ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2019.03.26
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カテゴリ: 社会風俗
クロニクル カチューシャ可愛や別れのつらさ...

1914(大正3)年3月26日

今年で105年になるのですね。105年前のこの日、帝国劇場で芸術座の公演、トルストイの「復活」が初演の幕を上げました。

翻案と脚色島村抱月、主演は松井須摩子と山田隆也という顔ぶれでした。当時芸術座は、劇中歌を得意としており、ここでも主演の松井須摩子が「カチューシャ可愛や、別れの辛さ...」と、中山晋平作曲の「カチューシャの唄」を歌って大ヒットとなり、それが評判となって、劇への関心を高めたため、帝劇の舞台もまた連日満員の盛況を続け、大成功を収めました。

帝劇後、芸術座は全国を巡演して歩き、新劇の大衆化にも、大いに貢献しました。何しろカチューシャの名を冠した櫛、リボン、絵葉書なども、大変な人気となり、随分売れたそうですから...。

主演女優の松井須摩子は、島村抱月との熱愛が発覚したことから、文芸協会を除名され、前年に島村等と共に芸術座を結成、「復活」の大成功と共に、女優としての絶頂期を迎えました。

しかし、「好事魔多し」とは良く言ったもので、4年後の1918(大正7)年11月にスペイン風邪で、島村抱月が急死すると、須磨子は生きる気力を失ってしまい、「カルメン」公演中の1919年1月5日、後追い自殺で自ら命を絶ちました。

大正期を代表した大女優は、こうしてファンの前から姿を消したのです。





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最終更新日  2019.03.27 02:13:09
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