うさぎ小屋 1番館

うさぎ小屋 1番館

2004年10月19日
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俺は駅前で、パチンコ屋の斜め前にあるコンビニにいた。週刊誌を立ち読みをしながら、ガラス窓越しに外の様子も見ていた。
 モンキーとバヤシがパチンコ屋に入ってから、一時間ほど過ぎていた。バヤシは大当たりしたら、とりあえず携帯で連絡してくる予定だったが、まだそれはなかった。何度か店の前を通り過ぎ、自動ドアが開いた時に中の様子を覗いて見たが、二人がどこにいるのかはわからなかった。
 俺はホットの缶コーヒー買って、タバコを吸うために表に出た。一応まわりを見たが特に気になる様子もなく、コンビニのアルバイトの店員も無関心だ。
 スタジャンの内ポケットからタバコに火を点けて、煙が空気に溶けていくのをぼんやりと眺めていた。
 すると、パチンコ屋のドアが開き、中からモンキーがきょろきょろしながら出てきて、俺の姿を確認すると笑顔で片手を上げ、駆け寄ってきた。
「調子はどうなんや」
「いやー、すごいぞ今三連チャンしてて、コインがじゃんじゃん出てきてるで」モンキーは少し興奮ぎみに答えた。
「おおそうか、でかした。ところでいくら使ってんのや」

 おいおいもうそんなに使ってるのかよ、あと六千円しか軍資金がないじゃないか。
「結構使ってるな。一回の当たりでいくらぐらい出るんだ」
「んー、はっきりとはわからんけど、千円で五十枚だから、一万くらいはありそうかな」
「まじかよー、じゃあいけそうなんじゃないのかー」一気にテンションが上がったが、それはただの序章にすぎなかった。 

・・・つづく





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最終更新日  2004年10月19日 22時26分55秒
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