ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2015.05.04
XML
カテゴリ: 国際政治
クロニクル PKO文民警察官カンボジャで死亡

1993(平成5)年5月4日

22年前のこの日、前年6月に成立、8月に公布されたPKO協力法に基づき、カンボジャに派遣されていた、文民警察官の高田晴行さんが、襲撃され死亡する事件が起きました。

日本人のカンボジャでの死者は、4月8日に襲撃を受けて殺された、国連選挙監視ボランティアの中田厚仁さんに続いて2人目でした。

カンボジャでは、1975年にクメール・ルージュを名乗ったポル・ポト派が政権を握り、農本主義的な国造りを進めていましたが、あまりに急進的で性急に改革を進め、反対派を粛正する恐怖政治を展開したため、多くの国民の反発を招きました。

ここに反ポル・ポト派共産党の亡命幹部らが、カンプチャ救国民族統一政府を結成、1978年12月にヴェトナム軍と共にカンボジャに侵攻、ヘン・サムリン政権を樹立しました。その結果、ポル・ポト派は地方へ逃れ、シアヌーク国王や右派とも連携する禁じ手を使って、抵抗を続けました。

両派の争いが続く中、国連が仲裁に乗り出し、国連平和維持軍(PKO)が両派の軍事衝突ラインに沿って展開、1992年にはUNTAC(国連カンボジャ暫定行政機構)が正式発足、日本人明石康氏が特別代表を務めました。

憲法9条を持つ日本は、「国際紛争解決の手段としては、武力による威嚇、武力の行使は永遠にこれを放棄する」の精神に基づき、自衛隊の派遣は拒否してきたのですが、一国平和主義の殻に篭り、世界に平和主義を唱え続け、あらゆる軍備の縮小や廃棄の音頭をとることを、してきていませんでした。

そのため、日本の平和主義に対する世界の評判は決して高いものではありませんでした。ここに、政府はPKO協力法を制定し、文民の名で選挙監視団を派遣することにしたのです。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.05.04 12:43:28
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ザビ神父

ザビ神父

カレンダー

お気に入りブログ

お墓を写したフイル… New! 歩世亜さん

「一天にわかに掻き… New! でぶじゅぺ理さん

愛知県春日井市  … New! トンカツ1188さん

自然のはしくれメモ_… New! わからんtin1951さん

我が家の熱中症対策。 New! naomin0203さん

コメント新着

でぶじゅぺ理 @ Re:石破辞任(09/09) 明けましておめでとうございます。 本年…
葉月 生 @ Re:ご無沙汰しました(08/15) 神父さま お帰りなさいませ。 1ヵ月に1回…
kopanda06 @ Re:石破辞任(09/09) お久しぶりです。 降雨の中、高見観音の…
吉祥天2260 @ Re:石破辞任(09/09) どの人見てもなんだかねぇ・・・ 国のこと…
わからんtin1951 @ Re:石破辞任(09/09) テレビを観ていると、総裁選のことばかり…

バックナンバー

・2026.07
・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: