デジタルハブの将来は危い?もしハリウッドが画策しているデジタルテレビを取巻く規制が法律となってしまうと、コンピュータと娯楽用機器の境界を希薄にしてきた Apple の革新的な製品を造り出す自由が制限されてしまうかもしれない。そして、Simon Spence は Apple がこれまで成功してきたブランド戦略に対する論評を開始する。ニュースの部では、iPod 1.2 アップデート、AOL for Mac OS X、そして CMS の ABSplus バックアップソリューションの Mac OS X 版についてお伝えする。
**CMS ABSplus が Mac OS X 復元を追加** -- CMS Peripherals はそのAutomatic Backup System Plus バックアップソリューションをアップデートして、今度は Mac OS X システムを動作可能状態に復元できるようにした。 2002年1月に Macworld San Francisco で初版をリリースした時には、この復元機能は Mac OS 8.6 及び Mac OS 9 しかサポートしていなかった (TidBITS- 612_ の "Macworld Expo San Francisco 2002 で見つけた珠玉たち" 参照)。 ABSplus は FireWire ハードドライブとの組合せとなっており、独自のファームウェアとソフトウェアにより、Mac に接続すると直ちに変更のあったファイルのバックアップを可能とする。そして今や ABSplus は、前には出来なかったバックアップされたシステムのファイルを使って Mac OS X で Mac を立ち上げることが出来る。ABSplus が一つの Mac のバックアップを簡単に早く行うという点で群を抜いているのは間違いないが、保存しているのは個々のファイルの最新版だけであることをよく理解しておいて欲しい。FireWire のバス電源を使ったラップトップハードドライブ型の ABSplus ユニットは、10 GBから 60 GB の容量のものがありその価格は $240 から $700 である;外部電源を必要とするより大型のデスクトップユニットもあり、40 GB から 160 GBのハードドライブ付きで $300 から $600 の値段となっている。[ACE](カ メ)
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デジタルハブはハリウッドに対抗できるか? 文: Cory Doctorow 訳: Mark Nagata 訳:倉石毅雄 最も重要な法則: 人々の欲しがる製品を創ること
iMovie、iPod、iPhoto、iTunes、それにテレビチューナーカード、コンポジットビデオ出力、ラップトップ機の CD バーナー、フラットスクリーンの iMac、Cinema Display、そして QuickTime... Apple は、四半期ごとに次から次へと皆がよだれをたらすような新しいテクノロジーを繰り出し続け、その結果、これまでも既に希薄だった「娯楽用機器」とコンピュータとの境目が、ますます見えにくくなりつつある。
Apple はしかし、たった1つ最も重要な法則だけは破らなかった。すなわち、顧客が買いたいと思うような製品を作る、ということだ。1979 年以来、Apple が成功を収めてきた理由は、あなたや私のような人々が買いたいと思うようなものを売ってきた、ということに尽きるのだ。1979 年以来、Apple の失敗作(Apple III を覚えていますか? Newton は? Cube は?)といえば、どれも売れ行きが良くなかった製品というだけのことなのだ。
Apple のブランド戦略:ブランドこそが価値を体現する 文: Simon Spence 訳: 細川秀治 ブランド戦略はこの21世紀初頭において大きなビジネスだ。様々な会社が、我々に信用してくれ、参加してくれ、何かの方法で彼らの商品に反応してくれと訴え、我々はそれらの会社からのイメージやメッセージに引き寄せられ、あるいは反発する。ブランド戦略の最たるものは、消費者を集めて、我々をそのブランドが体現してるスタイルの一部となるよう求めることだ。
Apple ほどブランド戦略に成功している会社は少ない、聞くところによれば Apple ロゴはかつて世界で 6 番目によく知られたロゴだった。これはパーソナルコンピュータ市場を一割も占めていない会社としては驚くべき偉業ではないか。良かれ悪しかれ、我々 Mac ユーザーはすべて、Apple の成功したブランド戦略の参加者だ。Mac ユーザーは一般に他社の顧客よりも Appleについてはるかに深い知識を持っているが、それだけでなく我々はまた、Apple のブランド戦略がどのように働くか、Apple はいかにしてそのブランドを構築したか、最近の Apple の小売分野進出においてこれらすべてがどのように結びついているか、理解すべきであると思う。この記事で、私はブランド戦略の役割について見てみよう、今後の連続記事では、ブランド戦略に対する Apple アプローチの方法について詳しく見ていきたい。