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先週もうこれでレッドとの関係は終わりか、と思わせておいて(誰も思わないですが)、それでもレッドとクーパーの個人的な繋がりで細々とシーズン後半も続く事が示されました。クーパーはチームの捜査能力を当てにせず、すぐに「レッドに聞こう」という態度なのでチームは活力を失っていくようです。まあ「働き方改革」ではあるのですけど。クーパーの過去に出てくる役者さんは、前回と同じですね。この人、そうそう「Seal Team」の爆弾処理の人でした。ハービーは完全にアラムの置き換えですね。レッドが「郵便局」でウージンとその部下を殺し、ウージンが脱獄させたリスト者の行方もわからない。クーパーはこの状態を司法省にどう説明し、チームの存在を継続する理由を見い出せば良いのかという。レッドとFBIとの関係は消去され、レッドは状況の変化に応じて、進む方向を変えていくだけだという。それでも関係を続けたいのなら、紹介する事件がある。サセックス州立刑務所でギャングのドンであるルーが、持ち込まれた銃で敵対する組織の囚人を撃ち殺した。巻き添えで看守と囚人も撃たれ、レッドの長年のチェス仲間も怪我をしたという。刑務所に銃を持ち込んだのは「ポストマン」という刑務所専門の密輸業者で、短期間で中部大西洋側を縄張りにした。これを逮捕、送検すれば司法省にクーパーはチームの存在価値をアピールできるだろう。「ポストマン」の本名はローレンス・ネルソンだと聞いたクーパーは30年前の裁判の事を思い出す。クーパーは殺人事件の陪審員として、ネルソンは勤務先のコンビニ店主を殺害した容疑で被告だった。クーパーは18歳のネルソンを無罪だと判断したが、結果的にネルソンは有罪となり25年間メリーランドの刑務所にいた。ネルソンは5年前に仮釈放されたあとは行方がわかっていない。チームはなぜこの件を捜査するのかといぶかるが、クーパーはネルソンのことをよく知っていて、危険な存在だと言い捜査を命じる。レスラーとシーヤはサセックス刑務所でルーに銃の入手先について質問するが、ポストマンにかかれば何でも持ち込めるので、それを恐れて何も言わない。レッドがポストマンが関わっていると見られる他の刑務所の囚人を指摘するが、皆口を閉ざす。サセックス刑務所内の監視カメラの映像の分析をハービーに任せ、ルーの金の動きを追うとルーの弟がアコーディア銀行の口座に1万ドル入金していることがわかる。アコーディア銀行はFBIに対して情報を提供しないため、クーパーはレッドに頼むことにする。ハービーは刑務所内の監視映像を分析し、ポストマンの配達は独房内で行っているという。決定的なシーンは見つからなかったが、特徴的な音声を拾い出し、静かなドローンによる配達でだという。ルーの独房の窓には何らかの細工があるはずだ。レッドの情報でジーナという女性がネルソンの調達係とわかる。ジーナはネルソンとは直接会ったことはなく、要望された品物を調達して渡すだけだという。他にも調達役がいるようだが、最近はなにかの装置や薬品を頼まれるという。クーパーはネルソンが最後に収監されていた刑務所の所長に話を聞く。ネルソンは前の刑務所で素行がよく、ここへやってきた。同房の囚人の影響を受け、電気工学を勉強して準学士号を取得したという。ネルソンは終始無実を訴えており、刑務所長も事実なのではないかと感じていた。ジーナがネルソンに調達した物資の中で、ハービーはロザリオに注目する。ロザリオの玉はマメ科の植物のアブラス・プレカトリウスから取られており、この豆にはアブリンという強い毒が含まれている。ネルソンはジーナからこのアブリンを抽出するための薬品を調達しており、その量は大量になるという。仮に刑務所の食べ物や水道に使えば数千人規模の死者がでるだろう。ネルソンは囚人がアブリンを作るのを手助けしているのか。しかし、どの刑務所で使うのか絞り込めない。デンベはジーナの顧客リストの番号を見て、囚人番号だという。特に多く注文がある囚人はピットマン矯正刑務所の囚人で、ネルソンが入っていた刑務所で、しかもネルソンの同房者だった。ユージーン・キャンポスの監房を調べると、窓ガラスが外れるようになっていた。実は毒が持ち込まれたのではなく、ユージーンが監房で精製したアブリンをネルソンがドローンを使って外に持ち出していたのだった、ユージーンはアブリンの製造は認めるが、ネルソンの攻撃対象やその目的については口をつぐむ。ハービーはアブリンを非常に細かい粉末にしてエアロゾル化すれば、化学兵器になりうるという。クーパーはレッドにエアロゾル・アブリンを購入しそうな客の情報を求める。レッドはネルソンのことはクーパーの方が知っているのではないかという。レッドはクーパーがネルソンの裁判の陪審員をしていたことを知っていた。クーパーが初めて刑務所に送った人物であり、彼は本当にそれが正しかったのか自信がなかった。クーパーは陪審員の中で一人無罪を主張し、ネルソンの恋人が彼が自白したと証言をしたとき、彼女は他の理由ですでに警察に勾留されていたことに注目した。しかしその情報は判事により記録から削除された。当時の記憶を思い出すクーパーはネルソンの隠れ家が所有する山小屋ではないかと気づく。レスラーとシーヤが山小屋に向かうと、すでにネルソンの姿はなく、工具や器具がたくさんあるラボのような状態だった。壁にボルティモアのどこかのビルの空調システムの図面があり、ここにアブリンを拡散させるつもりと見られる。政府のビルと見られるが絞り込むことができない。ネルソンの記録を調べていたクーパーは裁判の時に判事が削除したファイルを見つける。当時検察官だったクリストファー・ジェイは自らの政治的野心のため、ネルソンの恋人に嘘の供述をさせ、現在は州の検察総長となっている。クーパーはネルソンがジェイのいる建物を狙うと考え、現場で避難を呼びかけた。空調システムを触れるのは地元の4809支部であることから、レッドが組合のボスに頼みクレートに隠れたネルソンをそのまま「郵便局」に運ぶよう手を回す。隠れていたネルソンはここはどこかと驚き、クーパーはかつて裁判の陪審員だったと明かして、昔の恋人が麻薬容疑で取り調べられている時に、警察に話していた調書をネルソンに見せる。この供述は検察によって伏せられ、ジェイは殺人事件を早く片付けるために、恋人に嘘の証言をさせ、その代わりに彼女は刑務所行きを免れたのだった。クーパーは当時、自信がないままネルソンを有罪にしたことを詫び、今回の容疑でネルソンを送検するものの、過去の事件については記録を消して、ジェイの罪を追及すると約束する。今更それが何になるのかというネルソンにクーパーは大いに意味があると答える。レスラーはスポンサーとなったプリチャードに寄り添い、支えになろうとする。レッドはアグネスにチェス盤を送り、一緒に対戦できるよう教えるという。クーパーがクウェイトで秘密任務の際反乱軍に襲われて、同僚を置き去りにしたという出来事がありましたが、その後程なく除隊していたのですね。証拠も動機もそろっているという他の陪審員たちに対して、ネルソンが一貫して無実を訴えていることや若者の人生を壊してしまう決定に慎重になるクーパーは、青臭いというか正義感にあふれている印象です。そこで「12人の怒れる男」的な展開になるのかと思ったら、人生の先輩風の陪審員長から「人生では十分な情報があるわけではなく、与えられた事実を考慮して最善の選択をする、それが人を公正に扱うということ」と諭され従ってしまう。まさか、検察が嘘の証言をさせていたとは思いませんので、その場にいた人は有罪と判断するしかないのですね。陪審員の責任を問うことはできないし、そのせいで人生を壊された方はやりきれない。裁判は非情ですね。でも、そうでなければ人を裁くのはできないかな。こういう経験を重ねてきて、クーパーには自分にできる事で悪人を捕まえ正義を行うというスタンスになったのかな、と思いました。レッドに良いように利用され、騙されても今の仕事を辞めるつもりはない。でも先シーズン、自らに殺人の容疑をかけられた時は褒められない行動に出ましたよね。いろいろ矛盾はあるのですが、まあ人間的なキャラクターということになるのかな。そういうクーパーに対してレッドは100歳くらい年長者のような物の言い方で、何でも知っているし将来を見通している。それがまあ、レッドの魅力なんですけどね。アグネスとは相変わらず良い関係で、ゲーム機はできないけれど、チェスならできるだろうということで、激甘なおじいちゃんぶりを見せていました。アグネスもいつまで付き合ってくれるだろう。(笑)
September 30, 2023
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今回はヘティ以外全員登場していてユルユルした日常はいつも通りでしたが、テーマはLAにしてはシリアスでした。「NCISハワイ」の情報もちらっと含まれて、いずれそういう出来事があるんだなと思いました。ラウンドトゥリーが見事なパルクール?の技を見せていました。彼は運動神経がすごく良いのですね。USSアリージャンス館内でイーライ・ワスナー一等兵曹が船倉で首を吊り自殺しているのが見つかる。ワスナーは電気技師で、艦内では数ヶ月で2名の自殺者が出ており、海軍長官も懸念している。キルブライドもあとに続く恐れもあると考え、ケンジーとファティマを送り込む。人員配置を担当するマスターチーフ・ヒューズによると、すでに遺体は陸上に運ばれ埋葬されることになっているという。ワスナーの居室のベッドには遺書と見られるメモ書きが残されており、ワスナーを発見したのは直属上司のアデバイヨ兵曹長だった。ワスナーの妻ロビンによると、夫には自殺を思わせるような兆候はなかったと言い、夫婦は子作りを始めたところだった。数週間前に手紙もくれたというので、夫婦仲には問題はなかったようだ。アデバイヨ兵曹長は任務に厳しいことなどから、苦情が2件あった、部下には最高水準の仕事を求めるというアデバイヨは、最近集中力が欠けているのでしっかりしろと言ったというが、情緒不安定だとは思わなかったと答える。ケンジーは厳しい言葉で部下を追い込むだけでなく、精神面の管理もするべきだったのではないかと追及する。ワスナーの記録や経歴、金銭関係で問題は見つからなかったが、妻に宛てた手書きの手紙を遺書を比較して、別人が書いたのではないかという疑いが出た。ということは、アリージャンス艦内で殺人事件があったことになる。自殺に見かけることで捜査が深く及ばなくなることを想定しての偽装か。改めて妻のロビンにアデバイヨについて尋ねると、去年流産した時に夫の休暇願いを通してくれたと言い、誰よりも親切な上官であるという。犯行時間のアデバイヨのアリバイも確認され、ケンジーは間違った推測でアデバイヨを責めたことを反省する。しかし、アデバイヨは自身を顧みて、当日のワスナーの行動について聞いて回ったという。午前1時ころ、船倉の隣に接する通路を歩いていたブラッドショウという男を見回りの水兵が目撃しており、当直のリストにはないため聴取することにする。一方、検視官は死亡時刻を午前2時から3時と断定し、首の縄の痕の下に、薄く手で首を締めた痕があったという。ということは、自殺に見せかけて殺したということになる。下士官ブラッドショウはアラバマ州に妻がいるが、3ヶ月前に休暇を取得した時に、妻のもとには戻っていなかった。個人の口座には5万ドルあり、現金の入出金があった。ブラッドショウの携帯の履歴から、「ブラスブート」という店に行ったことがわかる。オーナーのロンデル・フライヤーは海軍の元水兵で、除隊後は国税庁の捜査が入っているが、特に有罪とはなっていない。ただ、中国にいる人物から送金があり、頻繁に通話を行っていた。ワスナーは仕事上レーダーやシステム機器に接し、機密情報にアクセスできる立場から、ブラッドショウがビジネスを行い、何らかの情報がロンデルに流れていたかもしれない。その取引のもつれでワスナーが殺されたのか。休暇中だったサムとラウンドトゥリーがロンデルの店に向かうと、ロンデルは逃亡しようとした。国税庁の嫌がらせだと思ったそうだが、ブラッドショウから海軍の情報を買い、ワスナーを殺したかという質問には、全く見当違いだという。実は「ブラスブート」は表立ってゲイと言えなかった時代の人々が安全に交流できる場所だった。今の時代ならゲイバーに行けばよいのだが、そういう簡単な問題ではない。中国からの通話については、双子の姉弟が中国で英語教師をしており、以前に貸した金を返済しているのだという。ブラッドショウとワスナーはゲイで、関係を持っていたがそれを公表して揉めたのか。ヒューズはブラッドショウが飛行甲板の事故で医務室にいるという。しかし、そんな事故は起こっていないことがわかり、ヒューズがNCISに嘘をついたのは明らかだった。ブラッドショウとヒューズが関係をもっていることをワスナーが知って殺されたか。ヒューズの居室に向かうと、ブラッドショウが閉じこもるヒューズを案じていた。銃を持っており危険な状態だ。ケンジーは部屋に侵入して、銃を手放すように説得する。ブラッドショウとヒューズは愛し合っていたが、ワスナーに知られ、ワスナーは口外する気はなかったものの、ヒューズは昇格と引き換えに口止めしようとした。ヒューズは事故だったといい、長年ゲイであることで辱めを受け疲れてしまったという。家族にこの問題を打ち明けることは難しい。ヒューズは1991年に入隊しており、キルブライドは「聞くな言うな」の政策が終了したのはその20年後であり、その間に多くの軍人が殴られ暴行され殺されるという事態が起こったという。もちろん、それらは記録には残らない。10万人以上が除隊となったと言い、キルブライドは今の時代の若い世代をほめるとすれば、自分と違う、理解できない相手を理解できることだという。サムの娘キャムが休みで自宅に戻り、休暇中のサムは何かと世話を焼く。キャムは素っ気ないが、サムはジョシュというボーイフレンドについて尋ねる。すでに別れているというが、サムは今女性の恋人がいるのではないかと水を向ける。親には言いにくい問題で、キャムも自分がゲイなのかどうかわかるまでは言いたくなかったという。サムは娘が幸せなら、娘が何者であっても愛しているという。ウェディングプランナーの店に行ったカレンとアナの痴話喧嘩は時間稼ぎですね。まあ、微笑ましいと言ったらそうですが、カレンの逃げ腰のような態度は気になります。アルカディが娘のために司式者になろうとするのは、まあ親心ですね。そして、サムの父とアルカディがつるんでいる、先日他のドラマでも出てきたピックルボールをするんだから、やはりピックルボールはかなり流行っているのですね。キルブライドが口にした「Don't ask, don't tell」ですが、昔JAGでその言葉を知りました。あれから20年は経っているのかな、世の中は変わりましたね。ヒューズこそメンタル面で追い込まれていたのでしょうか、軍法会議でしょうが一体どういう処分を受けるのか気になります。それと関連してかどうか、キャムがレポートとして女性学?のテーマを選んでいましたね。アデバイヨ兵曹長は良い人でしたね。ケンジーは上から目線で決めつけ追及するのは、ちょっと困る。ただ、その前に2件の自殺者が出たことについては調べなくて良いのかなあ。それに関して、今回艦長が出てこないのは不自然だなと思いました。直前まで「NCISハワイ」のタラが洋上勤務でアリージャンスに居たらしいので、またあちらではそういうエピソードがあるのでしょうね。ファティマはロマンチックデートをして、交際は順調のようです。
September 28, 2023
