ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2016.11.04
XML
カテゴリ: 社会風俗


1962(昭和37)年11月4日

草加次郎事件とは、1962年から1963年にかけて起きた爆破、脅迫、狙撃など一連の事件のことを言います。

発端は54年前、東京五輪の2年前の今日でした。歌手の島倉千代子(当時24歳)さんの後援会事務所に爆発物が郵送され、封書を開けた事務所員が軽い怪我をしたことに始まります。それから12月12日の浅草浅草寺境内に置かれた爆発物未遂事件まで、計6件の爆弾事件が発生(3件は爆破未遂)しました。

これらの爆発物には「草加次郎」という名前が書かれていました。時に爆発物は、石川啄木詩集や、ポケットミステリーのエラリー・クイーンなどの書物に偽装されることもありました。

1963年に入ると、5月から7月にかけて、女優の吉永小百合(当時18歳)さん宅に計6回に渡って、「草加次郎」名義で脅迫状が届きました。

そして同年7月15日には、上野公園の屋台のおでん屋さんの主人を銃撃する事件が起きました。10日後、上野署におでん屋店主を狙撃したものと同一の弾丸が入った封筒が、「草加次郎」名義で届き、「草加次郎」と同一犯の犯行であることが判明しました。

同年9月5日には乗客13名に重軽傷を負わせた営団地下鉄銀座線爆破事件が起きました。翌9月6日には、吉永小百合さん宅に7回目の脅迫状が届き、9月9日または9月10日に100万円を要求すると書かれていました。

脅迫状に指定されたやり方で、100万円を用意して犯人を待ち構えたのですが、結局犯人は受け取りに現れませんでした。そしてその後、犯人の動きはピタッと止まってしまいました。

警察は捜査員として延べ1万9000人を投入し、容疑者として火薬マニアなど9600人をリストアップし、追跡を続けました。しかも、「草加次郎」は指紋と筆跡まで残していたのですが、犯人を特定するには至りませんでした。

1978年9月5日に全ての事件で公訴時効が成立し、事件は迷宮入りしました。迷宮入り事件としては、「3億円事件」・「グリコ・森永事件」と共に衆目の耳目を集めた事件でした。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.11.04 15:13:29
コメント(10) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ザビ神父

ザビ神父

カレンダー

お気に入りブログ

「豊臣兄弟」仲野太… New! 5sayoriさん

今日はご機嫌💕 New! あみ3008さん

極級爆弾並みの隕石… New! 歩世亜さん

・・・ New! でぶじゅぺ理さん

ピアニストとブルー… New! nik-oさん

コメント新着

でぶじゅぺ理 @ Re:石破辞任(09/09) 明けましておめでとうございます。 本年…
葉月 生 @ Re:ご無沙汰しました(08/15) 神父さま お帰りなさいませ。 1ヵ月に1回…
kopanda06 @ Re:石破辞任(09/09) お久しぶりです。 降雨の中、高見観音の…
吉祥天2260 @ Re:石破辞任(09/09) どの人見てもなんだかねぇ・・・ 国のこと…
わからんtin1951 @ Re:石破辞任(09/09) テレビを観ていると、総裁選のことばかり…

バックナンバー

・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: