ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2007.09.30
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カテゴリ: 外国史
フランス革命(82) 総裁政府の誕生

テルミドールのクーデタ後も存続した国民公会はいつまで続いたの
かと言いますと、95年の10月、共和暦で言うと第4年のヴァンデミ
エール(葡萄月)の中旬までです。92年9月の発足でしたから、議
院のかなりの部分を追放や処刑によって欠きながらも、3年と少々
の間、存続したことになります。

この間、テルミドール派の路線が民衆運動の弾圧に力点を置く、ブ
ルジョワ的自由主義の下での経済活動の自由確立に傾斜しましたか
ら、絶対王政派はともかくとして、立憲王政を考えるグループには

す。議会の保守化を王党派はチャンスと捉えたのでした。

国民公会は、凍結されている93年憲法に替わる新憲法の制定を急ぎ
ました。革命政府を解体したのに、憲法の効力を停止したままとい
うのは、本来筋が通らないからです。革命政府宣言そのものが、憲
法の執行を停止すらために出されたのですから、尚更です。しか
し、民衆への譲歩を相当程度盛り込んでいる93年憲法を、劇的に情
況が変わった95年に適用する気は、テルミドール派公会にはありま
せんでした。

こうして制定を急いだ新憲法は、95年8月に成立しました。95年憲
法と呼ばれています。共和政か立憲君主政かが違うだけで、91年の
憲法に良く似た内容の憲法でした。目玉は制限選挙制と所有権の不


そして、テルミドール派がもう一つ拘ったことは、革命独裁の復活
を何としても避けることでした。恐怖政治下の恐怖に満ちた日々
が、まだ鮮明に残っていたからです。そこで彼等が拘ったのが、徹
底した権力の分散でした。その結果誕生したのが、5人の総裁が交
代で1ヶ月づつ行政の長を務めるという制度と(ここから、この時

改選です。

この制度は、平和で大きな問題は何もないような平穏無事な時期に
は相応しいかも知れませんが、ひとたび危機的情況が発生すれば、
機能不全に陥り、政権を不安定にする原因になります。総裁政府
は、まさにこの落とし穴に嵌まっていくのですが、それは後日にし
ます。

もう1点、テルミドール派は姑息で汚い手を打ちました。さすがに
彼等も3年の経験で鍛えられていますから、自分たちに国民の支持
のないことは、自覚できたのです。しかし、議員の椅子は手放した
くない。そこで彼等は、お手盛りで悪名高い「3分の2法」という
法律を制定したのです。新議員の3分の2は、現議員から選ばなけ
ればならないというのです。

選挙での勝利を期待しれいた立憲王政派中心の王党派は、大いに憤
慨し、パリ中心部で反乱に立ちあがりました。ブルボン家の幽霊が
登場したのです。これは一大事件でした。
                     続く

----- Original Message -----
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To: ??????@za.wakwak.com>
Sent: Sunday, September 30, 2007 10:24 AM
Subject: 30日の日記









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最終更新日  2007.09.30 20:24:19
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