ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2021.03.19
XML
カテゴリ: 国際政治
米中会談

日本時間では今日と明日、アラスカのアンカレッジで米中外相会談が開かれます。今日だけかと思いましたら明日もやるのですね。

午前中から日本のTVでも、各社相互の非難合戦の模様を伝えていました。双方とも態度は冷静ですが、出てくる言葉は遠慮会釈のない非難合戦でした。マスコミが入って、夫々国内向けに報道されることは先刻承知ですから、互いに国内向けの宣伝を意識して、エスカレートしたのでしょうね。日本の国会中継はつまらないですが、こっちは面白かったですね。

しかし、これは政治ショーですから、互いの本音は別のところにあると考えないとごまかされますね。今回中国側は、わざわざ北京からアンカレッジまでやってくるわけです。対してブリンケン国務長官は、帰国の途中にアンカレッジで一休みするついでに会いましょうというスタイルです。会談は中国側の要請で開かれたのは間違いないところです。

さて、会談メンバーは、中国が王毅外相と楊ケッチ外務委員(党内序列は楊委員の方がずっと上位です。しかし2人とも党の最高幹部会の7人のメンバーに入っていません。対してブリンケン国務長官は、正副大統領に続く政権のナンバー3です。ですからブリンケン氏と同格のメンツとなると、李首相クラスが出てこないと釣り合いが撮れません。つまり中国は、アラスカまで追いかけていく屈辱を我慢するのだから、格下を派遣することでバランスをとろうとしたのでしょう。

つまり今回の交渉で、実のある議論には入れないことを百も承知で、米国の本気度の値踏みに来たのでしょう。双方の随行メンバー同士が、非公式に接触して、情報交換しているのでしょうね。代表同士も明日はマスコミを入れないところで、互いの本音をぶつけ合うのでしょう。

中国側は、党の最高幹部たちに対して、同時に中国国民に対して、米国に対して一歩も引かなかったことをアピールできましたし、米国の側も、議会と国民に対して、中国に妥協などしないぞという姿勢を見せたことに意味があります。米国議会は超党派で対中強硬姿勢を取っていますし、今やクリントン及びオバマ両大統領の対中姿勢、「中国が豊かになれば、民主化が進むに違いないから、しばし待ってやろう」という対中融和姿勢は、大変な間違いあだった」という点は、超党派で一致しているのです。

中国に妥協する選択肢は、今のアメリカにはないのです。融和的な姿勢を取れば、それだけで22年の選挙でボロ負け確実になります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.03.19 22:31:25
コメント(9) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ザビ神父

ザビ神父

カレンダー

お気に入りブログ

福井県大野市  武… New! トンカツ1188さん

映画「きっと、いつ… New! naomin0203さん

「豊臣兄弟」仲野太… New! 5sayoriさん

今日はご機嫌💕 New! あみ3008さん

極級爆弾並みの隕石… New! 歩世亜さん

コメント新着

でぶじゅぺ理 @ Re:石破辞任(09/09) 明けましておめでとうございます。 本年…
葉月 生 @ Re:ご無沙汰しました(08/15) 神父さま お帰りなさいませ。 1ヵ月に1回…
kopanda06 @ Re:石破辞任(09/09) お久しぶりです。 降雨の中、高見観音の…
吉祥天2260 @ Re:石破辞任(09/09) どの人見てもなんだかねぇ・・・ 国のこと…
わからんtin1951 @ Re:石破辞任(09/09) テレビを観ていると、総裁選のことばかり…

バックナンバー

・2026.06
・2026.05
・2026.04
・2026.03
・2026.02

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: