ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2016.01.10
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カテゴリ: 国際政治
クロニクル 第1回国際連合総会開催

1946(昭和21)年1月10日

ちょうど70年前のこの日、英国の首都ロンドンで、第1回国連総会が開かれました。第1次世界大戦後に創設された国際連盟が、世界恐慌と列強の対立・抗争に翻弄され、第2次世界大戦の始まりによって、雲散霧消した後を受けて、対独戦に勝利の展望が開けてきた1943年秋頃から、米・英・ソ・中の連合国を中心に(当初は独軍占領下にあったフランスは蚊帳の外でした)新たな国際組織の創設の必要が考えられ、43年10月には「国際平和と安全の維持のために、全ての平和愛好国の主権平等の原則に基づく、世界的国際機構の設立が必要である」という意向が表明されました。

こうして、1945年2月のヤルタ会談の席上、中国の合意もとりつけて、後の国際連合憲章の原案が出来あがったのです。

この原案を土台に45年4月から全ての連合国が参加する国際会議が開かれ、一部の手直しを経た上で、全加盟国が署名する満場一致で、憲章が決められ、同年10月24日に国際連合は正式に設立されました。

本部はニューヨークに置かれ、そして本部敷地はロックフェラー財閥が3分の2を、残りをニューヨーク市が拠出した土地を無償で入手しましたし、建物の建設費も米国が無利子で貸し付けてくれることになったのですが、建物はすぐには出来ません。

そこで、第1回の総会はロンドンで開かれることになったのです。ところで、国際連合の設立について、指摘すべき事は、

 2、憲章の53条と107条に見るような、旧敵国に対する特別措置を認めている(敵国条項といい,現在もそのまま残されています)こと。
 3、主として日・独・伊と戦った米・ソ・中・英・仏という5大国に優越的地位を認めていること → 安全保障理事会の常任理事国に賦与された拒否権。
の3点です。

大国の優越的地位を保つために、新規加盟を認めるか否かは、先ず安保理に測られ、安保理から新規加盟議案が提案された場合のみ、総会は加盟申請を審議する仕組みになっています。

従って、拒否権を持つ5大国の1国でも、加盟に反対すると総会に議案もかからず、加盟は許可されないことになります。実際に日本の場合、当時国連議席に座り続けていた中国国民政府(台湾政府)の拒否権行使にあって、1952年の独立後も1956年まで加盟を引き伸ばされたのです。





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最終更新日  2016.01.10 12:24:05
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