ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.02.26
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カテゴリ: 国際政治
チュニジアからエジプトへ…(29)

バーレーン王制は、湾岸戦争後に米国と軍事協定を結び、米国にペルシャ湾岸における重要な軍事拠点を提供しています。バーレーン島南部の25%が、米軍基地となっており、ここには米国第5艦隊の司令部が置かれています。

ですから、バーレーンが反米化し、米軍基地の存続が危なくなるとすると、これは米軍にとっても大きな痛手となることは、間違いのないところです。

ブッシュ政権が始めたイラク戦争は、フセイン独裁の下で、スンニー派支配を保ってきたイラクに、「民主化」するつもりで、シーア派に明け渡したのです。結果として、イラク戦争で最も得をしたのは、かつてのペルシア帝国の末裔イランということになったのです。

イラン・イラク戦争でも分るように、国境問題を抱えて犬猿の仲だった、イランとイラクは、アメリカの失策のおかげで、手を組むことが出来るようになったのです。そこへ、スーダン紛争の終結と、南スーダンの独立に始まる、地鳴りのような中東革命が始まったのです。

チュニジアからエジプトに飛び火した革命の嵐は、今まで顕在化することの少なかった民衆の声を、一挙に噴出させました。8割近いシーア派住民が立ち上がり、スンニー派王制にノーを突きつけたのです。中途半端な内閣改造で収まることはないでしょう。

バーレーンに、シーア派内閣が誕生するようなことになると、そのバーレーンにとって、イランやイラクは、脅威ではなくなります。それゆえ、米軍の基地など不要になります。米国の好きな「民主化」が、エジプトに次いでここバーレーンでも、米国の不利益に繋がって行くという、何とも皮肉な現象が広がっているのです。
                                 続く






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最終更新日  2011.02.26 17:57:16
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