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これ、実際の事件を参考にしているのでしょうか。非常に気分が悪い(どの犯罪も気分が悪いですが)、途中で何度も「はぁ?」と言いたくなりました。ゲストの子が上手かったですね。ディベート大会に参加するためNYCを訪れていた女子高校生ナオミ・ヘイエスが、自校のスクールバスに放火し、ナイフを手にホテルの前で呆然としているところを逮捕された。対応した14分署の警官は、様子が変でズボンが裏返しになっていることから、性犯罪に遭った可能性も考慮し、SVUに通報した。ナオミは17歳で、非常に優秀、バーチフィールド校のディベートチームのスターだ。オリビアとマンシーの問いかけにナオミは関わってほしくないという態度で、放火した理由についても話そうとしない。トラウマを抱えると人は思いもよらない行動をするものだと、心を開こうとするが、議論の得意なナオミは言葉尻を捕えて反論する。同じホテルに宿泊していたディベート部のコーチ、ヤング夫妻が警察に付き添っているが、放火事件なのに性犯罪に巻き込まれたかも、という指摘にピンと来ていないようだ。今夜はトーナメントの第1戦に勝ったことでチームの男子は喜んで、酒を飲んで騒いでいたという。ナオミのその輪に加わって楽しそうだったので、やっと彼女も彼らの仲間になれたのかと喜んでいたという。マンシーがナオミに自分の若いころの経験を話すと、ナオミの腕にリストカットの痕があるのに気づく。ナオミは次第に心を開いたのか、隣の男子の部屋で酒を飲んでいやいやセックスをしたという。ただ相手にについては暗くてよくわからなかったなどと言葉を濁す。母親には知られたくないのというので、オリビアが自分がナオミの母親に話すことにする。母親が到着し、ナオミは釈放されレイプ検査を受けることになった。コーチのヤング夫妻は残された男子を守ろうとするので、まずはホテル内の監視カメラを確認する。監視カメラにはエレベーターに乗り込むナオミの姿しか映っておらず、レイプ検査で精子が検出されたので、オリビアは男子らにDNAの提出を求める。男子の両親らはDNAの提出に協力しようとせず、男子らもレイプはしていないという。その中でブッカーが犯人を知っていると言って、動画を見せた。その動画には何とヤング夫妻とナオミがセックスをしている様子が映っており、すでに学校内の誰もが目にし得る状態だった。ナオミは娘は完璧だと信じている母親には知られたくなかったという。ヤング夫妻との関係は複雑で、バス通学でクラブの男子たちにからかわれたりいじめられたりするのが嫌だったが、ヤング夫妻が車に乗せてくれるようになり、彼らはナオミを対等に扱って、食事やワインを楽しむようになったという。親しくなるうちに、妻のヘリーヌとキスをしてそれを夫のパーカーが見て喜んでいることがうれしかった。と同時に討論の技術も上達していった。昨夜は男子の部屋で酒を飲んだ後、夫妻の部屋に行った。トーナメントの勝利を祝ってヘリーヌは「夫の望みを叶えたい」と言い出し、いつもは2人でいちゃついているだけなのに、後ろからパーカーに触ってきた。パーカーは行為を始めたがナオミは同意していない。ヘリーヌはナオミを後ろから押さえつけ、パーカーにレイプされたという。初めての出来事にパニックになり、バスに火をつけた。男子とバスに乗るべきだったというナオミにオリビアはあなたは悪くないという。夫妻の尋問では、パーカーは指導する生徒との交際はよくない事だったが、お互い同意の上でナオミは17歳、犯罪ではないと主張する。ヘリーヌにナオミの主張はそうでないというと、ナオミの家庭環境などから彼女は常に怒りを抱いており、自分を守るために男子にレイプされたと言ったのだという。あくまでも夫妻の考えは車上生活の母親からナオミを救ってやったと譲らず、映像を突きつけても、彼女は自傷傾向がありマゾ的だと弁明する。カリシは映像だけではレイプを裏付けるのには十分ではないと考え、証言を前にナオミから話を聞く。裁判で証言することにナオミは自信を見せるが、カリシは証言台で法を語ってはいけないと念を押す。夫妻は共同被告となり、同じ弁護士を付けた。カリシは取引を持ち出すが、裁判所の外でメディアに向かってヤング夫妻を弁護する青年を見かける。夫妻の指導を受け、自らも性的な関係を持っていたというコリン・シャープで、それをみた弁護士は取引を却下する。裁判でナオミは最初に男子にレイプされたと訴えたことを追及される。状況が変わると供述が変わったことは心証が悪い。ヤング夫妻の弁護士はコリンに証言させるつもりで、ナオミはコリンの事を知っていた。ディベートチームのスターだったが、ハーバードに入ってからは落ちこぼれているらしい。オリビアはヴェラスコらにコリンの情報を集めるようにいう。裁判でもヘリーヌの主張は変わらなかった。夫妻はコーチの職を解雇され、すでに社会的制裁を受けている。カリシはヘリーヌの警察での供述と合意のセックスが一致しないと指摘するのが精いっぱいだ。コリンは大学で酒やドラッグに浸り、授業をさぼり成績不振で観察処分の状況だった。フィンはコリンをトイレまで追いかけ、「夫妻両方とやったのか」と声をかける。コリンはヘリーヌだけでだと答え、証言をすることになったのも、彼女から夫のためだと頼まれたからだという。よほどヘリーヌへの愛が強いと見え、ゲイを嫌悪しているように見えたので、オリビアは裁判で使えるかもしれないと考える。証言台でコリンは、ナオミと同じように家庭の事情でヤング夫妻に助けられ勉学を続けるうちに親しくなり、17歳の誕生日にパーティを開いてもらい、ヘリーヌはコリンにキスをした。始めは見ていたパーカーも加わりセックスをしたというが、弁護士は2人ともとしたのかと問いかけ、コリンの様子が変わった。カリシはすかさず大学に進んでからのコリンの心境を追及し、ヘリーヌがナオミがいるのでもうあなたとは会えないと突き放したことがショックで成績不振、素行不良などに繋がったと明かす。本当に夫妻両方とセックスしたのかと問うと、パーカーに関しては嫌だった自分はゲイじゃないと感情的になる。弁護士は急に取引を申し出て、レイプ未遂罪を認めることになった。量刑が言い渡される前にパーカーが発言を認められ、今回の事件は自分が優れた討論者であったことに起因するとし、コリンもナオミも私の事を指導者以上の存在になって欲しいと望んでいると自分をだましたという。残りの人生を償いに費やすという。オリビアはナオミにこれからは自分を第一に考えてほしいと話す。ナオミはカリシの仕事ぶりを見て、自分も正しいことをしたいという。フィンはコリンを煽ってしまったことを反省し、オリビアのアドバイスに従い、君の心は自分のものだ、まだやり直すチャンスはあると声をかける。この辛いことを乗り越えても、正しく生きていればまた辛いことは起こるだろう。それは確かだ。このコーチ夫婦の目的は何ですかね。ディベートクラブの指導で有望な子に目をつけ、その子を熱心に指導するのに性的な関係を手段として使うということでしょうか。その子が良い成績を出せば、自分たちのギャラもアップする。趣味と実益を兼ねてということか。17歳だと違法ではないと、自分の身を守ることも忘れない。悪魔のカップルですね。弁論の巧みさで未熟な世代を丸め込んだり、また家庭に問題があって悩んでいる子を選んでその弱みに付け込むとか、もう悪びれずに言い訳しゃーしゃー言うところが、本当にむかつきます。夫の最後のコメントも今一つ真摯な反省には感じ取れなかったし、妻の方は鬼の形相であれは絶対に反省していないでしょう。取引で比較的軽い罪になったのかもしれませんが、今はこの手のグルーミングはには注意を払う必要がありますね。そういう意味でのエピソードだったかも。スクールバスを放火した罪は問われなかったのか、あの「現場」の動画は誰が撮影したのか、気になるところはありましたが、ナオミが今後自分の能力を自分のため、正しいことのために使ってほしいと思いました。カリシがいまだに妻の事を「ロリンズが」と言っているのがほほえましかったですね。オリビアがアロマで瞑想していたり、お疲れモードなのは何かの伏線かな。フィンは最近オリビアの言いつけをよく守って、被害者に善いことをいうようになりましたね。
September 24, 2023
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『ブラックスカイ』シーズンフィナーレ。めでたく21シーズンもあり、本国ではそろそろ始まるのかな。エンタメ関連組合員のストライキがありましたので、放送スケジュールに変わりがあるかどうか、気になるところです。ちなみに20周年を記念した「NCISマラソン(連続放送)」があるみたいですけど。ダッキーが警告する不穏な計画を明らかにするため、刑務所に入っているユーリからトーレスが囚人として潜入し、聞き出すことになった。この件は刑務所所長は知っているが、看守たちは知らない。ケイシーは刑務所の監視カメラに侵入して様子を確認し、トーレスに危険が及んだ時は警報を鳴らすことはできるという。ユーリはモスクワにいる父親の命を受け、スパイ活動をしていると見られる。父親コスチャ・ヴァルコフは、元KGBで政府にもマフィアにも通じていると言われ、NCISは手が出せない。人質交換に応じず、国内に留まったスパイのエヴリン・ショーが昨夜同房者に襲われた。2週間前にユーリがエヴリンに面会していることから、ユーリは「計画」の事をエヴリンに話したかもしれない。コスチャはエヴリンの口封じを命じたのか。トーレスに、ユーリとそのロシア人子分が接触してくる。適当にあしらうトーレスにユーリは関心を持ったようだ。トーレスと同房のレオンはロシア人はやばいと忠告する。レオンは18歳ながら、詐欺罪で起訴されたが、自分は嵌められたという。エヴリンはコスチャについては命の危険があるのでしゃべろうとしない。ナイトは証人保護プログラムを持ち出し、ユーリの父親の大きな計画がもう動き出しているという証言を得る。さらに、ユーリは刑務所に捜査官が潜入しているという情報を得ているという。ヴァンスはすぐにトーレスを撤収させろと命じる。トーレスの房に手下を連れたユーリが来て、お前がネズミだろうと問い詰める。ユーリは刑務所内で自由に携帯を使っており、看守も息がかかっているようだ。トーレスはとっさに部下のボリスを殴って、その場を切り抜ける。パーカーはトーレスの弁護士を名乗って面会する。ヴァンスの命令で潜入捜査を切り上げろというが、トーレスは聞き入れない。ユーリがトーレスに計画について話す見込みもないが、トーレスはユーリがもっていた使い捨て携帯の製造番号を見ており、これをチェックするようにいう。ユーリはそれで父親とやり取りをしているようだ。トーレスはレオンの面会相手に注目する。親子のやりとりは数字を使った暗号でマクギーが解読を試みる。刑務所の運動場でユーリの部下レヴがトーレスに近づき、本名と生年月日、出身校を教えろと迫る。潜入に当たって経歴はケイシーが偽の情報を仕込んでいるが、レヴがしつこく聞くのでトーレスはなぜネズミがいると思うのかと返す。ユーリには特別な情報提供者、つまりコスチャがいるのは確かのようだ。コスチャは武器商人として世界を股にかけて暗躍している。ユーリは父親の力で刑務所から出られると考えているようだ。マクギーは暗号メールを解読し、コスチャがアメリカの送電網を狙って全国的に停電を引き起こす攻撃を計画していることを掴む。いわゆる「ブラックスカイ」という攻撃で、恐ろしい結果をもたらすだろう。しかしどうやって停電を引き起こすのか。トーレスが渡した経歴情報について、ボリスが聖バーナビーという学校に在籍した記録ないと因縁をつけてくる。トーレスは聖バーナビーには2つあり、自分は更生学校にいたと言い逃れをする。トーレスはケイシーに、ユーリがネットで確認するだろうから、もう一つの更生学校のサイトをアップしてくれと頼む。ユーリはメールで父親に「アナスタシア」という名前を出し、コスチャからそのことを注意されていた。なにかのコードネームかと見られ、ヴァンスは各機関に停電が起こるという情報を流す。トーレスがレオンに面会していた男について尋ねると、母親の恋人で真犯人を探してくれていると答える。しかしレオンは男のことを信用していないという。この男が現れてからはろくなことがない。ケイシーの機転で、ユーリがトーレスの身元調査をするのを乗り切り、ユーリはすっかり信じてしまう。トーレスに親しみを持ったのか、ユーリは姉がいて、父親は姉をプリンセス扱いをしていたという。その時ナイフを持ったボリスが近づいてきた。ケイシーはロックダウンの警報を発して、ユーリがボリスを止めようとするが、レヴがナイフを奪ってユーリを刺してしまう。ヴァンスは今すぐにトーレスを刑務所から解放しろと命じ、部下2人がなぜボスの命を狙うのか、NCISで取り調べるという。結局、ユーリに倒されて意識を失ったボリスを置いて、レブがNCISに連れてこられる。トーレスも潜入捜査を降り、レヴと向き合う。ボスを殺した理由はステーキを分けてくれなかったから、というが、コスチャの命令に従っていることは確かだろう。レヴは弁護士を要求し、呼んでもいない弁護士が到着したことがわかる。NCISはパーカーが弁護士と名乗らずに弁護士のふりをして先に面会させる。レヴは信じたのか、アナスタシア宛にメモを渡す。それには「ダッジ・チャレンジャー ナンバープレート RF20723E」と書かれてあった。暗号のように見えるが、ボンバルディア社製の小型ジェット機であることがわかる。ミンクスのダミー会社が所有する航空機が10時間前にモスクワを離陸し、DCの145キロ東を降下中だという。この機にコスチャが乗っているということか。その時、大規模な停電が始まった。変電所の襲撃や電磁パルス攻撃でもないとすると、ポリモーフィックのコンピュータウィルスによるものと思われる。携帯が使えない状態でも無線機は使えることがわかり、NCISはコスチャが到着するであろう空港に向かう。コスチャは危険なのになぜわざわざアメリカに来たのかを考えると、コード名のアナスタシアが女性の名前でプリンセスの名前でもあったことから、娘のためなのではないかという。ユーリは姉の存在に言及し、コスチャがプリンセス扱いしていた。コスチャが乗ったと見られる航空機がカルペパーの空港に降りたことがわかった。そこはエヴリンが証人保護プログラムで匿われている場所だ。エヴリンはコスチャの娘だったのか。マクギーはエヴリンならポリモーフィック型ウィルスを作ることができるという。一同がカルペパーのセーフハウスに到着すると、警護の保安官が殺されており、コスチャとエヴリンがPCを前に作業中だった。突入して銃撃してくるコスチャを射殺し、エヴリンを逮捕する。エヴリンことヴィクトリア・ヴァルコフは父コスチャと共にこの作戦を実行しようとし、身柄を保護されるよう刑務所内であえて襲われたのだった。ユーリ自身は役目が終わり、邪魔になったので排除されたようだ。コンピューターウィルスはマクギーと善玉ハッカーが対処し、大規模停電は回復し始めた。トーレスはある男の家に侵入する。その男はトーレス一家にとって因縁があり、トーレスはお前の死を見届けるといって銃を向ける。最近母と姉と連絡を取っていたトーレスが、刑務所で一家を不幸にした男を再会し、長年の恨みを晴らすのか、というところでクリフハンガーですね。ちなみに、顔を見ただけでどうやって住所まで調べたのかは気になるところです。あれからレオンに電話をかけて、住所を聞き出したのでしょうか。後、さすがにちらっと携帯の画面を見ただけでその個体番号を認識したというのはやりすでしょう。せめて電話番号くらいでないと。いずれにせよ、アクションと家族のストーリーができるのはトーレスだけなのかなあと思います。レオンに指摘されるまでもなく、もう若くもないし、そろそろシュッとした若手を入れたらどうだろう。個人的には「ハワイ」が若手が多くてうらやましい。ウィルマーも人相の悪い役柄のほうが似合うようになってしまって、残念です。まあ、それはそれとして、ロシアの大物犯罪者が護衛も着けずに娘と2人きりで作業をしているのは、ちょっと物足りないなあ。娘を溺愛していたとはいえ、お粗末な最後でした。エヴリンも爪を隠していたのですね、プログラムはどこかに隠してあったのだろうか。まんまと騙されたところは、恐れ入りましたというところですね。ダッキーは最後にリモート出演でノルマを果たして華を添えました。来シーズンはクーパーの永遠の恋人のストーリーとナイトとジミーの同居するとか、何とかが扱われるかな。ちなみに今シーズンから「NCISシドニー」というのが始まるようです。またクロスオーバーがあるならば、こちらでも取り上げることになるでしょう。
