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和邇乃児 @ Re[1]:紫陽花と富士塚とボッチャと坂と 後半(08/13) みっしーさんへ いつもコメントありがと…
みっしー@ Re:紫陽花と富士塚とボッチャと坂と 後半(08/13) 素晴らしいですね 坂の町東京
和邇乃児 @ Re[1]:こじらせさん、いらっしゃい(03/02) みっしーさんへ テオティワカンでは実際…

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2020/12/31
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カテゴリ: 本・読書
今年読んだ本から特におすすめしたい作品を5作。


今年は★5つは3作、★4つは10作以上ありました。

○ ​ わたしがいなかった街で / 柴崎由香

 情景を描き、人を描き、それらが一体になってメッセージになる。
 正統派の小説作法で万人にお薦めできる一作。
 未読なら是非。

 ​

○ ​ 詩羽のいる街 / 山本 弘 ​  
​​
 人に親切にするのが仕事?
 ずっとお金は持たずに生活?
 概要だけ聞けばファンタジーだと冷笑したくなるかもしれない。
 けど、読み終わったらあなたも、詩羽の魅力にすっかりやられちゃってるはず。
 うんうん、って言ってくれる人が多数派である限り、きっとこの国はまだ大丈夫だと思う。 



○ ​ トリニティ / 窪 美澄

 昭和の高度成長期を駆け抜けた三人の女性を横軸に、三代にわたる女たちの苦悩を縦軸にした、立体感ある物語。

 私にうなるほどお金があったら、映画化権を買いたい。
 そして、一週間ほどキャストで悩みたいw

 ​

お縫い子テルミー / 栗田有起

 第一級に軽快なストーリーの中に、人生の機微がこれほど真摯に織り込めるのは、才能か個性か。
 栗田有起という作家を知ることができたのが2020年の成果の一つです。



○ ​​ 水曜の朝、午前三時 / 蓮見圭一

 「エモい」度でいえば、今年これが一番刺さった。
 万人に同じ感傷が生まれるかは保証の限りではない。
 他の芸術でもそうだと思うが、そんな作品の方が記憶に残るものだったりするわけです。

他に、

コンビニ人間 / 村田紗耶香
リアル・シンデレラ / 姫野カオルコ
クオリティランド / マルク=ウヴェ・クリング
愚者の毒 / 宇佐美まこと

なども強く印象に残っている作品たちです。

今年も多くの作品から、
感動をもらったり、
時を忘れて楽しい時間をもらったり、
あるいは、2020年、変わってしまった世界の中で自分を見直すメッセージをもらったりしました。

読み手として幸せなことに、けしてその材料が尽きることは無いのです。

では、
来年こそは、諦めや怒りより、希望と喜びが上回る年になりますように・・・





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Last updated  2021/02/10 08:28:23 PM
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