Nataliaは多少彼の気持ちを理解している。 「私もFBIのために働いていた時、どちらの立場に立っているのか、わからなくなった。」「僕はどうするべきだと思う?」と涙目のRyan。 「差しあたりカメラの前から姿を消すこと。長い目では、自分のpriorityがどちらかを決める事ね。」 なかなか良いことを言うわね。さすがに、彼女でなければ言えないセリフ、スパイ(Mole)としてEva La Rueをラボに残しただけはあります。 そして、やっぱり「大丈夫」と聞いてくれるCalleighお姉様。優しいじゃないの。みんなあなたのことを心配していますよ。 Ericに呼ばれてラボに入る時は負け犬の気持ち。Visitorの許可証をポケットに入れて格好を付ける。「お前、いい目をしているな。証拠は俺が判事のところに持っていく。よくやったな。(Good job !)」ますます考え直すRyan。ちなみに、3シーズンの"Speed Kill"で彼がAlexxの釜ゆでにした頭から凶器を割り出したときにも、EricはRyanに"Good job"と言いました。最近では怪我をしたEricのリハビリの手助けをしていたRyanですが、駆け出しだったことのことを思い出したでしょうか。 そして最後はすごすごとHの元へ戻ってくる。 「今日は世話になったな。ウルフ君。(You helped us. Mr. Wolfe.)」 「これくらいしかできませんから。(It is the least I could do.)」 「元の仕事に戻れる保証はないぞ。君が過去にやったことと今日したことは精査にかけられることになる。」
「ウルフ君、我々も、私も君を見捨てはしないよ。(And we, Mr. Wolfe, I'm not gonna abandon you.)」 今まで、なぜHoratioはRyanの事をMr.Wolfeと呼ぶのだろうと思っていましたが、なんとなく判ったような気がしました。Hは彼の才能を評価してはいたけれど、どこか危なさを見抜いていていつかこういう日が来るのを察していたのでしょうね。彼を心から信頼してファーストネームで呼ぶ事はできない、ということを早く気づいて欲しかったのでしょう。多分、次に彼がredemption(罪滅ぼし)を終わって晴れてCSIの一員に戻ったときに、Hは彼を"Ryan"と呼ぶのだろうな、と思いました。 彼のことを「生意気だ」「始めからホレイショを頼ればいいのに」と批判するのは簡単ですが、人間誰しも完全ではなく、躓き失敗することはあります。それをあえて真っ正面に取り上げるのが「CSIマイアミ」なのですね。事件よりもむしろ人間を描くドラマなのです。
"I loved my brother." という容疑者に首を振るHoratio。今シーズンの始めに弟を亡くした彼ならではのリアクションでしょうね。 そして最後に出た伝家の宝刀、海上での犯人逮捕。沿岸警備隊の船からヘリに敬礼するHoratioなんて、腰砕けもののかっこよさです。(笑) ついでに、DONZIのボートが出てきましたが、ボートのシーンをみて「マイアミ・バイス」を見ているのかと錯覚しました。「昨夜はキーズに行っていたというセリフ」も、マイアミの雰囲気に浸れて最高ですね。(シーズン始めと終わりの2話ずつをマイアミでロケするのがお決まりなんだそう)
ところで、気になるCalleigh/Ericですが、「水曜日?良いわよ~」 そうか、CalleighはあのJakeと付き合っていたのですね?個人的にはこの関係が進めばよいと思っていました。 Ericは気になる。「今のはJakeか?」でも、"Great to see that smile."これってHoratio並にキザなセリフですね。Ericのキャラは本当に変わりましたねえ。さあ、来週のシーズンフィナーレで2人の関係はどこまで進むのでしょうか。