September 23, 2023
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最終シーズン半ばの山場というエピソードですが、うーん。なんとも。トロール・ファーマーことボー・チャンを、クーパーはパナベイカーの元に連れて行く。NSAが「ヘックスルート」を調べたところチャンが盗んだというプログラムはなかったことがわかった。すでにどこかにアップロードされていると見られる。政府が莫大な金と時間をつぎ込んだ国の財産であるヘックスルートを失うわけにはいかない。パナベイカーはヘックスルートを取り戻し、ウージン逮捕にも協力するようにいう。拒否すればCIAに引き渡し、秘密サイトでさらに尋問が行われるだろう。クーパーは2時間以内に決断しろとチャンに言い渡す。「郵便局」にチャンを連行してエレベーターを降りると、そこにレッドが待ち構えていた。レッドはFBIに全てを話すように促す。レスラーはウージンの所在などを追及するが、チャンはそれには答えず、ウージンの目的は真実を暴くことで、ヘックスルートは売って金にするつもりだろうという。レスラーが席を立つと、チャンはファイルに付いているゼムピンを使って手錠を外し、取調室のロックを解除した。チャンが逃走することに気がついたシーヤが郵便局をロックダウンし、デンベとレスラーが東通路に逃げたチャンを追う。チャンは地上に出る階段を上り、出口のドアを消火器で壊して出ていった。しかし、それはFBIが想定した通りだった。実は数日前にレッドが郵便局にそっくりの施設を準備してクーパーに提供したのだった。ウージンは郵便局に連れてこられたことはあるが、この場所に来るどのブラックリスターたちも途中のルートを知らず、ここの場所を知らない。逃げたチャンはウージンの元に戻り郵便局の場所を言うだろう。必ずウージンは自分の兵を連れてここを襲う。それに備えてFBIはSWATを配置し、ウージン一味を一網打尽にすればよい。レッドはこのためにDCで不動産を探していたのだった。ウージンはレッドの読みどおり、傭兵のオルフソンを連れ郵便局襲撃を計画する。チャンはFBIのシステムをハッキングして、侵入した事を悟られずに時間を稼ぐという。エレベーターを降りたウージンらは、無人のオフィスにレッドの帽子があるのを見つける。その頃、クーパーのチームは郵便局の上層階にあるオフィスビルを警戒していた。ウージンが帽子を手に取った瞬間、撃ち殺される。レッドは白旗を上げて姿を見せ、リーダーを失った軍団に話し合いの場を持とうという。背後からチャックら、レッドの部下が軍団に銃を向ける。レッドはウージンが言ったような、単にFBIに犯罪者の情報を提供するような存在ではない。最も複雑で儲かる犯罪組織を経営し、競争が激しく残酷な犯罪世界が形作るピラミッドの頂点を占め続けている。なぜそれができるのか、レッドは法執行機関と関係を維持しているからだ。レッドが情報を提供して逮捕された犯罪者たちがいる。犯罪者であっても、お互い超えてはならない一線があり、レッドは規範を守らない悪党に法執行機関との関係を使うという。法執行機関に捕らえられ裁かれる彼らは、レッド自らに裁かれるより幸運だ。雇い主を失ったオルフソンにレッドは、頼みたい仕事があるので君を雇いたいという。一方、ウージンの忠実な部下ザン・ウェイは無実の人を多く殺してきた殺人者であり、レッドは自ら手を下す。レッドの一団が姿を消した後、クーパーのチームが「郵便局」に戻ってきた。ウージンらの死体が残され、6時間分の監視カメラの映像が削除されている。チャンはウージンに、本来の郵便局の場所を告げた。クーパーらが複製された郵便局を守っている間に、ウージンは無人の郵便局を襲ったのだった。レッドからクーパーに電話があり、FBIを騙した事を詫びる。それはクーパーらを守るためで、郵便局はいずれ攻撃されるだろうとわかっていた。レッドはチャンを寝返らせたのではなく、ウージンよりも先にチャンに声をかけ、ウージンの計画を伝えたという。ヘックスルートについては、より大きな戦いのために必要で、FBIのシステムに入ってウィルスでアーカイブを削除するのに使った。実際にはレッドに関する記述、レッドの情報源や協力者の情報を削除したという。クーパーはアーカイブへの侵入は司法省が許さないと激怒するが、レッドはそんなことは意に介しない。それとクーパーとクーパーのチームは別の問題だ。レッドはこの先お互いの関係を続けられるかどうか、考えてほしいという。レッドもそうするという。先週の何もなかったような関係、というのがそういうことだったわけですね。レッドの方からFBIとそろそろ手を切りたい、という方向が見えてきたかなあ。これがレッドの本当の姿かなとも思います。クーパーについても、最初からいるレスラーについても、もちろん右腕だったデンベについても、レッドは個人的な愛着を感じていて、自分のビジネスの道具にして危険な目に合わせたくないというのは本音でしょう。シリーズのスタート時に、FBIに自首したのはリズを見守るためとか、悲劇の親子なのかとか、情緒的な面が強調されましたが、もうリズもいないわけだし、FBIとの関係も面倒くさくなってきたのではないかな。クーパーは自分なりの正義感でタスクフォースを維持しようとしていますが、レッドが排除したいと思う犯罪者の処分先みたいな構図になっているのをどう評価するのだろうか。一人でも多く犯罪者に法の裁きを受けさせれば、それで良いのだと思っているなら、もうそれはどうぞご自由にということになりますが。それでも次週予告にはしっかり2人で映っていましたけど。(笑)郵便局と全く同じセットを作る財力もすごいですが、ウージンを倒すためだけでなく、他所からは入れないアーカイブのシステムにアクセスするためクーパーらを騙して他所にいかせる、という発想はさすがスケールがでかい。ちなみに、本物の郵便局の所在については、傭兵のオルフソンに知られてしまっていますが、良いのか?雇うなら一生雇って忠誠を誓わせないとだめでしょう。あのエレベーターは降りるシーンは今までもありましたが、乗るシーンは今回珍しいなあと思って見ていました。オルフソン役のデンマーク出身の役者さん、「高い城の男」に出ていましたね。ナチスのSS将校でさすがにドイツ語が上手かった。
September 22, 2023
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タイトルは、最近も他ドラマで名前を聞いたばかりのヘミングウェイの作品で、ウクライナ侵攻を引き合いにして、シリアスな感じですね。LAチームの日常はいつものようですが、キルブライドに変化が?海軍の取引企業で、戦地で捜索救助を行うロボットを開発するAT社の共同創業者ショーン・ベイカーが滞在中のホテルで女性に襲われ、6メートル下のロビーに墜落して大怪我を負った。女は逃走し、AT社の技術が敵対国に渡ると逆にこちらの兵士を狩り出される恐れがあり、キルブライドは女を特定し、技術が盗まれていないか捜査を命じる。キルブライドは珍しく朝から姿が見えず、ファティマとラウンドトゥリーはなにかトラブルでもあったのかと心配する。キルブライドは30年前に別れた元妻が昨夜から自宅に泊まり、そのまま居座る様子でキルブライドは扱いに困っていた。ベイカーを襲った女はベイカーを投げ落とした後、彼のスーツケースを奪って逃げた。現場には血痕が飛び散り、格闘技でも習っているのか、プロの仕業と見られる。ベイカーの相棒で大学時代に会社を一緒に起こしたクライド・グリーンから話を聞く。AIを使った技術が注目され海軍から受注を受けるようになった。ウクライナ侵攻も影響を与えたらしい。ホテル住まいのベイカーは安定することが嫌いで、ホテルも転々としているが、特に恨まれるような人物でもない。ホテルの部屋二ベイカーのPCが残されており、落とし物のためのスマートタグがあったことから、盗まれたスーツケースに付いていると考え追跡する。ベイカーの口座を調べたところ、3ヶ月間画廊に支払いがあった。現場は作業場となっており、ダンボール箱の中に多数の人形が入っていた。ケンジーが人形の中にマイクロチップのようなものが隠されているのを見つける。それはAT社で開発しているチップで、ロボットを動かすマイクロチップだった。プログラム可能なゲートアレイで、カスタマイズできることから、自律ロボットやドローン、巡航ミサイルなどに使うことができる。どの国も欲しがるだろう。今のところ23個のマイクロチップが見つかっているが、ベイカーは他にも売るつもりだったのか。犯人の女に関する情報がなく、AT社からいくつのチップがなくなっているのかもわからない。ベイカーの相棒グリーンの行方もわかっていいないなど、捜査は行き詰まった。NCISは武器商人にツテがあるニーナ・バーンズに情報を求めることにする。グリーンは逃亡しようとしているところを、サムとカレンに身柄を確保された。ベイカーが会社を裏切って商品を横流ししようとして、それを止めるために殺人の依頼をしたのかと問い詰めると、予想外の出来事だったと弁明する。コロナの影響でチップの需要が高まったが、海軍しか売れないので、ダークウェブで裏取引をしたという。ベイカーは欲を出し、200個を売るつもりで、ホテルのバーで取引相手を待っていたが、その時に女に襲われチップを奪われてしまった。これらが敵国の手に渡れば、ベイカーもグリーンも反逆罪に問われるだろう。ベイカーのスーツケースのスマートタグの位置情報から、ダウンタウンの駐車場にあることがわかる。ラウンドトゥリーはスーツケースを手にする女の姿を映像からキャッチし、彼女のSUVが405号線からビクトリーで降りたことを確認する。ハイウェイ出口付近には民間の空港があり、女は航空機で国外に出るつもりか。ニーナは知人の情報で、女はポーランド出身のポリーナ・カミンスカというヨーロッパで活動していた犯罪者とわかる。パートナーと組んであらゆる階層の客を相手にしていたが、今は足を洗っている。それがなぜまた元の仕事に戻ったのか。カミンスカは捕まったことがないため、身元が割れていない。世界中の武器商人ともツテがあることから、何が何でも国外に出してはならない。しかし、カミンスカのSUVは空港ではなく、閉鎖したナイトクラブの近くで発見された。サムとカレンが現場でカミンスカが客と見られる男2人と会っているのを確認する。さらに2人の男が現れ、そのうちの一人は前ロシア対外情報庁出身の武器商人、アントン・クセフと判明する。NCISがクラブに集結して、ディークスが突入し逃げ出した一味を抑圧する。カミンスカも逮捕されるが、取引しようとしたマイクルチップはAT社の品番がついておらず、偽物であることがわかる。カミンスカはベイカーから奪った本物は全て破壊したと言う。カミンスカはウクライナ国境近くのメディカに別荘をもっているが、ウクライナ侵攻後何千人もの避難民が押し寄せた。自分はかつて悪事に関わって取り返しの付かないことをしたと思い知った。ベイカーがチップを取引しようしたことを知り、どの国であっても良い結果にはならないので阻止しようとしたという。偽物を掴ませようとしたのは金のためだ。カミンスカが処分した本物のチップが見つかり、一件落着となった。帰宅したキルブライドに、元妻のエリザベスは薬物依存から立ち直ろうとする息子アレックスの支えになってほしいという。キルブライドは家族を顧みず仕事に打ち込んだことなどから、息子との距離が空いた。父の方から何度も息子を助けようと試みたが、息子は父を寄せ付けなかった。アレックスはこの数年とても苦しみ、今はクリーンだが再発しないか母は心配している。この思いは一人では背負えない。家族の会にも顔を出しているが、キルブライドにも参加してほしい。キルブライドはわかった、と答える。経営者2人が犯罪まがいのことをしたのだから、海軍はこの会社との契約を打ち切るのでしょうね。あるいは、罪に問わないから技術をまるごとこっちに寄越せというか、あるいは海軍から経営者の立場の人材を送り込むかですね。捜査ではまたまた、その道のプロに教えてもらうというお気軽なことをしていました。「Blacklist」並みですね。堅実で決定的な情報は結局カレイドスコープを使うラウンドトゥリーが掴む。ナイスプレーです。そのラウンドトゥリーは「アークストーム(ARkStorm)」という歴史的に繰り返される「大気の川」によるメガストームのシナリオに暗い顔をしている。この大気の川とは聞き慣れない言葉ですが、日本の豪雨、線状降水帯と関係しているらしく、地球規模の水蒸気の流れで嵐や洪水をもたらし、アメリカを中心に研究されているらしい。これは気になりますね。キルブライドの息子の話は以前にちらっと出てきましたが、ついに元妻が顔を出しました。最近、やけにメンバーのプライベートに口を挟むなと思っていたら、こういう展開があったわけです。さすがに他のシリーズのように、実際の妻が出てきたわけではなかったけれど、いかにも最終シーズンらしい。(実際のご夫婦はすでに登場していますけど)このエリザベスという人もインパクトがありますね。そして何かがあった翌朝、ファティマもラウンドトゥリーも「大丈夫ですか?」を繰り返し、「何だか今日は大将、感じが違う」と言う。ハイライトを入れたとか誤魔化しても、すぐにバレるでしょう。実際は見の危険を感じていたわけだ。凶器はカニ足(笑)冒頭はカレンとサムの終活?の話題と、ケンジーとディークスの門限の話でした。
September 21, 2023
