して歩いているようなもんです。
罰当たりかもしれませんが、いいじゃありませんか。ベートーヴェンを子守歌代わりに聴いたって、広辞苑を枕代わりに使ったって。
ただ告白しますと、年に三日しか御開帳しない 大日如来
さまの美しいお姿に触れて、私は思わずありがたやと手を合わせてしまったのでした。ああ、来た甲斐があった!
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