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2014年05月12日
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カテゴリ: いじめ
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「いちえふ―福島第一原子力発電所労働記―」第1話より



【3.11】「被災地で働きたかった」福島第一原発で働く作業員 ルポ漫画「いちえふ」が伝える真実 (The Huffington Post | 執筆者: 笹川かおり)

 http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/09/311-1f-tatsuta-kazuto_n_4932299.html


 **** つづき ****

——福島の方たちとの交流する機会はありましたか?

僕は飲み屋などにはあまり行かなかったですが、職場を通じて、地元の人たちと知り合う機会がありました。

大熊町とか富岡町に住んでいて、事故に遭われて、家族全員でいわき市に出て仮設住宅で暮らしている人や、元々いわき市に住んでいて、今1Fに働きに来ている人とか……本当にいろんな人がいましたね。

1F内での標準語は福島弁、というよりも浜通り弁です。ちゃんと作業員の統計を取ったわけではないですが、僕の印象では、9割はいい過ぎかもしれませんが、地元の人たちがかなりの割合なのかなと感じました。




——実際に漫画を描こうと思ったのは、いつですか?

お伝えしたように、最初は「大震災の被災地であれば別にどこでもいい、向こうに行けば、何か仕事があるだろう」くらいの気持ちで、食い詰めてたから行ったんですね。ただ、どうせ行くんだったら、何か震災に役立てるものがあればいいなと思ってはいました。そのなかで最終的に残ったのが1Fだった、という感じですね。

自分が行って見てきたことを、何か記録に残しておけたらいいなあと思って、1Fのことを漫画で残している人は、まだ誰もいなかったので描いてみることにしたんです。昔、副業程度に漫画を描いていたことがあったので。でも実際に描き上げるのには、3ヵ月以上かかりましたね。最初の回は、どこを描くのか、どういうふうに描くのか、すごく悩みました。

自分の体験したことそのまんまを描いていますが、やっぱり最低限の仁義として、今あそこで働いてる人、今あそこの仕事を受けてる会社……そういうところに迷惑がかからないようにしたいというのは、一番気を遣っています。


——読者から反響はいかがでしたか?

いつもは漫画を読まない人にも、読んでもらっているみたいで「何十年ぶりに漫画を買った」という方もいらっしゃるようです。描き上げたら「モーニング」に掲載する、という不定期連載をしているんですが、掲載が遅れたときには、編集部宛にお叱りの電話をいただいたそうです。80歳くらいのおばあさんが「いちえふを読むためだけに買ってるのに、載ってなかった」と。その節は申し訳ありませんでしたが、楽しみにしていただけて嬉しいです。ありがとうございます。

作業員が使う道具の説明も、絵で描いてしまえば一発なので、そういうところは漫画だからこそ、わかりやすいかなと。記録として説明として「いちえふ」を描いていきたなと思っています。


——また、1Fに行きたいですか?

また行きたいですよ。今はさすがに、漫画の仕事がありますけど、本当はもう、今にも行きたいです。


 **** **** ****


 「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんも、そうですが・・・

 その場、その時、見たモノを、見たままに伝えたい、残したいという姿勢・・・
 そこに、表現者としての、漫画家としての、高い志を感じずにはいられません。

 何故ならば・・・
 その場、その時のことは・・・何も残っていないからです。


 ・・・「事実」であることは、確かだと思います。







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最終更新日  2014年05月12日 15時46分34秒


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