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ヴェラスコのストーリーが佳境に入る中、メインの方は最後に「なるほど!」とうなりました。いやはや、色々な人を掘り下げてくれますね。さすがだ。オリビアの調べで、フアレスにいるチリーの母親にエル・サンティーニという人物から送金されていることを掴んだ。その人物はヴェラスコには心当たりはないが、送金元がメイン州カムデンであることから、オリビアはヴェラスコに現地に向かうよう命じるオリビアはチャーリシュを同行させる。マクスウェル課長の現在の夫ロジャー・ブリッグスが会員となっている社交クラブで、夫が浮気をしているというアリスがショットガンを持って乗り込んだ。夫はどこにいるのかと、アリスが上の階の部屋に入ると、夫のハロルド、会員のフラー、ロバーツが少女を相手に性的な行為をしていた。アリスはハロルドの股間を撃ち、アリスを追いかけて部屋に入ったロジャーは売春促進の疑いで逮捕される。少女たちは15歳で、ロジャーはオリビアにこれは誤解だと訴える。もしマクスウェルの夫ロジャーが少女に関わっているとなると、彼女のキャリアにも影響がでるだろう。SVUにマクスウェルが現れ、一体何事かという。ロジャーは何も知らないと主張しており、オリビアも逮捕は取り消すが聴取すると答える。今日はマクスウェルにとって再婚の記念日で、夫の無実は自分が保証するという。少女たちは、ホステスとして雇われ、そのうち個人的な「配慮」をすると報酬を得られるようになった証言する。彼女たちはショッピングモールでフラーにバイトをしないかと声をかけられたが、フラーの方は15歳だとは知らなかったという。第3級犯罪的性・行為や児童虐待に問われると追及すると、黒幕の名を明かすと取引をもちかける。何と、ロジャーが少女たちの写真をトレーディングカードのように持っていたという。もし真実ならロジャーは性的人身売買の罪に問われることになる。一方、ロジャーはマクスウェルが弁護士が来るまでは喋らないようにと止めるのも構わず、彼女たちはホステスだと思っていたと喋り始める。ロジャーが性的接待を受けていた証拠はないため、カリシはマクスウェルの自宅でもある場所の家宅捜索令状を請求する。マクスウェルはオリビアとカリシに、あなたたちの立場を理解しており透明性を担保したいという。未成年の少女に対する罪で加害者の裁きを望むというが、夫の無実を信じるマクスウェルはフラーが夫を利用して罪を軽くしようとしているという。まずは夫と話をしてほしいというので、SVUは要望を受け入れる。エル・サンティーニはカムデンの中学校の教頭だった。ヴェラスコとチャーリシュがパメラ・メンドーサ宛の送金について質問すると、カトリック教会の慈善活動で、パメラが夫に先立たれ気の毒に見えたので助けようとしたと答える。ヴェラスコは学校構内を歩いて、ある教室前で足を止める。教師として子どもたちの前に立っている男が「チリー」だという。ロジャーはクラブがホステスやエンターテナーとして少女たちを雇い、クラブに設置されたギリシャ風のプールでニンフ役として立ってもらったという説明をするが、少女たちの証言と矛盾する。フラーが黒幕はロジャーだとしていることについては、一緒に不動産投機をしている関係で、ロジャーを脅して所有する株を売却させたいのだという。これを聞いてマクスウェルはロジャーは嘘を言っている断じる。不動産投機の話は去年破綻しており、ロジャーが失くした金というのはマクスウェルの金だ。マクスウェルはあらゆる令状を取って徹底的に調べるようにいう。ロジャーのクラブのロッカーから少女たちの裸の写真がみつかり、いよいよロジャーを逮捕せざるを得なくなった。写真は少女たちの同意なしに撮影され、フラーはロジャーがそれで少女たちを脅したという。マクスウェルは前の夫と別れた時にかなりの示談金を得たが、ロジャーは資産を持たず、小遣いを渡す生活だという。こうなったのは私の責任なのだろうかというマクスウェルに、オリビアはロジャー自身の選択だと答える。マクスウェルの夫への信頼はゆらぎ始めたようだ。ヴェラスコとチャーリシュはチリーを尾行して、生活状況を監視する。カルテルに忠実なはずの男にしては、冴えない地味な生活をしているようだ。チリーとエル・サンティーニはバーで酒を飲んでいた。ヴェラスコはチャーリシュを外し、一対一でチリーに向き合う。始めヴェラスコがかつての相棒だったことに気が付かないようだったが、チリーはフアレスの脅えた少年のことを思い出す。今はアンソニー・サンティーニと名乗っているという。児童ポルノの所持で取引を勧めるマクスウェルに、ロジャーは刑務所には行かないと拒む。性的人身売買で公判になれば実刑は免れないといくら説得しても、一旗上げようとして初めて妻に金の無心をしなかったから怒っているのだろうという。問題を解決してくれとすがるロジャーに、マクスウェルは便宜ははからないと突き放す。しかし、公判に進めば、マスコミも騒ぎ、上層部も見逃さない、マクスウェルも一蓮托生となるだろう。マクスウェルはあなたがわからないという。ヴェラスコはギャングの手下として殺しを命じられた夜の記憶に今も苛まれていると話す。フリーズしたヴェラスコをチリーは守ってくれた。そのことの礼を言っていなかった。チリーはやるべきことをやっただけだと言い、その後の人生について語り始める。翌朝、ヴェラスコはチャーリシュにチリーの供述を録音したという。チリーはその後売人を殺したり、多くの殺人事件に関与したことを認めた。このままNYに戻り、オリビアに報告するという。店を出たヴェラスコに、エルが銃を突きつけ、録音を聞かせろという。チリーは神に出会い、全てを告白し許された、だからヴェラスコにも許してほしいと語った。エルは携帯をよこせと迫る。エルとチリーはこのレストランで出会い、何かから逃げてきて生まれ変わって一生懸命に働くチリーを助けた。彼は変わることができると信じた。だから携帯をよこせというエルに、ヴェラスコは君は人を殺せない、チリーは殺人者だった、すまないと言って去っていく。マクスウェルが帰宅すると、ロジャーが結婚記念日のディナーのやり直しだと食事を用意して待っていた。食べる気はないというマクスウェルに、最後にもう一度だけ君と食事がしたかったんだという。マクスウェルの前夫は妻に正しい「しつけ」をした、君は夫を萎えさせるクソ女だというと、興奮したロジャーが食べ物を詰まらせてしまう。マクスウェルはその様子を傍観してから救急車を呼ぶ。検視官は事故死だったと結論づけたが、カリシはタイミングが良すぎるという。ヴェラスコはオリビアに録音データを渡す。ヴェラスコは正しいことをしたが後悔もあると打ち明ける。オリビアは心の重荷が取り除くことができたのではと言い、録音データは聞いて今後の対応は任せてほしいという。マクスウェルはオリビアに、ロジャーを助けようとしたがどうしようもできなかったという。それでも夫を愛していた、信じてくれるかというと、オリビアは確かめようがないと答える。私達はまたステルメイトだ。この件はまだ捜査すべきで、マクスウェルの証言以外のものが出てきたらオリビアは一番先に知らせるという。「正義の女神は法の下では平等に捌く、しかし心がないわけではない」オリビアは「この会話に悩まされることになれば、私はどこまでも冷酷になれます」と言う。マクスウェル氏も男運が悪いですね。なんでわざわざあんな男に惚れるのでしょうね。暴力は振るわないかもしれないが、嘘つきのヒモみたいな全く酷い男で、それでも愛していたわけでしょ、まあ信じたいと思いますよね。しかし、検察の重要ポストにいて身内が重罪に問われることになれば、きちっと筋を通さなければならない。最初は「夫がそんなことをするはずがない」と言っていたのに、信じたくない事実が明らかになってきた。そして、もうすっかり愛想が尽きたと思った時、ロジャーは目の前で死にそうになった。すぐに911にかけたところで助けることはできなかったかな。でも、優秀なオペレータが救命方法を指示していたら助かったかもしれない。未必の故意というやつでしょうか。マクスウェルの心の中には、どうせ有罪に問われることはないという思いと、この際情けない夫が死んでも自業自得だという気持ちがあったでしょう。オリビアは前回、子供が誘拐監禁犯を殺したかもしれないという事を知りながら、未解決事件としてあいまいに置いておいた。それに対してマクスウェルが言ったことをそのままオリビアが返したわけで、まさかここでそれを言うとは憎いですね。これできっとマクスウェル課長は終わりかな。お金はあるようですし、優雅に人生を送れば良いのではないかしら。それにしても15歳をホステスとして雇うクラブがありえないと思います。一応紳士の大人のクラブでしょ。一方、ヴェラスコのストーリーは上手く落としましたね。チャーリシュとの関係も、お前のやり方に倣ったんだ、警部への報告を見るのが楽しみか?ポップコーンいるか?とか、自虐的に言っていたのが、「あなたのことが心配なの」と言われて、「君がいなければできなかった」という気持ちに変わっていった。これは良かったですね。忠実でない相棒よりも悪いのは、盲信的な忠誠心を持つ相棒という、大先輩からのアドバイスは効いたでしょうね。チャーリシュもまた変化があったような感じです。チリーもギャングの道から抜けて、償いの道を歩んでいたことを知って、しかも愛する人がいるわけだし、そのチリーを突き出すことは辛いですよね。でも、その後のことはオリビアの手に渡って、もうヴェラスコは忠誠を示したわけです。心の重荷はオリビアが代わりに背負ってくれた、とでもいうのでしょうか。
September 18, 2023
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『4人のスパイ』シーズンフィナーレに向かって、今シーズンで仕込んだストーリーを回収にかかりましたね。注目すべきことがいろいろありました。次週のフィナーレが楽しみです。DCの国立公文書館で警備員をしている、海軍予備役ルイス・デイジーが勤務中に機密文書を扱うブロックで殺害されているのが見つかる。入館するには網膜スキャンが必要で昨日は42人が入館している。殺害された場所にはロシア関係の文書があり、犯人は機密文書を盗む目的で侵入したらしい。マクギーらは盗まれた文書を特定するべく、大量のファイルを調べる。ジミーは死亡時刻を30時間前と断定し、その時間帯に入館した人物を絞り込むことにする。先に帰るジミーがチームの面前で、ナイトに思わず「愛している」と言って、場は微妙な雰囲気になる。入館者を絞り込んだところ、コンスタンス・ミラー上院議員と判明する。ミラー議員は2ヶ月前にロシアのスパイに狙われており、マクギーがパーカーに連絡すると、何とミラー議員はパーカーの家にいた。NCISに現れたミラー議員は自分は公文書館には長らく行っていないと言い、犯行時のアリバイについて、パーカーと一緒だったと言って、一同を驚かせる。犯人は議員の網膜情報をコンタクトレンズにしてセキュリティを突破しており、監視カメラに映った男を見て議員は覚えはないという。この男がミラー議員になりすましてロシア関係の情報を奪い、一人殺したことにパーカーは立場上、説明を求められる。犯人の男はどのデータベースにも情報が見つからない。ジミーは人前でナイトに「愛している」と言った後、ナイトから電話に折り返しがないことを気にしている。仕事とプライベートを切り離しているつもりだったが、ナイトはどう思っているのだろうか不安だという。NCISは議員の自宅に侵入し金庫を破ろうとしたネイト・ビリングズに話を聞くことにするが、ビリングズはロシアから送還を申請されており、国務省がそれを拒否するという状況にあることがわかる。この件については機密扱いで国務省の参事官スチュワート・グレコに話を聞く。グレコはロシア側の送還申請を一旦拒否したものの、今朝、ロシアから政治犯の釈放を提案されたという。つまり、NCISが捕らえたロシア人スパイ4人(ワッツ夫妻、エヴリン、ビリングズ)と、ロシアで捕虜になっているアメリカ人4人を交換しようという。公文書館で侵入事件があった直後にこの取引は疑わしい。しかしグレコはアメリカ人が戻ってくる事を第一に考えるという姿勢を強調する。しかも、ビリングズはすでに護衛艦に載せられ大西洋を渡っている事がわかる。トーレスとナイトがヘリでUSSコートランドに乗り込むが、ビリングズはこれで国に戻れるとNCISに情報を提供するつもりはないという。そこで公文書館に侵入した男の写真を見せると動揺を見せ、自分のハンドラーである「ユーリ」だと明かす。ビリングズはハードドライブを盗むという任務に失敗し、ユーリ自ら汚れ仕事をこなしたことで、自分は国に戻れば殺されると怯える。ビリングズは国務省に交渉してほしいと訴える。ユーリが盗んだファイルは「イリヤ・ソコロフ1985」というものだった。ロシア人の亡命者で、その存在を調べている時に、グレコから捕虜の交換にNCISが干渉したと乗り込んできた。それだけでなく、ビリングズはトーレスたちが去ったあとに拘禁室で自殺した。国務省の取引が葬られてロシアとの関係を懸念するグレコは、上の立場からNCISにお咎めがあるだろうという。現在講演活動でエディンバラにいるダッキーからイリヤ・ソコロフに関する情報が寄せられる。NIS時代にソ連の優秀な科学者だったソコロフがアメリカに亡命して名を変え、大学教授として小さな町に住んでいるという。イヴァン・クリヤキンという名で、すぐにNCISが自宅に向かうが、ソコロフは拷問された上殺されていた。しかも犯人はその家のシャワー中で例の「ユーリ」だった。その場で逮捕するものの、ユーリは開き直った態度で裏切り者のソコロフを殺したことを認め、刑務所に入ることにこだわりはない。ソコロフから必要な情報を聞き出したと見られ、ユーリの通話を調べることにする。トーレスはナイトにジミーとの関係について聞き出そうとするがナイトは何も言わない。ジミーにその事を伝え、自分の気持をもっと口に出すべきだという。トーレスは最近母や姉に電話をかけることが多くなっているが、その理由をマクギーやナイトには言おうとしない。移民が絡んだ事件から感傷的になっているという。ユーリは何度もロシアと通信していることがわかる。暗号化された写真を解読すると、公文書館で盗んだファイルの写真の他に、ミラー上院議員とユーリの写真があった。高解像度の写真から網膜情報を得たと見られる。議員はユーリを知らないと言っていたことから、改めて事情を聞くことにするが、ヴァンスはあえてパーカーにその役を任せる。議員は選挙資金集めのパーティで撮影したので、撮影した全員を覚えていないという。捕虜交換でモスクワに戻ったワッツ夫妻がバルコニーから転落したという情報が入り、ロシア側は取り戻したスパイを口封じで殺した疑いが出てきた。ビリングズもそうだろう。しかしグレコ参事官は相変わらず、アメリカ人が釈放されればそれでよいという。残るエヴリンの身柄がどこにあるのが全く情報が得られず、ロシアとの取引も知られていない。パーカーがイライラを募らせる中、ナイトは全員に「私もジミーを愛している」と公表する。エヴリンの身柄がロシア大使館に移送されることがわかり、受け渡しの寸前にNCISが到着する。邪魔をするなというグレコを前に、帰国すれば殺されるかもしれない、ユーリを知っているかというとエヴリンの表情が変わる。エヴリンは大学を卒業する時にユーリに雇われたが、任務を実行できないとわかると離れていった。ユーリの目的は世界的な混乱だというが、どういう計画なのか判然としない。これ以上はエヴリンから情報が得られないと見きったところにグレコが現れ、誰がエヴリン移送の情報を流したのかと詰め寄る。情報を流したのはミラー上院議員だった。さらに、交換されるはずのアメリカ人捕虜は3週間前にすでに死亡していることがわかり、グレコの資産にもロシアとの関わりが疑われた。パーカーは議員に感謝するが、議員は2人の関係を終えるという。パーカーはまだ昔の恋人のことを思い続けている。ダッキーはソコロフの亡命前の研究に大量破壊兵器のような、不穏な計画があったことを掴む。30年前は実現不可能と思われた計画も、最新技術の進化で実現可能となった。もうプロトタイプを制作しているかもしれない。To be continued....フィナーレ前のダッキー出演!と喜んでいると、まさかのTVドラマにちなんで「イリヤ・クリヤキン」にはさらに盛り上がりました。いろいろの条件があってのリモート出演でしょうが、上手く機能していますよね。古い情報ならダッキーの出番ですよね。絵空事と思われたプロジェクトが技術の進歩で可能になったというのも、いかにも時代を現しているようだ。それが次週、最終回でわかるということですが、その前にモヤモヤしていたジミーとジェスの関係がオフィシャルとなった。これはめでたいですね。人事課に正式に報告することで、職務に差し障りはないと思いますし、やっと悲劇のカップルではない、安定した人間関係ができて、ドラマのテーマにもなるでしょうね。JAGのバドとハリエットみたいに。一方、モテ男のパーカーは女性の方から攻めてくるタイプで、まあギブスと同じですが、ギブスとは違い今も生きている人が心の中にいるということで、この先の展開は違うかもしれません。ギブスも始めは赤毛の女性と何度も結婚、離婚を繰り返しとネタ扱いだったのですが、途中から悲劇の人になってしまいましたからね。ということで、ロシアが目論む恐ろしい兵器開発を阻止することはできるのか、そのままシーズン21に持ち越しか、楽しみに待ちたいと思います。
