クロニクル 昭和天皇、マッカーサーを訪問
1945(昭和20)年9月27日
この日午前10時、昭和天皇はGHQ総司令官のマッカーサーを米国大使館に訪ね、35分間の会談を行ないました。
この会談で、天皇はマッカーサーが手際良く占領を遂行したことに感謝の意を述べ、マッカーサーは円滑に占領が進んだのは天皇のリーダーシップのおかげと,先ずはエールの交換が行なわれたように報じられました。
会談の開始に先立って撮影された写真が、29日に新聞各紙に公開されると、モーニングの正装で訪問した天皇に対し、軽装のマッカーサーの対比に注目が集まり、これが占領というものかと、悲憤慷慨する声が噴出したとも言われています。
しかし根本的には、マッカーサーが天皇を訪問するのではなく、天皇の方が足を運ばざるを得なかった事実にこそ、両者の力関係が読み取れました。GHQこそが日本の統治者である現実を、日本国民に最も強く印象付ける方法として、天皇の訪問を劇的に用する、これがマッカーサーの真意でした。
余談ですが、まだ天皇=現人神説に捕らえられていた、山崎内務大臣は「天皇の写真を新聞に掲載することは、恐れ多い」と掲載した各紙を、発禁処分にしたのですが、直ちにマッカーサーが介入、GHQ本部は発禁の解除を命令し、前述の写真が無事印刷に付されるという一幕もありました。
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