南ドイツ 小さな谷の旋律

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February 2, 2009
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テーマ: コーラス(2664)
カテゴリ: その他のコーラス

土曜日はRコーラスの一日プローベだった。

Rコーラスは 1学期に一度は山小屋合宿をするし、コンサートの直前にも必要があれば1日練習が組まれる。

レギュラーの週一の練習ではなかなかゆっくり練習したり仕上たり出来なくてなんとなく消化不良に終わることが多いから、たまに丸一日時間を取って集中的に練習することが出来ると楽しい。

先週火曜日の練習日、コンサート前の最後の通常の練習だったんだけど、出席率が悪く、しかも半分以上が風邪を引いていて声が出ない、出にくいという悲惨な状況だった。

指揮者のぺトラが

今回のコンサートは中止した方がいいかしら

と冗談半分(つまり半分本気)で言い出すほど。

それでもまだ、土曜日に一日練習できるから、と大方は楽観的に見ていたのだけれど、、、。

しかも、コンサート会場の教会を下見してきたぺトラによると、

アクースティックがねあんまり良くないんだわ。なんていうか、乾いてるのよね。つまりね、きれいに歌わないと、ごまかしがきかないのよ

その土曜日。

またしても出席率が低い火曜日よりはマシだったけど。

練習をはじめる前に、ぺトラが全体に聞いた。

この中で、風邪を引いていない人、手を挙げてみて

あっちこっちでパラパラと手が挙がった、、、各パートに1人か2人くらい

コンサートで歌うであろう候補曲を次々と歌っていった。

どれもこれも、イマイチ仕上がりが悪く、大半のメンバーの喉の調子が悪いだけあって、ソプラノの高音が届ききらなかったり、アルトがガンガン下がっていったり、男声が全然揃わなかったり、、、。

テノールが2人しか居なくて、男声が4声に別れる部分で、さすがに1人の声だと目立ってしまうから、とアルトから1人、バスから1人、ソプラノから1人が助っ人に加わった。

ソプラノなんてただでさえ3人しかいなかったのに、さらに1人減って私とサビーネの2人だけ。

隣で歌うサビーネの声が聞こえなくって、仕方なく自分の頭の中にある音を頼りに歌っていた。

ふと気づくと、バックに聞こえてくるアルトの音程が自分の音程よりも2音くらいは低くて、そうなるともう許容範囲を越えているので合わせる事もできず、、、最後にはソプラノ同士の音程もずれていたらしい

歌い終わると、何とも言えない表情で頭を振るぺトラ・・・

アルト、下がりすぎ、、、

アルトは低い音域だから、傾向として下がりやすいのは当然だけど、でも意識して下がらないように気をつけて。

ソプラノは比較的歌いやすい音域だから下がりにくいでしょ、結果として音程がバラバラになっちゃうから。

アルトはね、自分達の音だけを聞いてちゃダメなのよ。ソプラノを聞いて。いつでもソプラノの音を意識して聞きながら歌って。

特に今日はソプラノが少ないから、頑張りすぎてソプラノをかき消さないように、ソプラノの音を良く聞いて。

アルトって、本当に難しいよね、と心の底から思う瞬間。

でもね、Rコーラスは傾向としていつも、かなり音程が下がる。

もちろん、全曲アカペラだから多少下がるのは当たり前だと思う。

でも、指揮者のぺトラでさえ、1音とか1.5音とか下がるくらいなら上出来な方、2音以上下がるとようやく危機感を持つっていう程度で、あんまりその点を重視していない。

そこが問題。

それも、練習用に渡されるコンサートの録音や古い録音が既に、音程下がりまくり。ほとんどのメンバーはそれを唯一の参考音源として曲を覚えてるんだから、正しい音程なんて取れるはずはない、と思う。

Rコーラスに入った最初の頃は、曲を覚えるのに必死で、そんなことにもあんまり気づかなかったけど、最近は練習用CDを聞きながら練習していると、あまりに気持ち悪くってイライラしてくることもある。

音を鳴らして、ちょっと離れたところで洗濯物を干したりしながら歌っていると、音程がずれていて、録音の方が低くなっていて、愕然とする、なんてことも珍しくない。

絶対音感なんて持ってないから、私も歌っていれば自然と音程が下がる傾向にある。つまり、録音の方が、私が下がる以上に下がっているってことだと思う。

ひっでーなー、おい

だから最近は、できるだけ音符をFinaleに入力して、そっちで音取りするようにしている。

昼休み、メンバーの大半が食事をしたり散歩をしに外へ出て行って、ガランとした練習室の中で、打ちのめされたような表情で、数人のメンバーに不安を吐き出すぺトラだった。

どうしよう、、、

こんなに質が低いのって久しぶり。少なくともここ数年ではこんなに出来上がりが悪い、調子が悪いってなかったのよね。

せっかく、アマチュアの寄せ集めのコーラスとしてはそれなりに評価を得ているのに、出来上がりの悪いコンサートをやったら、Rコーラスの評価が下がってしまうのがコワイ。だったら中止にした方がいいのかしら??

でも私たちはプロじゃないし、どのコンサートでも必ず言っているように、アマチュアのコーラスで、来る者は拒まずって言うスタンスなんだし。

・・・やっぱりコンサートの最初の挨拶の時に、メンバーの大半が風邪を引いていてコンディションが悪いんですって言うべきかしら?

でもそんなの、コンサートをわざわざ聞きに来てくれた人には関係ないのよね。

結局、他のメンバーの意見もあって、メンバーの大半が風邪を引いていて人数が少ない上に、無理をして歌いに来たメンバーもコンディションが悪いのだということを最初の挨拶で言う、というところで落ち着いた。

ま、でも先代の指揮者の時は、ほんっとうに質の低いコンサートもあったからね

と、自分を励ますぺトラ。 ↑ 当時はぺトラもメンバーとしてアルトで歌っていた

全然仕上がっていないような曲も歌ってた。今さらコンサートの中止はありえないし。

私が参加するようになって以来、そんなにヒドイ出来ってことがなかったから、こんな話を耳にするのは初めてだった。

出来が悪くてもとりあえず精一杯の力でこなすのか、それとも中止して万全を期して次回に臨むのか、難しい決断だなあ。

しかもこんなに出来が悪い時に限って、アクースティックの悪い建物だなんて、、、

午前中に比べると、午後は結構あっさりと進んだ

ソプラノパートのソロで始まる曲があるんだけど、いつもはその部分で必ず

音程が下がるっ!!ココで下がるとみっともないし、曲全体がボロボロになる

と指摘されて、何度もやり直しをさせられ、挙句の果てに、

音届かない人はココだけお魚(←クチパクのこと)して

なんていう、不名誉な指示まで飛んでくる曲なんだけど、この日は一発目で驚きのお褒めの言葉を頂き(笑)、結局全部で3回歌ったけど、ぺトラは満足そうだった。

良かった。

コンサートで歌う予定の曲を一通り歌い、少し早いけど、明日のコンサートに備えて切り上げることになった。

今回は人数が少ないしコンディションが悪いので、遊び(予備の候補曲)はほとんど無し。

あーー、なんか嫌な予感がする。。。













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最終更新日  December 8, 2010 03:33:42 AM
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