September 16, 2023
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シーズン3で出てきた「トロールファーマー」再登場の回。あの頃からデジタルの世界ではものすごい進化がありましたね。別に彼でなくてもできそうな…DCの総合病院で銃の乱射事件があったとSNSにリアルタイムで投稿があり、警察や消防が駆けつける騒ぎになったが、デマということがわかる。レッドはウージンがトロール・ファーマーことボー・チャンを仲間に入れ、騒ぎを起こしたと考える。トロール・ファーマーはかつてはレッドの仲間で、レッドとリズが逃亡中に力を借りた存在だ。リアルで臨場感ある動画でトロール・ファーマーが人心を動揺させる間に別の犯罪を起こす。ボー・チャンはFBIに逮捕された後、最近出所したと見られる。シーヤが一連の投稿を分析し、ボー・チャンがディープフェイクを使い複数のアカウントをハッキングしていることがわかる。今のところ、トロール・ファーマーの陽動作戦の陰でどういう犯罪が行われたのかはわからない。事件の「現場」となった総合病院の駐車場で車上荒らしがあった。その車の持ち主がマクファーリー下院議員の秘書グレアム・フリンで、議員は特別情報委員会の共同委員長であることから、クーパーはフリンに話を聞くよう命じる。レッドの仕事請負相手フィルが荷物の受け取りを拒否し金も支払わないので、チャックは困っている。ロヘリオのネットワークでレッドが探している男がニューオーリンズで見つかったという。レッドはその男を捕らえ、DCに連れてくるようチャックに命じ、フィルに会って話をすることにする。フリンとマクファーリー議員は委員会の極秘の会合でNSAのティーマンのプレゼンを受ける。「ヘックス・ルート」という開発中の技術を委員会メンバーに説明することになっている。FBIもその情報を掴み、会合が行われるスティーブンソンビルに向かう。しかし、会議の途中で火災警報が鳴り、プレゼンは中止、避難を始めたティーマンの前に警備員を装った男たちが銃を向け、腕に結びつけていたアタッシュケースを奪ってしまう。レスラーとデンベはフリンとマクファーリー議員に何があったかを聞き出し、「ヘックス・ルート」の性能などについて説明を受ける。レッドはフィルに直接会い、これまでのように商売を続けるようにいう。レッドがFBIと手を組んでいるという噂は、その道の輩には知れ渡っているというと、レッドはあっさり噂を認め、自分は当局の機関それぞれに仲間がいて、判事を買収し国内外の警察組織に息がかかった者がいるという。FBIに犯罪者仲間を売り渡しているという噂について追及すると、レッドは開き直り、次はこんなに穏やかには話さないとフィルを脅す。NSAから奪われたアタッシュケースの現在位置の情報を掴み、クーパーのチームがNSAより一足先にアジトに乗り込む。ボー・チャンを逮捕、「ヘックス・ルート」も確保するとFBIはウージンとの関係について聞き出そうとするが、ボー・チャンもFBIとレッドとの関係を指摘して、簡単にはしゃべろうとしない。デンベはボー・チャンはレッドを恐れているのだろうと考える。ウージンがボー・チャンを脱獄させたのはフリーランサーと同じく、レッドとFBIの関係を暴くためだろう。「ヘックス・ルート」はどんな防御もくぐり抜けてネットワークに侵入するマルウェアプログラムで、FBIのシステムに侵入すれば、レッドの免責契約の文書も盗むことができるかもしれない。レスラーたちは方針を変え、レッドの存在をちらつかせつつ、ボー・チャンにウージンにヘリックス・ルートを渡すようおとり捜査させることにする。クーパーはウージンを殺す恐れがあるレッドには知らせないという。シーヤはレッドに隠して作戦を実行することに疑いを持ち、お互いを信じていないのにどうやってレッドの情報を元に悪人を逮捕できるのか、という。レスラーはレッドとFBIが相互に隠し事をするのは相手を守るためだと答える。シーヤの母ミーラもレッドと組むことに葛藤しただろうか。この仕事をしていたらミーラも含め、皆、葛藤する。しかしミーラは多くのことを抱え込んで表に出さなかった。レッドはミーラがタスクフォースに加わった時に詳しく調べていたので、秘密を知っているだろう。そもそもレッドは全員の過去について知っているようだ。引き渡し場所の公園で監視を続けると、ウージンの代わりにフリーランサーことヴェセリが現れた。やむなくヴェセリ逮捕に踏み切るがヴェセリは逃亡を試み、現れた車に乗り込んで去る。運転していたのは元CIAのディーヴァーだった。ディーヴァーはウージンに頼まれたと言い、ヴェセリをある場所に連れて行く。しかしそこに待っていたのはレッドだった。ディーヴァーはレッドに脅されて手伝ったが、レッドはお前を生かしておくと言ってシーヤに連絡する。シーヤのチーム加入のプレゼントがあるという。さかんにシーヤに連絡を取ってくるハービーに、レッドは直接会って事情を聞く。ハービーはクーパーのチームと一緒に仕事がしたいと望んでおり、レッドはクーパーにハービーを雇ってやってくれと頼む。レッドはウージンの逮捕を目論んだ作戦を自分に知らせなかったことに言及する。クーパーもディーヴァーの事を黙っていたではないかと返す。ちなみにフリーランサーはその後姿を消しており、クーパーはレッドに殺人は許さないという。レッドはこのまま賢く振る舞えばウージンとの戦いを終ることができだろう。そしてレッドとFBIの関係は、最初から何もなかったかのようにもとの闇の中にとどまるだろう。今更ですが、クーパーとレッドを対立構造にさせますね。信頼という言葉も嘘くさい、お互いに利用しているだけですが、一応ファミリーなのがこのドラマのスタイルで、ある意味クーパーはレッドと表裏の顔だと思います。それでもレッドを完全に蚊帳の外にするのは難しく、いずれはレッドが全てを知ることになってしまい、レッドが関わらないと作戦は失敗するというパターンが多い。レッドを出し抜いたのはリズが死んだと思わせたあの時期だけじゃないでしょうか。それにしてもアグネスのお菓子作りにレッドが参加するシーンなどは、完全に時間つぶしだなあ。昔の人を出すために、トロールファーマーを引っ張り出してすぐに決着を着けないで逃しておく(フリーランサーもそう)のでテンポ感がなくて、盛り上がらなくて終わりますね。今回シーヤがごもっともな意見を言うのが良かった。レスラーがそこまで言うなら、ミーラの秘密を掘り起こしてほしいですね。また、デンベが捜査をリードしているところが印象的でした。レスラーと組ませて「レッドとFBIが繋がっているならば」、「本当は違うけど~」と漫才のように掛け合うのも新鮮で、レスラーも随分変わったなと思いました。これまで何度も監視して待ち伏せする作戦がありましたが、フリーランサーにあっさり逃げられるのは情けない。ハービーがシーヤに何度も電話をかけて鬱陶しがられるところはもっと面白くできればよかったですが、結果的にチームの一員になりそうなので、期待しています。
September 15, 2023
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最終シーズンも折り返しになって、シーズンの始めを思い出す時期になったかという感想です。今回のメインはファティマだったかな。ゲストのトニー・ゴンザレスは本家NCISでフランシス特別捜査官として複数話出演していましたが、こちらでは別の役柄でした。原子力潜水艦乗員のザーラ・マフマッド大尉が失踪した。対潜戦訓練センターに所属し、この2年は請負業者に出向しており、原潜の被探知防止技術を開発中だという。上官によると、大尉は昨日の午後私用で早退した後、連絡が取れなくなり、今日も出勤しなかった。立場上機密へのアクセス権があり情報局は警戒しているため、早速NCISチームが状況を把握することになった。キルブライド大将が上官のアロンゾ大佐から話を聞く。マフマッド大尉の仕事ぶりも人柄も問題はないというが、実は先週、大尉は極秘偵察任務の会議に参加していたという。その内容については大佐の立場ではキルブライドにさえ明かすことはできず、もし任務が危うくなればSEALチームが敵地に送り込まれることになる。それは大変危険な任務であり、猶予は12時間しかない。大尉の銀行口座に動きがあり、昨日2万ドルの現金を引き出していることがわかった。自分から失踪するつもりだったのか。身を隠すにはもっと金が必要だが、その場合は軍の機密を売ることもできるだろう。大尉の両親はノースリッジでアフガン料理店を営んでいる。ケンジーとディークスが現地の言葉に詳しいファティマと店を訪ねると、大尉の両親は娘の失踪について何も知らず、最後に会ったのは土曜日でいつものように食事をしたという。大尉にはロンドンで大学院に籍を置く弟がいて、姉弟は仲がよく、父親は家族は絆が深いという。両親は30年ほど前にタリバンに故郷を追われてアメリカに渡った。親戚はパキスタンに逃れたが、夫妻は子供を暴力のない土地で育てたかったのだという。ファティマは母親の反応を見て、弟について何か隠しているようだと感じる。英語が話せないと言っているが、実は理解しているようだ。おそらく、NCISを信用していないのだろう、ファティマの両親も移民として当局を信用しなかった。ファティマがNCISに入って初めて信用するようになったほどだ。カレンとサムは大尉の自宅を捜索し、金庫の中からパスポートを見つける。貴金属など大事なものも残っており、自発的に身を隠したのではなく、誘拐されたのではないかという。大尉には7ヶ月間毎日のように電話をする相手がいた。テッド・ブラウンは少年犯罪歴があり、借金もあったようだ。両親には交際を隠していたのか。ラウンドトゥリーは大尉の行動を追跡し、車を修理に出し代車に乗っていたことを掴む。昨日銀行で2万ドルを下ろして、その車を駐車場に置いている。カレンとサムがその車を調べると、シートの下に「ロジャー、8、ブロード」と書かれたメモがあった。8番通りとブロードウェイの角というと、近くには両替所があり、そこで2万ドルを換金するつもりだったのか。キルブライドは元陸軍大佐で、現在は宇宙軍でコマンド戦闘統合局長となったジャクソン・ラッドに会いに行く。全軍の機微区画情報にアクセスできる立場となったラッドに、海軍の機密情報を知りたいと頼む。テッドの自宅を訪ねると、テッドが血を流して意識を失っている状態で見つかる。何者かに拷問を受けたと思われ、壊された携帯が落ちていた。近所の目撃情報で家の前にSUVが停まっていたという。大尉とテッドは愛し合っていた、テッドは愛する人を守ろうとしたのではないか。両替所のオーナー、ロジャーはNCISに警戒しながらも、大尉が1週間前に来て海外に送金するのを手伝ったと明かす。送金先はパキスタンで、現金は昨日持ってくるはずだったが大尉は姿を見せなかった。テッドの家の前のSUVはレンタカーで、偽の身分証明と現金で借りられていた。レンタカーを引き渡した場所はわかっており、駐車場の監視カメラの映像に大尉を誘拐する犯人の姿が写っていた。マスクをした2人の男と運転手でプロの仕業と見える。大尉の弟オマーと連絡が取れたが、実は大学を中退してサンフランシスコに戻っていることがわかる。両親とはイスラム教に関する考え方の違いで対立し、音信不通になっているらしい。姉弟の両親は厳格なコーラン主義だ。ラウンドトゥリーはレンタカーを借りた人物をムハンマド・ハサンと割り出す。ハサンはイスラム教の超保守派で武装集団と関係があるという。ラッド大佐の情報で大尉は海軍の偵察任務については内容を知らなかったことが判明する。そもそも誘拐は海軍の任務とは無関係だという。大尉の両親を探るとパキスタンの結婚式に行く予定であることがわかる。パキスタンでの農機具のメーカーの経営者バシール・カーンの息子と大尉が結婚する予定だという。両親は娘の自由な恋愛を認めず、故郷の結婚を進めようとしたが、大尉はそれを拒否し金を払って自由になろうとした。しかし結婚の拒否は家族にとって不名誉なことで、コミュニティからも締め出される。両親は娘に対して名誉殺人を仕掛けたのではないか。ケンジーとファティマが再度マフマッドの料理店を訪れると、店の中は乱闘した痕跡があり、怪我をして倒れている父親と介抱している母親がいた。ケンジーとファティマの前に銃を構えたハサンが現れる。ハサンは大尉のいとこで、残りの2名も出てきてケンジーとファティマは殴られて意識を失う。2人の異変を察し、カレンとサムが店に急ぐが、発信機がオフになりケンジーとファティマの生存が確認できなくなった。キルブライドの命令で司令室に残ったディークスは、大尉のいとこの親がロングビーチに廃品置き場を持っていることを突き止める。そこに大尉が囚われているのではないか。そのころ、ケンジーとファティマは廃品置き場で車のシートに縛り付けられていた。ケンジーはまだ意識を取り戻していない、車から火が出ている。廃品置き場に到着したカレンとサムを、ハサンらいとこの3人が待ち構えており、大尉も捕らえられていた。NCISとハサンらが激しい撃ち合いをする中、ディークスは車の火を消すため消化器の場所を伝える。その時車が大爆発を起こした。NCISに緊張が走るがその直前にファティマが縛られた縄をほどき、ケンジーと脱出していたのだった。大尉は救出され、ハサンらも逮捕された。大尉のいとこと叔父の間に交わされたメールによれば、誘拐と両親との関わりはなさそうだ。テッドが目を覚まし、大尉と再会を果たす。テッドは回復が見込まれる。ファティマは今回の事件で、イスラム教の女性たちが自由な思想や結婚相手の選択がなく、苦しんでいることに複雑な気持ちでいた。彼女たちの状況は不公平だ、とサムに打ち明ける。サムは世界を良くすることは可能で良いことが起こりつつあるという。ファティマの希望に反して、進歩は早くもないし楽でもない。焦らずに、答えはいずれ出るとサムはいう。それでもファティマの表情は晴れない。爆破シーンは派手でさすがでした。ベタな展開でしたけど。いつもは男性相手にびくともしないケンジーとファティマが簡単に倒されるのはちょっと残念です。海軍情報部のアキル・アリ監察官とファティマの交際は続いていたのですね。一緒に護身術を習うなど楽しそうですが、まだまだ友達止まりなのかな。ラストシーンを見ていると、それだけでもなさそうですが、これを機に関係が変化するかもしれませんね。アリは悪い人ではなさそうなのは確か、でも「この人でなければ」という熱も感じられず。ファティマの気持ちは変わるかもしれませんので、見守るしかないですね。酒の問題があったラッド大佐があっという間に重職に復帰できたのは、キルブライドの影響力でしょうか。世話になったとはいえ、ラッド大佐も危険をおかしたのには驚きました。キルブライドでも知ることができない機密を大佐が知っていて、今回は便利に使ったという感じがします。大将の立場なら他に方法がなかったのかと思いますが、ラッド大佐のその後を見せたかったのでしょうね。アロンゾ大佐へのキルブライドのコメントも意味ありげで、大佐は子供時代に何があったのだろうと思わせますね。演じている役者さんが実際に何かあって、みんな知っているのかなあ。サムもムスリムなのでファティマの相談相手になるわけですが、戒律をどれほど守って生活をするかでいうと、ファティマも戒律を知らないはずはなく、今更な感じもします。でも、それなのにかなりショックを受けていたもようで、大尉の事を自分ごととして捉えるようになったということなのかな。残り半分のシーズンでファティマが成長していく事になるのかなと思いました。
