ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2011.03.31
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カテゴリ: 国際政治
チュニジアからエジプトへ…(47)

アラブ世界で、人権団体として活動している「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のジョー・ストーク氏は、3月17日に治安部隊に連行され、行方不明になっている8名の中の1人、エブラヒム・シャリフ氏の妻、ファリダ・コラムさんから、シャリフ氏が連行された時の模様を取材し、報告しています。以下は、その模様です。

「私たち夫婦は、午前1:50頃、門のベルが鳴ったのを聞いてドアを開けました。門の外には黒い平服を着た覆面の集団が見えました。その中の1人がシャリフに銃を向けました。シャリフは彼に『銃を降ろして下さい』と丁寧に言いました。」

「私たちは、繰り返し男たちに身元を尋ねまそた。すると中の1人が『国の治安部隊」』だと、漏らしました。」「覆面の男たちは、門を開けるよう命令しました。シャリフは彼らと話そうと門の外へ出ました。男たちは全員で35人から40人ほどもいたでしょうか。銃を持っていたのは、そのうち6人でした。」

「男たちは、シャリフが外に出ると、そのままどこかに連れ去ってしまったのです。その場所がどこかは、いまだに分りません。」

以上がファリダ・コラムさんの話です。

連行された活動家たちの弁護士たちは、治安部隊が彼らを連行した数時間後に、文民検察局と軍検察局の両方に、逮捕・連行された活動家と接見する要求書を提出しました。しかし、当局はこれを拒否し、拘束状況については、一切明かさなかったと、語っています。

平和的な反政府運動のリーダーであると言うだけで、予防拘禁の措置をとることは、国際法上許されていません。まして、家族との面会や弁護士の接見を拒否することは、明確な国際法違反です。

バーレーン並びにサウジの王政は、国際法を顧みる余裕すら失っているようです。そして、人権と民主化の戦士であるはずのアメリカは、この事態を黙認しているのです。バーレーンの事態は、皮肉なことに、米国政府がいかに恣意的に人権や民主化を、主張したりしなかったりしているかを、白日の下にさらけ出す役割をも、果たしたのです。





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最終更新日  2011.03.31 21:36:52
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