定価並で購入した日記（天空の城）

2012年09月22日

十四代　龍の落とし子・酒未来（東洋美人酒未来）

カテゴリ：十四代

東洋美人純米吟醸酒未来...
価格：2,980円（税込、送料別）

先日購入した「東洋美人純米吟醸酒未来」を美味しく完飲しました。

「東洋美人　酒未来」は
『山形県“十四代”高木酒造社長が開発した酒米“酒未来”を、
５０％まで磨き上げた純米吟醸です。
澄川宜史氏が学生時代に修行したというご縁でこの度実現しました。』
　　　　　　　　　　　（つちたつ酒店ホームページ説明文より引用。）

★「山田錦」「愛山」「備前雄町」に比べて聞き慣れない酒米ですが
　「酒未来」とは、どのような酒米なのでしょうか。

１８年の歳月をかけて育種した酒米です。

『みちのく羽州の気候、風土に合った、短稈、耐寒、大粒、
円盤状心白等を備えた酒米を十八年の歳月をかけ交配、
育種を重ね成功し、この酒米を「酒未来」と命名。』
　　　　　　　（「十四代酒未来」の裏ラベルより引用。）

日本酒の未来が永遠に輝くように、という願いが込められている
そうです。初めて聞いたとき「酒未来って何？」と思いましたが
由来を聞くとよい名前だと思います。

「酒未来（さけみらい）」の系譜

　　　┌　父系♂　美山錦　　←　たかね錦（ガンマ線照射）
酒未来

当初は「くどき上手」を醸す亀の井酒造に提供されたようです。
その後、高木酒造でも使用するようになり、また、高木酒造が
見込んだ蔵元にも提供されるようになりました。

なお、高木辰五郎氏は同時期に「龍の落とし子」「羽州誉」という

（いわゆる酒米三部作としては、工藤吉郎兵衛翁によって育成された
　「酒の華・京の華・国の華」が有名なようです。）

なかでも私の好きな、「龍の落とし子」は、「酒未来」と系譜の
父系、母系が逆という関係です。
（父系、母系の差は何なのか？まだまだ勉強不足で不明です。）
しかも、この「龍の落とし子」は、高木酒造しか使っていないんです。
かなり特別な扱いの酒米ですね。

「龍の落とし子（たつのおとしご）」の系譜

　　　　　　┌　父系♂　山酒４号　←　金紋錦＋　山田錦
龍の落とし子
　　　　　　└　母系♀　美山錦　　←　たかね錦（ガンマ線照射）

（「羽州誉（うしゅうほまれ）」は美山錦と玉龍F10を交配した酒米）

残念ながら、今年の「龍の落とし子」については、オークション以外の
入手は絶望的になりました。（一度、ニアミスがあったのですが・・・）
あきらめて、十四代の銘柄のいずれかが入手できたら、冷蔵庫で
熟成中の「十四代　純米吟醸　龍の落とし子」（H23.7詰）を
開栓しようかと考えています

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