September 14, 2023
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「Blacklist」に比べれば、画面的にも内容も圧倒的に女、女していますね。ケースはこれまでにもあったと思いますが、そこにマンシーとチャーリシュの新人が張り合っているのが新鮮で面白い。彼女たちは早くもオリビアの若かりし頃の迷いを体現してくれていて、ドラマとして上手く動いていると思います。今回は何と言っても、ゲスト女優との一騎打ちが見ものでしたね。大手の建設会社に勤務するモナ・スチュワートが同僚で上司からレイプ被害を受けたと訴える。犯人は社長の息子のマーティン・パリシュで、オリビアはマンシーとチャーリシュに事情聴取を任せることにする。2人は対立状態から少し分かり合う関係になったようだ。マーティンの母コニーは父親から建設会社を引き継ぎ、息子には支配的に振る舞っている。親子の食事の時間を強制され、マーティンは息抜きに時々モナの家に行く。インテリアデザイナーのモナはマーティンの部下で、仕事の相談をするのが表向きだが、マーティンはモナに添い寝したり映画を見たりして時間を過ごしていた。いつも2人でマーティンが持ってくるコカインを吸うが、なぜか昨夜はマーティンが迫ってきて拒むとレイプされたと訴える。動揺したモナは同居人に早く帰ってきてほしいと電話し、メッセージを残した。帰ってきた同居人にマーティンに噛まれた胸を見せた後、通報した。モナは仕事を失っても、マーティンを訴えるという。コニーの元夫ピーターは子守と家を出てしまっており、コニーは夫相手に何度も訴訟を起こしている。胸の噛み跡や、レイプ検査でDNAが検出されており、同居人への助けを求めるメッセージなど証拠としては十分だろうが、パリシュ社は弁護士を立ててくるだろう。オリビアとフィンが会社でマーティンから話を聞くが、レイプ疑惑を否定しモナとは楽しく過ごしたという。すでにコニーはモナを解雇処分にすると決めており、その報復で訴えたのではないかというマーティンだったが、コニーが割って入り、息子に喋らせない。オリビアはフィンに「あれはモナへの嫉妬だ」という。カリシがモナがコカインを常用していることを心配していたところ、SVUにモナが現れ訴えを取り下げると告げる。すでにコニーがモナを買収したかと思われ、カリシはモナの証言なしに立件は難しいという。オリビアはレイプ検査の結果と同居人の証言をもとに、逮捕に踏み切る。令状を取りパリシュの家に入ると、母子は同じベッドにいて、マーティンはコニーの胸に顔を埋めていた。オリビアはコニーにも弁護士が必要だろうという。オリビアに怪しい男が声をかけ、モナは真実を言っていないという。コニーが以前から雇っている私立探偵らしい。カリシはモナの証言が得られないのなら、せめて同居人の証言がほしいという。その同居人は事件直後引っ越しをしており、こちらも買収された疑いがある。裁判所でコニーが直接オリビアに声をかける。同じ母親として、オリビアがBX-9の件でノアを守ったように、自分もマーティンを守るという。コニーはオリビアを仕事でも成功した母親と持ち上げながら、評判を保つためにマーティンを犠牲にするつもりなのかと言いがかりをつける。オリビアは落ち着いて立場の違いを説明してやりすごす。モナの同居人スタントンはやはりパリシュから金を受け取り、口封じさせられたようだが、マンシーとチャーリシュの説得でモナが残したメッセージを提出する。そのメッセージを聞かせ、さらに大陪審でスタントンが証言すると、マーティン側を揺さぶる。モナも召喚すれば証言を断れない。一方モナは証言するつもりはなく、マンシーとチャーリシュが説得を続ける。捨て鉢な様子のモナを見て、マンシーはあの状態で証言しても無理かもしれないという。ところが大陪審の前の日にモナが死亡したという知らせが入る。薬物の過剰摂取を疑われたが、コカインは少量しか検出されなかった。検視官がモナの肺のレントゲン写真に9.11の被害者と同じような瘢痕があるのを見つける。モナの死因は内部からの窒息死ということになるが、コニーが息子を奪うライバルを毒で殺したのか。モナはマーティンからコカインをもらっており、マーティンもまた肺を損傷している可能性がある。本人に確認すると、半年前にモナと出会ってから2人でコカインを吸い始めたが、マーティン本人は2ヶ月前から呼吸が苦しくなり、吸入器を使うようにいなったという。レントゲンと撮ると、マーティンにもまた肺に損傷が見つかる。コカインはロングアイランドのコニーの別邸近くに住むヘンリーという男から手に入れたという。ヘンリーはコニーの別邸の管理を引き受け高額の給与をもらっており、ただの管理人ではなさそうだ。コニーの父が建てたという別邸を家宅捜索すると、コカインが入った袋がみつかり、業務用の研磨剤が混ぜられていることがわかる。モナが使った最後の一袋はほとんど研磨剤が入っていた。これを渡したということはヘンリーは殺人罪に問われることになる。ヘンリーは弁護士を要求し、コニーに事情をきく。コニーはヘンリーを可愛がり2番めの息子のようにしていたといい、マーティンに毒を盛ることはありえないと主張する。オリビアはマーティンを支配し続けるためにあえてマーティンを弱らせ、あるいは死なせれば二度と離れていくことはなくなると指摘する。それでもマーティンは母親を信じ、裏切れないという。自分は父からから捨てられ、母から捨てられれば一人っきりになってしまうと考えている。SVUは父親のピーターに、証言するよう説得してもらうことにする。もちろん、マーティンはレイプ犯だが、ある意味彼も被害者だ。ピーターを探して連絡すると、すぐに妻子を連れてNYに来るという。オリビアがピーターに家を出た事情を問うと、コニーに殺されそうになったから、と答える。飲み物に研磨剤を入れられ、体調を崩した時に子守のビアンカが気づいてくれた。当時マーティンは12歳で、夫の浮気にコニーは寂しさを息子に求めた。2人で寝て授乳させたというので、ピーターは次第に妻と距離を取り始め、体調不良になって家を出たという。マーティンには一緒に家を出ようと行ったが、マーティンは拒否した。児童福祉局に連絡しなかったのは、息子が里親に育てられるよりはマシかと思ったからだ。これでも息子を愛している。そこに現れたマーティンは父親との再開を喜び、罪を償う支えになってほしいという。父親側についたマーティンを見てコニーは開き直る。オリビアはマーティンを幼児のままにして自分に従うようにしたのは子育てとはいえず、息子が最優先と言いつつ、実はコニーがマーティンを必要とし利用したのだという。それは愛でもなく母性でもなく、ただの自己愛だ。ピーターにも落ち度はあるものの、今はマーティンのために一緒に考えている、それこそ本当の愛だ。コニーは故殺で取引に応じることになった。息子のためかというフィンに、オリビアは自分の罪を軽くするためだと断定する。コニーが人格的に問題を抱えていることをオリビアは見逃さない。ピーターが説得し、マーティンは罪を認め収監されることになるだろう。オリビアは早く家に帰り、ノアにハグしてもらうつもりだ。冒頭の長い親子セラピーのシーンは、登場人物のキャラクターを説明することになりましたが、マーティンの犯行動機を説明するものだったのかな。マーティン役の人は最初、ニール・パトリック・ハリスかなと思いました。(笑)情けない感じがよく出ていましたね。コニー役の人はイギリスの俳優さんですね、ドクター・フーで注目されたようですが、なかなかの存在感です。シーズンに1話はオリビアとガチで対決するゲストがいるわけです。今回は、例のギャングとの抗争でオリビアもノアを守るためにグレーな事をしていたのが伏線になりました。母親なら~するはず、という論法で痛いところを突かれたというところだったのでしょう。私は違う、今日は疲れたから家に帰ってノアにハグをしてもらう、という安全圏内の愛情を求めるところが、まあ皮肉かな。もちろん、最初からこの母親がおかしいところはわかっていましたけれど、一抹の母性、愛情を見せても良かったのじゃないかと思いました。まあ、コニーをソシオパスと決めつけていましたから同情の余地はなかったのかな。タイトルはいわゆる「プチプチマット」ですね。建設中かリフォーム中のシートに囲まれた風景が気味悪かったです。マンシーはオリビアの受け売りか、被害者への共感が強くて感情的、チャーリシュは現実的で事実を積み重ねるタイプと、2人の色付けがはっきりしておもしろいです。オリビアもそのバランスで苦労してきたということかな、フィンに「私は現実主義者」と言っているところは、そう思わないとやっていられないんだろうなと思いました。
September 11, 2023
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『セカンド・オピニオン』冒頭のクマ刑事から実際の殺人事件発生、そして恒例の権力のある人の口出しやらいつものテンポで始まりましたが、ジミー絡みのゲストが出てきて、印象深いエピソードになりました。ちなみに、クマ(グリズ)刑事は、カートゥーンのキャラクター「犯罪犬マクグラフ」のパクリなんだそうで、いかにもアメリカだなあと思いました。日本だったら防犯などにヒーローもののキャラクターを使うでしょうね。公園内の森の中で女性水兵の遺体が見つかる。傷み具合から死亡日時や死因は今のところはっきりしない。所持品の駐車係控えから、被害者はグレイソン上院議員の自宅に立ち寄っていることがわかる。飾っている写真をみたパーカーとナイトは、被害者は上院議員の娘アマンダであることに気づく。グレイソン議員によると、アマンダは問題を抱えており、荒れて自己破壊的な行動を見せていたという。議員は仕事で忙しく、愛情が足りなかったのかもしれないと悔いる。最後に娘に会ったのは2週間前、選挙の寄付金集めのパーティで、突然姿を現し、最初は明るい様子だったが最後はいつものように酒を飲んで荒れて、喧嘩して帰っていったという。殺人事件として捜査を始めるパーカーに、議員は進捗状況を逐一報告するように求める。アマンダは16歳になるまでに飲酒運転や器物損壊、迷惑行為などの前科があり、ユタ州のローズウッドセンターという問題児を集めた寄宿学校に入れた。しかしそこでも効果がなく、議員はアマンダを海軍に入れたがそこでも素行不良などから、除隊になる予定だという。アマンダは「キュリオキャム」という、個人の動画配信の副業をしており、かなりの視聴者がいたようだ。議員は捜査の手助けにと、著名な法医学者をジミーの相談役として送り込むという。ベストセラー作家でもあり、テレビ番組も持っているマイケル・バウワーと聞いて、ジミーは驚く。バウワーはジミーの大学のルームメイトだった。しかしサポート役と言いながら、バウワーは勝手に検視を始めてしまう。ケイシーはバウワーのファンで、著書を全部読んだという。パーカーはあまり良い印象はないようだ。アマンダの動画はリラックスのための音を提供するという微妙なものだったが、すべての動画に気味悪いコメントを寄せる人物がいた。アーサー・ヴァーノンという男の自宅を訪ねると、アマンダの写真だらけのシュラインがありスカーフがあった。典型的なストーカーと見られ、NCISで話を聞く。ヴァーノンはスカーフはアマンダ本人からもらったと言い、死亡時の2日前の5~7時には仕事をしていたという。ただ、仕事場は遺体発見現場とほど近く、ヴァーノンは元妻へのDVで接近禁止命令が出ていた。状況的にはかなり疑わしいが、決定的なものがない。しかし議員は逮捕せよと圧力をかけてくる。バウワーはケイシーの検査結果も独り占めしていた。ジミーは血中にリモドリンが検出されたことに注目する。死因は頭部鈍的外傷で、凶器は石だった。マクギーが顔についたマスクの痕を指摘すると、バウワーはシカゴで連続殺人犯を捕らえた時にマスクが使われたという。ヴァーノンは軍放出品の店で働いており、店主はヴァーノンが殺したと考える。店内には第2次世界大戦で使われたガスマスクがあり、アマンダの顔に付いていた痕と一致しそうだ。ヴァーノンも興味を持っていたという。ジミーはケイシーにバウワーとの関係について、大学時代には自分の方が優秀だったという。就職を考える頃には、メイヨー・クリニックの面接でバウワーが時間変更の連絡をジミーに伝えず、いつの間にかバウワーがメイヨー・クリニックの実習生になっていたことがあった。ジミーはもう過去のことなので気にしないというが、ケイシーは憤慨する。バウワーはヴァーノンが犯人だと断定するが、ジミーはリモドリンの影響で体温が高かったとして、死亡時刻が6時間早まるのでヴァーノンは無実だという。アマンダも主治医に体温が高いと訴えており、自分の経験から自信があると主張する。間もなくヴァーノンの釈放を決断しなければならず、ヴァンス局長は捜査の責任者としてヴァーノンの釈放を決める。ナイトはジミーの心境を心配し、本当の気持ちを話すようにいう。ジミーは娘の歯列矯正の金であくせくしている自分と、金持ちの有名人となったバウワーの差を気にしていた。アマンダは死の直前にローズウッドの同級生に連絡し、ランチに誘っていた。それほど仲良くなかったというホリーはカメラの趣味があり、当時撮影していた写真をアマンダに渡した。アマンダには忘れたい過去があり苦しんでいたという。アマンダが見つかった同じ公園で、女性の遺体が見つかる。キュリオキャムで配信しているロリ・ネルソンで、殺しの手口は同じだ。釈放されたヴァーノンは行方が分からなくなっており、グレイソン議員はヴァーノンを釈放したヴァンスを責め、無実を主張したジミーを首にしろと圧力をかける。反論しバウワーに対して感情的になったジミーに、ヴァンスは帰宅するよう促す。パーカーはヴァーノンの身柄を確保すべきというが、チームは優先すべきことがあるという。ローズウッドは現在、性的暴行の容疑で調査が入っている。関連する法律事務所は誰かをかばっており、アマンダは自分が被害者として犯人を告発するために写真を欲しがっていたのではないか。ジミーはケイシーの力を借りて、ロリの検視を遠隔で行う。腕に塗り薬のようなものが付いており、犯人から移ったのではないかと見られる。法律事務所が隠そうとしていたのは、ローズウッドの出資者でレイラン・マーシュという石油王とわかる。マーシュは他のローズウッドの生徒からも訴えられており、議員の自宅に飾られた写真に映り込んでいた。キュリオキャムの管理者からアマンダのファイルにアクセスが認められ、アマンダがローズウッド時代にマーシュから性的被害を受けたことを告発する動画をアップしていたことがわかる。