このOlivia自身、別人を装っていて何者だか判らないという。 何があっても慌てず騒がず驚かず、Horatioが全く変わらないのがおかしいです。 指紋からOliviaは偽名であることが確認され、しかも、ホテルを予約した時のカードが、先ほどNataliaが聞き込みに行った医学関連会社の登録だと判った。全てはNealをはめるための陰謀だったのか? 彼らは通常のCSIの仕事をするだけですが、ストーリーはどんどん意外な方向へと走っていきますね。 そして、さらにびっくり。午前中に訪れたオフィスはもぬけの殻、全く何もない! 私は本当に見たのよ、というNataliaを責めるわけではなく、優しく「あとでチームを送ろう」というHoratioですが、騙されたNataliaはそんなことでは腹の虫が治まらない。ゴミシュートからそこにオフィスがあった証拠を見つけ出す。レバレッジでは、いつもこうして相手を騙しますが、警察を騙すとは許せない。こうなるとCSIも意地ですね。 シュレッダーの切れ端を処理するのは、これまでも何度かありましたね。でも技術は進歩しています。コンピューターで手早く処理するのは、髪の短くなったDave。個人的にはロン毛の方が好きだったけど。 Ericが根性でシュレッダーの紙をつぎはぎしていた時代が昔に感じられます。(爆) そして、ついに事件の真実が明らかに。 「彼ら」とはNealが殺人犯に間違われるような事を「演出」する会社だったのですね。バーチャルリアリティがインターネットやPC上の世界だとすると、これはオーソドックスですが詐欺の手口と同じ、「現実」のバーチャル。 しかし何とも人騒がせな。警察に嘘の犯罪を報告したら、それは罪でしょう。 しかもOliviaこと、Lisaが死んだ事は事実。しぶる社長から契約書を出させると、Horatioは社長を捜査を妨害した容疑で逮捕。 「これはただのゲームです。」「ゲーム・オーバーだ。」なるほど、タイトルはそういう意味だったのですか。しかも、Horatioのツボ・ポイントですね。 すっかり動揺して訳がわからなくなったNeal自宅に向かい、銃を持って妻に逃げようと迫る。 「これはやってはいけない(This is a mistake)」「朝から間違いだらけだ。(Wouldn't be my first one today.)」「だが、終わりにすることができる。(But it'll be your last. )」 ここはもう、Horatioの独断場ですね。東山の金さんでいうと、桜吹雪の場面です。(笑) Deanが全ては仕込まれたゲームだと説明すると、やっと判ってきました。商売を良くするためには、Nealの慎重なところおとなしいところが邪魔になる。今回のバーチャルゲームで、自信を身につけて欲しい。 まあ、言っていることは判りますが、独りよがりというか、あまりに代償が大きい。 ではなぜLisaが殺されたのか。これはお楽しみということにしておきます。 それにしても、ビターなエンディングとなりましたね。「これは全て現実だ。」 最後まで、Horatioは変わりませんでした。 うん、とてもひねりがきいたエピソードで見応えは十分でした。マイアミもこういうこともできるのだなあ。