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2005年01月30日
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カテゴリ: クラシック音楽
 小学館からクラシック音楽の入門用CDつきマガジン「クラシック・イン」が発刊された。隔週刊で全50巻。1号のみ490円、続巻は980円。

 娘が読んででみたいというので1号を購入してみた。第1号はモーツアルトで、P協奏曲第20番と26番「戴冠式」、それにトルコ行進曲。演奏はバレンボイム指揮のイギリス室内管弦楽団。演奏家は主にEMI系で固められている。
 隔週刊のマガジンということで、作曲家基礎知識やCDガイド、池辺晋一郎の「名曲のからくり」や紫門ふみの「名曲ごちそうさま」といった連載があり、作曲家の出身地が美しいビジュアルで紹介されている。このあたりには「楽しく読ませる」工夫が見て取れて、入門ガイドとしては合格だと思う。
 とはいえ、やはり疑問だったのが選曲。全50巻とはいえ、「作曲家が50人」ではないのだ。モーツアルトが5巻、ベートーヴェンが5巻、チャイコが4巻、ドヴォルザークが2巻。この感覚はいかにも古い気がする。マーラーとブルックナーなど2人で一巻。巨大な交響曲だからハイライトになるのは仕方ないとしても、内容が全く異なるのだから別々にすべきだろう。
 モーツアルトとベートーヴェンは多少多くなるのは仕方ないとして、モーツアルトのP協で2巻も費やす必要があるのだろうか。(ちなみにもう片方は21番と27番)
 個人的に入れておくべきだと思ったのは日本人作曲家。伊福部、吉松、武満など、そろそろ名曲選にいれてもいい日本人作曲家は随分いる。「クラシックは西洋のもの」という古い固定観念がある限りは無理かな。
 エルガーもいつまでも「愛の挨拶」ではないだろう。「エニグマ」か「交響曲第一番」くらいは入れるべきだ。ブラームスも2巻で交響曲第1番と第4番。どちらか削ってP協2番を入れたほうが良かったのでは?
 笑ったのはハチャトゥリアンの「剣の舞」が入っていること。やっぱりこれは外せないんだなあ。でもプロコイエフは「古典交響曲」もないし、スクリャービンの「法悦の詩」くらいはそろそろ入れてもいいんじゃないか・・・

 などなど、選曲を言い始めるときりがないが、やはり感覚的に古い感じと、どうしても「癒しのモーツアルト」の名声に頼っているように見受けられる。でもまぁ読み物がきれいで面白そうだし、全巻集めればそれなりに名曲を聴いたことにはなると思う。これからクラシックを聴きたい、という方には無難でお勧めできる内容と言えるだろう。
 蛇足だが、(当然ながら)演奏はEMI系中心なのでその曲のベスト演奏が必ず付いているわけ訳ではない。ベートーヴェンの5番をいまさらサヴァリッシュで聞かされても・・・などと思うのは私だけではないだろうなぁ、きっと。初心者の方にもラトルの演奏の方が良かったのではないだろうか。

それにしても、これも楽天では売っていないんですなあ。
クラシック・イン
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最終更新日  2005年01月30日 21時55分18秒
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