ホリーが撮影した写真の中にはアマンダに接触するマーシュの姿が写っており、これが証拠となればマーシュの立場は脅かされる。ジミーはアマンダの口封じをしたのは別の人物だという。ロリの腕から採取された塗り薬は乾癬の薬でその調合から、処方された人物がわかる。グレイソン議員の第一秘書、プリチャードだった。マーシュは議員の選挙運動で最大の献金者であり、先日の寄付集めパーティでアマンダはマーシュと再会してしまった。アマンダはマーシュを告発しようとしていた矢先で、マーシュが有罪となるとグレイソン議員のキャリアも終わる。プリチャードはアマンダを殺してヴァーノンに罪を着せ、バウワーを雇うように強要して捜査を混乱させた。NCISの判断ミスを演出するためにロリも殺した。プリチャードは「我々のためだった」と議員に言い訳する。ニュースではバウワーの活躍が報じられ、ヴァーノンは祖母の別荘に隠れていたことがわかった。バウワーは今回のことでジミーに迷惑をかけたと謝罪する。今も昔もジミーの方が優秀だった。ジミーは結果としてこうなってよかったと思っているという。一番のお楽しみはスマホを持ったケイシーがジミーのために検視台の被害者に接近、体内に落としちゃうところですね。ケイシーも手袋をしなくちゃ。バウワー役の人はブロードウェイで活躍していて、ミュージシャンでもあるのですね。イケメンでした。(笑)ジミーの大学時代の話など、今回初めて触れられてその頃から、真面目で努力家であったことがわかりました。人を利用して出世する人生より、お金で苦労しても今の生活に満足できることの方がジミーにとっては良い人生だと言えるでしょうね。当に「清貧」を地で行くジミーは高い使命感を持ち、恩師ダッキーから仕事カバンを譲り受け、たとえ壊れていてもこれはお金には代えがたいのですね。職場では家族のような仲間に囲まれ、ケイシーにもナイトにも本音を言うことができるのはすばらしい。とてもジミーらしい言動なのが良かったと思います。議員役の人はよくドラマでみるおなじみの方ですが、JAGでも議員役でよく出てきていたような。殺されたアマンダは問題があったとしても、本人にとって適切なケアや環境が得られずに苦しんだ上に母親の部下に殺されるという、本当に悲劇ですね。いずれにせよ、議員のキャリアは終わりだな。ところではアメリカでは子供の歯並びは親の責任ということで、相当なお金をかけて歯列矯正をするという話をよく聞きます。大学の費用も高いし、一人前になるのは大変ですね。
September 9, 2023
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巷の秋の気配を感じさせるように、そろそろ「終わり」を匂わせ始めましたね。レッドは今回は自分で運転してNYからDCにやってきた。その間のあれこれを語らせてうんちくを披露し、おじさんばかりの地味な絵面を彩っています。(笑)ボルティモア港のフェリーが爆発沈没し多数の死者が出た。レッドは独自の情報網で、「フリーランサー」ことヴェセリがフェリーターミナルで目撃されていたという。ウージンが脱獄させたヴェセリがいつもの手口で標的を特定されないように、大掛かりな事故を起こしたと見られ、早速標的が誰だったか捜査を始める。今のところ絞り込めない。NTSB捜査官は機関室から爆発音がしたようだと言い、今朝出港直前に沿岸警備隊の検査を受けていたことがわかる。運行責任者にヴェセリの写真を見せると、この男だったという。ゴミ箱に手袋を捨てていったというので回収すると、何らかの薬物を使ったようだ。レッドはフリーランサーの情報を、ロヘリオのホテル関係のネットワークから得ていたが、通報が遅れたことを指摘する。この件については報酬を3倍にしてでもネットワークに警戒を求めたい。レッドはロヘリオの自宅に泊まって事態を見守ることにする。FBIはヴェセリの残した手袋を緊急で分析するため、ハービーを郵便局に連れてくる。手袋に付いていた物質は鉄を食うという細菌であることがわかる。ヴェセリは機関室に爆弾を仕掛けるだけでなく、船体に穴を開けることも計画していたようだ。その細菌は廃棄物の洗浄用として販売されており、実態のない会社がラボから購入していることがわかる。しかし、取引の時間はフェリーの沈没事件より後で、ヴェセリはさらに次のターゲットを狙うのではないか。ロヘリオの情報で、DCのダウンタウンのホテルでヴェセリが目撃されたことがわかる。該当のホテルに警告を与えた上レスラーらが現場に向かうと、9階のフロアで火事が起こっていた。幸い、警告のせいで大事にはならなかったが、この回の住人にヴェセリのターゲットがいるかどうか聞き込みを行う。レッドはヴェセリの情報を寄せたホテルのメイドに話を聞く。しかし、実際はヴェセリ本人から1万ドルを渡され、ロヘリオに流すよう迫られたという。レッドはメイドを許すと、デンベに今回の攻撃でターゲットがいなかったことを伝える。ヴェセリは起こした事件にFBIがどう対応するのかを確かめたかったのではないか。デンベはホテル周辺の防犯カメラを確認し、フェリー乗り場でも見かけたカメラマンが火事の通報前に到着しているのを確認する。実は6年前にレッドとデンベがパパラッチに撮影されたことがあった。その時はロヘリオも一緒で、ヴェセリはその関係でロヘリオに情報を流したと思われる。レッドは「3つのルール」について言及する。関係ないと思われる出来事も3つ揃うと人々はパターンだと認識する。ということは、さらにヴェセリは事件を起こそうとしているのか。例のカメラマンはキース・ペリーというフォトジャーナリストと判明する。ハービーはペリーのカメラ機材にリアルタイムで撮影した写真をクラウドに送る装置がついているのを見つける。ということは、カメラの電源が入っていれば、いつでもクラウドに繋がる。令状を取りペリーのフォルダーにアクセスすると、現在進行形で写真がクラウドにアップされていた。現在地はアーリントンの12階建ての古いマンションとわかる。地下に爆弾を仕掛けられれば、基礎から崩れる可能性がある。FBIが現地に到着し、シーヤがペリーを発見、逮捕する。レスラーとデンベは地下に向かい、ヴェセリと向き合うが、ヒューズボックスに時限爆弾がしかけられ、穴を開けられたガス管からガスが漏れ出している。抵抗するヴェセリを何とか倒し、爆弾のタイマーを止める。気がつくとヴェセリは逃げ出していた。ペリーが6年前にレッドとロヘリオと撮影した時に、レッドの顔が写っていなかったことから話題にはならなかった。しかし数ヶ月前に男が訪ねてきて、その写真のことを質問した。男はウージンの手下と見られ、新たに撮影の依頼があったという。レッドはロヘリオがシーツの製造販売の商売を始めたことに感銘を受ける。投資をしようかというレッドに、ロヘリオはこれまでレッドのために全国的な情報ネットワークを築き上げてきたが、自分の夢の実現のためにそれを使うので金はいらないという。レスラーは薬物を断って1年経ち、自助グループ内でスポンサーにならないかと勧められる。アグネスが順調に成長し、すきな男の子がいるらしいということをクーパーは妻から聞いたとレッドに話す。クーパーはブラックリストと関わることで、「父親」としてアグネスと一緒に居られなかった事をそれで良かったのかと思うだろうという。ウージンはFBIチームの写真を撮ってどうするつもりなのだろうか。ウージンは3ヶ月前、ある男にレッドとFBIの特捜班との関係について話した。その男はレッドを倒すためにマーヴィンが雇った軍のリーダーだった。男はレッドとFBiの関係を証明しろと言い、ウージンはついにその証拠の写真を手に入れた。 男は「俺を雇うのなら高く付く」と答える。証拠がなければレッドとFBIの秘密の関係を信じられないといわれて、ウージンはコツコツと写真を撮って準備してきた。うーん、今どきフェイク画像でもAI画像でも何とかなりそうですが、ウージンは真面目だな。これで本当に免責の契約まで証明できるのか、というところですが、FBIチームの身柄が知られることでまたアグネスまで危険に晒されることがなければ良いですね。ちなみにフリーランサーはまた逃げたのですね。こいつの場合、1人を殺すために列車や飛行機、鉄道など大きな事故を装って無関係の人々を巻き添えにするというのだから、悪質度合いはかなり酷いです。クーパーのチームは責任を持ってヴェセリを捕まえなくちゃ。レスラーがヴェセリと戦うシーンはスタント丸わかりでしたね。そこを頑張る必要があったのか、というか、ヴェセリも結構強いじゃないか。ところで、レスラーが薬物から立ち直って、同じ悩みの仲間を支えてスポンサーになるというのは、これも最終シーズンらしくてよかったですね。リズの死を一番引きずっているのがレスラーと思うので、そろそろ立ち直ってもらいたい。ロヘリオのビジネスが世界的に発展するようになり、レッドの手を借りずに独り立ちする姿はこれも最終シーズンぽいです。レッドもいつもなら裏切り者は容赦なく殺すのに、メイドのマリアを許すなど丸くなってきましたね。
September 8, 2023
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前のエピソードがクロスオーバーの3話目ということで、色々大変な撮影だったのか、カレンもサムもディークスもお休みで、準レギュラーの人たちがその穴を埋めるみたいなエピソードでしたね。なのでまあ盛り上がりませんが、実は夫婦共演だったわけだ。サムのSEAL仲間で、現在は小説家として活躍しているトム・オルセンがユタ州のサウスバレーで殺人事件に関わったと見られ、姿を消した。現場はウェバー・ヤマダ氏の私有地で、ライフルを持った2名が死亡しており、その山小屋ではヤマダも死亡、トムの私物が残されていた。現在地元のレンジャーがトムの行方を追っているが、トムが2名に襲われ反撃して逃げたと考えている。司法省は元SEALを狙った同様の事件はなく、銃撃犯の特定をしたがっており、ハミルトン捜査官をNCISに送り込んだ。トムは小説を書き初めて有名になったが、特にトラブルの報告はないという。トムは除隊後CIAに入りサバティーノと知り合いだったことから、トムの捜索にはサバティーノも加わることになった。ユタ州へはハミルトンとケンジーが向かう。キルブライド大将はSEALの経歴を隠さずに小説を書いているトムに時代の流れを感じるという。トムの妻ローレンはサウスバレーは夫のホームグラウンドなので、何者かに追われているとしてもアドバンテージがあるという。ただ、本を出版するということで活発に宣伝活動が求められ、悩みがあり、知名度はリスクとなる。トムは妻と息子に危険が及ぶことを恐れていたといい、NCISは親子を保護することにする。サウスバレーで死亡していた2名は、すでに死亡した他人の名前を名乗っていたことがわかり、身元が判明しない。ケンジーはトムの小説を読破しており、主人公ダレンはトムのサバイバルと戦いの知識が織り込まれているという。レンジャーの捜索で、トムを追っているのは4名だとわかる。サバティーノはCIAの同僚であり、3番めの妻であるマリーナに情報を求める。トムの先月本のサイン会で危険人物がおり、排除されたという。ただ、トムにそのことは知らされなかった。問題のルーク・オースティンは拳銃などを所有し、オートバイクラブに関心があるようだ。ルークは若い男で単なるトムの小説のファンだった。物語の中で主人公以外のキャラクターが殺された事に憤慨し、それは間違いだとトムに訴えたかったという。ルークは見るからに、トムを襲うことはできそうにない。ケンジーとハミルトンが現場に到着し、殺された銃撃者の銃が未登録のゴーストガンとわかる。足跡を追うと、血痕が見つかりトムが負傷している事を示していた。トムは巧みに追手を混乱させながら、逃走しているようだ。また一人、矢が刺さり、木の枝で殺されている男を発見する。男が持っている無線機からブラジルのポルトガル語で通信が入る。彼らはトムを殺すと言い、あと3名がトムを追跡してすでに包囲していると見られる。ラウンドトゥリーは最初に死亡していた男の1人について、アメリカ入国時の足取りを掴む。メキシコ国境のニューヘイブン検問所を4日前に通過した一団の中に、外見的に同じ特徴のある5人の男性がいた。それぞれ死亡している人物の名前を名乗り、スーツケースのようなものは持っていなかった。キルブライドは国内に資金提供者がいると考え、彼らにゴーストガンを渡した仲介業者の情報を得るため、ニーナ・バーンズの力を借りることにする。ファティマとサバティーノはカップケーキの移動販売をしているニーナに接触する。それによると、仲介業者がゴーストガンを10人分、またサバイバルグッズなどを売った相手がいることが分かり、さらに2キロの積載量のあるドローンも売ったという。C4を載せて飛ぶ空飛ぶ爆弾だ。納品先は誘拐を家業とするロナルド・カンポスの農場で、石油会社の重役が誘拐され救出任務でSEALsがカンポスの兄弟を殺害したことがあり、トムのチームが関わったという情報がある。表には出るはずがない情報がなぜ漏れたのか、特殊作戦軍が調べているという。キルブライドはNCISチームをカンポスの農場へ向かわせる。敵はあと4人いることになる。ケンジーとハミルトンはまた一人を倒したトムに遭遇し、救出ヘリの着陸地点へ急ぐ。しかし3人の動きは敵のドローンに感知されていた。着陸地点に到達すると、敵が待ち構え銃撃をしてくる。ラウンドトゥリー、ファティマ、サバティーノは農場の母屋に突入する。中ではドローンのパイロットが操縦しており、ファティマがコントローラーを取り上げる。ケンジーたちが弾切れとなる中、ファティマはドローンを敵の近くに落として爆発させる。ロナルド・カンポスの身柄は確保したが、トムのチームの情報が漏れた事情は不明だ。トムは自分を招いたためにヤマダが殺されたことを悔やむ。ケンジーは仕事のためにローザとの遊びの約束を果たせず、ローザは友人と出かけていった。迎えはキルブライドが行って、食事も済ませたという。トム・オルセンことデイヴィッド・ポール・オルセンは、ダニエラの夫で、エリック・クリスチャン・オルセンの兄。エリックのスタントダブルを主にしてきたのが、今回初めて俳優としてクレジットされたのですね。身内が出てくるのはいかにも最終シーズンだなと思います。こうやって見ると、兄弟はあまり似ていないですね。また、ハミルトン捜査官の死んだ妻のことが久しぶりに触れられましたが、これも最終シーズンならではでしょうね。亡き妻が名付けた犬とか、しんみりきますね。本来、トムにしてもハミルトンにしても、サムが相手をしたほうが自然ですが、まあこうなりました。(笑)一方、サバティーノの妻の登場はちょとした驚きですね。元妻でもないわけだ。サバティーノはCIAの関係というよりも、単に人手不足なので出てきた感じで、時間潰しなのか、盛んに世代間論議をふっかけていました。サバティーノがミレニアム世代、ファティマやラウンドトゥリーがZ世代、ファティマに下手に冗談を言うと人事課に垂れ込まれるので下手に話しかけられない。キルブライドがLA支部で職員の管理で苦労するのは、土地柄だけではなく世代ギャップがあるということですね。少なくともサバティーノは日本のオヤジ世代という感じで、プライベートの話題は今の時代コンプライアンス的にはアウトでした。それでも、どうでも良い話題に時間を費やして、ネタがなかったのかなと思いました。キルブライドはローザのお迎え子守までして、随分変わりましたね。全体的には「SEAL TEAM」を重ねながら見ていました。正当防衛とはいえ、あれだけ殺してトムはお咎めなしなのかな。
September 7, 2023
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随分ドラマの雰囲気が変わりましたね。今やオリビア・ベンソン警部はクレイゲン警部の立場になったのですね。若い刑事たちが失敗したり、情けないことにいがみあったり、組織としては低レベルの問題に振り回されるオリビアは頭が痛い。学校の先生のようなオリビアを見るのは新鮮で、時代も変わったなと思いました。こういう面倒な時はフィンはお休みです。マンシーは隠し録音をオリビアに提出し、ヴェラスコを追い込んだチャーリシュに腹を立てており、SVUのチーム内の雰囲気が悪い。ブルーノはチャーリシュをマンシーとヴェラスコが飲んでいるバーに誘う。マンシーの弟テディが近くまで来ているので、飲み会に加わりたいという。ヴェラスコはマンシーにチャーリシュと和解するべきといい、ブルーノもヴェラスコとマンシーに酒を奢ってやれという。バーに現れたテディは一人でいるチャーリシュに声をかける。ヴェラスコはかつての相棒探しについてオリビアに状況報告をする。チリーを探したが見つからず、北東部にいるらしい。システムを検索したいが、自分が警官だと知られたくないのでオリビアに助けてほしいという。オリビアは先日はヴェラスコに厳しくしすぎたという。しかし、初めてヴェラスコの言動が一致したのを知り、誇らしくも思うと告げる。離婚記念パーティを開いていたアビーは、カウンターでテキーラを飲んだ後意識を失い、スタテン島の見知らぬ場所で気がつく。レイプされたと別れた夫のアレックに連絡して、通報する。オリビアはブルーノに指揮を任せ、4人はアビーが検査を受けている病院へ向かう。アビーはほとんど記憶がないというが、テキーラを飲み気分が悪くなってトイレで気を失い、気がつくと5番街のビルが見えるホテルのベッドの上にいたという。犯人は中年の2人組で、目薬を口の中に垂らされた。薬物を盛られたのは確かで、白人男性2人分のDNAを検出したが登録はない。パーティには知人を招いていおりリストがある。バーテンダーの名前がアーロ・グレゴリーわかったため、聞き込みをしようとすると、チャーリシュはアーロのSNSにテディと一緒の写真を見つける。弟が疑われると思ったマンシーがかばう発言をし、オリビアはブルーノとチャーリシュに任せるように命じる。テディはアーロと同じジムでスパーリング仲間だという。アーロが女性に薬を盛るなんて信じられないという発言にチャーリシュはかばっていると言い、マンシーと対立する。アビーはアーロは犯人ではないという。犯人の言葉には訛があり、自分をバーからホテルに運んだ人物がいるはずだが、今のところ手がかりがない。同じ手口の未解決事件も見つかっておらず、離婚パーティの出席者の中にもドラッグや性・犯罪の前歴者はなかった。手詰まりの状態だが、チャーリシュは今回の犯罪は統率されており、テディに潜入捜査をさせるべきと言い出す。テディを信じられるのかと問われ、マンシーは大丈夫だと答える。カメラを着けたテディがアーロに、友人の独身パーティの企画で女性をプレゼントしたいと持ちかける。口の達者なテディは女性の好みを聞かれて、チャーリシュの写真を見せる。何と、チャーリシュが自らおとりになる計画を実行するという。オリビアは相談されたら反対していたと、チャーリシュの行動を叱責し、チャーリシュは30日間でマンハッタンSVUで成果を上げオリビアに認められるために必死だったと弁明する。いくら優秀でも潜入捜査では素人だと指摘すると、チャーリシュはブロンクスSVUの悪い職場環境で耐え抜いたのは潜入捜査をしていたようなものだという。オリビアはチャーリシュにマンシーが正しいところがあるという。先が見えている時は野心はより良いものだ。それでも、作戦は決行されることになった。バーにSVUの刑事たちが客として張り込み、チャーリシュはアーロの前でテキーラを注文する。酒の飲めないチャーリシュはグラスに口をつけるふりをするはずだったが、アーロは塩を舐めたあとライムを口に含んで、一気に飲めという。マンシーが助け舟を出してチャーリシュはテキーラを飲まずに済んだが、トイレで気分が悪くなり倒れてしまう。その時SVUが手入れに入り、アーロを逮捕しレイプ事件の情報を求める。しかしチャーリシュの姿はなく、テディが待つホテルへ運ばれていた。ホテルには男女がチャーリシュを連れていき、男はチャーリシュの「味見」をさせろとわめく。テディは男を追い返し、本当に具合の悪いチャーリシュを解放する。チャーリシュはふらつきながらも証拠の尿を取り、SVUがホテルに乗り込み運び屋の男女を逮捕する。かじったライムに薬が盛られていたのだった。レイプ事件の黒幕はスニル・パティシュという男で、妹のアーシャが薬で正体をなくした女性をトイレから連れ出し、弟のラヴが車で客のところに女性を運んでいた。パティシュの家宅捜索でレイプドラッグや客とのやりとりの証拠が見つかる。テディはラヴがホテルに来た時の音声も録音していた。パティシュ一味はバーのバーテンダーを通じて「注文」を受けており、彼らは全員取引に応じるという。同様のレイプ事件十数件も確認された。退院したチャーリシュがSVUに顔を出し、オリビアは作戦を危うくしたチャーリシュの無鉄砲さを批判する。30日間でひたすらオリビアに認めてほしかったというチャーリシュに、今後は信頼を取り戻すようにという。マンハッタンSVUで働きたい理由が自分の昇進のためではなく、被害者のためであると知ってほしい。人は完璧ではない、だからこそ被害者に共感、同情をもって接することができる。完璧主義は犯人だけでなく、不完全な被害者に接するのに危険な方法だ。これからはチームワークを大切にしなさい。アビーを襲ったカナダ人の犯人が逮捕されたことを、オリビアはチャーリシュとマンシーに2人で伝えるように命じる。何だかNCIS的SVUでしたね、こんなのは珍しい。臨時ではあるが、現在のSVUはマンシーとヴェラスコが向かい合わせで座っていて、ブルーノとチャーリシュもセットで座っている。すぐに噛みつくマンシーを叱ったり、ここはディベートクラブじゃないと言ってみたり、学校のホームルームみたいな状態で、オリビアはマンシーとチャーリシュを仲直りさせようとブルーノに頼んだり、大変です。優等生ぶって嫌味なチャーリシュは、今回は暴走して勝手におとり捜査をテディと仕込んでしまった。これはオリビアは許せない暴挙ですが、重要参考人に約束を取り付けてしまった以上、やらざるを得なかったわけですね。テディも余計なことをする奴のようですが、マンシーよりも年下て、マンシーていくつなんだ?個人的にはマンシーのプンプン怒っている顔が好きです。(笑)ヴェラスコは地道にできることをしていて、さすがにオリビアも厳しいことを言い過ぎたと反省している。もうちょっと優しくしてやれと、フィンから言われたかな。ヴェラスコが過去と向き合い、大きな壁を乗り越える場面が見られそうですね。被害者の元夫婦はコロナ禍きっかけで結婚し、すれ違いが生じるようになって離婚したけれど、事件をきかっけによりを戻しそうな感じで、こちらも余計なお世話ですが災い転じて福となしてほしいです。それにしてもバーテンダーには要注意ということになりますね。一人で酒を飲むのは危ないということかもしれません。NYCはやはり危険だ。
September 3, 2023
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『スポットライト』JAGの懐かしいゲストが出てきて、長くこのシリーズを見ているファンにはうれしいですね。後は、家族がテーマでほのぼのしていて、いつものNCISという感じ、安心して見ていられました。ナイトが海軍工廠の入り口で検問待ちをしているとき、どこからともなく車が暴走してきて衝突して止まった。すぐ横にいたナイトは飛び出して、火が出た車から運転手の女性とその子供を救出する。しかし後部座席の男性については爆発が起こって救い出すことができなかった。ナイトの勇ましい姿を撮影していた人物がいて、すぐさまネットにあがってナイトはワンダーウーマンだと騒がれる。救出された母親と少年は警察官の姿を見ると脅え、立ち去ろうとする。ナイトは息子を失いたくないと訴える母親に何かを感じ、とりあえず病院に送ると、パーカーに自分がこの件を捜査したいと申しでる。母親は何かから逃げようとして車を飛ばしていたと見られる。病院で聞き込みを行うため、ナイトとトーレスが病室に入ると、11歳の息子アダムは父親が死んで自分が母親を守ろなければならないという態度を見せる。アダムはアメリカ生まれだが、レイナ・ヴァルガスは不法移民であるため親子は引き離され、アダムは里親システムに任されることになる。急いでいたのは負傷した兄のダニエルを病院に連れてくるためだったが、聴取はMRI検査に行くという看護師に中断されてしまう。レイナは脳震盪の疑いがあるため、ナイトとトーレスは検査が済むまでアダムを預かることになった。検視をしたジミーはダニエルが銃撃を受けて事故前にすでに失血死しているという。しかも、身元はDEAの捜査官ダニエル・タナーだとわかった。なぜレイナは嘘をついたのか。病院ではMRI検査に行ったはずのレイナが看護師を殴って逃げたことがわかった。あれほど警察を恐れているとはいえ、アダムを置いてなぜ。母親思いアダムはナイトたちがレイナを脅かしたといって、反発する。トーレスはレイナが「ナイト捜査官と一緒にいなさい」と言ったとなだめ、ナイトはアダムをNCISに連れ戻る。タナー捜査官から取り出された銃弾は、タナー本人の銃のものと判明する。ケイシーとその話題になっただけで、アダムは「ママは撃っていない」とナイトを拒絶してしまう。ナイトはレイナを信じていると言い、ダニエルとの関係を尋ねる。ダニエルはレイナの友人で、家から出かけ、戻ってきたレイナが動揺しており、ここを出なければならないと言った。車に乗るとダニエルが座っていたという。レイナがタナー捜査官を撃っていないとしても、撃った犯人を知っている可能性がある。DEA捜査官でタナーのパートナーのレイモンド・タナー捜査官がNCISを訪れる。すでに事件はDEAとの合同捜査となり、パーカーはフランクに情報を求める。レイナは移民申請をしていたが、急に手続きが保留となった。そこには居住権を認めることと引き換えに、レイナを犯罪組織に潜入させ情報提供者として働かせるという、DEAの事情があった。タナー捜査官はレイナのハンドラーで、レイナはセラーノ・カルテルに潜入していた。セラーノ・カルテルのマテオ・セラーノはDCを拠点に表向き合法的な商売をして、東部を支配している。兄のアイザックが汚れ仕事をしており、レイナはマテオのタコス店でウェイトレスとして働いていた。フランクによるとレイナは優秀な人材で、マテオのマネーロンダリングなどの証拠をタナーに渡すことになっていたという。レイナとタナーの関係については、良好だったらしいが、レイナはビザが下りないことを怒っていたという。レイナはマテオの店のオフィスに録音機を仕掛け、データをタナーに渡すことになっていた。ケイシーは焼けた車の中から録音データのデバイスを回収していた。残念ながら焼け焦げたデバイスからはデータを取り出すことはできない。トーレスが病院の監視カメラの映像を手に入れ、レイナが看護師によってMRI検査ではなく地下の駐車場に連れて行かれたことがわかる。レイナは看護師を殴って逃げようとするが、そこにバンから降りた男たちが現れ、レイナを連れ去った様子が写っていた。セラーノ・ファミリーは「ワンダーウーマン」ことナイトの動画から、レイナの居場所を掴み、看護師を脅して拉致したと見られる。当該の看護師は家族を襲うと脅され、仕方なく従ったという。アイザック・セラーノの写真を見せると、この男だったと認める。レイナは情報提供者の身分がバレたのだろう。男たちの乗ったバンを追跡すると、マテオの店に行ったことがわかった。フランク捜査官は今突入すれば、セラーノ・カルテルを検挙するに十分な証拠が得られるという。パーカーは相棒を殺されたフランクの気持ちを鑑み、NCISのリードで行い、ルールに従うなら作戦に参加するのを認めるという。今のところ顔が割れていないトーレスがマテオの店に行き、マテオの存在を確認した上で一般客を退避させ、突入する作戦を立てる。ナイトはアダムの身柄保護を任されるが、相変わらずアダムは心を開かない。しかし、アダムは11歳ながら様々な音源を使ってミックスする技術を身に着けており、ナイトは注目する。タナー捜査官も音源を提供してくれたという。トーレスの判断でタコス店にマテオがいると推定し、作戦が実行される。非常ベルを鳴らして一般客を避難させ、突入のタイミングを図るが、トーレスに銃を向ける高齢の女性がいた。パーカーは突入のゴーサインを出し、裏口から厨房に突入する。撃ち合いになり、冷蔵庫に隠れていたマテオがパーカーを狙う。フランクがマテオを撃ってパーカーを救い、冷蔵室に監禁されていたレイナは救出される。やっとレイナとアダムは再開を果たすが、ナイトはなぜマテオはレイナを生かし、タナーを殺したのだろうと考える。レイナによるとタナー捜査官が来て、録音データを渡すことになっていたという。なぜかそのことはマテオにバレていたが、レイナは得音内容について知らなかった。ナイトは失われたはずの録音データがアダムのミックスの中にあるはずだという。ケイシーはタナー捜査官がアダムに渡し、ミキシングで使わなかった音源を再現し、マテオがリンカーン公園に誰かを呼び出すメッセージが見つける。マテオはその相手にタナーを殺せと命じていた。指定された時間帯にリンカーン公園に現れたのはフランク捜査官だった。NICSはフランクがマテオに雇われ、タナーの銃をマテオのオフィスに置いて、マテオがタナーを殺したように見せかけたと考える。NCISがマテオの店に突入した時にパーカーからマテオを守ったのは、マテオが口を割るのを恐れて口封じしたからだっただろう。フランクの口座には5万ドルが振り込まれており、証拠は十分だった。逮捕されたフランクは司法取引してアイザックの情報を提供するという。これでセラーノ・カルテルは万事休すか。レイナは帰化申請の手続きが進むことになり、アイザックが野放しのため親子は保護されることになるだろう。アダムは自分が作ったミックスをナイトにプレゼントする。フランク捜査官役のスコット・ローレンスは2回めのNCISですね。(前回はこちら)今回の方がスタージス中佐のイメージに近いですが、捜査に関与したがるところが怪しい雰囲気もありました。ゲイリー・コールやロッキー・キャロルに対抗できる存在感はさすがでしたね。ちなみに、今回の監督はロッキー・キャロルでした。DEAのルーシーはNCISのケイシーだ、というのも良かったです。アダム少年がタナーから音源をもらっていたというところで、きっとここにお宝があると確信しました。ナイトには反発しつつ、ケイシーとジミーには理系?らしい興味を示しているなど楽しいシーンがありましたね。トーレスが子供は得意だというのは、そうなの?という感じですが、子役の子が達者でさすがでした。私もガル・ガドットの「ワンダー・ウーマン」は大好きですよ。カッコいいもの。もしかして、カトリーナ・ローにTV版のWWの話でもあるのかしら。ちなみに、DCコミックスもマーヴェルのシリーズもなるべくチェックしております。作品数が多いのでなかなか制覇できないですが、エンタメの一般知識として知っておくことは必要かなと思っています。一番の人気俳優が出ていますしね。
September 1, 2023
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